JPH04122688A - 錠剤及びカプセルのマーキング方法 - Google Patents
錠剤及びカプセルのマーキング方法Info
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- JPH04122688A JPH04122688A JP2245674A JP24567490A JPH04122688A JP H04122688 A JPH04122688 A JP H04122688A JP 2245674 A JP2245674 A JP 2245674A JP 24567490 A JP24567490 A JP 24567490A JP H04122688 A JPH04122688 A JP H04122688A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、医薬用などの錠剤及びカプセルに、識別マー
クを施す上で好適な錠剤及びカプセルのマーキング方法
に関する。
クを施す上で好適な錠剤及びカプセルのマーキング方法
に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]医薬用錠
剤やカプセルは、その種類や数が多く、医療機関からは
、投薬ミスを防止するため、個々の錠剤やカプセルの識
別化か要求されている。この要求に応えるため、錠剤や
カプセルの形状や色調による識別化に加えて、錠剤やカ
プセルの表面に識別マークを施している。識別マークを
施す方法として、印刷法及び刻印法が採用されている。
剤やカプセルは、その種類や数が多く、医療機関からは
、投薬ミスを防止するため、個々の錠剤やカプセルの識
別化か要求されている。この要求に応えるため、錠剤や
カプセルの形状や色調による識別化に加えて、錠剤やカ
プセルの表面に識別マークを施している。識別マークを
施す方法として、印刷法及び刻印法が採用されている。
すなわち、糖衣、フィルムなどのコーティング錠剤やカ
プセルでは、通常、印刷インキを用いるグラビア印刷法
が採用され、コーティングを施さない普通錠では、通常
、識別マークに対応する凹凸部が形成された杵を用いて
打錠する刻印法が採用されている。
プセルでは、通常、印刷インキを用いるグラビア印刷法
が採用され、コーティングを施さない普通錠では、通常
、識別マークに対応する凹凸部が形成された杵を用いて
打錠する刻印法が採用されている。
しかしながら、グラビア印刷法および刻印法には次のよ
うな問題がある。グラビア印刷法により錠剤やカプセル
へ印刷を施す場合には、例えば、錠剤の表面特性やその
状態、印刷インキの諸特性、印刷機の固有特性および印
刷機の各構成部の調整度合などの多くの要因が、印刷性
に大きな影響を及ぼす。しかも、錠剤やカプセルの大き
さが小さく、粉末が付着した特殊な表面を有するので、
良好な印刷状態を長期間継続して得ることが困難である
。例えば、錠剤に転移した印刷インキが過多であったり
、印刷インキの乾燥速度が遅い場合には、印刷した後、
錠剤を容器に収容するまでの間に、未乾燥のインキによ
り他の錠剤の表面が汚れるインキ汚れや、印刷部のイン
キかにじむ原因となる。一方、印刷インキが過少であっ
たり、印刷インキの乾燥速度か速い場合には、印刷部が
かすれ、識別マークを判読できなくなる。さらに、錠剤
表面に付着した粉末は印刷性を阻害し、しかも、デザイ
ンロールの目詰りの原因となる。さらには、印刷中に、
溶媒の蒸発によって印刷インキの粘度が変化するなどの
理由から、錠剤やカプセルへの印刷に際しては、熟練オ
ペレータが、常に印刷状態を観察し、適切な印刷機の調
整を行なっているものの、しばしば印刷不良が発生する
。
うな問題がある。グラビア印刷法により錠剤やカプセル
へ印刷を施す場合には、例えば、錠剤の表面特性やその
状態、印刷インキの諸特性、印刷機の固有特性および印
刷機の各構成部の調整度合などの多くの要因が、印刷性
に大きな影響を及ぼす。しかも、錠剤やカプセルの大き
さが小さく、粉末が付着した特殊な表面を有するので、
良好な印刷状態を長期間継続して得ることが困難である
。例えば、錠剤に転移した印刷インキが過多であったり
、印刷インキの乾燥速度が遅い場合には、印刷した後、
錠剤を容器に収容するまでの間に、未乾燥のインキによ
り他の錠剤の表面が汚れるインキ汚れや、印刷部のイン
