JPH04121174U - テレビジヨンカメラのコイルアセンブリ保持装置 - Google Patents

テレビジヨンカメラのコイルアセンブリ保持装置

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JPH04121174U
JPH04121174U JP3466591U JP3466591U JPH04121174U JP H04121174 U JPH04121174 U JP H04121174U JP 3466591 U JP3466591 U JP 3466591U JP 3466591 U JP3466591 U JP 3466591U JP H04121174 U JPH04121174 U JP H04121174U
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JP
Japan
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coil assembly
television camera
image pickup
elastic rubber
metal sleeve
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Application number
JP3466591U
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English (en)
Inventor
正典 本坊
Original Assignee
日立電子株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はテレビジョンカメラにおいて,外部
からの振動・衝撃による撮像管やコイルアセンブリの動
作不良や特性劣化を防止するコイルアセンブリ保持装置
の実現を目的とする。 【構成】 コイルアセンブリ2と金属スリーブ4の間に
弾性ゴム層3を設け,弾性ゴム層3の前後に弾性接着剤
を充てんし,コイルアセンブリ2を金属スリーブ4を介
してテレビジョンカメラヘッド内部に装着する。この構
造によって,外部からの振動・衝撃は弾性ゴム層3にて
減衰,吸収される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は撮像管方式のテレビジョンカメラにおけるコイルアセンブリの保持装 置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
撮像管方式のテレビジョンカメラにおいては,撮像管の走査電子ビームの集束 ・偏向といったビーム制御に必要な磁界を発生する各種電磁コイルを内蔵し,か つ,撮像管を収納・保持する機能を有する,いわゆるコイルアセンブリが不可欠 である。図2に従来のコイルアセンブリの保持機構の一例を示す。
【0003】 図2に示すように,コイルアセンブリ2の外形は円筒状になっており,その中 心軸上に撮像管1が収納され,この撮像管1を取り巻くように偏向コイル9をは じめとして撮像管1のビーム制御用の電磁コイルが設けられている。撮像管1は ヘッドキャップ6と撮像管固定リング7とによって前後から挟み込むようにして 固定される。また,ヘッドキャップ6には上記撮像管1の光導電ターゲットへの 光(光学像)の入射口8が設けられている。
【0004】 ところで,上記コイルアセンブリ2の外殻は地磁気等の外部磁界の影響を遮断 するための磁気シールド構造になっており,厚さ1mm程度の薄い磁性合金板( 一般にはパーマロイ)が用いられている。そのため,コイルアセンブリ2の外殻 は機械的強度に乏しい。そこで従来より,これを保護するために,図2に示すよ うにコイルアセンブリ2の外周にアルミニウム等でできた金属スリーブ4を接着 材10を用いて取り付けている。したがって,上記コイルアセンブリ2は実際に は上記金属スリーブ4に保持された状態でテレビジョンカメラのカメラヘッド内 部に装着されている。
【0005】 図3にテレビジョンカメラのカメラヘッド内部に,図2にて示したコイルアセ ンブリ2を装着した状態を示す。図3において,カメラヘッド11の全面パネル 12の前面には撮像用のズームレンズ13が取り付けられ,前面パネル12の背 面にはズームレンズ13を通して得られる光学像を赤(R),緑(G),青(B )の3原色光に分解する色分解プリズム14と,色分解プリズム14への不要な 光の入射を遮断するプリズムケース15が取付けられている。そしてプリズムケ ース15には色分解プリズム14の3原色光の射出面に対応して3つの開口部が 設けられており,その各々に撮像管を収納したコイルアセンブリ2が図2で示し たように金属スリーブ4の内部に保持された状態でコイルアセンブリホールダ1 6を介して装着されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで,撮像管は外部より強い振動・衝撃が加えられた場合,内部電極に機 械的な歪みや断線を生じたり,あるいはガラス製の管壁の破損に至り,動作不良 をきたす場合がある。また,比較的弱い振動が加えられた場合でも,それによる 内部電極間の静電容量の変動により出力信号に雑音を生じる場合がある。
【0007】 一方,前述のように,コイルアセンブリの外殻は磁性合金板を用いた磁気シー ルド構造となっているが,外部より衝撃が加えられた場合,上記磁性合金板の磁 気特性が劣化し(材料中の磁気双極子の整列状態が崩れる),磁気シールド効果 が弱まる場合がある。上記のように,撮像管およびコイルアセンブリにとって振 動・衝撃は特性劣化や動作不良をまねく要因となる。
