JPH04120564A - 帯電部材およびそれを用いた電子写真装置 - Google Patents

帯電部材およびそれを用いた電子写真装置

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JPH04120564A
JPH04120564A JP24048090A JP24048090A JPH04120564A JP H04120564 A JPH04120564 A JP H04120564A JP 24048090 A JP24048090 A JP 24048090A JP 24048090 A JP24048090 A JP 24048090A JP H04120564 A JPH04120564 A JP H04120564A
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carbon black
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charging
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Atsushi Murata
淳 村田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電圧を印加した帯電部材を被帯電体表面に接触
させて帯電を行う帯電部材およびそれを用いた装置に関
する。
〔従来の技術〕
例えば、電子写真装置(複写機・光プ1ノン夕など)・
静電記録装置等の画像形成装置に於て、感光体・誘電体
等の被帯電体としての像担持体面を帯電処理する手段機
器としては従来よりコロナ放電装置が広く利用されてい
る。
コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面を所定の電位
に均一に帯電処理する手段として有効である。しかし、
高圧電源を必要とし、コロナ放電のため好ましくないオ
ゾンが発生するなどの問題点を有している。
このようなコロナ放電装置に対して、前記のように電圧
を印加した帯電部材を被帯電体面に接触させて被帯電体
面を帯電処理する接触帯電装置は、電源の低圧化が図れ
、オゾンの発生量が少ない等の長所を有している。
このような帯電部材の構成として、導電性基体上に少な
くとも2つの抵抗層を設け、上層の抵抗層に適度な表面
抵抗を保持させ、下層の抵抗層に被帯電面とのニップ巾
を適正にするための適度な弾性を保持させることにより
、被帯電体の帯電均一性、感光体等の被帯電体表面のピ
ンホール・傷等によるリーク防止等を図ることができる
抵抗層を2屓構成とする場合に下層に導電性を付与させ
る方法として、ゴムや樹脂などの弾性体中に、カーボン
ブラックや、グラファイト、金属粉などの導電粒子を分
散させる方法がとられるが、これらの導電粒子を分散さ
せることによって弾性体の硬度は必然的に高くなるので
帯電部材としては、感光体との充分な接触がなされる様
、低硬度が望まれているため、オイルや可塑剤等の軟化
剤を添加し硬度を下げることになる。
これらのオイル、可塑剤等の軟化剤は一般的に移行性が
あり、これらが帯電部材の表面に滲み出した場合、感光
体を汚染したり、トナーの固着を引き起こしたりする問
題があり、軟化剤の添加量はなるべく少量に抑えること
が望ましい。そこで、通常少量で低抵抗化が可能な一高
導雷摩フイラーを用い、添加量を極力少量に抑えてオイ
ルの添加量を少量にとどめることができる。
ところが、帯電部材に要求される抵抗値はlO“〜10
9Ω程度の抵抗領域であり、この抵抗領域においては、
高導電性フィラーの添加による所定抵抗値の制御が困難
であり、製造ロンド間のバラツキが大きいという問題が
あった。
〔発明の目的〕
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、軟化剤が
不要又は少量の添加で済み、被帯電部材との充分な接触
を可能にする低硬度で、抵抗値安定性に優れ、かつ製造
ロッド間のバラツキのない帯電部材およびそれを用いた
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は導電性基体上に少な(とも2層の抵抗層を有す
る帯電部材において、下層の抵抗層が、吸油量80mI
!/ l OOg E下のカーボンブラックおよびシリ
コーンゴムを有する弾性体層であることを特徴上する帯
電部材であ乙− カーボンブラックの吸油量はJISK6221て規定さ
れる方法で測定される値である。
シリコーンゴムの場合、原料ポリマー即ぢオルカッポリ
シロキサン中の有機基、例えばメチル甚、ビニル基、フ
ェニル基、3.3.3−1−リフルオロプロピル基など
の内架橋に直接係わるビニル基の数を減らし、架橋点の
数を減らしたり、フェニル基を少量添加することによっ
てより広い温度域でオイル等の軟化剤なしに低硬度性を
発現させることができる。
例えばビニル基を含有するシメチルポリンロキサンにお
いて好適なビニル基の重量%は0.05〜0.005%
である。
比較的吸油量の小さいカーボンブラックを多量に添加し
ても、オイル等の軟化剤を添加することなしに比較的低
硬度に抑えることができる。また添加したとしても、極
めて少量で一般にはシリコーンゴム100重量部に対し
て20重量部以下で済む。
−船釣に吸油量の低いカーボンブラックはストラフチャ
−(鎖状カーボンブラック構造)の発達が小さいため、
ストラフチャーの発達した高吸油量のカーボンブラック
に比べて導電性が劣る。
よって同量添加しても比較的高い抵抗値領域で抵抗の安
定した弾性体が得られる。これは、導電性が劣るカーボ
ンブラックはシリコーンゴム中における分散状態の微妙
な相違による抵抗値のバラツキが生じにくい為である。
また吸油量が小さいため、ポリマーとの補強性が小さ(
、添加量を増やしても、余り硬度は上昇しない。これは
吸油量が小さいカーボンブラックは、単位重量あたりの
露出表面積が小さく、シリコーンコムと架橋反応して、
シリコーンゴムの硬度を増加させるカーボンブラック表
面の活性点も比例して少ないからである。
低い吸油量のカーボンブラックを用いることにより、下
層の抵抗層のある程度の高抵抗化が達成されると、導電
性基体に電圧を印加した際の、下層における電位降下が
大きく、従って上層にかかる電位は小さくなり、従って
上層の抵抗層の厚みに多少ムラが有り、薄い箇所があっ
てもリークを起こさないですむ。また下層の抵抗値のみ
で要求される抵抗値を達成することも可能となり、この
場合には上層の抵抗値は下層と同等またはそれ以下で良
いことになって、製造が容易になる。
更に、オイル等の軟化剤が無しまたは少量で済むため、
軟化剤の滲出を防止するに必要な厚みの上層は不要にな
り、上層の厚みを薄くすることが可能となり、種々のコ
ーティング技術が適用できる。下層の抵抗層の形成に用
いるシリコーンゴムとしては、被帯電表面でのリーク防
止の点から、103Ω以上が好ましく、また均一帯電の
点から、107Ω以下が好ましい。また、下層の抵抗層
の硬度は、」二層の抵抗層との追随性および密着性の点
から20゜以上が好ましく、被帯電表面との間で十分な
ニップ巾をとる点から40’ 以下が好ましい。上層の
抵抗層の厚さは5μ〜1.00μ、下層の抵抗層の厚さ
は1 m mm10mmが好適であり、上層の厚さを1
と1−+たときの下層の厚さは10〜200が好適であ
る。
また、一般の未加硫のゴム材料の場合、カーボンブラッ
ク等の添加剤を分残させたものは、可塑度が大きい。そ
のため、例えばローラー形状の帯電部材を形成する場合
抵抗ムラを生じ易い。即ち、パイプ型内に注型するトラ
ンスファー成型、インシエクンヨン成型において、ゴム
材のパイプ内への注入の際、ケート部を追加する時に圧
縮応力を受けるため熱による硬化が促進され、ゲート部
近傍が高抵抗化し、抵抗ムラを起こしたり、またパイプ
内への流入の際発生する内部応力かのこり、加硫時にお
ける架橋反応が応力集中部で促進され、その箇所におい
て、抵抗値が上ることによって、抵抗ムラを発生する。
しかし、シリコーンゴムの場合、未加硫の状態でカーボ
ンブラック等を添加したときの可塑度が120〜200
 (mm X 100) (JISC2123)程度と
極めて小さいため、上記した如き抵抗ムラがなく、パイ
プ型成型ができる。これにより研磨レス成型が可能とな
り、低コストで抵抗ムラのない帯電部材の成型を行うこ
とができるのである。
カーボンブラックの添加量は、15〜40重量%が好ま
しい。
下層の抵抗層に使用されるシリコーンゴム組成物中のオ
ルガノポリンロキサン生ゴムは通常一般式R” a S
 i Oa−a/2(R’ はメチル基、ビニル基、フ
ェニル基または3.3.3−トリフルオロプロピル基で
あり、全有機基のうち少なくとも50モル%はメチル基
であり、aは1.98〜2.05)で示される主として
直鎮状のジオルカッポリシロキサン高重合度物である。
ジオルガノポリシロキサンを構成する具体的な単位の例
としてはジメチルシロキサン、メチルフェニルシロキサ
ン、ジフェニルシロキサン、メチルビニルシロキサン、
フェニルビニルシロキサン、メチル3.3.3− )リ
フルオロプロピルシロキサンなどがよい。
ジオルガノポリシロキサンの重合度は、限定されていな
いが、通常数千〜1万位である。
ジオルガノポリシロキサンは、上記単位の単一重合体ま
たは共重合体でもよく、またこれらの重合体の混合物で
もよい。
しかし全有機基の少なくとも50モル%はメチル基のも
のである。またこれらの構造中にR’SiO+、s(R
″ は上記と同じ)の単位が少量含有されてもよく、そ
の分子鎖末端はヒドロキシ基、アルコキシ基、トリメチ
ルシリル基、ノメチルヒニルノリル基、メチルフェニル
ビニルンリル基、ンメチルフェニルシリル基などがよい
このジオルガノポリシロキサン生コムは、フユームドシ
リカや湿式方シリカなどの補強性充填剤、その他シリコ
ーン生ゴムに通常使用される添加剤を予め混合した形で
配合してもよい。
例えば、有機過酸化物としては、ヘンシイルバーオキサ
イド、2.4−ジクロルベンゾイルパーオキサイド、タ
ーシャリ−ブチルパーベンゾエート、ンターシャリープ
チルバーオキサイド、シフシルバーオキサイド、2.5
−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリ−ブチルパーオキ
シ)2.5−ジメチルヘキサン、ジアルキルパーオキサ
イド、1、】−シ(タシャリーブチルパーオキシ)3.
3.5−トリメチルシクロヘキサン等があがられ、その
種類は使用するゴムの種類によって適宜選択すればよい
。またその添加量としては、0.1〜15phrで使用
される。
また、前述した様にシリコーンゴムに通常される従来公
知の配合物、即ちフユームドシリカ、湿式法シリカ等の
シリカ類、けい藻土類カーボンブラックや炭酸カルシウ
ム、亜鉛華、二酸化チタン、などの金属酸化物、低分子
量末端アルコキシポリジメチルシロキサン、ジフェニル
シランジオール、トリメチルシラノール、他難燃剤、発
泡剤、接着性向上剤などを任意に配合してよい。
上層と下層の抵抗層間の接着力向上のために適宜、接着
剤を用いてもよいが、この場合接着剤の抵抗値によって
帯電部材の抵抗値が変動することが考えられる。
これに対し、シランカップリング剤を介し、表層と下層
を化学結合で接着する方法であれば、単分子層厚で表層
、下層が接着できるため、電気抵抗に影響なく良好な接
着性が得られる。
さらに一般にX5i(OR)3.・・・Xは有機基と反
応する官能基(アミノ基、ビニル基、エポキシ基、メル
カプト基、クロル基等)で、Rは加水分解可能な基(メ
トキシ基、エトキシ基等)である・・・て表わされるシ
ランカップリング剤で分子間の−ORまたは−OCR間
において脱アルコール縮合により、予め重合化した重合
体を用いるとさらに以下の点において有利である。
また上層をディッピングなどの塗工により形成する場合
、塗工液中にシランカップリング剤が溶解し、接着不良
をおこすこともあるが重合化したものであれば、移行す
ることはなく、従ってドラム汚染がない。また塗工液中
への溶解度も小さくなり、従ってディッピング等のコー
ティングによる上層成型も可能となる。
上層の材質としては、樹脂やゴム剤または、その中に導
電性粒子や導電性高分子等の導電性物質を分散させた層
が用いられる。
導電粒子としては、カーボンブラック、金属粉や酸化チ
タン、酸化錫、酸化亜鉛等の金属酸化物、または適当な
粒子の表面を酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウ
ム、酸化モイブデンや、亜鉛、アルミニウム、金、銀、
銅、クロム、コバルト、鉄、鉛、白金、ロジウムを電解
処理、スプレー塗工、混合振とうにより付着させた物で
もよい。
樹脂としては、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリブチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ
ヒニルブチラール、ポリビニルアセクール、ボリアリレ
ート、ポリカーボネット、ポリエステル、フェノキシ樹
脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリビニルピリジン
、セルロース系樹脂などをあげることができる。
ゴム材としては、例えばEPDM (エチレン−プロピ
レン−ジエン−ターポリマー)、ポリブタジェン、天然
ゴム、ポリイソプレン、SBR(スチレンブタジェンゴ
ム)、CR(クロロプレンゴム)、NBRにトリルブタ
ジェンゴム)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エビロ
クロルヒドリンゴム等のゴムや、RB(ブタジェン樹脂
)、SBS (スチレン−ブタジェン−スチレンエラス
トマー)等のポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ
エステル系、ポリウレタン系、PVD等の熱可塑性エラ
ストマーやポリウレタン、ポリスチレン、PE(ポリエ
チレン)、PP(ポリプロピレン)、pvc (ポリ塩
化ビニル)、アクリル系樹脂、スチレン−酢酸ビニル共
重合体、ブタジェン−アクリロントリル共重合体等の高
分子材料などを用いることができる。
導電性高分子としては、ホストポリマーとして、ポリア
セチレン、ポリ(p−フェニレン)、ポリピロール、ポ
リチオフェン、ポリ(p−フェニレンオキンF)ポリ(
p−フェニレンスルフィド)、ポリ(p−フェニレンビ
ニレン)、ポリ(2,6−シメチルフエニレンオキサイ
ド)、ポリ(ビスフェノール・Aカーボネート)、ポリ
ビニルカルバゾール、ポリジアセチレン、ポリ(N−メ
チル−4−ビニルピリジン)、ポリアニリン、ポリキノ
リン、ポリ(フェニレンエーテルスルフォン)等これら
にドーパントとしてAsF5、I2、Br2、s03、
Na1に1Cf、4、FeCn 3、F、CI、Br、
I、Krの各イオン、Ll、TCNQ等をドープしたも
のが用いられる。
また、ポリマーとしてポリメチルメタクリ1ノート、ジ
メチルンロキサンーエチレンオキサイト共重合体、ポリ
エチレンオキサイド、ポリ(β−プロピオラクトン)、
ポリ(プロピレンオキサイド)、ポリフッ化ヒニリデン
、ポリ(N−メチルエチレンイミン)等に添加剤として
LiCl 04KSCN、Na5CN、Li5CN、L
iCF 3So 3等を添加したポリマーが用いられる
。その他ボロンポリマーの使用も有効である。
第1図は本発明による帯電部材を用いた電子写真装置の
概略構成の横断面図である。
1は被帯電体としての像担持体であり、本例のものはア
ルミニウム等の導電性基体層1bと、その外周面に形成
した光導電層1aを基本構成層とするドラム型の電子写
真感光体である。支軸1dを中心に図面上時計方向に所
定の周速度をもって回転駆動される。
2はこの感光体1面に接して感光体面を所定の極性・電
位に一様に一次帯電処理する帯電部材であり、本例はロ
ーラタイプのものである。以下帯電ローラと記す。帯電
ローラ2は中心芯金20と、その外周に形成した下層の
抵抗層2bと、更にその外周に形成した上層の抵抗層2
d゛とから成り、芯金20の両端部を不図示の軸受は部
材に回転自由に軸受けさせてドラム型の感光体1に並行
に配置してバネ等の不図示の押圧手段で感光体1面に対
して所定の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転駆
動に伴い従動回転する。
而して電源3て摺擦電極3aにより、芯金20の所定の
直流(DC)バイアス、或は直流十交流(DC+ A、
 C’)バイアスが印加されることで回転感光体1の周
面が所定の極性・電位に接触帯電される。
帯電部材2で均一に帯電処理を受けた感光体1面は次い
で露光手段10により目的画像情報の露光(レーザーヒ
ーム走査露光、原稿画像のスリット露光など)を受ける
ことで、その周面に目的の画像情報に対応した静電潜像
が形成される。
その潜像は次いで現像手段11によりl・ナー画像とし
て順次に可視像化されていく。
このトナー画像は、次いで、転写手段12により不図示
の給紙手段部から感光体lの回転と同期どりされて適正
なタイミングを転−て威光汰1左ド互王段12との間の