キかにじむ原因となる。一方、印刷インキが過少であっ
たり、印刷インキの乾燥速度か速い場合には、印刷部が
かすれ、識別マークを判読できなくなる。さらに、錠剤
表面に付着した粉末は印刷性を阻害し、しかも、デザイ
ンロールの目詰りの原因となる。さらには、印刷中に、
溶媒の蒸発によって印刷インキの粘度が変化するなどの
理由から、錠剤やカプセルへの印刷に際しては、熟練オ
ペレータが、常に印刷状態を観察し、適切な印刷機の調
整を行なっているものの、しばしば印刷不良が発生する
。
一方、打錠により普通錠へ刻印を施す場合には、錠剤の
処方によって、打錠用粉末の杵への付着性が強い場合が
あり、前記柱が使用てきないか、または使用困難な場合
がある。
処方によって、打錠用粉末の杵への付着性が強い場合が
あり、前記柱が使用てきないか、または使用困難な場合
がある。
このように、印刷法及び刻印法では、錠剤やカプセルに
、安定かつ再現性よく識別マークを施すことが困難であ
る。
、安定かつ再現性よく識別マークを施すことが困難であ
る。
識別マークを施す方法として、特開昭59−68297
号公報には、色素か内包されたカプセルを成形材料中に
混入して成形し、成形品の表面にレーザ光を照射して前
記カプセルを破壊させる方法か開示されている。しかし
ながら、この方法は医薬用などの錠剤やカプセルに適用
するのか困難である。
号公報には、色素か内包されたカプセルを成形材料中に
混入して成形し、成形品の表面にレーザ光を照射して前
記カプセルを破壊させる方法か開示されている。しかし
ながら、この方法は医薬用などの錠剤やカプセルに適用
するのか困難である。
すなわち、錠剤は、一般に、打錠用粉を高圧で圧縮して
打錠する方法により得られるので、前記色素を内包する
カプセルを用いる場合には、カプセルが破壊され、鮮明
な識別マークを施すことが困難である。また、カプセル
を破壊するためには、強度の大きなレーザ光を照射する
必要がある。
打錠する方法により得られるので、前記色素を内包する
カプセルを用いる場合には、カプセルが破壊され、鮮明
な識別マークを施すことが困難である。また、カプセル
を破壊するためには、強度の大きなレーザ光を照射する
必要がある。
また、特開昭55−5511190号公報には、所定の
パターンマスクを通過するレーザ光を集光レンズで集光
すると共に、レーザ透過性フィルムに塗布した印刷材層
を被印刷体の表面に密着させ、前記レーザ透過性フィル
ムを通じて被印刷体の表面にレーザ光を照射する印刷方
法が開示されている。しかしながら、この方法により錠
剤やカプセルに印刷を施す場合には、大きさが小さく、
しかも前記のような特殊な表面を有する錠剤やカプセル
の表面に、レーザ透過性フィルムの印刷材層を密着させ
ることが困難であり、安定かつ効率よく、再現性に優れ
た識別マークを施すことが困難である。
パターンマスクを通過するレーザ光を集光レンズで集光
すると共に、レーザ透過性フィルムに塗布した印刷材層
を被印刷体の表面に密着させ、前記レーザ透過性フィル
ムを通じて被印刷体の表面にレーザ光を照射する印刷方
法が開示されている。しかしながら、この方法により錠
剤やカプセルに印刷を施す場合には、大きさが小さく、
しかも前記のような特殊な表面を有する錠剤やカプセル
の表面に、レーザ透過性フィルムの印刷材層を密着させ
ることが困難であり、安定かつ効率よく、再現性に優れ
た識別マークを施すことが困難である。
これらの問題は、医薬用に限らず、食品用、飲料用錠剤
及びカプセルの場合にも、同様に生じる。
及びカプセルの場合にも、同様に生じる。
従って、本発明の目的は、錠剤及びカプセルに識別マー
クを安定かつ再現性よく施すことができる錠剤及びカプ
セルのマーキング方法を提供することにある。
クを安定かつ再現性よく施すことができる錠剤及びカプ
セルのマーキング方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、薬剤成分に悪影響を及ぼす
ことなく、強度の小さなレーザ光により、錠剤及びカプ
セルに鮮明な識別マークを施すことができる錠剤及びカ
プセルのマーキング方法を提供することにある。
ことなく、強度の小さなレーザ光により、錠剤及びカプ
セルに鮮明な識別マークを施すことができる錠剤及びカ
プセルのマーキング方法を提供することにある。
[発明の構成]
前記目的を達成するため、本発明は、錠剤及びカプセル
