JPH04117279A - 有機化合物に関する改良 - Google Patents

有機化合物に関する改良

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JPH04117279A
JPH04117279A JP2411558A JP41155890A JPH04117279A JP H04117279 A JPH04117279 A JP H04117279A JP 2411558 A JP2411558 A JP 2411558A JP 41155890 A JP41155890 A JP 41155890A JP H04117279 A JPH04117279 A JP H04117279A
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dna
bacillus thuringiensis
cells
amino acid
cell
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JP2411558A
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Cindy Lou Jellis
シンディ・ルウ・ジェリス
Noah Daniel Beerman
ノア・ダニエル・ビアマン
Jean-Christophe Piot
ジーン−クリストフ・ピオット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sandoz AG
Original Assignee
Sandoz AG
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Publication date
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/74Vectors or expression systems specially adapted for prokaryotic hosts other than E. coli, e.g. Lactobacillus, Micromonospora
    • C12N15/75Vectors or expression systems specially adapted for prokaryotic hosts other than E. coli, e.g. Lactobacillus, Micromonospora for Bacillus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/32Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Bacillus (G)
    • C07K14/325Bacillus thuringiensis crystal peptides, i.e. delta-endotoxins

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [0001]
【産業上の利用分野】
この発明は、細菌の形質転換の結果得られる有効なバチ
ルス・ツリンギエンシス殺虫剤およびその形質転換方法
に関するものである。 [0002]
【従来の技術】
栄養生長の最後に蛋白質結晶として胞子形成細菌バチル
ス・ツリンギエンシス(B、t、)により産生されるデ
ルタ−エンドトキシン蛋白質は、特定の昆虫に対する強
力な殺虫剤である。エンドトキシンの産生に関与する遺
伝子は、天然バチルス・ツリンギエンシス細胞内の1種
またはそれ以上のプラスミドにおり)で見出されている
。これらのうちある種のプラスミドが単離され、エンド
トキシン産生遺伝子が位置探査および摘出され、遺伝子
の配列決定が行なわれ、エンドトキシンのアミノ酸配列
(構造)が誘導された。従って、野生型生物体によす産
生されたある種のエンドトキシンの毒素部分の正確なア
ミノ酸構造もまた既知であり、エンドトキシンは、昆虫
消化管でプロテアーゼにより開裂され、毒素部分を放出
すると一般に信じられている前駆体分子であることが決
定された。切断された分子、すなわち完全長エンドトキ
シンよりも短い分子は活性を示すことが立証された。 イギリス国特許出願第2216127A号(1989年
10月4日に公開)およびその対応する外国出願には、
活性毒素部分が突然変異し、5倍まで増強した毒性を有
することが示されている完全長および切断されたエンド
トキシン分子が記載されている。 [0003]
【発明の構成】
この発明は、ある種のバチルス・ツリンギエンシス・ク
ルスタキ細胞を、イギリス国特許出願第2216127
A号(この明細書では「先行出願」とも称す)に記載さ
