JPH04123225U - 防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子 - Google Patents

防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子

Info

Publication number
JPH04123225U
JPH04123225U JP3511791U JP3511791U JPH04123225U JP H04123225 U JPH04123225 U JP H04123225U JP 3511791 U JP3511791 U JP 3511791U JP 3511791 U JP3511791 U JP 3511791U JP H04123225 U JPH04123225 U JP H04123225U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
conductor
layer
laminated glass
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3511791U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2605464Y2 (ja
Inventor
吉見 金田
Original Assignee
フイグラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フイグラ株式会社 filed Critical フイグラ株式会社
Priority to JP1991035117U priority Critical patent/JP2605464Y2/ja
Publication of JPH04123225U publication Critical patent/JPH04123225U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2605464Y2 publication Critical patent/JP2605464Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】一般建築物等の外装材として用いる合わせ板硝
子、又は複層板硝子であり、中間層に導電体を埋設し
て、該導電体をカムフラージュさせると共に確実に切断
させて警報を発する防犯用の合わせ板硝子及び複層板硝
子に関する。 【構成】樹脂層を中間層とする合わせ板硝子又は空気層
を中間層とする複層板硝子1の板硝子1a,1bへ直径
を0.2mm以下とした線状の有色金属又は白色金属又
は白色金属の合金又は有色金属へ白色金属を被覆した導
電体2を敷設し、導電体2を警報及び検知装置を介して
電源と電気的に接続すると共に、板硝子1へ導電体2を
カムフラージュする不透明部及び半透明部を形設したも
のであり、導電体2がカムフラージュされていると共
に、合わせ硝子及び複層板硝子1が破壊されると確実に
導電体2が切断されるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は一般建築物、住宅、車輌、自動車の横、後の窓、又は、外装材として 用いる二枚の板硝子の間に樹脂材を注入して樹脂層の中間層を形成した合わせ板 硝子、又は二枚の板硝子の間を空気層とした中間層の複層板硝子であり、詳しく は、前記中間層に線状の導電体を埋設して該導電体をカムフラージュさせると共 に確実に切断させて警報を発する防犯用の合わせ板硝子及び複層板硝子に関する ものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来、合わせ板硝子及び複層板硝子は多種類が開発され市販されていたが、合 わせ板硝子は単体の板硝子よりも単に強度を強めたものに過ぎず、実際に車輌事 故、地震等によって硝子が破損した場合、硝子の破片が飛散して人体へ危険を及 ぼす可能性があることから、近年では、硝子破損時の安全性を高める為に、板硝 子と板硝子との間に中間層を形成し、該中間層へ透明の樹脂層を設けたものが市 販されている。
【0003】 そして、複層板硝子は中間層に空気層を形成することによって、断熱性の優れ た板硝子として市販されている。
【0004】 又、一枚の板硝子へ金網等の金属線を埋設したものも開発されており、硝子の 強化と容易に破壊しない板硝子として防犯を兼ねて使用されている。
【0005】 然し乍ら、これらの板硝子を用いた窓、扉等であっても無人の場所或いは無人 になる時に板硝子を破壊して侵入する賊は後を絶たないのが実情であり、既に、 各種の警報装置、検知装置は開発され付設されているが、侵入者に発見されやす く警報装置、検知装置の無い別の場所を選んで破壊して侵入いるのが実情である 。
【0005】 この種の空気層を設けた複層板硝子或いは樹脂層を設けた合わせ板硝子は既に 多種類が開発されており、一枚の板硝子より機械的な強度が優れていることや断 熱性に優れていることから目的に沿った板硝子を、あらゆる処で使用しているが 、地震等の災害による強い振動や人為的な衝撃が加わった場合には破損は免れず 、特に、空き巣、窃盗等を目的とした不法侵入者が鋭利な切削工具又はドライバ ーのようなもので簡単に破断、破壊させてしまうことから、例えば、室内側の板 硝子の表面へ小型の振動検知器等を付設させて、板硝子へ加わる振動、衝撃を検 知したり、或いは、窓の近傍へ赤外線、超音波発生装置を付設させて、それをセ ンサー等で検知させて、災害や犯罪行為による被害を最小限にとどめる方法が取 られている。
【0006】
【考案の目的】
本考案は前述問題点に鑑みて、合わせ板硝子及び複層板硝子が破壊されると敷 設された線状の導電体が確実に切断され、切断されることによって警報を音及び 光で発すると共に、遠隔地へいる人間へも通告でき、加えて、導電体が侵入者か ら発見されにくくしたもので前述の問題点を解消する目的のものである。
【0007】
【考案の構成】
本考案の構成は、樹脂層を中間層とする合わせ板硝子又は空気層を中間層とす る複層板硝子の板硝子へ直径を0.2mm以下とした線状の有色金属又は白色金 属又は有色金属へ白色金属を被覆した導電体を敷設し、導電体の両端を警報及び 検知装置を介して電源と電気的に接続すると共に、板硝子へ導電体をカムフラー ジュする不透明部及び半透明部を形設した構成である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は本考案の実施例の合わせ板硝子の説明のための断面図であり、図2は本 考案の実施の合わせ板硝子及び複層板硝子の正面図である。
【0010】 本考案は一般建築物、住宅、車輌、自動車の横、後の窓、又は、外装材として 用いる二枚の板硝子1a.1bの間に樹脂材を注入して樹脂層の中間層1cを形 成した合わせ板硝子1、又は二枚の板硝子1a.1bの間を空気層とした中間層 1cの複層板硝子1であり、詳しくは、前記中間層1cに線状の導電体2を埋設 して該導電体2をカムフラージュさせると共に確実に切断させて警報を発する防 犯用の合わせ板硝子1及び複層板硝子1に関するものであり、樹脂層を中間層1 cとする合わせ板硝子1又は空気層を中間層1cとする複層板硝子1の一方又は 双方の板硝子1a.1bへ直径を0.2mm以下とした線状の銅等の有色金属又 は錫、アルミニウム、ニッケル、亜鉛等の白色金属又は前記有色金属へ前記白色 金属を被覆した導電体2を敷設し、該導電体2の両端を警報及び検知装置を介し て電源と電気的に接続すると共に、前記一方又は双方の板硝子1a.1bへ前記 導電体2をカムフラージュする図形又は模様、文字等の不透明部3及び半透明部 3を形設したものである。
