JPH04124108A - 2―クロロピリジン誘導体を有効成分とする藻菌類による植物病害防除剤 - Google Patents

2―クロロピリジン誘導体を有効成分とする藻菌類による植物病害防除剤

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JPH04124108A
JPH04124108A JP24265590A JP24265590A JPH04124108A JP H04124108 A JPH04124108 A JP H04124108A JP 24265590 A JP24265590 A JP 24265590A JP 24265590 A JP24265590 A JP 24265590A JP H04124108 A JPH04124108 A JP H04124108A
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JP
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group
formula
active ingredient
atom
compound
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Application number
JP24265590A
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English (en)
Inventor
Yutaka Watanabe
豊 渡辺
Kenji Konishi
小西 憲二
Shizuo Shimano
静雄 島野
Tsutomu Yonekawa
努 米川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は一部新規な化合物を含む2−クロロピリジン誘
導体を有効成分として含有することを特徴とする藻菌類
による植物病害防除剤に関するものである。
〔従来の技術〕
現在、藻菌類による植物病害に対してはキャブタン、キ
ャブタホル、ジチオカーバメート系殺菌剤、クロロタロ
ニルなどが広く用いられている。
しかし、ごれらの薬剤は予防効果が玉であり、治療効果
がほとんどないことから、発病が認められてからの薬剤
処理による防除という場面りこは使用できないという欠
点をもっている。
一方、その後開発されたアシルアラニン系殺菌剤、たと
えばメタラギノルは治療効果もあわせもっているが、既
にその薬剤耐性菌の出現により、防除効果が低下してき
ており問題となってきている。
本発明に係る2−クロロピリジン誘導体に関しては本出
願人により、特願平1−48607号公報、特願平1−
48608号公報において、イネいもち病、イネ白葉枯
病に対して高い防除効果を示すことが開示されているが
、べと病や疫病などの1菌類による植物病害に対する防
除効果については全く報告されていない。
C発明が解決しようkする課題〕 本発明は藻菌類による植物病害に対して、新しい作用性
を有し、予防効果、治療効果を示す殺菌剤を提供するこ
とを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、2−クロロピリジン誘導体
について鋭意研究した結果、一部新規化合物を含む以下
に示す一般式〔l)の化合物群がべと病や疫病などの藻
菌類による植物病害に対してすぐれた予防効果、治療効
果を示すことを見い出し、本発明を完成させるに至った
すなわち、本発明は一般式 し、Xは、酸素原子、イオウ原子または基、、N−CQ
OR3を示し、R3は低級アルキル基を示し、RはXが
酸素原子、イオウ原子であるときには低級アルコキシ基
、アリルオキシ基、プロパギルオキシ基、低級アルキル
チオ基、アニリノ基、モルホリ/M、2゜6−ジメチル
モルホリノ基、または基 h ときには低級アルコキシ基を示し、YおよびZはそれぞ
れ独立の酸素原子、イオウ原子またはイミノ基(ただし
Y、Zは同時に酸素原子またはイミノ基であることはな
い)を示し、R’、R2はそれぞれ独立に低級アルキル
基、アリル基、プロパルギル基またはヘンシル基を示す
か、または、Y、Zの一方がイミノ基であるときには、
イミノ基に結合する低級アルキルアミノ基またH3 aら fCHJ−で結合し、環状構造をとることもでき、ここ
でnは2または3を示し、また上もでき、ここでTは水
素原子または塩素原子を示し、rとmは0またはlであ
り、かつ!! +m = Oまた:よ1を示す5′:で
表ね される2−クロロピリジン誘導体をを効成分として含有
することを特徴とする藻菌類による植物病害防除剤に関
するものである。
一般式(lにおいて、Xが基・NC0ORコである化合
物Rがアニリノ基、モルホリノ基、2る化合物、 R2の一方が低級アルキルア CI+3 である。
