JPH04118547U - ガス開閉器の試験用容器 - Google Patents

ガス開閉器の試験用容器

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JPH04118547U
JPH04118547U JP3038791U JP3038791U JPH04118547U JP H04118547 U JPH04118547 U JP H04118547U JP 3038791 U JP3038791 U JP 3038791U JP 3038791 U JP3038791 U JP 3038791U JP H04118547 U JPH04118547 U JP H04118547U
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JP
Japan
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switch
container
gas
test
main body
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Pending
Application number
JP3038791U
Other languages
English (en)
Inventor
智 徳本
Original Assignee
東光電気株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス開閉器のケースを除いた開閉器本体のみ
が完成した時点で、消弧性ガス注入による各種動作試験
を実施可能にし、ガス開閉器開発期間の短縮及び再試験
の容易化を図る。 【構成】 開閉器本体を収納する容器本体1、着脱可能
な蓋板2、締結手段としてのビス4、開閉器本体と外部
電源、測定器等を接続するブッシング6,7等から構成
する。容器本体1に開閉器本体及び駆動用電磁石等を収
納し、各端子とブッシング6,7を接続した後、蓋板2
を気密的に締結して気密栓9から消弧性ガスを注入し動
作試験を行なう。試験結果に応じ、蓋板2を外して開閉
器本体を取り出し、調整した後、再度収納して試験を行
なう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス開閉器の試作時において、開閉器本体のみの完成時点で動作試 験を可能にするガス開閉器の試験用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、新規にガス開閉器を開発した場合、その動作試験(定格電流開閉容量試 験、無負荷開閉能力試験、相間絶縁試験等の各種電気的、機械的試験)について は、ガス開閉器がSF6ガス等の消弧性ガスを充填して使用する性質上、ケース も含めた全体が完成してからでないと実行できなかった。そのため、従来におい て新型のガス開閉器を開発する場合には、設計を開始して開閉機構や接点部及び これらを収納するケースが完成し、ケース内に消弧性ガスを封入して初めて各種 動作試験が可能になる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来では、設計開始から動作試験終了までの一連の開発期間が長く なる問題があり、この開発期間を短縮することが望まれている。すなわち、ケー スが完成する以前でも開閉器本体の完成時点で動作試験が可能であれば、それだ け開発期間が短縮されることになる。 また、従来のガス開閉器は、開閉器本体を収納した状態でケースの各部を溶接 することにより完成するものである。従って、万が一、完成後に試験により不具 合が発見された場合には、ケースの溶接を剥がして再度試験を行わなくてはなら ない煩雑さがあった。 そこで、本考案は上記の課題を解決するためになされたもので、開発期間を短 縮でき、しかも再試験が容易なガス開閉器の試験用容器を提供することを目的と する。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案は、開閉機構および接点部を含む開閉器本 体を収納する容器本体と、容器本体を気密的に覆う蓋板と、容器本体と蓋板とを 締結する手段と、容器本体に収納した開閉器本体を容器外部と電気的に接続する ブッシングと、容器内部に消弧性ガスを注入し、排気させるための給・排気口と を有することを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案においては、容器本体内に試験するべき開閉器本体を収納し、各端子を ブッシングに接続してから容器本体を蓋板で覆い、締結手段により固定して密封 する。次いで、給気口を介して消弧性ガスを注入し、完成後のガス開閉器の内部 状態を模擬する。 次いで、外部から開閉機構を作動させて動作試験を行う。試験が終了したら、 排気口から内部のガスを排気すると共に、締結手段を解除して容器本体から蓋板 を取り外し、開閉器本体を取り出す。なお、動作試験により開閉器本体の不具合 が検出されれば、容器外部にてこれを修理、調整し、再び上記手順にて再試験を 行えばよい。