【0011】 即ち、本考案の防犯用合わせ板硝子1及び複層板硝子1は、先ず、一方の板硝 子1a又は双方の板硝子1a.1bの略全面へ導電性の直径を0.2mm以下と した線状の導電体2を直列的に敷設するものであるが、前記線状の導電体2は有 色金属である銅、又は、白色金属である錫、アルミニウム、ニッケル、亜鉛から 成る線状の導電体2、或いは、少なくとも2種類以上の白色金属を用いて合金と した線状の導電体2、又は、線状の有色金属に白色金属を皮膜した導電体2であ り、例えば、一方の板硝子1aの一面へ接着剤を塗付し、該接着剤の上に他数本 の線状の導電体2を多数本並列状に敷設し、夫々の導電体2の両端部を一つ置き に交互に結線をして、実質的には直列的に一本の導電体2として敷設したもので ある。
【0012】 前記一方の板硝子1aの周縁へ注入部とする一部を除いて一定巾の後に注入す る樹脂材と反応又は溶解しないシール材でシール枠を形成し、該シール枠と敷設 した前記導電体2を挟着させて、前記一方の板硝子1aへ同形状の他方の板硝子 1bを合着させて一方の板硝子1aと他方の板硝子1bとの夫々の板硝子1a. 1b間のシール枠内の僅かな間隙部を形成ものである。
【0013】 次いで、前記夫々板硝子1a.1b間のシール枠2内の間隙部へ前記注入部か ら注入する樹脂材は液状又はペースト状のアクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、 ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボーネット系樹脂、ポリイ ミド系樹脂等の無色透明又は有色透明の樹脂材であり、注入後経時を経ることに よって、常温で硬化又は半硬化させて前記導電体2を埋設した中間層1aを形成 するものである。
【0014】 前記複層板硝子1は一方又は双方の板硝子1a.1bにの略全面へ導電性の直 径を0.2mm以下とした線状の導電体2を直列的に敷設するものであるが、前 記線状の導電体2は有色金属である銅、又は、白色金属である錫、アルミニウム 、ニッケル、亜鉛から成る線状の導電体2、或いは、少なくとも2種類以上の白 色金属を用いて合金とした線状の導電体2、又は、線状の有色金属に白色金属を 皮膜した導電体2であり、例えば、一方の板硝子1aの一面へ接着剤を塗付し、 該接着剤の上に直列的に接続した導電体2を敷設し、周縁辺の若干巾へ乾燥剤等 を充填したスペーサーを介設したものである。
【0015】 そして、一方又は双方の板硝子1a.1bへ形設する導電体2をカムフラージ ュする図形又は模様、文字等の不透明及部3及び半透明部3は、何方かの一方の 板硝子1aの片面に形設しても或いは両面に形設しても、双方の板硝子1a.1 bの片面或いは両面に形設しても構わないものであり、形成する方法もサンドブ ラスト、エッチング等で摺り硝子とした半透明部3を形設しても、半透明又は不 透明のシート状部材を貼着したものを用いても構わないものである。
【0016】 加えて、白色金属である錫、アルミニウム、ニッケル、亜鉛から成る線状の導 電体2、或いは、少なくとも2種類以上の白色金属を用いて合金とした線状の導 電体2、又は、線状の有色金属に白色金属を皮膜した導電体2を用いた場合、導 電体2は白色であり目立ちにくく、半透明部としても充分にカムフラージュでき るものである。
【0017】 前述のように形成した本考案の合わせ板硝子1及び複層板硝子1の中間層1c へ埋設した導電体2の両端部と家屋内等の適宜な場所に設置した検知装置、警告 装置とを配線で電気的に接続したものであり、該導電体2へ流れる電流は微弱な 電流とさせると共に、該導電体2が断線した場合には検知装置で感知するもので あり、該検知装置と電源との間へ警告用ブザー及び警告用ランプ等の警告装置と 接続配備したものである。
【0018】 前記警告装置は合わせ板硝子1及び複層板硝子1の位置する近傍へ設置して賊 へ警告を与えても、遠隔地に設置して配線で電気的に接続することよって、遠隔 地から合わせ板硝子1及び複層板硝子1が破壊したことを確認できるようにして も構わないものもので、中間層に付設した導電体2は細線状の0.2mm以下と したことによって少しの破壊によっても確実に断線して検知装置が検知し、警告 装置で警告を発し加えて誤報も皆無としたものである。
【0019】
【考案の効果】
本考案は前述の如く、無色透明又は有色透明の合わせ板硝子を問わず、合わせ 板硝子の中間層へ直径を0.2mm以下とした細線状の導電体を埋設し、該導電 体と検知装置と警告装置とを電気的に接続したことによって、誤作動も皆無とな り前記合わせ硝子及び複層板硝子が破壊されると確実に導電体が切断され、その 場で警告を発することもでき、更に、遠隔地まで配線することによって遠隔地で 板硝子が破壊されたことを検知できるものであり、防犯上優れた画期的で有意義 な考案である。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例の合わせ板硝子の説明の
ための断面図である。
【図2】図2は本考案の実施の合わせ板硝子及び複層板
硝子の正面図である。
【符号の説明】
1 合わせ板硝子及び複層板硝子 1a.1b 板硝子 1c 中間層 2 導電体 3 半透明部又は不透明部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂層を中間層とする合わせ板硝子又は空
    気層を中間層とする複層板硝子の一方又は双方の板硝子
    へ直径を0.2mm以下とした線状の銅等の有色金属又
    は錫、アルミニウム、ニッケル、亜鉛等の白色金属又は
    前記有色金属へ前記白色金属を被覆した導電体を敷設
    し、該導電体の両端を警報及び検知装置を介して電源と
    電気的に接続すると共に、前記一方又は双方の板硝子へ
    前記導電体をカムフラージュする図形又は模様、文字等
    の不透明部及び半透明部を形設したことを特徴とする防
    犯用合わせ板硝子及び複層板硝子。
JP1991035117U 1991-04-19 1991-04-19 防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子 Expired - Fee Related JP2605464Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991035117U JP2605464Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991035117U JP2605464Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04123225U true JPH04123225U (ja) 1992-11-06
JP2605464Y2 JP2605464Y2 (ja) 2000-07-17