本発明の一般式CIJ の化合物は以下の方法 で製造することができる。
Wが基N HCRである場合 ■ Xか酸素原子、イオウ原子である七き 〔式中Rは前記と同し意味を有する。〕式(n)で表わ
される2−クロロイソニコチニルイソノアナートまたは
インチオノアナートを式[111)で表わされるアルコ
ール類、チオール類またはアミン類と溶媒中または一般
式〔■〕の化合物それ自身を溶媒として一り0℃〜10
0 ’C1好ましくは0°C〜60°Cで、30分〜5
時間程度反応させることにより、−綴代C■〕で表わさ
れる2−クロロピリジン誘導体が得られる。
溶媒としては、ヘンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水
素類、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化
炭素水素類、ノエチルエーテル、テトラヒドロフランな
どのエーテル類、アセトニトリルなどのニドノル類、ア
セトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢酸エチ
ルなどのエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
ホルホキンドなど非プロトン性極性溶媒、またはこれら
の混合溶媒などが挙げられる。
■ Xが基・NC0OR’であるとき:(V) 〔■〕 C式中R3Rは前記と同し意味を有す る〕 式〔V〕で表わされる2−クロロイソニコチン酸クロラ
イドを塩基の存在下、溶媒中で一般式(Vl)で表わさ
れるイソ尿素類と−lO°C〜100°C好ましくは0
°c〜60°Cで30分から6時間程度反応させること
により一慝式(■〕で表わされる2−クロロピリジン誘
導体が得られる。塩基とじては、トリエチルアミン、N
、N −ジメチルアニリン、ビリノ′ン、4−ツメナル
アミ2ノビリジンなどの第3級アミン水酸化すF・リウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの無機塩基
が挙げられる。
溶媒としては前記した溶媒類が挙げられる。
■ R電とR2が結合せず、 環状構造をとら ないとき: (X〕 C式中Z、R’R”は前記と同じ意味を有し、Qはハロ
ゲン原子を示し、R5は低級アルキル基、アリル基、プ
ロパルギル基、ヘンシル基、低級アルキルアミノ基、島 一般式〔■〕で表わされるチオカルバミン酸エステル、
ジチオカルバミン酸エステルまたは千オ采素誘導体を塩
基の存在下、溶媒中で一綴代R’Qで表わされるハロゲ
ン化物と−20′c −120℃、好ましくは10°C
〜60°Cで1〜6時間反応させることにより、−i式
(■〕で表わされる2クロロピリジン誘導体が得られる
塩基としては、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属ア
ルコラ−(・、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金
属炭酸塩などが挙げられる。7容媒としては、トルエン
などの芳香族炭化水素類、アセトニトリルなどのニトリ
ル類、エーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類
、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの
非プロトン性極性溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げ
られる。
一般式(IX)においてZが酸素原子である2−クロロ
ピリジン誘導体は、さらに、−綴代R’NH,で表わさ
れるアミン類と溶媒中−20°C〜120 ’C1好ま
しくはo ’c〜120°Cで1〜8時間反応させるこ
とに■ より、−C式CX)で表わされる2−クロロピリジン誘
導体に導くことができる。
溶媒としては前記溶媒の他に、ヘキサンなどの脂肪族炭
化水素類、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、
メタノールなどのアルコール類を用いることができる。
R’とR2が結合して環状構造をとるとき: (XI) (Xn) [f (XI[[) (XIV) 〔x■〕 (XVI) 〔式中Q、 Y 、 Zは前記と同じ意味を有し、 R6ば イCH2’j−,を示し、R7は低級アルキル
基を示し、R1は +C1+□+、またはは3を示し、
丁は水素原子または塩素原子を示し、lとmはそれぞれ
0または1であり、かつ!+m=oまたは1を示す〕 式〔Xllで表わされる2−クロロイソニコチンアミド
と二硫化炭素および一般式QR6Qで表わされるジハロ
ゲン化物を溶媒中、アルカリ金属水素化物またはプルカ
リ金属水酸化物などの塩基の存在下で、20°C〜12
0°C好ましくは一10°c〜60“Cで1〜6時間反
