JPH04121125A - 植物の根域部を温度調節する水耕栽培装置 - Google Patents

植物の根域部を温度調節する水耕栽培装置

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Publication number
JPH04121125A
JPH04121125A JP2241673A JP24167390A JPH04121125A JP H04121125 A JPH04121125 A JP H04121125A JP 2241673 A JP2241673 A JP 2241673A JP 24167390 A JP24167390 A JP 24167390A JP H04121125 A JPH04121125 A JP H04121125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
plant
cold
sheet
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP2241673A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Maruo
丸尾 万夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP2241673A priority Critical patent/JPH04121125A/ja
Publication of JPH04121125A publication Critical patent/JPH04121125A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は栽培植物の微妙な温度管理を可能にする水耕栽
培装置に関する。
(従来の技術) 一般に、水耕栽培としては樋状体に沿って多くの植物を
植え付け、樋状体に水耕液を流丁水耕栽培装置が知られ
ている。この水耕栽培装置の改良装置として、響開昭6
3−185322号には、養液を保持する毛管給水シー
トを丸めたりして、立体化した水耕栽培装置が記載され
ている。また、特開昭63−251026号Kl!−1
、傾斜基盤上に養液を保持する保水シートを設けた水耕
栽培装置が記載されている。
(発明が解決しようとする課題) 水耕栽培において、植物の根域部の温度管理は極めて重
要である。植物は自然界において、春夏秋冬の温度や日
照時間の変化により芽を出し、生長して樹木となり、花
がさき実をつけている。
また、1日の作物の営みは日中特に午前中には活発に光
合成を行ない炭水化物を生産する。夕刻になると転流す
なわち養分を果実や根、樹茎等に配分している。従来の
水耕栽培装置では根域部の温度管理が植物の生体に合せ
て十分に管理されているとは言えない。もつとも、簡単
な水耕栽培装置では供給する養液を一定温度にすること
により、根域部の温度調整をしようとしているが根の養
液吸収が時間的に一定でないこと、栽培時期によりベツ
ド内外の温度に差があることにより実際上は不十分であ
る。また、ベット内にパイプにより冷暖水を通すことも
考えられるが熱効率が悪く、根域部を均一な温度にする
ことにはむりがある。
本発明は根域部分の温度調整を短時間で行なえ。
作物生理による微妙な温度要求に応じるとともに、さら
に意図的に微妙な温度変化を与え、植物の生還を制御し
生産調整を容易にしようとするものである。
(a題を解決するための手段) 本発明に植物の根域部を冷暖水によりmf調節可能とし
た水耕栽培装置である0 すなわち、本発明は冷暖水を根城下部に面状に通したこ
とにエリ、栽培植物の根域部分の温1jw4整が短時間
で行なえ、作物生理による微妙な温度要求に応じること
を可能としたものである。また本発明の水耕栽培装置に
より栽培植物の根に適度に温度変化によるストレスを与
えることにエリ、栽培植物の生育向上および果実肥大、
品質向上などを可能にする。
本発明において冷暖水を面状に通すとは栽培植物根域部
分(保水シート面)の50チ以上を冷暖水用袋状物がカ
バーしている状態をいう。保水シートを用いるものくつ
いては、保水シートと冷暖水用袋状物F′i接している
ことが好ましい。冷暖水用袋状物とは冷暖水の入口と出
口を設けた平面状の袋状物である。該袋状物は、従来公
知の樹脂からなる非透水性のフィルムあるいはシートか
ら構成することが出来る。
用いられる樹脂としてはポリエステル、ポリアミド、ポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル等があるが熱伝導性の点
でポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが
好ましい。フィルムあるいはシートの厚さは500μ以
下が好ましい0あま9厚くなると熱効率が悪くなる。さ
らに、該袋状物には冷暖水マットを挿入することにより
保液性を上げることが出来る。
冷暖水マットとしては、特にlmX1mの大きさの保水
シートを水に完全に浸漬した後−辺が水平となるように
挾んで全体を空中に吊下げ、10分間放置後の保液量が
200d/♂以上あり、該保水シートを3eIII幅の
細帯状にして乾燥状態で喬直に吊るし下端を水に浸漬し
て1分間放置後の水の吸い上げ高さが30■以上あり、
かつ厚さが50−以下である柔軟なシートが最も望まし
い0保水量が200m/m’未満の場合、該シートの表
面と裏面の保水量が異なり温度分布に問題が生じる。
保水量は多いほど好ましく10100O/j以上が望筺
しい。また水吸い上げ高さが30■未満では水の浸透性
が悪く全体的に水が均一に拡散しないため温度分布に斑
を生じる。特に水吸い上げ高さは50mm以上あること
が望ましい。厚さについては薄いほど取扱い易くかつ該
シートの厚さ当りの保水量が多くなり表面よりの吸収に
対して利用効率が高くなる。厚さが50−以上になると
取扱い難くなるのはもちろんであるが、該シートの上面
での保水量が少なくなり(下面に溜る)熱又換が良好に
行なわれない。適当な厚さFilO■以下、より好まし
くFi3−以下である。
本発明は、保水シートに養液を浸漬し、該保水シートか
ら栽培植物が養液を吸収する構造とし九水耕栽培装置に
最適である。その理由は該装置は植物の根域部分での呼
吸を十分に行なえるようにするため、根域部分が外気に
さらされる構造となり、根域部分の温度管理が困離であ
るからである。
該保水シートを便用すると根が保水空隙に食い込み容易
にはがれにくくなり植物の除去時に残根が生じる。この
問題を解決するためKは該保水シートの上面を完全に覆
う根を通さないシートを用いることが有効である。
該根を通さないシートFi親水性、透水性を有し最大径
が20ミクロン以下の微細孔を無数にかつ均一な分布で
保有する柔軟なシート状物が挙げられる。微細孔の最大
径が20ミクロン以上になると植物の根が該シートを貫
通し該保水性シートに侵入してからみつき、植物除去時
に切断され残根として残り腐って病気の原因となるため
該保水シートを何件にもわたって使用できなくなる。し
かし蚊微細孔の最大径が非常に小さい場合、たとえば5
ミクロン以下の場合、該保水シートよりの水耕液の浸出
が阻害され植物の放置に問題が生じる。
該根を通さないシートは繊細状物で構成される織布、不
織布、マット状物あるいは樹脂からなるシートなど親水
性、透水性、柔軟性を有し根を通さないシートでめる。
次に本発明の一実施態様を添附の図に従って説明する。
第1図の幅方向断面において長さ方向に傾斜させた断熱
平板lの上に非透水性フィルム4を設置し、このフィル
ムで冷暖水の通路(冷暖水用袋状物)を形成する。この
2枚のフィルムの間に冷暖水マットを設け、水がこの冷
暖水マットに吸収され除々に流nる工うにする。さらに
この上に保水シート2と防根シート1を設は植物体保持
板に植物を植え付ける。この装置によって養液用樋体か
ら絶えず養液を流さすとも冷暖水用袋状物に水を保持す
ることにより植物の根部の温度管理が可能となった。
冷暖水用袋状物のかわりにパイプを2本通し、その中に
#捩水を通すことにより温度管理を試みた(比較例)。
実施例の装置と比較例の装置を用いてホウレン基の栽培
を行なったところ、比較例の装置はパイプから離れた部
分に植えられたホウレン基の生育が悪く、実施例の装置
の収穫量は比較例の装置の収穫量の30チ増となった。
(本発明の効果) 本発明の水耕栽培装置はホウレン基、サニーレタス、中
国野菜等葉菜類の栽培およびトマト、ナス、キュウリ、
ピーマン等果菜類の栽培に好適である。
冷暖水を根域部分に面状に通すことにエリ根部の温度管
理が容易となり、良好な生育が得られ、果実をつけるも
のについては果実の肥大および品質の向上に効果が得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水耕栽培装置の一例の断面図である。 1 防根シート 2、 保水シート 3、冷暖水マット 4、 非透水性シート 5、植物体保持板 6、養液用樋体 7、冷暖水用樋体 8 断熱平板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 植物の根域部を冷暖水により温度調節可能とした水耕栽
    培装置。
JP2241673A 1990-09-11 1990-09-11 植物の根域部を温度調節する水耕栽培装置 Pending JPH04121125A (ja)