Family

ID=31917360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991035117U Expired - Fee Related JP2605464Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2605464Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017508645A (ja) * 2013-12-23 2017-03-30 トーマス ホーフベルガー ゲーエムベーハー 無機物質とガラスとを含む層組立品およびその製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63135176U (ja) * 1987-02-25 1988-09-05
JPH0160389U (ja) * 1987-10-08 1989-04-17
JPH0232591U (ja) * 1988-08-26 1990-02-28

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63135176U (ja) * 1987-02-25 1988-09-05
JPH0160389U (ja) * 1987-10-08 1989-04-17
JPH0232591U (ja) * 1988-08-26 1990-02-28

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017508645A (ja) * 2013-12-23 2017-03-30 トーマス ホーフベルガー ゲーエムベーハー 無機物質とガラスとを含む層組立品およびその製造方法
US10239298B2 (en) 2013-12-23 2019-03-26 Thomas Hofberger GmbH Layer assembly comprising mineral material and glass and method for the production thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2605464Y2 (ja) 2000-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002510080A (ja) 毀損行為対策検出器および警報システム
US3825917A (en) Security window
US9978229B2 (en) Tamper detection device and a method for installing the device
US6646550B1 (en) Radio frequency security system and method for a building facility
JPH04123225U (ja) 防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子
JP6568308B2 (ja) 警報ペイン装置
TWM448759U (zh) 防盜玻璃保全系統
US3825918A (en) Impact sensitive security window system
GB2264378A (en) A frangible sensor for a secure enclosure
US3825919A (en) Laminated security window
US4814766A (en) Fire alarm and heat detection system and apparatus
JP2588910Y2 (ja) 防犯用の透明合板体
JP2006188929A (ja) 盗難防止用フィルムおよび盗難防止装置
JP2006124189A (ja) 圧電・焦電素子を内蔵した合せ透光板及びこれを用いた建築物・構造物・乗物
US6061447A (en) Protection device for telephone line and interface
JP3003333U (ja) 防犯硝子
JP3245772B2 (ja) 破壊検知・防護材
JP3085505U (ja) 防犯ガラス構造
JP2003128443A (ja) 防犯ガラス構造
US4520352A (en) Fire alarm system and method
JP2002163732A (ja) 防犯機能を有するガラスとガラス戸及びその製法
PL174520B1 (pl) Szyba antywłamaniowa
WO2018037354A1 (en) Securing windows, doors, glasses, grills, rooms, other openings and enclosures in buildings to detect intrusions
JP3109406U (ja) 警報ブザーが周囲に異変を知らせるモチアミ形状の配線を埋め込んだ防犯用フィルム
JP2579058Y2 (ja) スライド開閉式の合わせ板硝子における防犯装置の接続機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees