JPH04124127U - 気管又は気管支の内腔閉塞防止具 - Google Patents

気管又は気管支の内腔閉塞防止具

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JPH04124127U
JPH04124127U JP1991038078U JP3807891U JPH04124127U JP H04124127 U JPH04124127 U JP H04124127U JP 1991038078 U JP1991038078 U JP 1991038078U JP 3807891 U JP3807891 U JP 3807891U JP H04124127 U JPH04124127 U JP H04124127U
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JP
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lumen
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prevention device
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JP1991038078U
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栄一 赤荻
敦 小磯
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富士システムズ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気管又は気管支の内腔に簡単に挿入して該内
腔の閉塞を防止し、呼吸困難や窒息等の事態が生ずるの
を確実に防止することができる気管又は気管支の内腔閉
塞防止具を提供すること。 【構成】 シリコーンゴムからなる中空のチューブ本体
1の外周面にシリコーンゴムからなる環状突起2を所定
間隔で複数個設けている。環状突起2の硬さをチューブ
本体1の硬さよりも軟らかくしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、気管又は気管支の内腔の閉塞を防止し、内腔を確保するための気 管又は気管支の内腔閉塞防止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば癌によって気管又は気管支の内腔が狭窄した場合、従来はこの狭窄から 内腔の閉塞を防止して内腔を確保するための適当な治具がなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、狭窄した気管又は気管支の内腔が次第に閉塞してしまい、呼吸困難 になったり、ひどいときは窒息してしまうという問題点があった。 そこでこの考案は、前記のような従来の問題点を解決し、気管又は気管支の内 腔に簡単に挿入して該内腔の閉塞を防止し、呼吸困難や窒息等の事態が生ずるの を確実に防止することができる気管又は気管支の内腔閉塞防止具を提供すること を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案の気管又は気管支の内腔閉塞防止具は、中 空のチューブ本体の外周面に環状突起を所定間隔で複数個設けている。チューブ 本体及び環状突起をシリコーンゴムから構成している。また、環状突起の硬さを チューブ本体の硬さよりも軟らかくしている。
【0005】
【作用】
使用に際しては、注入具を用いて狭窄が生じようとしている気管又は気管支の 内腔に軸方向の一端側から挿入し、目的の位置に留置する。これにより該位置の 気管又は気管支の内壁は、留置された内腔閉塞防止具のチューブ本体の環状突起 に無理なくフィットし、チューブ本体の内腔によってその内腔が確保される。す なわち、チューブ本体の内腔とその前後の気管又は気管支の内腔とは確実に連通 状態が維持され、目的の位置における気管又は気管支の内腔が、狭窄によって閉 塞するようなことがなくなる。
【0006】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例の気管又は気管支の内腔閉塞防止具の一部省略した 正面図、図2は図1のII−II線に沿う縦断側面図である。1はシリコーンゴムか らなる中空のチューブ本体で、該本体の外周面にはその一端から他端にわたり同 じシリコーンゴムからなる環状突起2が所定間隔で複数個設けられている。3は チューブ本体1の内腔である。チューブ本体1の硬度は80sH、環状突起2の硬 度は50sHとなって、環状突起2の硬さがチューブ本体1の硬さよりも軟らかく なっている。環状突起2の硬さをチューブ本体1の硬さよりも軟らかくしたのは 、外周面に突起物があっても気管又は気管支の内腔に無理なく挿入できることと 、挿入後に気管又は気管支の内壁に馴染みやすくするためである。この実施例で は、チューブ本体1の全長L1が150mm、環状突起2の軸方向長さL2が2.0mm、環 状突起2間の距離L3が3.0mmとなっており、またチューブ本体1の内径D1が5.5 mm、外径D2が8.0mm、環状突起2の外径D3が9.2mmになっている。