れたある種の突然変異バチルス・ツリンギエンシス・エ
ンドトキシンをコードする発現可能な遺伝子を担うDN
Aにより形質転換した場合に与えられる特に活性を示す
バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキ殺虫剤に関す
るものであるさらに特定すれば、上記先行出願でp26
−3およびp98clまたはpBT26−3およびpB
T98clとして記載された突然変異の1種またはそれ
以上を有するエンドトキシンをコードする発現可能外生
遺伝子を、既知バチルス・ツリンギエンシス・クルスタ
キ株H,D、562型に形質転換し、それを宿主とした
場合に強力で望ましい殺虫活性を有する新規バチルス・
ツリンギエンシス型殺虫剤が提供される。 また、この発明は、バチルス・ツリンギエンシス細胞の
電気的形質転換の改良された方法であって、細胞を生長
させ、高張性状態で形質転換し、形質転換後、無傷の細
胞を得るのに充分な時間高張性水性培地に維持する方法
に関するものである。高い形質転換効率が得られる。 さらに、この発明は、DNAコンディショニングを使用
する方法により形質転換され得るバチルス・ツリンギエ
ンシス・テネブリオニスおよびバチルス・ツリンギエン
シス・アイザワイ並びに生成した形質転換体に関するも
のである。 [0004] この発明は、以下の記載および添付図面によりさらに明
確なものとなる。 図1は、プラスミドpUc18およびpBc16.1か
ら製造されたシャトル・プラスミドまたはベクターp’
UC:BiBを示す。 図2は、発現ベクターpBEv210−TLを示す。 図3は、発現ベクターpBt1000を示す。 図4は、バチルス・ツリンギエンシス結晶マイナス細胞
(CryB)の生存パーセント対その形質転換に適用さ
れた電気的形質転換電位差を表すグラフを示す。 図5は、CryB細胞の生存パーセント対電気的形質転
換効率を表すグラフを示す。 図6は、発現ベクターpBT2000を示す。 ここでベクターpK8−1は、1985年4月24日に
アメリカ合衆国イリノイ、ペオリアのナショナル・リー
ジョナル・リサーチ・ラボラトリ−に寄託されNRRL
  B−15967の貯蔵番号が与えられ、またベクタ
ーpBT210は、1988年2月19田こ寄託され、
NRRL  B−18330の貯蔵番号が与えられた。 [0005] 上記イギリス国特許出願第2216127A号およびそ
の対応する外国出願で開示されているように、バチルス
・ツリンギエンシス・エンドトキシンにおいて為され得
る突然変異またはアミノ酸改変が若干存在し、その高い
活性が示された。この点に関して第A表(同じく上記先
行出願で与えられ、記載されている)は、バチルス・ツ
リンギエンシス・ウハネンシスのバチルス・ツリンギエ
ンシス・エンドトキシンの完全長DNAおよびアミノ酸
配列を与えており、当業界で認められているように、蛋
白質の活性部分および特にN−末端を越えて少なくとも
プロトキシン部分において示されたKpn部位までにつ
いてコードされたアミノ酸配列は、他種のバチルス・ツ
リンギエンシスおよび変異型、特にバチルス・ツリンギ
エンシス・クルスタキHD−1で見出される配列と同じ
である。また、KpnI部位を越えた部分の差異は比較
的少ない。それ故、第A表で与えられた配列は、特にそ
の活性部分における共通のエンドトキシン配列を適切に
表しており、特に活性部分に関して、他のバチルス・ツ
リンギエンシス・エンドトキシンとの高度の相同性を有
するか、または類似している。第A表において、完全配
列のアミノ酸には、アミノ酸の下の括弧内に記された1
〜1181の番号が付されている。構築された遺伝子に
おけるヌクレオチド配列には、それらが現れる行の上に
番号が付されており(括弧内ではない)、番号の最後の
デイジットは、その番号が適用されるヌクレオチドの上
部に位置している。上述の番号付けされた配列内におい
てその一部分は、個別に、またはアミノ酸についてはm
−1ないしm−116および前記アミノ酸のヌクレオチ
ドについてはn−1ないしn−348の番号をさらに付
すことにより、前記先行出願に記載されたある種の突然
変異が位置する高度保存領域をさらに詳しく示している
。ヌクレオチド配列に関連したある種の制限部位は、制
限部位に含まれるヌクレオチドの上の線により示されて
おり、特定部位の名称は脚注に記載されている。当業界
で認められている通り、第A表に示されたエンドトキシ
ンの毒性部分は、アミノ酸1位(Met)から始まり、
アミノ酸610位(Thr)まで伸びているアミノ酸配
列を含む。 実施例7の結果が示す通り、前記先行出願においてr2
6−3Jおよびr98clJと命名された、先に記載さ
れたもののうちの2つによる突然変異は、既知エンドト