に、パターンマスクを介してレーザ光を照射する錠剤及
びカプセルのマーキング方法を提供する。
に、パターンマスクを介してレーザ光を照射する錠剤及
びカプセルのマーキング方法を提供する。
本発明のマーキング方法は、錠剤及びカプセルに適用さ
れる。錠剤及びカプセルとしては、医薬用、食品用、飲
料用などに使用される錠剤及びカプセル、例えば、普通
錠、糖衣錠、セラチン被包錠、腸溶錠、フィルムコーテ
ィング錠なとのコーティング錠、カプセル剤などが挙げ
られる。錠剤は、二重錠、多層錠などであってもよい。
れる。錠剤及びカプセルとしては、医薬用、食品用、飲
料用などに使用される錠剤及びカプセル、例えば、普通
錠、糖衣錠、セラチン被包錠、腸溶錠、フィルムコーテ
ィング錠なとのコーティング錠、カプセル剤などが挙げ
られる。錠剤は、二重錠、多層錠などであってもよい。
また、錠剤及びカプセルの形状及び大きさは特に制限さ
れない。
れない。
さらに、錠剤及びカプセルには着色被膜が施されている
のが好ましい。着色被膜を施す場合には、コーティング
錠と同じく、薬剤成分などの内容物の損傷を防止しなが
ら、鮮明な識別マークを施すことができる。特に着色被
膜を施す場合には、例えば、腸溶性被膜を施した腸溶錠
などのように、レーザ光の照射により、照射部位が損傷
し易い錠剤やカプセルであっても、強度の小さなレーザ
光により、薬剤成分なとの内容物の損傷を防止しなから
、鮮明な識別マークを施すことができる。すなわち、着
色被膜が施された錠剤やカプセルに、パターンマスクを
介してレーザ光を照射する場合には、照射部の着色被膜
を消失させ、非照射部の残存する着色被膜により鮮明な
識別マークを施すことができる。なお、着色被膜が薄く
なるにつれて、レーザ光の強度を小さくできる。
のが好ましい。着色被膜を施す場合には、コーティング
錠と同じく、薬剤成分などの内容物の損傷を防止しなが
ら、鮮明な識別マークを施すことができる。特に着色被
膜を施す場合には、例えば、腸溶性被膜を施した腸溶錠
などのように、レーザ光の照射により、照射部位が損傷
し易い錠剤やカプセルであっても、強度の小さなレーザ
光により、薬剤成分なとの内容物の損傷を防止しなから
、鮮明な識別マークを施すことができる。すなわち、着
色被膜が施された錠剤やカプセルに、パターンマスクを
介してレーザ光を照射する場合には、照射部の着色被膜
を消失させ、非照射部の残存する着色被膜により鮮明な
識別マークを施すことができる。なお、着色被膜が薄く
なるにつれて、レーザ光の強度を小さくできる。
着色被膜は、例えば、ポジパターンマスクを用いる場合
には、安全性が高く、通常用いられる着色剤及びバイン
ダーを含有するコーティング剤などで形成でき、一方、
ネガパターンマスクを用いる場合には、例えば、安全性
が高く、通常用いられる食用インキなどで形成できる。
には、安全性が高く、通常用いられる着色剤及びバイン
ダーを含有するコーティング剤などで形成でき、一方、
ネガパターンマスクを用いる場合には、例えば、安全性
が高く、通常用いられる食用インキなどで形成できる。
着色被膜は、ポジパターンマスクを用いる場合には、錠
剤及びカプセルの少なくとも識別マークか判読できる程
度の範囲に、また、ネガパターンマスクを用いる場合に
は、錠剤及びカプセルの少なくともマーキング部位に施
されていればよい。着色被膜の厚みは、レーザ光の強度
に応じて選択できるが、ポジパターンマスクを用いる場
合には、通常0.5〜250μm、好ましくは5〜10
0μm程度であり、ネガパターンマスクを用いる場合に
ζよ、通常0.2〜10μm、好ましくは0.5〜5μ
m程度である。
剤及びカプセルの少なくとも識別マークか判読できる程
度の範囲に、また、ネガパターンマスクを用いる場合に
は、錠剤及びカプセルの少なくともマーキング部位に施
されていればよい。着色被膜の厚みは、レーザ光の強度
に応じて選択できるが、ポジパターンマスクを用いる場
合には、通常0.5〜250μm、好ましくは5〜10
0μm程度であり、ネガパターンマスクを用いる場合に
ζよ、通常0.2〜10μm、好ましくは0.5〜5μ
m程度である。
前記錠剤及びカプセルに、ノ(ターンマスクを介してレ
ーザ光を照射する。前記)々ターンマスク(こは、錠剤
及びカプセルに施すマークに対応する透過部が形成され
ている。この透過部は、錠剤なとの識別コード、商品名
