JPH041192Y2 - - Google Patents

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JPH041192Y2
JPH041192Y2 JP1986187395U JP18739586U JPH041192Y2 JP H041192 Y2 JPH041192 Y2 JP H041192Y2 JP 1986187395 U JP1986187395 U JP 1986187395U JP 18739586 U JP18739586 U JP 18739586U JP H041192 Y2 JPH041192 Y2 JP H041192Y2
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boom
derrick cylinder
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swivel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は吊上能力が比較的小さい路上走行可能
な自走式クレーンに関する。
〔従来の技術〕
従来第12図及び第13図に示すように、旋回
台5にシリンダ後端が水平連結ピン9で連結され
たデリツクシリンダ4を、テレスコープ状に伸縮
するブーム2の下方に配設して、そのピストンロ
ツド前端に連結した連結金具8′を、ブームの水
平状態においてクレーン及び自動車制御用運転室
1の前部附近の側方に位置するように、ブーム下
面に固着した自走式クレーンは普通に用いられて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この自走式クレーンは、ブームのフートピン1
0を支点とするデリツクシリンダ出力のモーメン
トアームが大きくなる利点を持つてはいるが、そ
の反面第13図に示すように路上走行時における
運転室1内の運転者の側方視界αをデリツクシリ
ンダ4や連結金具8′が妨げるため、自走式クレ
ーンが交叉点で左折する場合などに事故を生じ易
い。
この欠点を解消するため、運転室を固定した旋
回台上に、クレーン装置を搭載した摺動台をブー
ム長手方向の摺動可能に取付けて、路上走行時に
運転者の側方視界をデリツクシリンダが遮らない
ように、摺動台を後方に移動させる実開昭60−
85590号考案が開示されているが、前2輪操向と
総輪操向との何れもが可能なこの種自走式クレー
ンでは、その重心を軸距の小さい前、後輪間の略
中央部上方に位置させて、作業現場等の狭い場所
での旋回や前、後進を容易とするのが普通である
ため、前2輪操向によつて走行する高速道路など
においては、重心が後方に移動した自走式クレー
ンの前輪接地圧が低下して、舵の切れが悪くなる
恐れがある。
本考案はブームの水平状態において、デリツク
シリンダのピストンロツド前端を該ブーム下側の
連結金具に着脱自在に連結可能にすると共に、ブ
ームを水平状態に固定支持するブームレストと、
デリツクシリンダ昇降用の扛重装置とを、運転者
の側方視界を妨げぬように設けて、路上走行時に
該デリツクシリンダを運転者の側方視界外に下降
させることにより、ブームが水平の荷役作業状態
と路上走行状態とにおける自走式クレーンの重心
位置の移動を殆ど無くして、上記問題を解決した
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はブームの下側においてシリンダ後端を
旋回台に連結したデリツクシリンダが、該ブーム
の水平状態においてクレーン及び自動車制御用運
転室のブーム側の側壁に設けた窓からの運転者の
側方視界を遮るようにして、該デリツクシリンダ
のピストンロツド前端をブームの下側に設けた連
結金具に着脱自在に連結した自走式クレーンにお
いて、ブーム2を水平状態に支持するブームレス
ト3を、上記運転室の窓1aより後方において、
上面14aが前下がりに傾斜した両側のブーム枢
架ブラケツト14上に取付け、該ブームレストと
これに支持されたブームとの間に、路上走行時に
おけるブームの躍りを阻止する連結手段を着脱自
在に設け、且つデリツクシリンダ4の旋回台側連
結部を支点として、該デリツクシリンダを上記窓
より下方において旋回台床上に休息する位置と、
ブームレストに支持されたブームの連結金具8に
連結し得る位置との間で自己の動力を利用して昇
降可能な扛重装置を、運転者の側方視界を妨げぬ
ように旋回台上に取付けたものである。
〔作用〕
本考案は上記構成よりなるから、路上走行に際
しては、ブーム2をブームレスト3上に支持させ
て、該両者間を連結手段で連結することにより、
路上走行時におけるブームの躍りを阻止できるよ
うにし、次でデリツクシリンダ4を扛重装置に支
持させて、そのピストンロツド前端とブーム側の
連結金具との間の連結を解いた後、該扛重装置で
デリツクシリンダを旋回台床上に吊り降して、運
転室側方の窓1aからの運転者の側方視界を前下
がりのデリツクシリンダが遮らないようにし、且