【0006】
【実施例】
以下、図に沿って本考案の実施例を説明する。図1は本考案の一実施例の分解 斜視図である。 図に示すように、この試験用容器は主として容器本体1と蓋板2とからなり、 蓋板2をパッキン3を介して容器本体1へ締結手段であるビス4により取り付け ることで、密閉した試験用容器を構成することができる。
【0007】 蓋板2は透明アクリル板からなり、周囲にビス4を挿通するための孔2aが多 数形成されている。また、蓋板2の中央寄りの位置には排気口を構成するメネジ 2bが形成されており、放圧弁5が着脱自在に取り付けられる。なお、この放圧 弁5は、容器内部の消弧性ガスを排気する際に取り外されるものであり、蓋板2 が固定されて内部に消弧性ガスが注入される際は、この放圧弁5も取付けられて 容器内外の気密性を保つようになっている。なお、パッキン3にもビス4を挿通 するための孔3aが多数形成されている。
【0008】 容器本体1は、上縁部にフランジ1aが形成され、ビス4に対応する位置にメ ネジ1bがそれぞれ形成されている。また、容器本体1の側面には、容器本体1 の内外を電気的に接続するための高圧用のブッシング6,7がそれぞれ形成され ている。これらのブッシング6,7は、容器本体1の内部に収納された開閉器本 体(図1には図示せず)の各端子と外部電源や各種測定機器との接続に供され、 試験電流の供給および電流変化の監視等に使用される。なお、ブッシング6,7 はそれぞれ3個からなり、一方が電源側、他方が負荷側に各々対応している。
【0009】 さらに、容器本体1の側面には制御端子8が設けられている。この実施例のガ ス開閉器は、完成後は手動にて開閉機構を動作させて接点部を開閉するものであ るが、現時点ではケースがなく、開閉機構を駆動する機構部材の取付が不可能な ため、容器の外部から開閉機構を動作させることとした。従って、制御端子8は 、開閉機構を駆動する電磁石装置に対して制御信号を供給するために用いられる 。
【0010】 また、容器本体1の手前側の側面には、消弧性ガスの給気口を覆う気密栓9が 取付けられる。試験時には、この気密栓9を外して図示しない消弧性ガスの供給 源が給気口に接続され、消弧性ガスが容器内部へ注入される。なお、この給気口 ないし気密栓9は蓋板2に取り付けてもよい。また、気密栓9の代わりに開閉コ ックを設けて操作を容易にすることもできる。
【0011】 ここで、図2、図3は、ケースも含めて完成した後の一般的なガス開閉器の外 観を示す図である。図2において10は内部を気密に保護するケースであり、そ の内部に、開閉機構Bおよび接点部Cを有する開閉器本体Aが収納される。なお 、16は開閉器本体Aの電源側端子が接続されるブッシング、17は負荷側端子 が接続されるブッシングである。
【0012】 本考案の試験用容器を用いれば、開閉器本体Aのみが完成した時点でこれを試 験用容器に収納し、かつ消弧性ガスを注入することにより、あたかもケースに収 納してガス開閉器が完成したような状態を模擬して各種の動作試験を実施するこ とができるようになる。すなわち、裸の開閉器本体Aをこの容器本体1内に収め てブッシング6,7と各端子とを接続し、開閉機構駆動用の電磁石装置を取付け てから蓋板2をパッキン3を介して容器本体1へビス4により固定する。次いで 、放圧弁5が固定されていることを確認してから、気密栓9を介した給気口より ガス開閉器の設計上の封入圧力まで消弧性ガスを供給することにより、設計どお りのケース内に収めた状態になる。 ここで、制御端子8へ所定動作試験を行うための制御信号を送り、電磁石装置 を作動させて開閉機構Bを動作させることにより、試験を実施することが可能に なる。
【0013】 必要な試験が終了したら、放圧弁5および必要であれば気密栓9も開放して内 部の消弧性ガスを噴出・排気させる。また、排気を急ぐ場合には各排気口に排気 ポンプを接続して強制排気すれば、短時間のうちに容器内部の圧力を常圧にまで 戻すことができる。 内部圧力が常圧まで戻ったところでビス4を抜き取り、蓋板2を外し、内部の 開閉器本体Aを取り出す。取り出された開閉器本体Aは、試験結果に応じ、必要 があれば修理、調整が加えられる。なお、消弧性ガスを封入して試験動作をして いる間は、蓋板2が透明であるため、開閉機構Bや接点部C等の挙動を目視によ り確認することができる。