【0008】 ところが,前述の図2に示した従来のコイルアセンブリ保持構造によれば,テ レビジョンカメラの運用中に図3に示すカメラヘッド11やズームレンズ13に 振動・衝撃が加えられた場合,前面パネル12−プリズムケース15−コイルア センブリホールダ16−金属スリーブ4という経路で,伝搬してきた振動・衝撃 はそのまま直接図2に示すコイルアセンブリ2およびその内部に収納された撮像 管1に加わることになる。従来これにより撮像管およびコイルアセンブリに特性 劣化や動作不具合を生じる場合が多かった。
【0009】 本考案は上記従来技術の欠点を除去し,テレビジョンカメラの耐振・耐衝撃性 の向上をはかることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために,コイルアセンブリをその最外径よりも大 きな内径をもつ金属スリーブにそう入し,上記コイルアセンブリの外殻と上記金 属スリーブの内側面との間に弾性ゴム等の弾性体をそう入もしくは充てんするこ とにより上記コイルアセンブリを上記金属スリーブ内に保持し,上記金属スリー ブを介して上記コイルアセンブリをテレビジョンカメラのカメラヘッド内部に装 着するようにしたものである。
【0011】
【作用】
その結果,カメラヘッドに振動・衝撃が加えられた場合,上記振動・衝撃は上 記金属スリーブから上記コイルアセンブリへと伝搬する間に,その中間の上記弾 性材の層で大きく減衰する。これにより上記振動・衝撃は上記コイルアセンブリ に伝わりにくくなり,上記コイルアセンブリとその内部に収納された撮像管は前 述のような振動・衝撃による特性劣化や動作不具合を免れることになる。
【0012】
【実施例】
以下本考案について一実施例を用いて説明する。図1に本考案によるコイルア センブリ保持機構の一実施例を示す。図1に示した実施例において前述の図2に 示した従来例と異なる点は,コイルアセンブリ2と金属スリーブ4の間に弾性ゴ ム層3を設けたことである。この弾性ゴム層3の材料として本実施例においては ,シリコン系ゴムシートに表面から裏面に貫通する多数の針状導体(Ag)を埋 め込んだ導電性ゴムシートを用いた。
【0013】 なお,上記導電性ゴムシート自体には接着性はないので,コイルアセンブリ2 と金属スリーブ4との機械的なずれを防止するために,上記導電性ゴムシートの 前後にシリコン系の弾性接着剤5を充てんした。また,図2の従来例と同じく, コイルアセンブリ2は金属スリーブ4を介してテレビジョンカメラのカメラヘッ ド内部に装着されることになる。
【0014】 上記図1に示した実施例によれば,外部より加えられた振動・衝撃は金属スリ ーブ4からコイルアセンブリ2へと伝搬する間に弾性ゴム層3にて大きく減衰, 吸収されるため,コイルアセンブリ2および撮像管1に特性劣化や動作不具合が 生じにくくなり,その結果テレビジョンカメラの耐振・耐衝撃性を向上させるこ とができる。
【0015】 なお,上記図1に示した実施例においては静電シールドとしてコイルアセンブ リ2の外殻をテレビジョンカメラの筐体に接地させる必要上,弾性ゴム層3の材 料として導電性ゴムを用いたが,言うまでもなく,本考案においては上記弾性ゴ ム層3として導電性,非導電性いずれの材料を用いてもかまわない。また,上記 弾性ゴム層3の材料として上記実施例で用いたシート(固形)状のゴム以外に硬 化性の液状ゴムを用いてもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば,テレビジョンカメラにおいて,外部からの振動・衝撃による 撮像管やコイルアセンブリの動作不良や特性劣化を防止することができるので, テレビジョンカメラとしての信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコイルアセンブリ保持機構の一実施例
を示す一部断面図。
【図2】従来のコイルアセンブリ保持機構の一部断面
図。
【図3】コイルアセンブリをカメラヘッドに装着した状
態を示す図である。
【符号の説明】
1 撮像管 2 コイルアセンブリ(外殻) 3 弾性ゴム層 4 金属スリーブ 5 弾性接着剤 6 ヘッドキャップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像管の走査電子ビームを制御するため
    の磁界を発生する電磁コイルを内蔵し,かつ,撮像管を
    収納・保持する機能を有する,いわゆるコイルアセンブ
    リを具備するテレビジョンカメラにおいて,上記コイル
    アセンブリを,その最外径よりも大きな内径をもつ金属
    円筒内にそう入し,上記コイルアセンブリの外殻と上記
    金属円筒の内側面との間に弾性ゴムあるいは弾性ゴムを
    基材とする導電性または非導電性の弾性体をそう入また
    は充てんし,これにより上記コイルアセンブリを上記金
    属円筒内に保持し,上記金属円筒を介して上記コイルア
    センブリをテレビジョンカメラ内部に装着することを特
    徴とするテレビジョンカメラのコイルアセンブリ保持装
    置。
JP3466591U 1991-04-17 1991-04-17 テレビジヨンカメラのコイルアセンブリ保持装置 Pending JPH04121174U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06300020A (ja) * 1993-03-29 1994-10-25 Charles Pasqualini 工具及びレセプタクルの端部に摩耗部品を連結するための連結装置及び連結方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06300020A (ja) * 1993-03-29 1994-10-25 Charles Pasqualini 工具及びレセプタクルの端部に摩耗部品を連結するための連結装置及び連結方法

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