JPH04118993U - ロボツトアーム - Google Patents

ロボツトアーム

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JPH04118993U
JPH04118993U JP4589991U JP4589991U JPH04118993U JP H04118993 U JPH04118993 U JP H04118993U JP 4589991 U JP4589991 U JP 4589991U JP 4589991 U JP4589991 U JP 4589991U JP H04118993 U JPH04118993 U JP H04118993U
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JP
Japan
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arm
robot arm
sealed cylinder
sealed
finger
Prior art date
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Pending
Application number
JP4589991U
Other languages
English (en)
Inventor
武生 大道
優 樋口
献 大西
Original Assignee
工業技術院長
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 指機構の駆動機構に密封型シリンダと可撓性
配管を効果的に用いることで、ロボットアームの小型、
軽量化を図る。 [構成] 指機構26を有するロボットアームにおい
て、指機構26の指関節31に蛇管システム30a,3
0bを介して連結する一方の密封型シリンダ27a,2
7bをロボットアーム下腕部に対をなして設けるととも
に、この密封型シリンダと可撓性配管35a,35bに
て接続される他方の密封型シリンダ34a,34bをロ
ボットアーム胴体部に対をなして設け、前記両方の密封
型シリンダ27a,27b,34a,34bと可撓性配
管35a,35b内に非圧縮性流体を充填し、かつ前記
他方の密封型シリンダ34a,34bに回転動・直動変
換機構36を介してアクチュエータ37を連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は指機構を有するロボットアームに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロボットアームにおける従来の多本指、多関節の指機構においては、その指関 節とアクチュエータが蛇管システムで連結されるのが常であった。
【0003】 例えば、図6に示すように、ロボットアームの胴体1にアクチュエータ2を設 置し、指機構3の指関節4との間を、ロボットアームの上腕5、下腕6及び三つ のアーム関節7,8,9を通過させた、ワイヤロープとこのワイヤロープを被覆 する蛇管とから成る蛇管システム10で連結して、駆動力を伝達していた。
【0004】 或いは、図7に示すように、アクチュエータ2をロボットアームの上腕5と下 腕6とに分散して配置し、指機構3の指関節4との間を、図6と同様に蛇管シス テム10で連結して、駆動力を伝達していた。その他の構成は図6と同様であり 、図6と同一部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0005】 なお、前記駆動力伝達系は、両図とも、指機構3の関節数に対応する数だけ設 けられる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図6に示す例では、蛇管システム10が長くしかもアーム関節7,8内を通過 することから、蛇管システム10自身の摩擦力及びアーム関節7,8を曲げたと きの蛇管システム10の曲げによる摩擦力の増大により、駆動力伝達効率が低下 するので、アクチュエータ2の出力が大きなものを必要とし、アクチュエータ2 の大型化により胴体1の形状、重量も大きくなってシステム全体の大型化を招く 。また、アーム関節7,8の曲げによって蛇管システム10が曲げられることに より、蛇管システム10の摩擦力が変化し、これにより位置決め制御性や力制御 性の低下をきたしてロボットアームによる作業性を低下させる。
【0007】 図7に示す例では、アクチュエータ2を上腕5、下腕6内に配置するので、両 腕5,6の重量が大きくなり、これに伴い、アーム関節7,7に必要な駆動力が 大きくなるので駆動用アクチュエータも大きくなり、この結果、アーム関節7, 8の形状、重量が大きくなってロボットアーム全体が大型になつてしまう。
【0008】 また、ロボットアームを図示しない移動ロボットに搭載してシステム構成する 場合も、前述したようにロボットアームが重厚長大であれば、必然的に移動ロボ ットも重厚長大となり、システム全体が大型化し、目標とする機能を得られなく なることが容易に予想できる。
【0009】 前記問題点を解決するには、先ずロボットアームを小型軽量化することが必要 であり、そのためには指機構の駆動源、駆動力伝達機構の小型軽量化を図り、下 腕・上腕の小型軽量化、アーム関節の小型軽量化及び胴体の小型軽量化を実現し なければならない。その第1歩として、指駆動力伝達機構である蛇管システムを 最短とすること、アーム関節の曲げによる伝達効率変化が小さく効率の高い伝達 機構とすること、下腕、上腕内に配置するアクチュエータは小型軽量であること 等の課題を解決する必要がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案は、指機構を有するロボットアームにおい て、指機構の指関節に蛇管システムを介して連結する一方の密封型シリンダをロ ボットアーム下腕部に対をなして設けるとともに、この密封型シリンダと可撓性 配管にて接続される他方の密封型シリンダをロボットアーム胴体部に対をなして 設け、前記両方の密封型シリンダと可撓性配管内に非圧縮性流体を充填し、かつ 前記他方の密封型シリンダに回転動・直動変換機構を介してアクチュエータを連 結したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
前記構成によれば、密封型シリンダ及び可撓性配管の使用により、蛇管システ ムの長さが可及的に短縮されるとともに、アーム関節の曲げによる摩擦力(換言 すれば伝達効率)の変化が極力抑制され、しかもアーム関節の必要発生力が可及 的に軽減される。
【0012】
【実施例】
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0013】 全体構成を示す図1のように、胴体20からロボットアームの上腕21と下腕 22とがアーム関節23,24を介して延出されるとともに、前記下腕22には アーム関節25を介して指機構26が連結される。
【0014】 また、前記下腕22の内部には、図2にも示すように、前後一対の密封型シリ ンダ27a,27bが取付板28,29を介して固設され、これら各密封型シリ ンダ27a,27bが蛇管システム30a,30bを介して前記指機構26の指 関節31にそれぞれ接続されている。