転写部へ搬送された転写材14の面に順次に転写されて
いく。本例の転写手段12は転写ローうてあり、転写材
14の裏からトナーと逆極性の帯電を行うことで感光体
1面側のトナー画像が転写材14の表面側に転写されて
いく。
トナー画像の転写を受けた転写材】4は感光体1面から
分離されて不図示の像定着手段へ搬送されて像定着を受
け、画像形成物として出力される。或は裏面にも像形成
するものでは転写部への再搬送手段へ搬送される。
像転写後の感光体1面はクリーニング手段13て転写残
りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清浄面化されて
繰り返して作像に供される。
帯電部材2は第1図例の画像形成装置に像担持体1の帯
電処理手段として装置したようなローラタイプ以外にも
ブレード状タイプ・ブロック状タイプ・ローラタイプ・
ベルト状タイプなどの形態に構成できる。
ローラタイプの帯電部材2は面移動駆動される被帯電体
1に従動駆動させてもよいし、非回転のものとさせても
よいし、被帯電体1の面移動方向に順方向又は逆方向に
所定の周速度をもって積極的に回転駆動させるようにし
てもよい。
また、電子写真装置として、上述の感光体や明像手段、
クリーニング手段などの構成要素のうち、複数のものを
装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユニッ
トを装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。例え
ば、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段の少な
くとも1つを感光体とともに一体に支持してユニットを
形成し、装置本体に着脱自在の単一ユニットとし、装置
本体のレールなどの案内手段を用いて着脱自在の構成に
しても良い。このとき、上記の装置ユニットのほうに帯
電手段および/または現像手段を伴って構成しても良い
また、光像露光は、電子写真装置を複写機やプリンター
として使用する場合には、原稿からの反射光や透過光、
あるいは、原稿を読取り信号化し、この信号によりレー
ザービームの走査、LEDアレイの駆動、または液晶ン
ヤツターアレイの駆動などにより行われる。
また、ファクシミリのプリンターとして使用する場合に
は、光像露光は受信データをプリントするための露光に
なる。第2図はこの場合の1例をブロック図て示したも
のである。
コントローラ21は画像読取部20とプリンター29を
制御する。コントローラ21の全体はCPU27により
制御されている。画像読取部からの読取データは、送信
回路23を通して相手局に送信される。
相手局から受けたデータは受信回路22を通してプリン
ター29に送られる。画像メモリには所定の画像データ
が記憶される。プリンタコントローラ28はプリンター
29を制御している。24は電話である。
回線25から受信された画像(回線を介して接続された
リモート端末からの画像情報)は、受信回路22で復調
された後、CPU27は画像情報の復号処理を行い順次
画像メモリ26に格納される。そして、少なくとも1ペ
ージの画像がメモリ26に格納されると、そのページの
画像記録を行う。CPU27は、メモリ26よりlペー
ジの画像情報を読み出しプリンタコントローラ18に複
合化された1ページの画像情報を送出する。プリンタコ
ントローラ28は、CPU27からの1ベーンの画像情
報を受は取るとそのページの画像情報記録を行うべく、
プリンタ29を制御する。
尚、CPU27は、プリンタ29による記録中に、次の
ページの受信を行なっている。
以上の様に、画像の受信と記録が行なわれる。電子写真
感光体は以下のように構成される。
感光層は、導電性支持体の上に設けられる。導電性支持
体としては、支持体自体が導電性をもつもの、例えばア
ルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、ニッケル
などの金属を用いることができ、そのほかにアルミニウ
ム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸化錫合金な
どを真空蒸着によって被膜形成された層を有するプラス
チック、導電性粒子(例えばカーボンブラック、酸化錫
