JPH04123298U - 製紙用等の無端循環帯の洗浄ロール - Google Patents

製紙用等の無端循環帯の洗浄ロール

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JPH04123298U
JPH04123298U JP3277191U JP3277191U JPH04123298U JP H04123298 U JPH04123298 U JP H04123298U JP 3277191 U JP3277191 U JP 3277191U JP 3277191 U JP3277191 U JP 3277191U JP H04123298 U JPH04123298 U JP H04123298U
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JP
Japan
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cleaning roll
circulation zone
roll
circulation
endless circulation
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JP3277191U
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伊作 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転中に発生する音が小さく、無端の循環帯
の洗浄効果が優れている洗浄ロールを提供する。 【構成】 外周に円周方向の長さが等しい複数の平面部
と円弧部を交互に設け、その各平面部と、各円弧部の一
方又は双方に軸方向の凹溝を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は抄紙用無端網帯、抄造した湿紙の移送用無端毛布帯や無端フェルト 帯、汚泥や抄紙原料を洗浄、或いは脱水する無端濾布帯等の無端の循環帯の網目 や布目に目詰まりする夾雑物を確実に除去し、且つ該循環帯の使用寿命を著しく 延長する洗浄ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は実公昭60−14800号公報(実開昭58−168598号公報 )により、無端の循環帯の進行領域に前後方向に間隔を保って二本の上部ロール を平行に配列し、上記両上部ロールの間隔の下方に循環帯を下半周に折返し状に 掛ける洗浄ロールを上部ロールと平行に設け、該循環帯の循環動で洗浄ロールを 従動回転させると共に、後の上部ロールから洗浄ロールに向かって下向きに移動 する循環帯の下降移動領域の内面に向かって斜め下向きにシャワーパイプから洗 浄水を浴びせるようにした無端循環帯の洗浄装置を提案した。
【0003】 この洗浄装置が使用する洗浄ロールは、外周が正多角形で、その正多角形の各 辺の平面部の、回転方向と反対側の縁に近接して軸方向の凹溝が設けてある。従 って、循環帯の循環速度(約50〜500m/分)に応じた回転数で洗浄ロール は高速回転し、その外周の相互に隣接した二つの平面部の間の稜の時々刻々の回 転移動によって循環帯は高速で長手方向に伸縮を繰返すと共に、シャワーパイプ が循環帯に浴びせて撥かれる水を平面部の凹溝が受入れ、伸縮している循環帯の 内面を平面部が叩打する際、凹溝に入っていた水は循環帯の内面に向かって振り 出され、平面部はその水を介して循環帯の内面を叩く。これにより循環帯の網目 や布目に目詰まりしている夾雑物を循環帯の外面から外に叩出すことができる。 又、洗浄ロールの平面部は上記のように水を介して循環帯の内面を叩打するので 循環帯の内面は損傷せず、循環帯の使用寿命は短縮しない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来装置によって循環帯に目詰まりする夾雑物の除去を確実に行えるが 、運転中に洗浄ロールの正多角形の外周の平面部が水を介して循環帯の内面を叩 くときの音で可成りの騒音が発生する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は循環帯に目詰まりする夾雑物の除去が確実に行え、それでいて 発生する音を小さくするために開発されたのであって、洗浄ロールの外周に円周 方向の長さが等しい複数の平面部と円弧部を交互に設け、その各平面部と、各円 弧部の一方又は双方に軸方向の凹溝を設けたのである。
【0006】
【実施例】
図示の実施例において、1は金属又はプラスチック製の洗浄ロールで、その外 周には円周方向の長さがほゞ等しい複数の平面部2と、円弧部3を交互に設けて あり、各円弧部3には軸方向の凹溝4が設けてある。