、商標などの種々の識別マークに対応させることかでき
る。この)くターンマスクは、ネガパターンであっても
よく、ポジ(ターンであってもよい。
ーザ光を照射する。前記)々ターンマスク(こは、錠剤
及びカプセルに施すマークに対応する透過部が形成され
ている。この透過部は、錠剤なとの識別コード、商品名
、商標などの種々の識別マークに対応させることかでき
る。この)くターンマスクは、ネガパターンであっても
よく、ポジ(ターンであってもよい。
パターンマスクを通過したレーザ光は、通常、集光レン
ズにより集光して錠剤及びカプセルに照射される。集光
レンズにより集光してレーザ光を照射すると、小さな錠
剤及びカプセルに対しても鮮明な識別マークを施すこと
かできる。
ズにより集光して錠剤及びカプセルに照射される。集光
レンズにより集光してレーザ光を照射すると、小さな錠
剤及びカプセルに対しても鮮明な識別マークを施すこと
かできる。
本発明においては、コヒーレントなレーザ光の照射によ
り識別マークを施すので、従来のような印刷法や刻印法
とは異なり、錠剤及びカプセルの表面状態、錠剤処方な
どの如何に拘らず、鮮明な識別マークを安定かつ再現性
よく施すことができる。さらに、照射するレーザ光の強
度を調整するという簡単な操作で、前記従来の印刷法お
よび刻印法と同様な識別マークを精度よく施すことがで
きる。より詳細には、錠剤及びカプセルの表面かコーテ
ィング被膜や着色被膜で被覆されている場合には、照射
するレーザ光の強度に応じて、照射部の被膜を変色又は
消失させることができる。この場合、内容物と異なる色
相の被膜で錠剤等を被覆し、レーザ光を照射すると、錠
剤の下地を露呈させ、識別マークを形成できる。これら
の場合、薬剤成分に悪影響を及ぼすことなく、識別マー
クを施すことができる。また、普通錠のようにコーティ
ングが施されていない錠剤の場合には、レーザ光の照射
により照射部を変色させたり、照射部に刻印でき、識別
マークを形成できる。この場合、レーザ光の強度に応じ
て、刻印部の深さを制御できる。
り識別マークを施すので、従来のような印刷法や刻印法
とは異なり、錠剤及びカプセルの表面状態、錠剤処方な
どの如何に拘らず、鮮明な識別マークを安定かつ再現性
よく施すことができる。さらに、照射するレーザ光の強
度を調整するという簡単な操作で、前記従来の印刷法お
よび刻印法と同様な識別マークを精度よく施すことがで
きる。より詳細には、錠剤及びカプセルの表面かコーテ
ィング被膜や着色被膜で被覆されている場合には、照射
するレーザ光の強度に応じて、照射部の被膜を変色又は
消失させることができる。この場合、内容物と異なる色
相の被膜で錠剤等を被覆し、レーザ光を照射すると、錠
剤の下地を露呈させ、識別マークを形成できる。これら
の場合、薬剤成分に悪影響を及ぼすことなく、識別マー
クを施すことができる。また、普通錠のようにコーティ
ングが施されていない錠剤の場合には、レーザ光の照射
により照射部を変色させたり、照射部に刻印でき、識別
マークを形成できる。この場合、レーザ光の強度に応じ
て、刻印部の深さを制御できる。
前記レーザ光としては、アルゴンレーザ、炭酸ガスレー
ザ、半導体レーザなどの種々のレーザ光が使用できる。
ザ、半導体レーザなどの種々のレーザ光が使用できる。
レーザ光の照射強度は、錠剤やカプセルの種類などに応
して、通常、照射強度25〜5000mj/mm、好ま
しくは50〜35o。
して、通常、照射強度25〜5000mj/mm、好ま
しくは50〜35o。
m j / mtの範囲で選択できる。より具体的には
、鮮明な識別マークを施すためのレーザ光の照射強度は
、普通錠の場合には、例えば、100〜1゜00 m
j / mA程度、糖衣錠及びフィルムコーティング錠
の場合には、例えば500〜3500mj/mi程度、
透明カプセル剤の場合には、例えば、50〜100 m
j / m(程度、不透明カプセル剤の場合には、例
えば、100〜200 m j / ma程度である。
、鮮明な識別マークを施すためのレーザ光の照射強度は
、普通錠の場合には、例えば、100〜1゜00 m
j / mA程度、糖衣錠及びフィルムコーティング錠
の場合には、例えば500〜3500mj/mi程度、
透明カプセル剤の場合には、例えば、50〜100 m
j / m(程度、不透明カプセル剤の場合には、例
えば、100〜200 m j / ma程度である。