【0015】 即ち、前記一方の密封型シリンダ27aは、図3に示すように、そのピストン 軸32aに押引変換機構33aが連結され、この押引変換機構33aに一方の蛇 管システム30aが連結される。そして、図示しないが他方の密封型シリンダ2 7bも同様に構成され、その押引変換機構33bに、前記一方の蛇管システム3 0aとは前述した指関節31に対し反対方向に巻き付けられた他方の蛇管システ ム30bが連結されるのである。
【0016】 前記胴体20内にも、一対の密封型シリンダ34a,34bが配置され、その うちの一方の密封型シリンダ34aと前述した一方の密封型シリンダ27aとが 可撓性配管35aを介して接続されるとともに、他方の密封型シリンダ34bと 前述した他方の密封型シリンダ27bとが可撓性配管35bを介して接続される 。そして、前記密封型シリンダ27a,27b,34a,34b及び可撓性配管 35a,35bには非圧縮性流体が充填される。
【0017】 また、前記胴体20内の密封型シリンダ34a,34bには、回転動・直動変 換機構36を介して駆動力発生用のアクチュエータ37が連結され、このアクチ ュエータ37の回転により両密封型シリンダ34a,34bが相反的に伸縮作動 するようになっている。
【0018】 なお、図4、図5でも示したように、下腕22内の密封型シリンダ27a,2 7bは、各々の蛇管システム30a,30bが干渉しないように、円周方向ヘ若 干ずれて取り付けられる。また、本図でも解るように、前述した関節駆動機構は 指機構26の一個の指関節31に対応する構成であり、このような駆動機構が指 機構26の関節数に対応する数だけ設けられることは言う迄もない。
【0019】 このように構成されるため、今アクチュエータ37の回転により胴体20内の 一方の密封型シリンダ34aが収縮作動すると、該シリンダ34a内の非圧縮性 流体が可撓性配管35a内を通って下腕22内の一方の密封型シリンダ27a内 に至る。これにより、該シリンダ27aのピストン軸32aが図3の右方へ伸長 して押引変換機構33aを介して蛇管システム30aが同じく右方へ引っ張られ 、この結果、指関節31が所定方向に回転する。
【0020】 この時、他方の密封型シリンダ27b,34bは前記一方の密封型シリンダ2 7a,34aとそれぞれ反対の動作をする。即ち、指関節31により下腕22内 の他方の密封型シリンダ27bのピストン軸32bが収縮されるので。該シリン ダ27b内の非圧縮性流体が可撓性配管35b内を通って胴体20内の他方の密 封型シリンダ34b内に至り、該シリンダ34bを伸長作動させるのである。
【0021】 なお、本考案は前記実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で 、各種変更が可能であることは言う迄もない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、指関節の駆動機構に密封型シリンダと蛇 管システムを用いることにより、駆動部が小型軽量となり下腕に集中配置でき、 アーム関節の負荷を軽減できるので、アーム関節の小型化により小型、軽量のロ ボットアームを構成できる。また、胴体内の密封型シリンダと下腕内の密封型シ リンダとを可撓性配管で接続し、該配管内に充填された非圧縮性流体を介して駆 動力を伝達することにより、摩擦力及び摩擦力変化が極めて小さくなるので、伝 達効率が向上して駆動源側のアクチュエータの小型、軽量化と制御性の高精度化 が図れる。このアクチュエータの小型、軽量化により胴体部の小型、軽量化が図 れアームシステム全体の小型化が可能となるとともに、制御性の高精度化により 繊細な作業から重厚な作業を行え作業範囲が広くなって汎用性のあるロボットア ームが構成される。更に、アームシステムの小型、軽量化により、移動ロボット に搭載する場合も移動ロボットの小型、軽量化が図れ、システム全体が小型、軽 量となって機動性が向上し、適用範囲の拡大化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すロボットアームの全体
斜視図である。
【図2】同じく下腕部の断面図である。
【図3】同じく密封型シリンダの説明図である。
【図4】図2のIV−IV矢視図である。
【図5】図2のV−V矢視図である。
【図6】従来例の全体斜視図である。
【図7】別の従来例の全体斜視図である。
【符号の説明】
20 胴体 21 上腕 22 下腕 23,24,25 アーム関節 26 指機構 27a,27b 密封型シリンダ 30a,30b 蛇管システム 31 指関節 34a,34b 密封型シリンダ 35a,35b 可撓性配管 36 回転動・直動変換機構 37 アクチュエータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指機構を有するロボットアームにおい
    て、指機構の指関節に蛇管システムを介して連結する一
    方の密封型シリンダをロボットアーム下腕部に対をなし
    て設けるとともに、この密封型シリンダと可撓性配管に
    て接続される他方の密封型シリンダをロボットアーム胴
    体部に対をなして設け、前記両方の密封型シリンダと可
    撓性配管内に非圧縮性流体を充填し、かつ前記他方の密
    封型シリンダに回転動・直動変換機構を介してアクチュ
    エータを連結したことを特徴とするロボットアーム。
JP4589991U 1991-03-29 1991-03-29 ロボツトアーム Pending JPH04118993U (ja)

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JP4589991U JPH04118993U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 ロボツトアーム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011067932A (ja) * 2009-09-22 2011-04-07 Gm Global Technology Operations Inc 外付け式人間型手のためのアクチュエータおよび電子機器のパッケージング
JP2012218074A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd ロボット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61198425A (ja) * 1985-02-27 1986-09-02 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 磁気記録媒体
JPH0224088A (ja) * 1987-10-15 1990-01-26 Seishiro Yoshihara ロボットのシリンダセット装置

Patent Citations (2)

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