キシン産生バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキ株
H,D、562へ形質転換した場合、予想外にも殺虫活
性に対する有益な影響を有することが示された。 先行出願に記載されている、関与したこれらの突然変異
は、下記第3表に示されている通りである。 [0006] 第8表 突然変異体 位置番号 rmJ位置番号  エンドトキ
シン領域における変化完全長            
核酸     アミノ酸119    m−30GCA
−+ACA   Ala−+Thrp26−3  13
0    m−41ATG−+ATA   Met→l
1e201    m−112GGC−1−GACGl
y−”Aspp98c1188    m−99ACT
−TCT   Thr−3er従って、この発明による
と、また、天然バチルス・ツリンギエンシス・エンドト
キシン発現用の天然プラスミドを含有または宿し、そし
てバチルス・ツリンギエンシス細胞における複製開始点
、および昆虫による摂取時にタバコバッドウォーム幼生
に対して殺虫活性を有する突然変異バチルス・ツリンギ
エンシス・エンドトキシン蛋白質の発現に関して機能し
得るバチルス・ツリンギエンシス遺伝子をコードするD
NAを含む異種DNAを同じく宿すが、またはそれによ
り形質転換されたバチルス・ツリ・ンギエンシス・クル
スタキ株H,D、562の細胞を、エンドトキシンが発
現または産生される胞子形成段階に生長させることによ
りバチルス・ツリンギエンシス型の特に有効な殺虫剤が
製造され得る。上記突然変異蛋白質の構造遺伝子DNA
は、この明細書の第A表においてm−1位から始まりm
−116位に伸びるDNAによりコードされる116ア
ミノ酸配列とがなりのアミノ酸相同性を有するアミノ酸
配列をコードするDNA部分を有することを特徴とし、
前記位置番号は、前記116アミノ酸配列と比べてそこ
に欠失または追加があろうと否とに拘わらず、上記相同
性配列に適用される。さらに前記DNA部分は、示され
たアミノ酸参照位置におけるDNAによりコードされて
いるアミノ酸:a)m−30位におけるAla以外の天
然アミノ酸、b)m−41位におけるMet以外の天然
アミノ酸、c)m−99位におけるThr以外の天然ア
ミノ酸、およびd)m−112位におけるGly以外の
天然アミノ酸のいずれか1つまたはそれ以上を特徴とす
る。 [0007] 示された点突然変異は、バチルス・ツリンギエンシス変
異種およびサブタイプにより産生されたエンドトキシン
蛋白質配列に適用され得る。前記配列は、好ましくは天
然完全長タイプまたは実質的完全長タイプの蛋白質エン
ドトキシン配列および下流プロトキシンの全部もしくは
一部分またはその不活性部分(エンドトキシン正常C−
末端から上流に伸び、昆虫消化管での開裂点に及ぶ)の
除去により切断された配列、さらに通常C−末端上流か
らエンドトキシンの活性部分へ戻って切断され得る配列
を含め、116アミノ酸保存配列またはそれと高′V)
相同性を有する配列または本質的にそれと均等な配列を
含む場合、この明細書に記載されたタバコ毛虫検定が示
す通り、鱗し目幼生に対して殺虫活性を呈する。ノくチ
ルス・ツリンギエンシス・クルスタキおよびバチルス・
ツリンギエンシス・つ/SSシンスからのエンドトキシ
ンは、同一116アミノ酸保存領域を有し、他の場合は
、同じ116アミノ酸配列またはそれと大部分相同性を
示す均等配列を有するか、または有することが予想され
得る。例えば、バチルス・ツリンギエンシス・プロト(
B、 t、 5otto)、バチルス・ツリンギエンシ
ス・クルスタキHD−73(株)およびバチルス・ツリ
ンギエンシス・ガレリアエ(B、 t、 Gal 1e
riae)からのエンドトキシンはまた、これらの中で
、エンドトキシンの毒性部分およびプロトキシン部分の
バランスが両方とも少なくともある程度および場合によ
っては顕著に異なるものがある場合でも、同じ116ア
ミノ酸配列を有するエンドトキシンを製造することが既
に知られている。他の例えばバチルス・ツリンギエンシ
ス・クルスタキHD−1デイペル(市販されている亜株
)は、示された116アミノ酸配列において1つのアミ
ノ酸変化(m−59はTTGによりコードされたLeu
である)、および他の配列部分に他の変化/欠失/追加
を有する。単一または多数の変化を有するが、前記11
6アミノ酸配列に対して少なくとも約70%のアミノ酸
相同性を有することが見出されるこれおよび他の配列は
、特に改変されるアミノ酸がその各側に前記116アミ
ノ酸配列のアミノ酸に(同一的に)対応する2個および
好ましくは4個の他のアミノ酸を有する場合、同じく前
孔116アミノ酸非突然変異配列のアミノ酸に(同一的
に)対応するアミノ酸に対して為された突然変異改変の
1つまたはそれ以上を有し得る。示された突然変異は、
配列自体が示された116アミノ酸レファレンス配列よ