着色被膜を施した錠剤の場合には、例えば、50〜10
0 m j / mff1程度の強度のレーザ光を照射
することにより、鮮明な識別マークを形成できる。
0 m j / mff1程度の強度のレーザ光を照射
することにより、鮮明な識別マークを形成できる。
[発明の効果コ
本発明の錠剤及びカプセルのマーキング方法は、錠剤及
びカプセルに識別マークを安定かつ再現姓よく施すこと
かできる。
びカプセルに識別マークを安定かつ再現姓よく施すこと
かできる。
また、錠剤及びカプセルか着色被膜で被覆されている場
合には、薬剤成分に悪影響を及はすことなく、強度の小
さなレーザ光により、錠剤及びカプセルに鮮明な識別マ
ークを施すことができる。
合には、薬剤成分に悪影響を及はすことなく、強度の小
さなレーザ光により、錠剤及びカプセルに鮮明な識別マ
ークを施すことができる。
[実施例コ
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する
。
。
実施例1
成分、色調、及び着色被膜の厚みの異なる6種類の糖衣
錠に、パターンマスクを通過した炭酸ガスレーザ(波長
10.6um、強度750mj/nJ)を集光レンズで
集光して照射し、照射強度と識別マークの鮮明度との関
係を目視により評価した。なお、照射強度は、レーザ光
のショツト数及び集光の程度により調整した。結果を表
に示す。
錠に、パターンマスクを通過した炭酸ガスレーザ(波長
10.6um、強度750mj/nJ)を集光レンズで
集光して照射し、照射強度と識別マークの鮮明度との関
係を目視により評価した。なお、照射強度は、レーザ光
のショツト数及び集光の程度により調整した。結果を表
に示す。
(以下、余白)
表より、錠剤の種類か異なっていても、レーザ光の照射
強度を調整するという簡単な操作により、鮮明な識別マ
・−りを付すことかできる。
強度を調整するという簡単な操作により、鮮明な識別マ
・−りを付すことかできる。
実施例2
普通錠に、実施例1と同様にしてレーザ光を照射したと
ころ、照射強度100〜10100O/m−の範囲で判
読可能な識別マークを施すことができた。また、照射強
度10100O/m−以上では、錠剤に刻印が施され、
刻印の深さは、照射エネルギーに比例した。
ころ、照射強度100〜10100O/m−の範囲で判
読可能な識別マークを施すことができた。また、照射強
度10100O/m−以上では、錠剤に刻印が施され、
刻印の深さは、照射エネルギーに比例した。
実施例3
透明カプセル剤に、実施例1と同様にしてレーザ光を照
射したところ、照射強度50〜100mj / mff
1の範囲で鮮明な識別マークを施すことができた。
射したところ、照射強度50〜100mj / mff
1の範囲で鮮明な識別マークを施すことができた。
また、不透明カプセル剤に、実施例1と同様にしてレー
ザ光を照射したところ、照射強度100〜200 m
j / maの範囲で鮮明な識別マークを形成すること
ができた。
ザ光を照射したところ、照射強度100〜200 m
j / maの範囲で鮮明な識別マークを形成すること
ができた。
実施例4
白色の腸溶錠のマーキング部位に黒色インキを塗布した
後、ネガパターンのパターンマスクを介して、照射強度
50〜100 m j / mmのレーザ光を照射した
ところ、照射部のインキが消失し、非照射部に残存する
インキにより、鮮かな識別マークを施すことができた。
後、ネガパターンのパターンマスクを介して、照射強度
50〜100 m j / mmのレーザ光を照射した
ところ、照射部のインキが消失し、非照射部に残存する
インキにより、鮮かな識別マークを施すことができた。
識別マークが施された錠剤の腸溶性被膜は殆ど損傷せず
、錠剤の耐酸性は、照射前の錠剤と何ら変るところがな
かった。
、錠剤の耐酸性は、照射前の錠剤と何ら変るところがな
かった。
出 願 人 武田薬品工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、錠剤及びカプセルに、パターンマスクを介してレー
ザ光を照射する錠剤及びカプセルのマーキング方法。 2、錠剤及びカプセルに、着色被膜を施し、パターンマ
スクを介してレーザ光を照射する錠剤及びカプセルのマ
ーキング方法。 3、レーザ光の照射強度が25〜5000mj/mm^
2である請求項1又は請求項2記載の錠剤及びカプセル