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JP2241673A JPH04121125A (ja) 1990-09-11 1990-09-11 植物の根域部を温度調節する水耕栽培装置

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JP2241673A JPH04121125A (ja) 1990-09-11 1990-09-11 植物の根域部を温度調節する水耕栽培装置

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JPH04121125A true JPH04121125A (ja) 1992-04-22

Family

ID=17077820

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JP2241673A Pending JPH04121125A (ja) 1990-09-11 1990-09-11 植物の根域部を温度調節する水耕栽培装置

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JP (1) JPH04121125A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6162392A (en) * 1997-08-01 2000-12-19 The Coca-Cola Company Method and apparatus for super critical treatment of liquids
JP2003038050A (ja) * 2001-07-27 2003-02-12 New Agri Network Co Ltd 薄型養液栽培装置
KR100453572B1 (ko) * 2002-01-22 2004-10-20 대한민국 뿌리 차단 자루를 이용한 양액재배 시스템 및 양액재배 방법
WO2013035580A1 (ja) * 2011-09-08 2013-03-14 Hasegawa Kenji エアコン室外機用冷却装置、及び、これを用いたエアコン室外機
JP5185461B1 (ja) * 2012-08-02 2013-04-17 研二 長谷川 エアコン室外機用冷却装置

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CN103748420B (zh) * 2011-09-08 2017-03-29 长谷川研二 空调室外机用冷却装置以及使用其的空调室外机
JP5185461B1 (ja) * 2012-08-02 2013-04-17 研二 長谷川 エアコン室外機用冷却装置

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