りも短いか、または長くなる形で本質的に欠失または追
加を含む、相同的に連続した対応するアミノ酸に対して
為され得る。それらの場合、改変される配列の対応する
各アミノ酸には、示された116アミノ酸レファレンス
配列において(同−的に)対応することが見出されたア
ミノ酸と同じ位置番号が割り当てられ、例えば位置番号
m−5、m−6等が割り当てられる。それらの場合、改
変される配列に存在する欠失ば実際に存在するものとし
て数えられるが、改変される配列における追加は単純に
は数えられない。それ故、アミノ酸位置割り当ては、上
記相同性配列における欠失または追加とは無関係に行な
われると言える。 [0008] 好ましくは、突然変異改変を置き換えることができる相
同性アミノ酸配列は、突然変異が行なわれる相同性配列
がレファレンス配列での対応するアミノ酸と同じコドン
によりコードされるレファレンスとして示された116
アミノ酸配列におけるアミノ酸に対応するアミノ酸を有
する場合に、第A表においてn−1位から始まり、n−
348位まで伸びているヌクレオチド配列を有する34
8ヌクレオチド・オリゴマーから成るセンスまたはアン
チセンス鎖(または2本鎖)由来のDNAが、厳密(ス
トリンジェット)なハイブリダイゼーション条件下でハ
イブリダイゼーションする構造的DNAによりコードさ
れる配列である。上記の標識ハイブリダイゼーション・
プローブを製造する方法は、当業界ではよく知られてい
る。厳密なハイブリダイゼーション条件は、2.5X食
塩水くえん酸緩衝液(SSC緩衝液としても知られてい
る)中60℃でハイブリダイゼーションを行う場合の条
件であり、次いで単に行なわれるハイブリダイゼーショ
ンに影響を与えない低い緩衝液濃度で37℃において洗
浄を行う。 さらに好ましくは、突然変異は、116アミノ酸レファ
レンス配列のアミノ酸と比べて僅か1個、2個または3
個しかアミノ酸差異をもたないアミノ酸配列、最も好ま
しくはレファレンス配列と同一の配列において為される
。 [0009] 116アミノ酸レファレンス配列が、鱗し目幼生に対し
て殺虫活性を示す別の形で実質的に修飾されたか、また
は異なるエンドトキシン蛋白質配列の一部分を形成し得
るということは、当業界では既に明確に示されており、
当技術分野の知識が増大するに従いレファレンス配列の
外側および恐らくはレファレンス配列内における他の修
飾も非常に確実に発見されると思われる。それ故、11
6アミノ酸レファレンス部分に類似した必要な突然変異
配列部分に近接する配列は、かなりの程度まで変化し得
、殺虫活性(例、タバコ毛虫に対する殺虫活性)エンド
トキシン蛋白質の提供に充分でありさえすればよい。す
なわち、突然変異部分から上流のアミノ酸配列は、第A
表に示された配列と比べて短縮または延長またはそれ自
体突然変異され得るが、一般にメチオニンから始まり、
最も好ましくは第A表に示された配列と高相同性(70
%)または同一である。同様に、必要とされる突然変異
配列部分から下流の部分は広範に変化し、その昆虫消化
管での開裂点までの第A表に示されたそのバランスと比
べて短縮または延長され得、勿論、さらに延長された結
果、昆虫消化管での開裂に付されるプロトキシンまなは
不活性部分を形成することにより、殺虫性蛋白質毒素を
提供する場合もあり得る。通常好ましいと判断されるの
は、少なくともその天然能力の場合と類似したエンドト
キシン蛋白質折り畳み能力または改良された完全長折り
畳み効果を獲得する機会の点で天然タイプと同じかまた
は類似したより充分な長さの配列を使用または製造する
ことである。好ましくは、突然変異が加えられるより充
分な長さの配列は、第A表におけるアミノ酸配列1〜1
181に対し少なくとも70%のアミノ酸相同性を有す
るか、または前記1〜1181アミノ酸蛋白質をコード
する第A表に示された2本鎖DNAは、厳密な条件下で
より充分な長さの突然変異配列とハイブリダイゼーショ
ンする。従って、前記突然変異蛋白質の構造遺伝子は、
厳密な条件下で、第A表に示された1181アミノ酸エ
ンドトキシンの暗号化配列を有するDNAとハイブリダ
イゼーションする。さらに好ましくは、突然変異DNA
は第A表における1181アミノ酸蛋白質、または実質
的にH,D、562においてその利点を提供する突然変
異蛋白質の機能均等物を別の形でコードする。 概して、この発明の目的のために、突然変異が行なわれ
るDNAは、当業界で認められている通りタバコ毛虫に
対して活性を示すエンドトキシンをコードするか、また
はあまり明確でない場合、例えばCryBへ形質転換さ
れた非突然変異遺伝子を用いた検定を行い、後記実施例
7に記載された標準毛虫検定において本質的に不活性の
非形質転換CryBと活性を比較検定することにより測
定され得るが上記活性は最高10%培養濃度でLD2.