つ従来同様にブーム前端より主巻索を介し吊下げ
たフツクブロツクを自走式クレーンの自動車前端
に引掛けて、該主巻索を緊張させておいて走行す
るが、この扛重装置によるデリツクシリンダの昇
降によつて自走式クレーンの重心の前後位置は殆
ど変らない。
路上走行後に荷役作業を行う際は、扛重装置で
前下がりのデリツクシリンダ4を吊り上げて、そ
のピストンロツド前端をブーム側の連結金具に連
結し、次でブームレストとブームとの間の連結を
解けばよい。
〔実施例〕
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示し、図
中第12図と同一符号を付した部材は相対応する
部材である。旋回台5は四輪操舵可能な自動車1
1にターンテーブル12を介して旋回自在に取付
けられ、該自動車後端のエンジンカバー13内の
エンジンが走行動力とクレーン各部の駆動動力を
供給する。テレスコープ状の伸縮ブーム2の後端
は、旋回台5に直立固定した両側のブーム枢架ブ
ラケツト14,14間にフートピン10で枢架さ
れ、該両ブラケツト14の上面14aは、クレー
ン及び自動車制御用運転室1の左側面窓1aから
の視界を妨げないよう前下がりに傾斜している。
柱状のブームレスト3は第4図に示すように運
転室1の左側面窓1aより後方において両側のブ
ーム枢架ブラケツト14上に夫々直立固定され、
伸縮ブーム2の水平状態において該ブームの下端
両側に夫々突出固着した受金15が各ブームレス
ト3上に当接支持される。図示のブームレスト3
は、その上端に截頭円錐状の突起3aを突出固着
して、該突起が嵌合する截頭円錐状孔15aを受
金15に設け、且つ該受金の先端より下方に突出
させた舌片15bと両側のブームレスト3とを抜
差自在のピン16で結合することによつて、自走
式クレーンの路上走行時にブームがブームレスト
に対し躍らないようにしている。尚第4図の伸縮
ブーム2は、その矩形断面の基端ブームだけを代
表して図示している。
デリツクシリンダ4の扛重装置は、そのシリン
ダ前端部の両側に夫々設けた突出部17(第3
図)に索18の両端を着脱自在に取付け、該索取
付部の上方においてブームの頂部両側に夫々取付
けた滑車19を経由する該索18の中央に、旋回
台側の滑車20を経由した補巻索21を分離自在
に連結して、該補巻索を旋回台上の補巻胴によつ
て巻取り或いは繰出すことにより、旋回台側の水
平連結軸9を中心としてデリツクシリンダ4を昇
降回動させるようにしている。このためデリツク
シリンダを下降させた時は、その先端部が旋回台
床に支持されて前下がりの姿勢となり、該デリツ
クシリンダは運転室1の左側面窓1aより下方に
位置する。
連結金具8は、ブーム下面に略全幅にわたつて
溶着した基板8aと、その下面に植設した両側の
ブラケツト8b,8bと、基板8aに固着されて
該両ブラケツト間を剛に固着連結する連結板8
c,8dとを備え、デリツクシリンダ4のピスト
ンロツド22の前端部22aに回動のみ自在に取
付けた水平連結ピン6の両端部が該デリツクシリ
ンダの伸縮によつて係脱する半円状凹所7は、デ
リツクシリンダの旋回台側連結ピン9に略対向し
て両側ブラケツト8bに設けられる。
水平連結ピン6を半円状凹所7への係合位置に
保持する拘束手段は、該ピン6を中心とする円弧
状長孔23をピストンロツド前端部22aの前端
側に設けて、該円弧状長孔23を貫通する抜差自
在の水平ピン24のピン孔25を連結金具の両側
ブラケツト8b,8bに対応穿設してなる。この
ためデリツクシリンダでブームを俯仰する際に該
両者のなす角が変化しても、ピン24が相対的に
円弧状長孔23内を遊動するだけである。
従つて第1図鎖線示の休息位置にある収縮状態
のデリツクシリンダ4を扛重装置で第6図のよう
に吊上げて、ピン6の両端部を半円状凹所7の上
縁延長部7aに略当接させた後、該デリツクシリ
ンダを伸長してピン6の両端部を半円状凹所7に
係合させ、次で両ブラケツト8bのピン孔25と
ピストンロツド前端部の円弧状長孔23とにピン
24を挿通すれば、該ピストンロツド前端を連結
金具8に連結することができる。この連結を脱し
てデリツクシリンダを旋回台上に休息させる場合
は、ピン24を抜取つて、デリツクシリンダの収
縮と下降とを順次行えばよいことは明らかであ
る。尚ピン24はブームレスト3にブームを固縛
するピン16を兼用することもできる。
以上半円状凹所7をデリツクシリンダの旋回台
側連結ピン9に略対向させた実施例について説明
したが、デリツクシリンダによるブーム支持力P
がブームの俯仰如何に拘らず常に該半円状凹所の
内面に作用する範囲内において、該半円状凹所を
下向きに開口させることもできる。
第7図〜第11図はその実施態様を示し、図中
第1図及び第2図と同一符号を付した部材は相対
応する部材を示す。半円状凹所7は連結金具8の
両側ブラケツト8bの下端に夫々設けた前下がり
平面26(第11図)に凹設され、該平面26に
2本のボルト27によつて着脱自在に固定され
て、ピン6を抑える抑金28が、デリツクシリン
ダ4のピストンロツド前端部22aに回動自在に