【0007】 この実施例では、平面部2と、円弧部3の円周方向の長さを示す洗浄ロール1 の中心からの角度θは約25.7度で、平面部2と、円弧部3は7つ宛、設けて ある。又、凹溝4の断面形状は斜面4aと垂直面4bを有する楔形である。しか し、平面部と円弧部の数は7つ宛であることに限定されず、例えば5つ宛、6つ 宛とか、ロール1の直径が大きければもっと多くてもよい。又、凹溝の断面形状 も楔形以外に底が平らな凹溝でもよいし、半円形でもよい。
【0008】 この洗浄ロール1も、前述した従来装置と同様に二つの平行に配列した上部ロ ール5,6の間隔の下方に平行に配置され、上部ロール5から6に向かって高速 で循環する無端の循環帯7を下半周に掛け、該循環帯7の循環動で矢印Aの方向 に高速で従動回転する。尚、上部ロール5から洗浄ロールに向かう循環帯の下降 移動領域8の内面に向かってシャワーパイプ9が斜下向きに洗浄水を浴びせる。
【0009】 循環帯7は所定の張力で張設されているので、洗浄ロール1の高速回転により 、該ロールの外周の平面部2に接触していた循環帯の部分は、次の瞬間には弧状 部3と接触し、又、弧状部3と接触していた部分は、次の瞬間に平面部2と接触 する。これを高速で繰返すことによって循環帯7は長手方向に細かく伸縮する。
【0010】 同時に平面部2に接触していた部分の内面は弧状部3に強く押付き、又、弧状 部3に接触していた部分の内面は平面部2に接触して打たれる。そして、まだ下 降移動領域8に接触していない弧状部3の凹溝4中には、シャワーパイプ9が該 領域8に浴びせてはね返る洗浄水が入り、洗浄水は、凹溝4から軸方向に流れ去 るいとまもなく、該弧状部3が前記領域8に接触する際に垂直面4bで循環帯の 内面に向かって振り出される。
【0011】 こうして、長手方向に細かく伸縮して網目や布目が大小に変化する循環帯に対 し、水を振り出した弧状部3が循環帯の内面に強く押付き、次の瞬間に平面部2 が内面を打つことで循環帯に目詰まりしていた夾雑物は循環帯から外に叩き出さ れる。そして、循環帯の内面を打つのは平面部2であり、弧状部3は内面に強く 押し付くだけであるため発生する音も小さい。
【0012】 図示の実施例では軸方向の凹溝4は、各弧状部3に形成したが、これは平面部 2に形成するよりも加工が容易なためである。しかし、軸方向の凹溝4は各平面 部に形成してもよいし、各平面部と、各円弧部の双方に形成してもよい。
【0013】 又、円弧部3の曲率に等しい半径の、金属やプラスチックの円筒体を材料に使 用すれば、平面部を円周方向に等間隔に加工する切削と、軸方向の凹溝の切削だ けで容易に製造できる。
【0014】
【考案の効果】
運転中に発生する音が小さく、それでいて無端の網帯、毛布帯、フェルト帯に 目詰まりする夾雑物を確実に除去する洗浄効果の優れた洗浄ロールを提供するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の洗浄ロールで洗浄を行っている状態の
説明図である。
【図2】図1の洗浄ロールの正面図である。
【図3】図1の洗浄ロールの平面図である。
【図4】図1の洗浄ロールの背面図である。
【図5】図1の洗浄ロールの左側面図である。
【符号の説明】
1 洗浄ロール 2 平面部 3 円弧部 4 軸方向の凹溝 7 無端の循環帯 9 シャワーパイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に円周方向の長さが等しい複数の平
    面部と円弧部を交互に設け、その各平面部と、各円弧部
    の一方又は双方に軸方向の凹溝を設けたことを特徴とす
    る製紙用等の無端循環帯の洗浄ロール。
JP3277191U 1991-04-12 1991-04-12 製紙用等の無端循環帯の洗浄ロール Pending JPH04123298U (ja)

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JPH04123298U true JPH04123298U (ja) 1992-11-06

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014800U (ja) * 1983-07-11 1985-01-31 井上エムテ−ピ−株式会社 座席

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014800U (ja) * 1983-07-11 1985-01-31 井上エムテ−ピ−株式会社 座席

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