を与えるときに示され、突然変異に好ましい基質は、C
ryBに形質転換された場合にベクターpBT1000
(明細書に記載されている)により提供される毛虫活性
と少なくともほぼ同じ活性を有する[0010] 好ましくは、m−30における突然変異アミノ酸はTh
rであり、m−41の場合はI leであり、m−99
の場合はSerであり、m−112の場合はAspであ
る。 突然変異配列p26−3における3つの突然変異に関し
て述べると、これらのうち1つまたは2つは省かれ得る
が、好ましくは3つ全部を一緒に使用する。 バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキは公知であり
、幾つかの変種または株として存在し、それらの分類学
的識別は確立されている。本質的に亜株である突然変異
株も知られている。バチルス・ツリンギエンシス・クル
スタキ株H,D。 562は公知であり、アメリカ合衆国イリノイ、ペオリ
アのナショナル・リージョナル・リサーチ・ラボラトリ
−から入手番号NRRL H,D、 562として公的
に入手できる。望ましくは、突然変異体含有DNAは、
市販されているジャベリン(商標)亜株に属する公知バ
チルス・ツリンギエンシス・クルスタキH,D、562
亜株の細胞へ形質転換される。上記の好ましい亜株の生
長および形質転換用胞子は、市販製品から入手され得る
。 上記の突然変異エンドトキシン遺伝子により形質転換さ
れたか、またはそれらを含むバチルス・ツリンギエンシ
ス・クルスタキ細胞は、これらの細胞が耐性を示す抗生
物質、例えば突然変異エンドトキシン遺伝子を担うプラ
スミドが耐性を示すテトラサイクリンの存在下で維持さ
れている場合に安定している。上記細胞は、胞子形成段
階で、非形質転換細胞により産生された天然エンドトキ
シンおよび形質転換時に挿入されたDNAによりコード
された突然変異エンドトキシン蛋白質を随伴するバチル
ス・ツリンギエンシスの胞子を含むバイオマスを生じる
。 上記胞子含有バイオマスおよびその濃縮物は、新規であ
り、エンドトキシン類が組み合わさって、活性のレベル
および範囲として時に望ましい殺虫活性、および特にス
ポドプテラ(S podoptera)に対する活性の
実質的増強を提供することが示されている、発現された
エンドトキシン類の混合物を広く含むものとして理解さ
れ得る。従って、この発明のさらに別の態様は、この発
明による細胞により胞子形成段階で発現されるエンドト
キシン蛋白質の混合物を含む殺虫組成物である。 [0011] 新規バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキ形質転換
体は、この明細書に記載されているある種のプラスミド
および電気的形質転換方法を用いて製造され得る。 [0012] プラスミド 2種の分類学的に異なる細菌宿主(ここで、第1の宿主
はエシェリヒア・コリであり、第2の宿主はバチルス種
である)の形質転換に使用され得るプラスミド・ベクタ
ーは、 i)第1の細菌宿主においてベクターを複製し得るDN
Aの領域、ii)第2の細菌宿主においてベクターを複
製し得るDNAの領域、1ii)形質転換された第1お
よび第2宿主を選択する手段、iv)第1細菌宿主にお
いて遺伝子発現させ得るDNAの領域、■)第2細菌宿
主において遺伝子発現させ得るDNAの領域、vi)発
現時にバチルス・ツリンギエンシスDETをコードする
DNA配列を含む。 上記プラスミドの一具体例では、プラスミド由来のDN
Aの配列、すなわちバチルス宿主の形質転換前に、第1
宿主において複製可能な配列を含む配列を、それらの配
列が望ましくない場合に削除する有効な手段が提供され
る。 [0013] エシェリヒア・コリにおいて機能し得る複製開始点を含
むベクター および前記ベクターにより形質転換された
エシェリヒア・コリ細胞を選択する手段、バチルス種の