【0014】 このように、ケースに収納されない段階で開閉器本体Aの試験が可能になると 、開閉機構Bや接点部Cについての性能を早い段階で試験、確認でき、必要な調 整作業等を迅速に行うことができるため、従来に比べてガス開閉器の開発期間が 大幅に短縮されることになる。また、蓋板2が取外し可能であることにより、再 試験も容易である。
【0015】 図4は、本考案の試験用容器を用いた場合のガス開閉器の開発期間を、従来と 比較して示した開発工程図である。 図では、試験の結果により1回だけ設計変更をして作り直す場合を想定したも のであるが、本考案の場合、従来に比べて試験を開始できる時期が早まった分、 開発期間が短縮され、最終的に1月半も早く完成できることになる。
【0016】 なお、実施例では、締結手段としてビス4を用いたが、蓋板2およびフランジ 1aの形状を円形にして蓋板2と容器本体1とをねじ込み構造にすることもでき 、また、ビス4の代わりにクランプ機構を用いて、蓋板2の着脱を一層迅速に行 わせることも可能である。 さらには、内部の開閉機構の駆動機構として、電磁石装置の代わりに、容器本 体1を貫通して機械的な回転伝導機構および往復駆動機構等を設置し、容器外部 から機械的に操作することもできる。 また、図示されていないが、移動、運搬の便を考慮して容器本体1の下面にキ ャスタを設けることも可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、開閉器本体が完成していればこの開閉器本 体を収納するケースが完成する以前であっても、開閉機構や接点部の動作試験を 行うことが可能になる。その結果、ガス開閉器の開発時に、試験結果を早めにフ ィードバックして完成までの開発期間を大幅に短縮できると共に、開発費の不用 意な増加を招く心配もない。 また、蓋板を着脱することにより再試験を容易、迅速に行うことができるから 、ガス開閉器の効率的な開発が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】完成したガス開閉器の一例を示す正面図であ
る。
【図3】完成したガス開閉器の一例を示す側面図であ
る。
【図4】本考案の実施例を用いた場合のガス開閉器の開
発期間を、従来と比較して示した開発工程図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1a フランジ 1b,2b メネジ 2 蓋板 2a,3a 孔 3 パッキン 4 ビス 5 放圧弁 6,7 ブッシング 8 制御端子 9 気密栓 A 開閉器本体 B 開閉機構 C 接点部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉機構および接点部を含む開閉器本体
    を収納する容器本体と、容器本体を気密的に覆う蓋板
    と、容器本体と蓋板とを締結する手段と、容器本体に収
    納した開閉器本体を容器外部と電気的に接続するブッシ
    ングと、容器内部に消弧性ガスを注入し、排気させるた
    めの給・排気口と、を有することを特徴とするガス開閉
    器の試験用容器。
JP3038791U 1991-04-04 1991-04-04 ガス開閉器の試験用容器 Pending JPH04118547U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3038791U JPH04118547U (ja) 1991-04-04 1991-04-04 ガス開閉器の試験用容器

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JP3038791U JPH04118547U (ja) 1991-04-04 1991-04-04 ガス開閉器の試験用容器

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61274281A (ja) * 1985-05-30 1986-12-04 Toshiba Corp 絶縁ガス中で使用される電気機器の試験装置
JPS62124473A (ja) * 1985-11-26 1987-06-05 Toshiba Corp ガス絶縁電気機器の試験装置

Patent Citations (2)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980407