粒子など)を適当なバインダーとともに金属やプラスチ
ックに塗布した支持体、導電性バインダーを有するプラ
スチツブなどを用いることができる。
導電性支持体と感光層の中間に、バリヤー機能と接着機
能をもつ下引層を設けることもてきる。下引層は、カゼ
イン、ポ1,1ビニルアルコール、ニトロセルロース、
エチレン−アク1ノル酸コポリマーポリアミド(ナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン6101共重合ナイロン
など)ポリウレタン、セラチン、酸化アルミニウムなど
によって形成てきる。下引層の膜厚は、5μm以下、好
ましくは0.5μm〜3μmが適当である。下引層はそ
の機能を発揮するためには、107Ω・cm以上である
ことが望ましい。
感光層は、有機または無機の光導電体を必要に応じてバ
インダー樹脂とともに塗工することに形成でき、また蒸
着によっても形成することができる。
感光層の形態としては、電荷発生層と電荷輸送層の機能
分離型積層感光層が好ましい。
電荷発生層は、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キノン
顔料、ペリレン顔料などの電荷発生物質を蒸着あるいは
、適当なバインダー樹脂とともに(バインダーがなくて
も可)塗工することによって形成できる。
電荷発生層の膜厚は、0,01μm〜5μm1特には0
.05μm〜2μmが好ましい。
電荷輸送層は、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、オ
キサゾール化合物、トリアリールアミン化合物などの電
荷輸送物質を成膜性のあるバインダー樹脂に溶解させて
形成することができる。
電荷輸送層の膜厚は、5μm〜50μm1特にIJ10
μm〜30μが好ましい。
なお、紫外線などによる劣化防止のために感光層の上に
保護層を設けてもよい。
実施例1 ビニル基を含有するジメチルポリシロキサンにおいてビ
ニル基の重量%が0,02であるオルガノポリシロキサ
ン生ゴム(分子量50万)1.00部、表−1のカーボ
ンブラックを30部および2.5ジメチル、2.5シ(
t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(50%ペースト)1
.5部を2本ロールで均一に分散するまて混練し、プラ
イマーを塗布されたステンレス芯金がセットされたパイ
プ金型中にトランスファー成型によりゴムを注入し、1
700C120分、200 K g / c gにて加
硫し、パイプ冷却後脱型し下層の抵抗層を形成した。こ
のときの寸法は、芯金径6 m m 、外径12mm、
芯金長さ250 m m、ゴム長さ240mmであった
表−1 またこの下層の抵抗層の抵抗値を下記のようにして測定
した。
即ち、第3図に示すように被測定ローラであるローラ2
00上に幅10mmのアルミ箔201を巻き、芯金と該
アルミ箔間に電源202により直流IKVを印加し電流
を計測し、芯金とアルミ箔間の抵抗値を測定した。また
硬度はVISK6301に記載の硬度計JISAを用い
、ローラーの中心軸方向に対して垂直に加圧し測定した
。その結果を表−2に示す。
表−2 次に、ポリウレタン(商品名 E185、日本ミラクト
ラン製)をDMF、 トルエン、MEKの混合溶媒中に
溶解しく固形分20%)、その中に導電性カーボンブラ
ック、(商品名 ケッチエン600JD、ライオンアグ
ゾ製)を1重量%添加し、サンドグラインダーで均一に
なるまで分散し塗料を得た。
この塗料を上記各ローラーにデイピングによって、コー
ティングし、120℃、20分乾燥して、厚さ約20μ
mの上層の抵抗層を成型した。
このようにして設定した帯電ローラーを第1図の装置に
セットし電源3による帯電ローラー2への電圧印加を、
AC周波数150Hz、ACCビーク電圧2KV、DC
電圧700vとして感光体のプロセススピード25 m
 m / s e cとして帯電性能を評価した。
さらに感光体に直径0.5mm程度のピンホールを作り
帯電ローラーが、ピンホールと接触した際に帯電ローラ
ーの上層抵抗層及び下層抵抗層が通電破壊を起こすかを
調べた。その結果を表−3に示す。
また、この際に使用した感光体は以下の様に作成したも
のである。
基体として肉厚0.5mmで40φX 260 m m