応させることにより一般式(XII)で表わされる2−
クロロピリジン誘導体が得られる。
また、−a弐(XI[[]で表わされる2−りロロピリ
ジン誘導体を、一般式HOR” N 11 、で表わさ
れる化合物と溶媒中、−20°C−150°C好ましく
は0°C−120°Cで3〜lO時間反応させることに
より、−C式 CXTV〕で表わされる2−クロロピリジン誘導体が得
られる。
さらに、式*XV二で表わされるN (2−クロロイソニコチニル)イミドジクロリドと一般
式HY 11 ” Z 11で表わされる化合物を溶媒
中、トリエチルアミンやピリジンなどの有機塩基の存在
下で、−20°C〜150゛C好ましくは0°C〜60
℃で30分〜5時間反応させることにより、−綴代〔X
■〕で表わされる2−クロロピリジン誘導体が得られる
ここでいう溶媒としては、トルエンなどの芳香族炭化水
素類、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素類、エーテル、ジ
オキサンなどのエーテル類、アセトニトリルなどのニト
リル類、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシドなどの非プロトン性極性
溶媒、またはこれらの混合ン容媒などが挙iデられる。
Y、、Zの一方がイミノ基である場合は下記式で表わさ
れるように、互変異性体を含む。
以上のようにして得た反応液から、目的物を単離するに
は水洗後、有機層を減圧′awMする等の通常の後処理
を行い、必要に応し、さらに再結晶、カラムクロマトグ
ラフィー等により精製を行う。
本発明防除剤が優れた防除効果を示す藻菌類による植物
病害としては、ブドウのべと病(P lasmopar
a viticola)   ウリ類のヘト病(P 5
eudoperonospora cubensis)
、アブラナ科野菜のべと病(P eronospora
 brassicae) 、ネギのべと病(P ero
nospora destructor)、ホウレン草
のへと病(P eronospora 5pinaci
ae)ダイスのべと病(P eronospora m
anshurica)、ソラマメのべと病(Peron
ospora viciae)、ホップのべと病(P 
5eudoperonospora humuli)、
トマト、キュウリの灰色疫病(P hytophtho
racapsici)、ジャガイモ、トマト、ナスの疫
病(P hytophthora 1nfestans
)、バイナツプの疫病(P hytophthor c
innamomi)   タバコの疫病(P hyto
phthra n1cotiana var、 n1c
otiana)、ビシューム属菌等による各種作物の立
枯病等が挙げられる。
本発明化合物を藻菌類による植物病害防除剤の有効成分
として使用する場合、本発明化合物を1種又は2種以上
使用してもよい。
本発明化合物を藻菌類による植物病害防除剤として使用
する場合、使用目的に応じてそのままか、または効果を
助長あるいは安定にするために!!薬補助剤を混用して
、llIl製薬分野において一般に行われている方法に
より、粉剤、細粒剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤およ
び乳剤等の製造形態にして使用することができる。
これらの種々の製剤は実際に使用に際しては直接そのま
ま使用するか、または水で所望の濃度に希釈して使用す
ることができる。
ここにいうW4薬補助剤としては担体(希釈剤)および
その他の補助剤たとえば展着剤、乳化剤、湿展剤、分散
剤、固着剤、崩壊剤等をあげることができる。
液体担体としてはトルエン、キソレン等の芳香族炭化水
素、メタノール、ブタノール、グリコール等のアルコー
ル類、アセトン等のケトン類、ジメチルホルムアミド等
のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類
、メチルナフタレン、シクロヘキサン、動植物油、脂肪
酸、脂肪酸エステル等があげられる。
固体担体としてはクレー カオリン、タルク、珪藻土、
シリカ、炭酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナ
イト、長石、石英、アルミナ、鋸屑等があげられる。
また乳化剤または分散剤としては通常界面活性剤が使用
され、たとえば高級アルコール硫酸ナトリウム、ステア
リルトリメチルアンモニウムクロライド、ポリオキンエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ラウリルベタイン等
の陰イオニ・系界面活性則、陽イオン気界面活性剤、非
イオン系界面活性剤、両性イオン系界面活性剤があげら
れる。
展着側としてはポリオキンエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキンエチレンラウリルエーテル等が、湿展
剤としてはポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
、ジアルキルスルホサクシネート等が、固着剤としては
カルボキシメチルセルローズ、ポリビニルアルコール等
が、崩壊側としてはリグニンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム等があげられる。
いずれの製剤もそのまま単独で使用できるのみならず、
他の農園芸用殺菌剤、殺虫剤、植物生長調節剤、殺ダニ
剤と混合して使用することもできる。
本発明藻菌類による植物病害防除剤における有効成分化
合物含量は、製剤形態、施用する方法、その他の条件に
よって種々前なり場合によっては有効成分化合物のみで
もよいが、通常は05〜95%(重量)好ましくは2〜
70%(重Ii)の範囲である。
本発明の殺菌剤は、有効成分濃度が好ましくは10〜4
000ppmで植物の茎葉に散布することができ、土壌
に散布する場合は有効成分散布量は0.02〜10 k
g / 10 aが好ましい。
C発明の効果〕 本発明の係る藻菌類による植物病害防除剤は、べと病と
疫病に対して優れた予防効果、治療効果を有し、さらに
薬剤耐性菌の出現により防除効果が低下している場面に
おいても十分な防除効果が期待できる。
このように本発明に係る藻菌類による植物病害防除剤は
優れた特性を具備しており有用である。
〔実施例〕
以下に2−クロロピリジン誘導体の参考合成例をあげて
具体的に示す。
参考合成例1゜ N−(2−クロロイソニコチニル)ジチオカルバミン酸
イソプロピル(kll、)の合成:ベンゼン50d中に
チオシアン酸カリウム15、1. g (0,156モ
ル)を加え、そこに20°Cで2−クロロイソニコチン
酸クロライド25g(0,142モル)を滴下し、その
後さらに6時間加熱還流した。冷却後、無機塩を濾別し
、濾液を減圧a縮した残渣を減圧蒸留して、2−クロロ
イソニコチニルイソチオシアナート25゜9g(収率9
2.4%)を得た。
b、p、  115〜117°C/ 5 w Hgアセ
トニトリル2Od中に上記で得たイソチオノアナート3
.97g(20ミリモル)を加え、0℃で2−プロパン
チオール1.60g(21ミリモル)を滴下し、25℃
で5時間攪拌した。
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和
食塩水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮
し、得られた残渣をソリ力ゲル力ラムクロマトグラフィ
ーにて精製して、N(2−クロロイソニコチニル)ジチ
オカルバミン酸イソプロピル1.88g(収134.2
%)を得た。
m、P、   97〜98℃ 参考合成例2 N−(2−クロロイソニコチニル)−N′フェニルチオ
尿素(Nq13)の合成ニアセトニトリル20H1中に
2−クロロイソニコチニルイソチオシアナート1.69
g(8,5ミリモル)を加え、20℃でアニリン0.7
9 g(8,5ミリモル)を滴下し、60“Cで5時間
撹拌した6反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、有
機層を飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥した後
、減圧濃縮し、得られた結晶を酢酸エチルから再結晶し
て、N−(2〜クロロイソニコチニル)−N’−フェニ
ルチオ尿素1.8g(収率72.6%)を得た。
m、p、   140〜14ビC 参考合成例3゜ 1− (エトキンカルボニル)−3−(2−クロロイソ
ニコチニル)−2−エチルイソ尿素(黒16)き成: チオノアン酸カリウム10.85g(0,1モル)をア
セトニトリル100mに?審問し、0°Cでクロルt[
エチル9.72g(0,1モル)を滴下した後、室温か
ら40°Cで2時間撹拌した。ここへ無水エタノール5
0dを加え、2時間還流した後、冷却し析出した塩を濾
別し、濾液にエタノ−/l/ 50 ff1I2を加え
O′Cにてアンモニアガスを吹き込んだ。反応終了後溶
液を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーにて精製し
て、1(エトキンカルボニル)−2−エチルイソ尿素7
.51g(収率46.6%)を淡黄色オイルとして得た
上記イソ尿素1.8g(11,2ミリモル)とトリエチ
ルアミン1.3g(12,4ミリモル)をエーテル50
dを?容かし、0°Cで2−クロロイソニコチン酸クロ
ライド2.0g(11,2ミリモル)を滴下し、室温で
3時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮し
、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精
