JPH04118113A - ドローイング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ドローイング装置に係り、特にコインやメダ
ル等の装飾品をプレス加工にて作る為の貴金属帯材の製
作に好適なドローイング装置に関するものである。

（従来技術と課題） 従来、装飾品用の帯材を所定の厚みを精度良く仕上げる
には、ダイス部に潤滑油をかけながらダイスによるドロ
ーイングにて仕上げていたが、ＰｔやＡｕの貴金属材に
おいては特に粘性が強（、発熱し、その為焼きつき、か
じりが発生し、その結果、帯材表面に傷かついたり、板
厚がばらついたり、また、ダイスの再研磨頻度が多かっ
たものである。この為、潤滑油滴下量を多くしていたが
、うま（帯材に回りきらない部分があったりして液切れ
状態となったりして未だ不十分であった。

（発明の目的） 本発明は、焼きつき、かじりの発生しない、従ってダイ
ス再研磨頻度の少ない、寸法精度、外観の良好な帯材を
得る為のドローインク装置を提供するものである。

（構成） 本発明のドローイング装置は、帯材挿入側に耐油性多孔
質スポンジを密着封止及び支持するスポンジガイドホル
ダーを有し、帯材の厚み方向を両側から抑圧回転保持及
び帯材の汚れ取りをする耐油性多孔質弾性体からなるロ
ーラ及び該ローラを帯材の厚みにより厚み方向に移動さ
せる為のガイドレールを有し、出口側にドローイング用
ダイス及び該ダイスを密着封止する凹部にてはめ込み固
定するダイスホルダーを有し、上記全体を潤滑油に浸漬
する為のタンク及び該タンクからオーバーフローする潤
滑油を回収後フィルターを経由して再使用する為の受油
槽及び循環ポンプを有したことを特徴とするものである
。

（作用） 上記のように構成された本発明のドローイング装置によ
れば、タンク中で潤滑油に浸漬され、帯材の挿入側は耐
油性多孔質スポンジをスポンジガイドホルダーにて、ま
た帯材の出口側はダイスを凹部にはめ込むダイスホルダ
ーにて密着封止するので潤滑油漏れもなく潤滑油槽内で
のドローイングができるので潤滑油切れの発生すること
がない。

また、槽内の多量の潤滑油中でのドローイングなので発
熱しにくいものである。また槽内潤滑油液面からのオー
バーフロー及び帯材からの挿入側、出口側の油漏れは受
油槽にて受はフィルターを経由して循環ポンプにて再供
給されるので、汚れの少ない潤滑油槽となるものである
。

（実施例） 以下に実施例と従来例について述べる。

まず、実施例として、第１図に示す如く帯材１の挿入側
に耐油性多孔質スポンジ（材質、軟質塩化ビニール）２
を密着封止し支持するスポンジガイドホルダー（材質５
ＵＳ）３を有し、帯材１の厚み方向を両側から押圧回転
保持及び帯材１の汚れ取りをする耐油性多孔質弾性体か
らなるローラ（材質ポリビニールアルコール主原料）４
及び該ローラ４を帯材１の厚みにより厚み方向に移動さ
せる為のガイドルール（材質５ＵＳ）５を有し、帯材ｌ
の出口側に第２図に示す如くダイス部超硬、外周部ＳＫ
Ｄよりなるドローイング用ダイス６及び該ダイスを凹部
にて密着封止し、はめ込み固定するダイスホルダー（材
質５ＵＳ）７を有し、上記全体を潤滑油（植物油系）に
浸漬する為のタンク８及びタンクからオーバーフローす
る潤滑油を回収後、フィルターを経由して再使用する為
の受油槽（材質５ＵＳ）９及び循環ポンプエ０を有した
本発明のドローイング装置を用いて、材質Ｐｔ（９９，
９９％）、寸法３８’＋＋＋ｎ＋　Ｘ　２．６ｍｍの装
飾品用帯材をドローイングし寸法３９ｍｍＸ　２．４ｍ
ｍに仕上げた。

一方、従来例として第３図に示す如く、実施例と同一の
ダイス６をダイスホルダー１１に固定支持し潤滑油噴出
ノズル１２にて潤滑油をダイス６への帯材ｌの挿入側に
潤滑油を毎分２ｉ７滴下ふきかけながら帯材ｌをチャッ
ク部１３にて（わえ、実施例と同一の材質寸法に仕上げ
た。

然して、次のような結果を得た。

（以下余白） 従来例においては、２０ｍドローイング中２回の焼きつ
きが発生し帯材には、ひっかき傷（筋状）が発生しダイ
ス交換も１５０ｍドローイングに１回の頻度であったの
に対し、実施例においては、焼きつきは発生せず、帯材
に傷は無く、ダイス交換も４５０ｍで１回という良好な
ものであった。

（発明の効果） 以上のように、本発明のドローイング装置によれば、タ
ンク中で潤滑油に浸漬されドローイングができるので、
潤滑油切れの発生がな（、発熱しにくいので、焼きつき
、かじりの発生しない従ってダイス再研磨頻度の少ない
、寸法精度、外観の良好な帯材を効率良く生産でき、さ
らにオーバーフロー及び潤滑油液漏れは受油槽にて受は
再供給できるので、汚れの少ない潤滑油を長時間維持で
きるという優れた効果を有するものである。

なお、本装置によれば、ガイドレールにてローラを移動
できるので、帯材に限らず、棒材、パイプ材等適宜加工
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは本発明の一実施例のドローイング装置を
示す平面図及び側断面図、第２図は本発明の一実施例の
ドローイング用ダイスを示す斜視図、第３図は従来のド
ローイング装置を示す斜視図である。 出願人　　田中貴金属工業株式会社 第 図 第 区

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）帯材挿入側に、耐油性多孔質スポンジを密着封止及
   び支持するスポンジガイドホルダーを有し、帯材の厚み
   方向を両側から押圧回転保持及び帯材の汚れ取りをする
   耐油性多孔質弾性体からなるローラ及び該ローラを帯材
   の厚みにより厚み方向に移動させる為のガイドレールを
   有し、出口側にドローイング用ダイス及び該ダイスを密
   着封止する凹部にてはめ込み固定するダイスホルダーを
   有し、上記全体を潤滑油に浸漬する為のタンク及び該タ
   ンクからオーバーフローする潤滑油を回収後フィルター
   を経由して再使用する為の受油槽及び循環ポンプを有し
   たことを特徴とするドローイング装置。