JP2605464Y2 - 防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子 - Google Patents

防犯用合わせ板硝子及び複層板硝子

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JP2605464Y2
JP2605464Y2 JP1991035117U JP3511791U JP2605464Y2 JP 2605464 Y2 JP2605464 Y2 JP 2605464Y2 JP 1991035117 U JP1991035117 U JP 1991035117U JP 3511791 U JP3511791 U JP 3511791U JP 2605464 Y2 JP2605464 Y2 JP 2605464Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一般建築物、住宅、車
輌、自動車の横、後の窓、又は、外装材として用いる二
枚の板硝子の間に樹脂材を注入して樹脂層の中間層を形
成した合わせ板硝子、又は二枚の板硝子の間を空気層と
した中間層の複層板硝子であり、詳しくは、前記中間層
に線状の導電体を埋設して該導電体をカムフラージュさ
せると共に確実に切断させて警報を発する防犯用の合わ
せ板硝子及び複層板硝子に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、合わせ板硝子及び複層
板硝子は多種類が開発され市販されていたが、合わせ板
硝子は単体の板硝子よりも単に強度を強めたものに過ぎ
ず、実際に車輌事故、地震等によって硝子が破損した場
合、硝子の破片が飛散して人体へ危険を及ぼす可能性が
あることから、近年では、硝子破損時の安全性を高める
為に、板硝子と板硝子との間に中間層を形成し、該中間
層へ透明の樹脂層を設けたものが市販されている。
【0003】そして、複層板硝子は中間層に空気層を形
成することによって、断熱性の優れた板硝子として市販
されている。
【0004】又、一枚の板硝子へ金網等の金属線を埋設
したものも開発されており、硝子の強化と容易に破壊し
ない板硝子として防犯を兼ねて使用されている。
【0005】然し乍ら、これらの板硝子を用いた窓、扉
等であっても無人の場所或いは無人になる時に板硝子を
破壊して侵入する賊は後を絶たないのが実情であり、既
に、各種の警報装置、検知装置は開発され付設されてい
るが、侵入者に発見されやすく警報装置、検知装置の無
い別の場所を選んで破壊して侵入いるのが実情である。
【0005】この種の空気層を設けた複層板硝子或いは
樹脂層を設けた合わせ板硝子は既に多種類が開発されて
おり、一枚の板硝子より機械的な強度が優れていること
や断熱性に優れていることから目的に沿った板硝子を、
あらゆる処で使用しているが、地震等の災害による強い
振動や人為的な衝撃が加わった場合には破損は免れず、
特に、空き巣、窃盗等を目的とした不法侵入者が鋭利な
切削工具又はドライバーのようなもので簡単に破断、破
壊させてしまうことから、例えば、室内側の板硝子の表
面へ小型の振動検知器等を付設させて、板硝子へ加わる
振動、衝撃を検知したり、或いは、窓の近傍へ赤外線、
超音波発生装置を付設させて、それをセンサー等で検知
させて、災害や犯罪行為による被害を最小限にとどめる
方法が取られている。
【0006】
【考案の目的】本考案は前述問題点に鑑みて、合わせ板
硝子及び複層板硝子が破壊されると敷設された線状の導
電体が確実に切断され、切断されることによって警報を
音及び光で発すると共に、遠隔地へいる人間へも通告で
き、加えて、導電体が侵入者から発見されにくくしたも
ので前述の問題点を解消する目的のものである。
【0007】
【考案の構成】本考案は、樹脂層若しくは空気層を中間
層として有する合わせ板硝子若しくは複層板硝子と、合
わせ板硝子若しくは複層板硝子を構成する板硝子の前記
中間層側の面に接着した導電体と、該導電体は直径を
0.2mm以下とした線状の銅等の有色金属又は錫、ア
ルミニウム、ニッケル、亜鉛等の白色金属又は前記有色
金属へ前記白色金属を被覆したものであり、該導電体の
両端は警報装置及び検知装置を介して電源と電気的に接
続され、前記合わせ板硝子若しくは複層板硝子を構成す
る二枚の板硝子の一方又は双方の板硝子へ前記導電体を
カムフラージュする図形、模様、文字等の不透明部若し
くは半透明部を形設したことを特徴とする防犯用合わせ
板硝子若しくは複層板硝子を構成するものである。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本考案の実施例の合わせ板硝子の説
明のための断面図であり、図2は本考案の実施の合わせ
板硝子及び複層板硝子の正面図である。
【0010】本考案は、二枚の板硝子1a.1bの間に
樹脂材を注入して樹脂層の中間層1cを形成した合わせ
板硝子1、又は、二枚の板硝子1a.1bの間を空気層
として中間層1cを形成した複層板硝子1に関し、前記
中間層1cに線状の導電体2を埋設し、該導電体2をカ
ムフラージュさせると共に、板硝子の破損時には確実に
導電体2を切断させて警報を発するべく構成した防犯用
の合わせ板硝子1及び複層板硝子1である。前記中間層
1cへは、直径を0.2mm以下とした線状の銅等の有
色金属又は錫、アルミニウム、ニッケル、亜鉛等の白色
金属又は前記有色金属へ前記白色金属を被覆した導電体
2を敷設し、該導電体2の両端を警報及び検知装置を介
して電源と電気的に接続すると共に、前記一方又は双方
の板硝子1a.1bへ前記導電体2をカムフラージュす
る図形、模様、文字等の不透明部3及び半透明部3を形
設したものである。
【0011】即ち、本考案を利用した防犯用合わせ板硝