製して、l−(エトキンカルボニル) −3−(2クロ
ロイソニコチニル1−2−エチルイソ尿素0.96g(
収率285%)を得た。
m、p、  68〜69°C 参考合成例4゜ N−(2−クロロイソニコチニル)・イミノチオ炭酸−
〇−エチルー5−メチル(k23)の合成: 参考合成例1と同様の方法で得たN−(2クロロイソニ
コチニル)チオカルバミン酸−〇−エチル7.34g(
30ミリモル)を、60%水素化ナトリウム1.32g
(33ミリモル)のジメチルホルムアミド(60d)懸
濁液中に、0°Cに保ちつつ、少しずつ加えた。30分
攪拌後、ヨウ化メチル4.82g(33ミリモル)を滴
下した。さらにO′Cで1時間、20°Cで2時間攪拌
した後、水にあけ酢酸エチルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧4縮して得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィーにて精製して、N−(2クロロイソニコチニル)イ
ミノ炭a −o−エチル−3−メチル3.2 g (収
率4I、3%)を得た。
m、p、    70 〜72  °C参考合成例5゜ 3−(2−クロロイソニコチニル)−1−メチル−2−
エチルイソ尿素(No、26)の合成:エタノール20
m1中にN−(2−クロロイソニコチニル)−1−メチ
ル−2−エチルイソ尿素2.0g(7,74ミリモル)
を溶解し、室温下、40%メチルアミン水溶液0.7 
idを滴下した。
さらに室温で2時間、40°Cで2時間撹拌した後、溶
媒を減圧留去し、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥した後、
減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィーにて精製して、3−(2−クロロイソニコチニル)
−1メチル−2−エチルイソ尿素1.1 g (収率5
9.2%)を得た m、p、   99〜100’c 参考合成例6゜ 2−(2−クロロイソニコチニルイミノ)13−オキサ
ゾリジン(No、33)の合成ニジオキサン30d中に
、N−(2−クロロイソニコチニル)イミノジチオ炭酸
ジメチル2.25g(8,6ミリモル)、モノエタノー
ルアミン0.53g(8,7ミリモル)を加え、還流下
8時間攪拌した。溶媒を減圧留去し水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィーにて精製して、2−(2−クロ
ロイソニコチニルイミノ)−1,3−オキサゾリジン0
.94 g(収率42,6%)を得た。
m、p、  1.84.5〜186°C参考合成例7゜ 2−(2−クロロイソニコチニルイミノ)1.3−オキ
サチオランtNct37)の合成:クロロホルム5〇−
中に、2−クロロイソニコチニルイソチアシアナート6
.95g(35ミリモル)を溶解し、0°Cで塩素ガス
(8倍モル相当)を2時間かけて吹き込んだ。さらに0
°Cで2時間撹拌した後、減圧a縮して、N−(2クロ
ロイソニコチニル)イミドカルボニルクロライド8.7
gを得た。
次にクロロホルムlOdとピリジン1.0 mの溶液に
、2−メルカプトエタノール0.6 +、 g(7,8
ミリモル)を溶解し、O″Cで、上記で得たN−(2−
クロロイソニコチニル)イミドカルボニルクロライド]
、7g(7,1ミリモル)のクロロホルム(5d)溶液
を滴下し、さらに0°Cで2時間攪拌した。反応液を水
にあけクロロホルム抽出し、有機層を水洗、硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィーにて精製して、2(2−クロロ
イソニコチニルイミノ)−13−オキサチオラン0.8
4g(収率=18.4%)を得た。
m、p、    110−1+2  °C次に一般式(
14で表わされる2−クロロピリジン誘導体の代表例を
物性値と共に第1表、第2表に示す。
第 1s。
I 以下に製剤例を示すが、農薬補助剤の種類および混合比
率はこれらのみに限定されることな(、広い範囲で使用
可能である。なお「部」とあるのは重量部を意味する。
製剤例1. 粉 剤 化合物随4.2部およびクレー98部を混合粉砕し、粉
剤とする。
製剤例2. 水和剤 化合物随13.20部とカオリン75部と高級アルコー
ル硫酸ナトリウム3部およびリグニンスルホン酸ナトリ
ウム2部とを混合粉砕し水和剤とする。
製剤例3. 粒 剤 微粉砕した化合物毘35.8部ベントナイト60部、タ
ルク30部および崩壊側2部を混合した後、水18部を
加え、均等に湿潤させ、次に射出成形機を通して押し出
し、造粒し、製粒機で整粒した後、乾燥し粒径0.6−
〜l■の粒荊とする。
製剤例4. 微粒剤 化合物随33.5部をポリビニルアルコール1部および