のアルミニウムンリングを用意した。
共重合ナイロン(商品名 CM8000、東し■製)4
部およびタイプ8ナイロン(商品名ニラツカマイト’5
003、大日本インキ■製)4部をメタノール50部、
n−ブタノール50部に溶解し、上記基体上に浸漬塗布
し2て0.6μm厚のポリアミド下引層を形成した。
次に下記構造式のジスアソ顔料を10部、ポリヒニルブ
チラール(ニスレックスBM2、積木化学製)10部を
シクロへキサノン120部と共にサントミル装置で10
時間分散した。分散液にメチルエチルケトン30部を加
えて上記下引き層上に塗布し、0.15μm厚の電荷発
生層を形成した。
ポリカーボネートZ樹脂(三菱瓦斯化学■製)の、重量
平均分子量12万のもの10部を用意し、下記構造式の
ヒドラゾン化合物lO部と共にモノクロベンゼン80部
に溶解した。
これを上記電荷発生層上に塗布して18μm厚の電荷輸
送層を形成して感光体を作成した。
表 また32.5°C185%R,H,環境下でこれらのロ
ラーを前記有機感光体に総荷重IKgfにて圧接し1週
間放置後の感光体汚染の評価を行なったがA〜H夫々の
ローラからも内填物の移行が原因と思われる汚染は検出
されなかった。
比較例 EPDMゴム(商品名・EPMOO45、三井石油化学
製)、有機過酸化物(商品名二三井DCP−40C1三
井石油化学製) 6.8phr、加硫助剤(商品名 バ
ルノックDGM、大内新興化学工業製)3.5phr。
前出のカーボンブラックDを使用する以外は、実施例1
と同様にして配合し、加工して下層抵抗層を形成した。
下層抵抗層の抵抗値は、測定箇所により102〜105
Ωとかなりバラツキが有った。また硬度は65°JIS
Aであった。このローラー上に実施例−1と同様の塗料
をコーティングして得られた帯電ローラーを評価したと
ころ、帯電ムラ、帯電不良が発生し、また通電破壊を起
こした。
実施例2 メチルトリエトキシシランをベンセンとTPAの混合溶
媒中で水を滴下しながら、ベンゼンの沸点で還流まで重
合化し、ろ過洗浄の後所定のものを得た。上記生成物を
トルエン、MEKの混合溶媒中にプライマーAとした。
上記プライマーAを実施例−1中の下層抵抗層上にディ
ッピングにより約1μ塗布した以外は、実施例−1と同
様にして帯電ローラーを作製した。
上層抵抗層の密着性は、基盤目剥離試験(JISK54
00)により行ったが全く剥離は確認されなかった。
また帯電特性は実施例−1のものと同等であった。
さらに20%枚の耐久試験を行ったが、耐久後も膜の剥
離などは全くなく初期性能と同等の性能が確認された。
また32.5℃、85%の環境下でも、上紙抗層にシワ
がよるなどの剥離現象はなかった。
次にメチルトリニドキシンランを使用する以外は同様に
してローラーを作製し、同様の評価を行ったところ、基
盤目剥離試験(JISK5400)において部分的に剥
離を起こした。また32.5°C185%環境下に10
日間放置したところ、表面にシワが発生し、基層との剥
離現象が一部見られた。
〔効 果〕
以上述べた様に導電性軸体の外周に少なくとも、2層以
上の抵抗層から構成される帯電部材において導電性軸体
の下層の抵抗層を吸油量80 (m j’ / 100
g)以下のカーボンブラックを含むシリコーンゴムを主
体とした弾性体層によって構成することによって低硬度
で抵抗ムラがなく、103〜10’Ωの半導体領域で抵
抗安定性に優れた帯電部材が得られる。
従って帯電ムラや帯電不良がなく、また、感光体上のピ
ンホールと当接した場合においても、通電破壊を起こさ
ない。また感光体上への基層のオイル等軟化剤の滲み出
しによる感光体汚染もない。
量産安定性に優れた低コストな帯電部材の供給が可能と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による帯電部材を用いた一般的な転写式
電子写真装置の概略構成図である。 第2図は本発明による帯電部材を用いた電子写真装置を
プリンターとして使用したファクシミリのブロック図で
ある。 第3図は帯電ローラーの抵抗層の抵抗測定の説明図であ
る。 1・・・電子写真感光体 2・・・帯電ローラ 2c・・・芯金 2b・・・下層の抵抗層 2d・・・上層の抵抗層 3・・・電源 IO・・・露光手段 11・・・現像手段 12・・・転写手段 13・・・クリーニング手段 14・・・転写材 第1図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性基体上に少なくとも2層の抵抗層を有する
