JPH04124510U - スライドガイド装置 - Google Patents

スライドガイド装置

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JPH04124510U
JPH04124510U JP3973591U JP3973591U JPH04124510U JP H04124510 U JPH04124510 U JP H04124510U JP 3973591 U JP3973591 U JP 3973591U JP 3973591 U JP3973591 U JP 3973591U JP H04124510 U JPH04124510 U JP H04124510U
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guide rail
slider
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shaped
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和雄 斎藤
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株式会社ニフコ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スライドガイド装置において、ガイドレールと
スライダとの係合部のがたの発生を抑制したうえで摺動
運動の円滑性を確保する。 【構成】概ねC字形断面をなすガイドレール7の内側に
摺合するスライダ8を、その移動軌跡が規制されるべき
被動体4に直接的に連結されるインナ部材8aと、C字
形レールの閉じられた側に係合する第1部分8bおよび
C字形レールの開かれた側に係合する第2部分8cから
なるアウタ部材とからなるものとし、かつインナ部材と
第1部分並びに第2部分との間に、第1・第2両部分間
を互いに離間する向きに付勢するばね手段13を介設す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直線運動を規制するためのスライドガイド装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドアガラスに開閉動作を与えるためのレギュレータとしてX字形アー ムを用いた形式のものにおいては、アーム端に取付けられたスライダをドアガラ スの下端縁に取付けられたガイドレールに係合させることにより、アームの旋回 運動をドアガラスの上下運動に変換するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなガイドレールに沿うスライダの摺動運動の円滑性を確保するために は、製造上あるいは組付け上の誤差も考慮せねばならず、ある程度のあそびを各 連結部に設けることが不可欠である。
【0004】 ところがその反面、操作感に剛性感をもたせ、かつがたを排除するためには、 ガイドレールとスライダとの係合部の嵌合精度を高めることが好ましい。すなわ ち、摺動円滑性向上とがた発生防止との両立レベルは、結局のところ、連結部の あそびと係合部の嵌合精度との両者の妥協点をどこに置くかで決まる、と言って も過言ではない。
【0005】 本考案は、上記妥協点をより一層高いところに置くべく案出されたものであり 、ガイドレールとスライダとの係合部の誤差を吸収してがたの発生を抑制したう えで摺動運動の円滑性を確保し、ドア開閉時にガラスの振動による異音の発生を 抑止し得るように改良されたスライドガイド装置を提供することを主目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、概ねC字形断面をなすガイドレールの内 側に摺合するスライダを、その移動軌跡が規制されるべき被動体に直接的に連結 されるインナ部材と、C字形レールの閉じられた側に係合する第1部分およびC 字形レールの開かれた側に係合する第2部分からなるアウタ部材とを有すると共 に、インナ部材と第1部分並びに第2部分との間に、第1・第2両部分間を互い に離間する向きに付勢するばね手段を介設した構成とすることによって達成され る。
【0007】
【作用】
このような構成によれば、アウタ部材の第1・第2両部分が、インナ部材を基 準としてガイドレール内面に対して常時弾発付勢されることとなる。従って、ば ね手段の弾発力によってガイドレールとスライダとの間の嵌合状態が適正に保た れてがたの発生が抑制され、しかも摺動円滑性を損なわずに済む。
【0008】
【実施例】
以下に添付の図面に示された具体的な実施例に基づいて本考案の構成を詳細に 説明する。
【0009】 図1は、本考案に基づき構成されたスライドガイド装置が適用された自動車用 ドアガラスのレギュレータを示している。自動車のドア1の内部には、ドアガラ ス2を上下移動させるための所謂X字形レギュレータ3が設けられている。X字 形レギュレータ3の一方のアーム4の一端は、これに形成されたセクタギヤ5が パワーウインドウモータ装置6にギヤ結合しており、またこのアーム4の他端は 、サイドガラス2の下端縁に固着されて車体前後方向に延在するガイドレール7 に係合している。そしてパワーウインドウモータ装置6を駆動することによって アーム4が旋回運動を行ない、サイドガラス2が矢印Aの向きに上下動するよう になっている。