のマーキング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2245674A JPH04122688A (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 錠剤及びカプセルのマーキング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2245674A JPH04122688A (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 錠剤及びカプセルのマーキング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04122688A true JPH04122688A (ja) | 1992-04-23 |
Family
ID=17137128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2245674A Pending JPH04122688A (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 錠剤及びカプセルのマーキング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04122688A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997048384A3 (en) * | 1996-06-17 | 1998-02-05 | Janssen Pharmaceutica Nv | Marking rapidly disintegrating dosage forms |
JP2008126309A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Eisai R & D Management Co Ltd | 可食体用レーザマーキング装置 |
JP2009149539A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Saitama Univ | カラーマーキング方法とカラーマークが形成された糖衣製品 |
JP2013052686A (ja) * | 2012-12-06 | 2013-03-21 | Eisai R & D Management Co Ltd | 可食体用レーザマーキング装置 |
JP2013541580A (ja) * | 2010-11-03 | 2013-11-14 | サノフイ | マーキングされた固体医薬剤形およびレーザーマーキングによるこの製造方法 |
-
1990
- 1990-09-13 JP JP2245674A patent/JPH04122688A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997048384A3 (en) * | 1996-06-17 | 1998-02-05 | Janssen Pharmaceutica Nv | Marking rapidly disintegrating dosage forms |
JP2008126309A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Eisai R & D Management Co Ltd | 可食体用レーザマーキング装置 |
JP2009149539A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Saitama Univ | カラーマーキング方法とカラーマークが形成された糖衣製品 |
JP2013541580A (ja) * | 2010-11-03 | 2013-11-14 | サノフイ | マーキングされた固体医薬剤形およびレーザーマーキングによるこの製造方法 |
JP2013052686A (ja) * | 2012-12-06 | 2013-03-21 | Eisai R & D Management Co Ltd | 可食体用レーザマーキング装置 |
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