    帯電部材において、下層の抵抗層が、吸油量80ml/
    100g以下のカーボンブラック及びシリコーンゴムを
    有する弾性体層であることを特徴とする帯電部材。
  2. (2)下層の抵抗層中におけるカーボンブラックの含有
    量が15〜40重量%である請求項第1項記載の帯電部
    材。
  3. (3)帯電部材の下層の抵抗層の硬度が20〜40およ
    び抵抗値が10^3〜10^7Ωである請求項第1項記
    載の帯電部材。
  4. (4)下層の抵抗層のシリコーンゴムが、ビニル基を0
    .05〜0.005重量%含むジメチルポリシロキサン
    である請求項第1項記載の帯電部材。
  5. (5)2つの抵抗層の間にシランカップリング剤を含む
    プライマー層を有する請求項第1項記載の帯電部材。
  6. (6)帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少な
    くとも1つを感光体とともに一体に支持してユニットを
    形成し、装置本体に着脱自在の単一ユニットとした装置
    ユニットにおいて、帯電手段が導電性基体上に少なくと
    も2層の抵抗層を有し、下層の抵抗層が吸油量80ml
    /100g以下のカーボンブラックおよびシリコーンゴ
    ムを有する弾性体層である帯電部材であることを特徴と
    する装置ユニット。
  7. (7)下層の抵抗層の硬度が20〜40および抵抗値が
    10^3〜10^7Ωである請求項第6項記載の装置ユ
    ニット。
  8. (8)感光体、潜像形成手段を形成した潜像を現像する
    手段および現像した像を転写材に転写する手段を有する
    電子写真装置において、潜像形成手段として用いられる
    帯電部材が、導電性基体上に少なくとも2層の抵抗層を
    有し、下層の抵抗層が吸油量80ml/100g以下の
    カーボンブラックおよびシリコーンゴムを有する弾性体
    層であることを特徴とする電子写真装置。
  9. (9)帯電部材の下層の抵抗層の硬度が20〜40およ
    び抵抗値が10^3〜10^7Ωである請求項第8項記
    載の電子写真装置。
  10. (10)感光体、潜像形成手段、形成した潜像を現像す
    る手段および現像した像を転写材に転写する手段を有す
    る電子写真装置であって、潜像形成手段として用いられ
    る帯電部材が、導電性基体上に少くとも2層の抵抗層を
    有し、下層の抵抗層が吸油量80ml/100g以下の
    カーボンブラックおよびシリコーンゴムを有する弾性体
    層である電子写真装置およびリモート端末からの画像情
    報を受信する受信手段を有することを特徴とするファク
    シミリ。
  11. (11)帯電部材の下層の抵抗層の硬度が20〜40お
    よび抵抗値が10^3〜10^7Ωである請求項第10
    項記載のファクシミリ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753860A (ja) * 1993-08-18 1995-02-28 Bridgestone Corp 導電性基材
US5851657A (en) * 1996-02-19 1998-12-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Charging member
US5925893A (en) * 1996-06-24 1999-07-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Semiconductive member and production method thereof
JP2006163166A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Sharp Corp 帯電ローラならびにこれを用いた画像形成装置

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