【0010】 図2に示すように、ガイドレール7は、概ねC字形断面をなし、基本的には全 延長に渡って同一の断面で延在している。そしてこのガイドレール7には、アー ム4の他端を案内するためのスライダ8が係合している。なお、図2は、ガイド レール7の内幅寸法差にスライダ8がどのように対応するのかを示している。
【0011】 スライダ8は、例えば自己潤滑性を有する合成樹脂材の射出成形によって形成 されており、アーム4と連結する軸9の軸端に形成された球状端10に係合する インナ部材8aと、インナ部材8aに係合する2つのアウタ部材8b・8cとか らなっている。
【0012】 インナ部材8aは、連結軸9の球状端10を受容する孔がその中心部に設けら れた概ね円板形をなし、その外周面に比較的広幅の円周溝11が設けられている 。また、その各軸方向端面から互い違いに行き止まり孔12が穿設されている。 これらの行き止まり孔12は、各面について例えば円周を3等分する位置に開け られており、各孔には、圧縮コイルばね13がそれぞれ装着されている。
【0013】 アウタ部材8b・8cは、連結軸9の軸線方向について分割形成された第1部 分8bと第2部分8cとからなっている。これら2つの部分8b・8cは、基本 的には共に椀形をなしているが、ガイドレール7の閉じられた側に接する第1部 分8bはその底部が閉じており、ガイドレール7の開かれた側に接する第2部分 8cは、連結軸9を挿通するための孔14がその底部に開けられている。また第 1・第2両部分8b・8cの互いに対向する縁部の内周には、それぞれ内向きに 突条15が形成されており、この突条15がインナ部材8aの円周溝11に係合 することにより、2つのアウタ部材8b・8cとインナ部材8aとが互いに分離 しないようになっている。
【0014】 2つのアウタ部材8b・8cは、軸線方向の両面から挟み込むようにしてイン ナ部材8aに取付けられるが、その際にインナ部材8aに装着された圧縮コイル ばね13によって互いに離間する向きに弾発付勢されるようになっている。従っ て、アウタ部材の2つの部分8b・8cは、ガイドレール7の内面に常時押し当 てられたうえでガイドレール7に摺合することとなる。これによってガイドレー ル7の内面寸法に幾分かの誤差があった場合にも、スライダ8のガイドレール7 に対する摺合状態が常にがたのないように保たれる。また、図2の中心線から下 の部分に示したように、両アウタ部材8b・8c間が幾分か開いてガイドレール 7に係合した状態で連結軸9に軸力が加わった場合にも、インナ部材8aが軸方 向に変位し得るので、両アウタ部材8b・8cのガイドレール7に対する適正な 接触が保たれる。これに加えてインナ部材8aと連結軸9との結合部がボールジ ョイント式になっているので、連結軸9の傾斜が幾分か許容される。
【0015】
【考案の効果】
このように本考案によれば、ガイドレールに直接摺合するアウタ部材を連結軸 の軸線方向に弾発付勢したことから、ガイドレールに対するスライダの摺合状態 が常に適正に保たれる。しかもばね張力を適宜に設定することでガイドレールと スライダとの嵌合いを調整することができる。従って、がたの発生を防止し、か つ摺動円滑性を得るうえに、多大な効果を奏することができる。特に自動車用ド アガラスに適用した場合には、ドア開閉時にガラスが振動し難くなり、異音発生 の抑止に効果的である。 なお、上記実施例は、サイドガラスのレギュレータに本考案が適用されたもの について説明したが、本考案はこれに限らず、例えばシートスライドレールやフ ァイルキャビネットの抽斗などにも応用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づくスライドガイド装置が適用され
た自動車用ドアガラスレギュレータの概略構成図であ
る。
【図2】本考案装置の要部拡大断面図である。
【符号の説明】 1 ドア 2 ドアガラス 3 X字形レギュレータ 4 アーム 5 セクタギヤ 6 パワーウインドウモータ装置 7 ガイドレール 8 スライダ 8a インナ部材 8b・8c アウタ部材 9 連結軸 10 球状端 11 円周溝 12 行き止まり孔 13 圧縮コイルばね 14 孔 15 突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】概ねC字形断面をなすガイドレールと、該
    ガイドレールの内側に摺合するスライダとからなるスラ
    イドガイド装置であって、前記スライダが、前記ガイド
    レールによってその移動軌跡が規制されるべき被動体に
    直接的に連結されるインナ部材と、C字形レールの閉じ
    られた側に係合する第1部分およびC字形レールの開か
    れた側に係合する第2部分からなるアウタ部材とを有す
    ると共に、前記インナ部材と前記第1部分並びに第2部
    分との間に、前記第1・第2両部分間を互いに離間する
    向きに付勢するばね手段を介設してなることを特徴とす
    るスライドガイド装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163717U (ja) * 1985-03-30 1986-10-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61163717U (ja) * 1985-03-30 1986-10-11

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