子1若しくは複層板硝子1は、先ず、中間層1c内に直
径を0.2mm以下とした導電性の線状の導電体2を直
列的に敷設するものである。前記導電体2は、銅、白色
金属である錫、アルミニウム、ニッケル、亜鉛等の有色
金属、又は、少なくとも2種類以上の白色金属、又は、
線状の有色金属に白色金属を被膜したものである。
【0012】合わせ板硝子1を構成する場合の中間層1
cへの導電体2の敷設は、一例として、一方の板硝子1
aの一面へ接着剤を塗布し、該接着剤の上に導電体2を
多数本並列状に接着敷設し、夫々の導電体2の両端部を
一つ置きに交互に結線して、実質的には直列的に一本の
導電体2として敷設する。前記一方の板硝子1aの周縁
へは、中間層1cを構成する樹脂材と反応又は溶解しな
いシール材でシール枠を形成する。該シール枠は、板硝
子周縁の一部に、後に中間層1へ樹脂材を注入する注入
部を形成している。かかるシール枠を形成した前記一方
の板硝子1aと、他方の板硝子1bを合着し、板硝子1
a.1b間に形成された中間層1cに前記注入部から樹
脂材を注入する。
【0013】該樹脂材は、液状又はペースト状のアクリ
ル系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリカーボーネット系樹脂、ポリイ
ミド系樹脂等の無色透明又は有色透明の樹脂材であり、
注入後、常温で硬化又は半硬化することにより、樹脂層
内に前記導電体2を有する中間層1cを形成するもので
ある。
【0014】前記複層板硝子1は、一方又は双方の板硝
子1a.1bの略全面へ導電性の直径を0.2mm以下
とした線状の導電体2を直列的に敷設する。導電体2の
敷設は前述と同様に一方の板硝子1aの一面に接着剤を
塗布し、該接着剤の上に直線的に接続しする。次いで板
硝子1a.1bの周縁辺の若干巾へ、乾燥剤を充填した
スペーサーを介設し、一体に形成したものである。
【0015】そして、一方又は双方の板硝子1a.1b
へ形設する導電体2をカムフラージュする図形又は模
様、文字等の不透明及部3及び半透明部3は、何方かの
一方の板硝子1aの片面に形設しても或いは両面に形設
しても、双方の板硝子1a.1bの片面或いは両面に形
設しても構わないものであり、形成する方法もサンドブ
ラスト、エッチング等で摺り硝子とした半透明部3を形
設しても、半透明又は不透明のシート状部材を貼着した
ものを用いても構わないものである。
【0016】加えて、白色金属である錫、アルミニウ
ム、ニッケル、亜鉛から成る線状の導電体2、或いは、
少なくとも2種類以上の白色金属を用いて合金とした線
状の導電体2、又は、線状の有色金属に白色金属を皮膜
した導電体2を用いた場合、導電体2は白色であり目立
ちにくく、半透明部としても充分にカムフラージュでき
るものである。
【0017】前述のように形成した本考案の合わせ板硝
子1及び複層板硝子1の中間層1cへ埋設した導電体2
の両端部と家屋内等の適宜な場所に設置した検知装置、
警告装置とを配線で電気的に接続したものであり、該導
電体2へ流れる電流は微弱な電流とさせると共に、該導
電体2が断線した場合には検知装置で感知するものであ
り、該検知装置と電源との間へ警告用ブザー及び警告用
ランプ等の警告装置と接続配備したものである。
【0018】前記警告装置は合わせ板硝子1及び複層板
硝子1の位置する近傍へ設置して賊へ警告を与えても、
遠隔地に設置して配線で電気的に接続することよって、
遠隔地から合わせ板硝子1及び複層板硝子1が破壊した
ことを確認できるようにしても構わないものもので、中
間層に付設した導電体2は細線状の0.2mm以下とし
たことによって少しの破壊によっても確実に断線して検
知装置が検知し、警告装置で警告を発し加えて誤報も皆
無としたものである。
【0019】
【考案の効果】本考案は前述の如く、無色透明又は有色
透明の合わせ板硝子を問わず、合わせ板硝子の中間層へ
直径を0.2mm以下とした細線状の導電体を埋設し、
該導電体と検知装置と警告装置とを電気的に接続したこ
とによって、誤作動も皆無となり前記合わせ硝子及び複
層板硝子が破壊されると確実に導電体が切断され、その
場で警告を発することもでき、更に、遠隔地まで配線す
ることによって遠隔地で板硝子が破壊されたことを検知
できるものであり、防犯上優れた画期的で有意義な考案
である。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例の合わせ板硝子の説明の
ための断面図である。
【図2】図2は本考案の実施の合わせ板硝子及び複層板
硝子の正面図である。
【符号の説明】
1 合わせ板硝子及び複層板硝子 1a.1b 板硝子 1c 中間層 2 導電体 3 半透明部又は不透明部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂層若しくは空気層を中間層として有し
    且つ該中間層に導電体を配設した合わせ板硝子若しくは
    複層板硝子において、前記導電体は前記中間層の幅方向
    の略中央辺に配設され、直径を0.2mm以下とした線
    状の銅等の有色金属又は錫、アルミニウム、ニッケル、
    亜鉛等の白色金属又は前記有色金属へ前記白色金属を被
    覆したものであり、該導電体の両端は警報装置及び検知
    装置を介して電源と電気的に接続され、前記合わせ板硝
    子若しくは複層板硝子を構成する二枚の板硝子の一方又
    は双方の板硝子へ前記導電体をカムフラージュする図
    形、模様、文字等の不透明部若しくは半透明部を形設し
    たことを特徴とする防犯用合わせ板硝子及び複層板硝
    子。
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