【0007】 次に、この実施例の作用を図3,4を参照して説明する。使用に際しては、ま ず使用しようとする気管又は気管支の内腔における目的の位置の長さに応じて内 腔閉塞防止具を適宜の長さに切断する。この切断に際して、環状突起2ごとにチ ューブ本体1の外周面に目盛(図示せず)を施しておけば、メジャー等が必要な く、切断がより便利となる。
【0008】 切断後、前記内腔閉塞防止具を図示しない注入具を用いて狭窄が生じようとし ている図3の気管の内腔イ又は図4の気管支の内腔ロにその軸方向の一端側から 挿入して目的の位置に留置する。前記のように環状突起2の硬さがチューブ本体 1の硬さより軟らかいため、内腔閉塞防止具は気管又は気管支の内壁の動きによ く追従して挿入され、目的の位置に到達する。図3,4はそれぞれ気管の内腔イ 又は気管支の内腔ロに対する挿入が終了し、内腔閉塞防止具が目的の位置に留置 された状態を示している。これにより該位置の気管又は気管支の内壁は、留置さ れた内腔閉塞防止具のチューブ本体1の環状突起2に無理なくフィットし、チュ ーブ本体2の内腔3を介してその内腔イ又はロが確保される。すなわち、チュー ブ本体2の内腔3とその前後の気管の内腔イ又は気管支の内腔ロとは確実に連通 状態が維持され、目的の位置における気管の内腔イ又は気管支の内腔ロが、狭窄 によって閉塞するようなことがなくなる。
【0009】 また、留置された内腔閉塞防止具はチューブ本体1の外周面に環状突起2を複 数個有し、該突起が位置ずれのストッパ機能を果たすため、留置後に目的の位置 から脱落するようなことがない。
【0010】 尚、前記実施例は好ましい一例を示したにすぎず、環状突起2の断面形状等、 細部の設計はこの考案の要旨を変更しない範囲で種々に変えることが可能である 。
【0011】
【考案の効果】
請求項1の考案は前記のような構成からなるので、従来、閉塞し易かった気管 又は気管支の内腔が閉塞するのを防止することができ、呼吸困難や窒息等の事態 が生ずるのを確実に防止することができる。また、環状突起によるストッパ機能 により、脱落が効果的に防止されて長期間にわたり安全かつ確実に留置状態を維 持することができる。また、環状突起となっているため、チューブ本体に対して 該突起を含む外径を小さくすることができ、気管の内腔又は気管支の内腔への挿 入が容易である。
【0012】 請求項2の考案は、シリコーンゴムによって、これ以外の材質を用いるのに比 し、生体によく馴染み易いとともに、環状突起による挿入のしずらさ等をなくす ことができる。また、異なる硬さのチューブ本体と環状突起をそれぞれ別体とし て製作した後、チューブ本体の外周面に環状突起を嵌挿して一体に固着すること により簡単に製作することができる。しかも、この際に環状突起はチューブ本体 に対してその長さ方向の距離だけ注意しておればよく、周方向の位置の注意は必 要ないので、製作が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の気管又は気管支の内腔閉
塞防止具の一部省略した正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断側面図である。
【図3】同上の気管に対する内腔閉塞防止具の使用状態
を示す図面である。
【図4】同上の気管支に対する内腔閉塞防止具の使用状
態を示す図面である。
【符号の説明】
1 チューブ本体 2 環状突起 3 内腔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気管又は気管支の内腔の閉塞を防止する
    ためのものであって、中空のチューブ本体の外周面に環
    状突起を所定間隔で複数個設けたことを特徴とする気管
    又は気管支の内腔閉塞防止具。
  2. 【請求項2】 チューブ本体及び環状突起がシリコーン
    ゴムからなっており、かつ環状突起の硬さがチューブ本
    体の硬さよりも軟らかくなっている請求項1記載の気管
    又は気管支の内腔閉塞防止具。
JP1991038078U 1991-04-25 1991-04-25 気管又は気管支の内腔閉塞防止具 Expired - Lifetime JPH0756005Y2 (ja)

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JPH04124127U true JPH04124127U (ja) 1992-11-11
JPH0756005Y2 JPH0756005Y2 (ja) 1995-12-25

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