JPH04117904U - 偏平型シリンダ - Google Patents
偏平型シリンダInfo
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- JPH04117904U JPH04117904U JP3189191U JP3189191U JPH04117904U JP H04117904 U JPH04117904 U JP H04117904U JP 3189191 U JP3189191 U JP 3189191U JP 3189191 U JP3189191 U JP 3189191U JP H04117904 U JPH04117904 U JP H04117904U
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- Japan
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- piston
- cylinder tube
- rod
- semicircular
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 10
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピストンとロツドカバーとをシリンダチユー
ブに正確に位置決めして組み付けられるようにする。 【構成】 ピストン6の後面の、シリンダチユーブ1の
両側の半円形部2と対応する左右両側には、その半円形
部2の内周と同一半径の円形断面をなす一対の円形嵌合
体10が取り付けられている。ロツドカバー15の被着
面の左右両側にも、半円形部2の内周と同一半径の円形
断面をなす一対の円形嵌合体18が取り付けられてい
る。
ブに正確に位置決めして組み付けられるようにする。 【構成】 ピストン6の後面の、シリンダチユーブ1の
両側の半円形部2と対応する左右両側には、その半円形
部2の内周と同一半径の円形断面をなす一対の円形嵌合
体10が取り付けられている。ロツドカバー15の被着
面の左右両側にも、半円形部2の内周と同一半径の円形
断面をなす一対の円形嵌合体18が取り付けられてい
る。
Description
【0001】
本考案は、偏平型シリンダに関し、特に、組み付けに際してピストンとロツド
カバーをシリンダチユーブに高精度に取り付けられるように構造に改良を加えた
偏平型シリンダに関する。
【0002】
この種の偏平型シリンダの一般構造は、両側に半円形部を有する偏平な断面形
状をなし、軸線方向の一端にヘツドカバーを設けたシリンダチユーブ内に、ピス
トンを摺動自由に嵌装するとともに、シリンダチユーブの他端に、ピストンに突
設したロツドの挿通孔を設けたロツドカバーを嵌着した構造となつており、通常
の円形型シリンダに比べて剛性が高く、省スペース化も図られるという理由で近
年多用されている。
【0003】
ところでこのような偏平型シリンダは、偏平断面という特殊な形状であるため
に、シリンダチユーブとピストンの嵌合部分やロツドカバーの嵌着部分での寸法
公差が正確に出しにくく、ピストンやロツドカバーを正確に位置決めして組み付
けるのが難しい。
【0004】
そのため、ピストンやロツドカバーの挿通孔の軸線が傾いたり互いにずれ、ピ
ストンがチユーブ内でこじられたり、ピストンロツドが挿通孔内でこじられる等
によつて摺動性が損なわれるという問題があつた。また、これを確実に避けるた
めには、ピストンやロツドカバーを位置調節しつつ組み付ける必要があり、作業
に手間が掛かつて製造コストの上昇につながる欠点があつた。
【0005】
上記の課題を解決するための手段として、本考案の偏平型シリンダは、ピスト
ンの一面及びロツドカバーの被着面の、シリンダチユーブの半円形部と対応する
両側部に、夫々、その半円形部の内周の半径と同一半径の円形断面をなす円形嵌
合体を取り付けた構成とした。
【0006】
シリンダを組み付ける場合、ピストンはその一面側に取り付けた一対の円形嵌
合体をシリンダチユーブの対応する両半円形部に位置合わせして嵌合しつつ嵌装
する。ロツドカバーも、その被着面に取り付けた一対の円形嵌合体をシリンダチ
ユーブの両半円形部に嵌めつつ、シリンダチユーブの端面に被せて固定する。
【0007】
すなわち、シリンダチユーブの半円形部に対してピストン及びロツドカバーに
取り付けた円形嵌合体を嵌めるようにし、半円形と円形の嵌め合い構造としたか
ら、正確な寸法公差を得ることができ、ピストン及びロツドカバーを正確に位置
決めして組み付けることができる。
【0008】
これにより、シリンダチユーブ、ピストン及びロツドカバーの間の芯出しが正
確に行われて、ピストンのチユーブ内でのこじれや、ピストンロツドの挿通孔内
でのこじれが確実に防止され、ピストンの円滑でかつ正確な摺動が担保される。
しかも、ピストンもロツドカバーもその取付位置をいちいち調節する必要がない
から、組付作業が簡単かつ迅速にでき、ひいては製造コストの低廉化を図ること
ができる効果がある。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0010】
図において、1はシリンダチユーブであつて、両側に半円形部2を有する偏平
な断面形状の筒形に形成されており、軸線方向の一端側にヘツドカバー3が形成
されて、その中心にポート4が透設されている。
【0011】
ピストン6は、上記のシリンダチユーブ1の内周よりも一回り小さい偏平断面
形状をなし、その前面の中心にロツド7が突設されているとともに、外周にシー
ル用のピストンリング8が嵌着されている。
【0012】
このピストン6の後面の左右両側の位置には、一対の円形嵌合体10が取り付
けられている。この円形嵌合体10は、上記したシリンダチユーブ1の半円形部
2の内周と同一半径の円形断面をなし、その一面の中心に突設した嵌入棒11を
ピストン6に形成した取付孔12に圧入することによつて、シリンダチユーブ1
の両半円形部2間の距離と同じ間隔を空けて取り付けられている。各円形嵌合体
10の外周面には、耐摩耗性に優れたウエアリング13が嵌着されている。
【0013】
ロツドカバー15は、シリンダチユーブ1の開放端を被う偏平断面形状に形成
され、その中心に、ピストン6のロツド7を摺動自由に挿通する挿通孔16が透
設されており、被着面の外周部にガスケツト17が嵌着されるようになつている
。このロツドカバー15の被着面の左右両側にも、シリンダチユーブ1の半円形