クレー14部を均一に混合粉砕し、濃厚粉状物となす、
別に74〜105μの非吸収性の鉱物質粗粉80部を適
当な混合機に入れ回転しながら水15部を加え湿らせ、
上記濃厚粉状物を添加し被覆せしめ乾燥し微粒側とする
製剤例5. 乳 剤 化合物Nil 1.9.30部をキシレン52部に溶解
し、これにアルキルフェノールエチレンオキソド縮合物
とアルキルベンゼンスルホン酸カリシウムの混合物(8
:2)18部を混合?8解して乳剤とする。
次に本発明の効果に関する試験例を示す。
試験例1. ブドウベと病防除試験(予防効果)鉢植え
(径10CI)のブドウの葉に製剤例2.5と同等に製
造した本発明の水和剤及び乳剤を所定濃度に希釈し噴霧
した。薬剤風乾後にべと病(P Iaswo ara 
viticola)の水性胞子懸濁液を接種し20゛C
〜22 ’C、温度100%の接種箱内に2日間引き続
き温室内(20°C〜30°C)に7日間放置したのち
発病程度を調査した。
結果は第3表に示した。
第3表 圧)*・発病程度 0 : 発病なし 1 : 病斑面積率 5%以下 2 :       5〜20% 3 :       20〜50% 4 :       50%以上 *ネ: 対照薬剤 TPN75%永相和剤テトラクロ ルイソフタロニトリル) 商品名:ダコニール永和剤 試験例2 ブドウベと病防除試験(治療効果)鉢植え(
10cm)ブドウの葉にべと病(Pl。
5Ilopara viticola)の水性胞子懸濁
液を接種し20°C〜22°C,湿度100%の接種箱
内に2日間放置後、製剤例2.5と同等に製造した本発
明の水和剤及び乳剤を所定濃度に希釈し噴霧した。さら
に温室内(20°C〜30°C)7日間放置したのち発
病程度を調査した。
結果は第4表に示した。
第4表 発病なし 発病面積 5%以下 5〜20% 20〜50% 50%以上 対照薬剤 メタラキシル+マンゼブ混合剤 (商品名:リドミルMZ水和7f11)(10%+55
%)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 XYR゛ 〔式中、Wは基▲数式、化学式、表等があります▼また
    は基N=紙を示 し、Xは、酸素原子、イオウ原子または基 =NCOOR^3を示し、R^3は低級アルキル基を示
    し、RはXが酸素原子、イオウ原子である ときには低級アルコキシ基、アリルオキシ 基、プロパギルオキシ基、低級アルキルチ オ基、アニリノ基、モルホリノ基、2,6 −ジメチルモルホリノ基、または基 NHN=▲数式、化学式、表等があります▼を示し、X
    が基=N−C00R^3であるときには低級アルコキシ
    基を示し、Yおよ びZはそれぞれ独立に酸素原子、イオウ原 子またはイミノ基(ただしY、Zは同時に 酸素原子またはイミノ基であることはない 。)を示し、R^1、R^2はそれぞれ独立に低級アル
    キル基、アリル基、プロパルギル基 またはベンジル基を示すか、またはY、Z の一方がイミノ基であるときには、イミノ 基に結合する低級アルキルアミノ基または 基▲数式、化学式、表等があります▼を示す。さらにR
    ^1とR^2は ■(CH_2■_nで結合し、環状構造をとることもで
    き、ここでnは2または3を示し、または ▲数式、化学式、表等があります▼で結合し、環状構造
    をとること もでき、Tは水素原子または塩素原子を示 し、ここでlとmは0または1であり、か つl+m=0または1を示す。〕で表わさ れる2−クロロピリジン誘導体を有効成分 として含有することを特徴とする藻菌類に よる植物病害防除剤。
JP24265590A 1990-09-14 1990-09-14 2―クロロピリジン誘導体を有効成分とする藻菌類による植物病害防除剤 Pending JPH04124108A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103772376A (zh) * 2012-10-24 2014-05-07 中国医学科学院医药生物技术研究所 取代的苯并-1,3-杂唑类化合物、其制备方法及用途
WO2019141980A1 (en) * 2018-01-17 2019-07-25 Globachem Nv Agricultural chemicals
CN116655617A (zh) * 2023-05-31 2023-08-29 中国科学院昆明植物研究所 2-氨基苯并噁唑类衍生物及制备方法与其在抗稻瘟病菌中的应用

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CN116655617B (zh) * 2023-05-31 2024-04-19 中国科学院昆明植物研究所 2-氨基苯并噁唑类衍生物及制备方法与其在抗稻瘟病菌中的应用

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