JPH04117416U - 変圧器冷却装置 - Google Patents

変圧器冷却装置

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JPH04117416U
JPH04117416U JP2778391U JP2778391U JPH04117416U JP H04117416 U JPH04117416 U JP H04117416U JP 2778391 U JP2778391 U JP 2778391U JP 2778391 U JP2778391 U JP 2778391U JP H04117416 U JPH04117416 U JP H04117416U
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芳三 斉藤
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余川商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】夏季等においても変圧器の過熱を防止し、変圧
器の機能を正常に維持する。 【構成】変圧器11の放熱器12の上方に散水パイプ2
を設置し、放熱器12の下方に水槽支持部材5に載置し
て水槽4を設置する。水槽4内に給水制御機構6及び揚
水ポンプ7を設置する。給水制御機構6に給水ホ−ス8
を接続し、揚水ポンプ7に揚水ホ−ス9の一端を接続
し、他端を散水パイプ2に接続する。揚水ポンプ7によ
り水を散水パイプ2に送り、変圧器11の放熱器12の
上面に吹き付け、放熱器12の側面を伝わって流下させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、配電用変電所等に設置された変圧器が夏季等において過熱するのを 防止するために使用する変圧器冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
配電用変電所等に設置された変圧器は、高電圧が負荷されるため、鉄心、巻線 等が発熱し、高温となる。所定温度以上に過熱されると、巻線等が焼損等して変 圧器の機能が阻害されるから、変圧器には通常、冷却装置が付設されている。
【0003】 従来の冷却装置は、鉄心、巻線を絶縁油中に浸漬して絶縁油の自然対流によっ て冷却する油入自冷式、螺旋形鋼管を設け、これに冷却水を循環させて前記絶縁 油をさらに水によって冷却する油入水冷式等各種方式のものがあるが、いずれも 変圧器本体を収納した外箱又は放熱器内に設けているものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如く、従来の冷却装置は変圧器の外箱又は放熱器内に設けられたもので あるから、どうしても熱の放散は十分ではなく、特に夏季等においては外気も高 温である上に電力消費量も増大することから、変圧器は所定温度以上に過熱され 易く、変圧器の機能を阻害する原因、又、効率を低下する原因となっていた。
【0005】 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ は、夏季等においても変圧器の過熱を防止し、変圧器の機能を正常に維持し得る 変圧器冷却装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の変圧器冷却装置は、変圧器の外箱又は放 熱器の上方に散水パイプ支持部材を介して散水パイプを設置し、変圧器の外箱又 は放熱器の下方に水槽支持部材に載置して水槽を設置し、前記水槽内に給水制御 機構と揚水ポンプを設置し、前記給水制御機構に給水ホ−スを接続し、前記揚水 ポンプに揚水ホ−スの一端を接続し、揚水ホ−スの他端を前記散水パイプに接続 してなる変圧器冷却装置である。
【0007】
【作用】
水槽内に貯留された水を揚水ポンプにより揚水ホ−スを介して散水パイプに送 る。散水パイプから噴出した水は変圧器の外箱又は放熱器の上面に吹き付けられ 、側面を伝わって流下し、その際に外箱又は放熱器の熱を奪う。流下した水は水 槽内に回収され、再度揚水ポンプにより散水パイプに送られる。
【0008】 給水制御機構により、水槽内の水の水位を監視し、水を自動的に供給、停止す るから、水槽内の水は常に一定水位に維持される。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例について説明する。
【0010】 変圧器冷却装置1は、図1に示すように、散水パイプ2、散水パイプ支持部材 3、水槽4、水槽支持部材5、給水制御機構6、揚水ポンプ7、給水ホース8、 揚水ホース9および電源ボックス10とよりなる。
【0011】 散水パイプ2は、変圧器11の放熱器12の上方に散水パイプ支持部材3を介 して適宜本数設置する。散水パイプ2の一端は連結して揚水ホース接続部2aと し、他端は閉鎖端としてある。また、散水パイプ2の側面には小径の多数の散水 孔2bを穿設してあり、散水パイプ2内の水がこの散水孔2bより噴出し、放熱 器12の上面に極力均一に吹き付けられるようにしてある。そして、揚水ホース 接続部2aには揚水ホ−ス9の一端を接続してある。
【0012】 水槽4は、水槽支持部材5に載置し、変圧器11の放熱器12の下方に設置さ れる。水槽4は、図2に示すように、樹脂コ−ティング鋼管13aを連結してな る枠体13の底部に受板14を載置し、この受板14に樹脂コ−ティング化学繊 維シ−ト15の底部を敷設し、その周辺を前記枠体13の上側の鋼管13aにロ −プ16により緊着したものである。
【0013】 水槽支持部材5は、6本の立設管17と4本の水平短管18、2本の水平長管 19とを連結し、前記立設管17にはアジャスタ−20、前記水平短管18と水 平長管19との締結部分にはジャッキ21を接続したものである。この水平短管 18と水平長管19上に水槽4を載置した後、アジャスタ−20、ジャッキ21 を使用することにより、水槽4の高さ調節を行うのである。
【0014】 給水制御機構6は、図3に示すように、給水口22、給水ホ−ス接続部23、 止水弁24、浮子付制水弁25よりなり、給水ホ−ス接続部23に給水ホ−ス8 の一端を接続し、止水弁24を開放することにより給水口22より水が流出する ようになっている。一方、水槽4内の水位が上昇し、浮子25aが上動すると、 浮子付制水弁25が閉鎖し、自動的に給水を停止するようになっている。
【0015】 揚水ポンプ7は、通常使用される渦巻きポンプ等であり、図1に示すように、 水槽4内の所定位置に設置し、揚水ポンプ7の流出口には前記揚水ホ−ス9の他 端を接続してある。
【0016】 電源ボックス10は、揚水ポンプ7に電圧を供給するものであり、変圧器11 の適宜個所に固着する。
【0017】 なお、図1に示す変圧器11においては、放熱器12が二列形成されているの で、その各列の放熱器12上方に散水ポンプ2を設置し、又、各列の放熱器12 下方に水槽3を設置してある。この場合、散水量を均一にするため、散水パイプ 2間を連結パイプ26で連結し、又、水位を同一にするため、水槽4間を連結パ イプ27で連結する。
【0018】 次に、変圧器冷却装置1の設置方法について説明する。
【0019】 先ず、変圧器11の放熱器12の上面に散水パイプ支持部材3を固定し、これ に散水パイプ2を固定して散水パイプ2を放熱器12の上面に設置する。
【0020】 次いで、水槽4を水槽支持部材5に載置して放熱器12の下方所定位置に設置 する。この時、水槽4の一部を変圧器11の台座等に載置するため、水槽4が水 平になるようアジャスタ−20、ジャッキ21により高さ調整を行う。
【0021】 そして、水槽4内に給水制御機構6及び揚水ポンプ7を設置し、給水制御機構 6に給水ホ−ス8を接続し、揚水ポンプ7に揚水ホ−ス9の一端を接続し、他端 を散水パイプ2に接続すればよい。
【0022】 次に、変圧器冷却装置1の使用方法について説明する。
【0023】 先ず、作業者が給水制御機構6の止水弁24を開放すれば、給水口22より水 が水槽4内に流出し、水槽4内の水位は上昇する。そして、水槽4内の水位が所 定位置に達したら、揚水ポンプ7を作動させ、水槽4内の水を揚水ホ−ス9を介 して散水パイプ2に送る。
【0024】 散水パイプ2に送られてきた水は散水パイプ2の散水孔2bより噴出し、放熱 器12の上面に吹き付けられ、放熱器12の側面を伝わって流下する。この時、 放熱器12及び放熱器12内の熱を奪う。
【0025】 従って、従来のように放熱器12内における冷却に加え、放熱器12外からの 冷却をも行うから、熱の放散効率は極めて良好となる。
【0026】 放熱器12の側面を伝わって流下した水は、水槽4内に回収され、再び揚水ポ ンプ7により、散水パイプ2に送られる。
【0027】 ここで、水槽4の水位が所定位置以上になると、浮子付制水弁25が閉鎖され 、給水口22からの水の流出を停止する。逆に、水の飛散等により水槽4内の水 位が所定位置以下になると、浮子付制水弁25が開放され、給水口22から水が 流出し、常時水槽4内の水位を一定に維持する。
【0028】 従って、常時良好な熱の放散を維持しうるとともに、水の無駄な使用をも防止 する。
【0029】 又、冬季等、電力消費量が比較的小である時においては、従来の冷却装置で十 分であり、このような場合には本考案の変圧器冷却装置1は取り外す。
【0030】 このように、本考案の変圧器冷却装置1は着脱自在であるから、気候に合わせ て、又、電力消費量に合わせて、使用すればよく、無駄な経費を削減しうる。
【0031】
【考案の効果】
本考案の変圧器冷却装置によれば、従来のような外箱又は放熱器の内側からの 冷却に加え外箱又は放熱器の外側からの冷却をも行うものであるから、夏季等に あっても、変圧器の過熱を効率的に防止でき、変圧器の機能を正常に維持するこ とができる。
【0032】 又、水槽内の水位を常時監視することにより、常時良好な熱の放散を維持しう るとともに、水の無駄な使用を防止できる。
【0033】 さらに、本考案の変圧器冷却装置は着脱自在であるから、気候に合わせて、又 、電力消費量に合わせて、使用でき、無駄な経費を削減しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の変圧器冷却装置の設置状態を示す側面
図である。
【図2】(A)は、水槽を水槽支持部材に載置した状態
を示す平面図である。 (B)は、同・正面図である。 (C)は、同・側面図である。
【図3】(A)は、給水制御機構の正面図である。 (B)は、同・平面図である。
【符号の説明】
1 変圧器冷却装置 2 散水パイプ 3 散水パイプ支持部材 4 水槽 5 水槽支持部材 6 給水制御機構 7 揚水ポンプ 8 給水ホ−ス 9 揚水ホ−ス 11 変圧器 12 放熱器 13 枠体 14 受板 15 シ−ト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器の外箱又は放熱器の上方に散水パ
    イプ支持部材を介して散水パイプを設置し、変圧器の外
    箱又は放熱器の下方に水槽支持部材に載置して水槽を設
    置し、前記水槽内に給水制御機構と揚水ポンプを設置
    し、前記給水制御機構に給水ホ−スを接続し、前記揚水
    ポンプに揚水ホ−スの一端を接続し、揚水ホ−スの他端
    を前記散水パイプに接続してなる変圧器冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記水槽支持部材は複数本のパイプを連
    結したものであり、前記水槽はパイプを連結した枠体の
    底部に受板を載置し、この受板にシ−トの底部を敷設す
    るとともにシ−トの周辺部を前記枠体に緊着したもので
    あることを特徴とする請求項1記載の変圧器冷却装置。
JP1991027783U 1991-03-29 1991-03-29 変圧器冷却装置 Expired - Lifetime JP2522396Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104992817A (zh) * 2015-08-12 2015-10-21 李斌 一种变压器的散热装置
CN113744956A (zh) * 2021-09-08 2021-12-03 江苏容天机电科技有限公司 一种便于散热的电抗器及电抗器散热的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5588217U (ja) * 1978-12-15 1980-06-18

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