部2の内周と同一半径の円形断面をなす一対の円形嵌合体18が、その一面の中
心に突設した嵌入棒19をロツドカバー15の被着面に穿設した取付孔20に圧
入することによつて、同じくシリンダチユーブ1の両半円形部2間の距離と同じ
間隔を空けて取り付けられている。そのうち、一方の円形嵌合体18には、ロツ
ドカバー15に透設されたポート22に連通する通孔23が形成されている。
【0014】
本実施例はこのような構造になり、組み付けに際しては、ピストン6のロツド
7をロツドカバー15の挿通孔16に挿通しておいて、ピストン6を、その後面
に取り付けた一対の円形嵌合体10をシリンダチユーブ1の対応する両半円形部
2に位置合わせして嵌合しつつ嵌装する。続いて、ロツドカバー15を、その被
着面に取り付けた一対の円形嵌合体18をシリンダチユーブ1の両半円形部2に
嵌めつつシリンダチユーブ1の開放端に被せ、ガスケツト17を押し付けた状態
で図示しない取付手段により固定する。
【0015】
そして、ポート4、22を介して、ピストン6の前面側と後面側への流体圧の
供給と排出とを交互に繰り返すと、ピストン6が円形嵌合体10ともどもシリン
ダチユーブ1内で前後に往復摺動してロツド7が進退する。
【0016】
すなわち本実施例では、ピストン6及びロツドカバー15を組み付ける部分が
、シリンダチユーブ1の半円形部2を利用して、そこにピストン6及びロツドカ
バー15に取り付けた円形嵌合体10、18を嵌める構造となつており、半円形
と円形との嵌め合いとしたことにより正確な寸法公差を得ることができ、ピスト
ン6及びロツドカバー15を正確に位置決めして組み付けることができる。
【0017】
これにより、シリンダチユーブ1、ピストン6のロツド7及びロツドカバー1
5の挿通孔16の間の芯出しが正確に行われ、作動時に、ピストン6がチユーブ
1内でこじられたり、ピストンロツド7が挿通孔16内でこじられるのが確実に
防止されて、ピストン6並びにロツド7の円滑でかつ正確な摺動が担保される。
しかも、ピストン6もロツドカバー15もその取付位置をいちいち調節する必要
がないから、組付作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
【0018】
図4は、ピストン6aに一対のロツド7aを突設してそれをロツドカバー15
aに形成した一対の挿通孔16aから突出したツインロツド式の偏平型シリンダ
に本考案を適用した他の実施例を示したものであつて、ピストン6aの後面の左
右両側と、ロツドカバー15aの被着面の左右両側に、上記実施例と同様に、シ
リンダチユーブ1の半円形部2の内周と同一半径の円形断面をなす一対ずつの円
形嵌合体10a、18aが、半円形部2間の距離と同じ間隔を空けて取り付けら
れており、同じく、ピストン6aとロツドカバー15aとを正確に位置決めして
組み付けることができる。
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】図1のAA線断面図である。
【図3】同実施例の一部切欠分解斜視図である。
【図4】他の実施例の断面図である。
1:シリンダチユーブ 2:半円形部 3:ヘツドカバ
ー 6、6a:ピストン7、7a:ロツド 10、10
a、18、18a:円形嵌合体 15、15a:ロツド
カバー
ー 6、6a:ピストン7、7a:ロツド 10、10
a、18、18a:円形嵌合体 15、15a:ロツド
カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 両側に半円形部を有する偏平な断面形状
をなし、軸線方向の一端にヘツドカバーを設けたシリン
ダチユーブ内に、ピストンを摺動自由に嵌装するととも
に、前記シリンダチユーブの他端に、前記ピストンに突
設したロツドの挿通孔を設けたロツドカバーを被着した
偏平型シリンダにおいて、前記ピストンの一面及び前記
ロツドカバーの被着面の、前記シリンダチユーブの前記
半円形部と対応する両側部に、夫々、該半円形部の内周
の半径と同一半径の円形断面をなす円形嵌合体を取り付
けたことを特徴とする偏平型シリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991031891U JP2545656Y2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 偏平型シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991031891U JP2545656Y2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 偏平型シリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117904U true JPH04117904U (ja) | 1992-10-22 |
JP2545656Y2 JP2545656Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=31915037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991031891U Expired - Lifetime JP2545656Y2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 偏平型シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545656Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0458604U (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-20 |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP1991031891U patent/JP2545656Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0458604U (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2545656Y2 (ja) | 1997-08-25 |
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