取付けた水平連結ピン6の両端部に回動のみ自在
に取付けられる。29は各抑金28の外端部に設
けたリング部分28aにねじ込んだ押ねじで、該
押ねじ29の先端はピン6の端部外周に設けた環
状溝6aに係合して、抑金28がピン6より脱落
するのを防ぐ。
この場合は半円状凹所7が下向きに開口してい
て、扛重装置によるデリツクシリンダの上昇によ
りピン6が該凹所7に略係合するから、連結金具
8に対する該ピン6の係脱に必要なデリツクシリ
ンダの伸縮量は僅少となる。
〔考案の効果〕
本考案は前記構成よりなるから次のような効果
を奏する。
(1) デリツクシリンダの前端を着脱自在に連結可
能なブームの水平状態において該ブームを固定
支持するブームレストと、デリツクシリンダ昇
降用の扛重装置とを、運転者の側方視界を妨げ
ぬように設けたから、路上走行時にデリツクシ
リンダを運転者の側方視界外に下降させて、自
走式クレーンの運転を容易とすることができ
る。
(2) 自走式クレーンでは、通常のトラツククレー
ンに比し略水平位置のブームが自動車前端より
大きく前方に突出するため、路上走行時に該ブ
ーム前端と自動車前端との間に張設した主巻索
の水平面に対する傾斜角が小さくなつて、該主
巻索が撓み易くなるのと、ブームの重心がブー
ムレストとブーム前端との中央近くに位置する
ようになるのとにより、走行中に路面の凹凸に
よつてブームレスト上のブームが躍り易くなる
が、本考案ではブームレストとブームとの間に
着脱自在な連結手段を設けて、この躍りを阻止
したから、躍つたブームがブームレストに衝突
する際の騒音やブームの損傷を防止できる。
(3) 扛重装置によるデリツクシリンダの昇降によ
つて自走式クレーンの重心位置は殆ど変らない
から、作業現場などの狭い場所での旋回や前、
後進を容易とするように、自走式クレーンの重
心を軸距の小さい前、後輪間の略中央部上方に
位置させると共に、舵取り装置を前2輪操向と
総輪操向との何れもが可能な構成にしても、高
速道路などでの走行時に前輪接地圧が従来のよ
うに低下して、舵の切れを悪くする恐れがな
い。
(4) 荷役作業状態と路上走行状態との間の変更時
に他のクレーンを必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の側面図、第2図及び
第3図は夫々縦断して示す第1図要部の詳細図及
びその下面図、第4図は第1図のA−A断面図、
第5図は第2図のB−B断面図、第6図はブーム
へのデリツクシリンダ着脱方法を示す側面図、第
7図及び第8図は夫々第2図及び第3図に対応す
る他の実施例の縦断側面図及び下面図、第9図は
第7図のC−C断面図、第10図はその水平連結
ピン端部の分解斜視図、第11図はブームへのデ
リツクシリンダ着脱方法を示す側面図、第12図
及び第13図は夫々従来型自走式クレーンの側面
図及び平面図である。 9……水平連結ピン、10……フートピン、1
1……自動車、13……エンジンカバー、21…
…補巻索。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブームの下側においてシリンダ後端を旋回台に
    連結したデリツクシリンダが、該ブームの水平状
    態においてクレーン及び自動車制御用運転室のブ
    ーム側の側壁に設けた窓からの運転者の側方視界
    を遮るようにして、該デリツクシリンダのピスト
    ンロツド前端をブームの下側に設けた連結金具に
    着脱自在に連結した自走式クレーンにおいて、ブ
    ーム2を水平状態に支持するブームレスト3を、
    上記運転室の窓1aより後方において、上面14
    aが前下がりに傾斜した両側のブーム枢架ブラケ
    ツト14上に取付け、該ブームレストとこれに支
    持されたブームとの間に、路上走行時におけるブ
    ームの躍りを阻止する連結手段を着脱自在に設
    け、且つデリツクシリンダ4の旋回台側連結部を
    支点として、該デリツクシリンダを上記窓より下
    方において旋回台床上に休息する位置と、ブーム
    レストに支持されたブームの連結金具8に連結し
    得る位置との間で自己の動力を利用して昇降可能
    な扛重装置を、運転者の側方視界を妨げぬように
    旋回台上に取付けたことを特徴とする自走式クレ
    ーン。
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JPS6393392U JPS6393392U (ja) 1988-06-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5410130U (ja) * 1977-06-24 1979-01-23

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JPS5410130U (ja) * 1977-06-24 1979-01-23

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