生物体において機能し得る複製開始点、および前記プラ
スミドにより形質転換またはトランスフェクションされ
たバチルス細胞を選択する手段およびDET DNA配
列を、エシェリヒア・コリおよびバチルス・ツリンギエ
ンシスの画調節配列と組み合わせて用いることにより、
DET配列が両宿主において連続的に発現され得る形で
エシェリヒア・コリおよびバチルス宿主の両方を形質転
換することができる。 プラスミドへ挿入されるデルタ・エンドトキシン配列は
、バチルス・ツリンギエンシス変種またはサブタイプの
いずれかのDNA配列であり得、それらは、エシェリヒ
ア・コリおよびバチルス種の細胞の両方での発現時にデ
ルタ・エンドトキシン蛋白質をコードする。それらの適
当な例は、天然完全長タイプまたは実質的完全長の配列
、および下流プロトキシンの全部または一部分またはそ
の不活性部分(エンドトキシン通常C−末端から上流に
伸び、昆虫消化管での開裂点に及ぶ)の除去により切断
されている配列、および通常C−末端上流からエンドト
キシンの活性部分に戻って切断され得る配列である。ま
た、発現時に例えば異なるバチルス・ツリンギエンシス
株のエンドトキシン蛋白質間の融合蛋白質をコードする
配列、または遺伝子工学的に選択的突然変異が行なわれ
た結果、天然エンドトキシン配列のアミノ酸配列が改編
されたDNA配列も、この発明のプラスミドにおける発
現に適している。 [0014] バチルス・ツリンギエンシス・バリエータス・ウハネン
シス(B、 t、 W、 )由来の完全長エンドトキシ
ン構造遺伝子は、例えば、イギリス国特許出願第221
6127A号(前出)に記載され、イリノイ州、ペオリ
アにあるアグリカルチュラル・リサーチ・カルチャー・
コレクション(NRRL)から貯蔵番号B−18330
として一般に入手可能なプラスミドpBT210に組み
込まれる。このプラスミドは、充分に適格なエシェリヒ
ア・コリ発現ベクターであり、エシェリヒア・コリ・プ
ロモーター バチルス・ツリンギエンシス・リポソーム
結合部位およびクロラムフェニコール耐性遺伝子を含む
。コードされたバチルス・ツリンギエンシス・エンドト
キシンの活性部分からプロトキシン領域に伸びる(pB
T210でコードするDNAにおいては少なくともKp
nI部位まで)610個のアミノ酸は、バチルス・ツリ
ンギエンシス・バリエータス・クルスタキ(B、t、に
、)HD−1(細胞(7)分類ニついては、ホフテおよ
びホワイトリー 「マイクロバイオロジカル・レビュー
ズJ (Microbiological Revie
ws)、1989年6月、第53巻、ナンバー2.24
2−255頁参照)からクローン化されたCryl A
(b)タイプ遺伝子の対応する配列と同一である。また
、pBT210およびB、t、に、HD−1間のプロト
キシンのバランスにはかなりの相同性が存在する。 [0015] 切断されたエンドトキシン配列は、例えば、イギリス国
特許出願第2216127A号(前出)に記載され、イ
リノイ州ペオリアにあるアグリカルチュラル・リサーチ
・カルチャー・コレクション(NRRL)から貯蔵番号
B−18329として一般に入手可能なプラスミドpr
AKに含まれる。prAKは、エシェリヒア・コリの充
分に適格な発現ベクターであり、アンピシリン耐性遺伝
子、複製開始点並びにエシェリヒア・コリ・プロモータ
ーを含むオペレーター配列を含む。pBT210および
prAKの両方で見出されるエシェリヒア・コリ・オペ
レーター配列は、アメリカ合衆国特許第4721671
号に記載されており、プロモーター配列、リポソーム結
合部位(RBS)およびDNA暗号化配列を含む。以後
、後者をエシェリヒア・コリ遺伝子と称する。また、そ
れは、プロモーターによる適切な解読枠調整において、
野生型B 、 t、 k、株HD−1に見出されるDN
A配列(CryI  A(b)タイプ遺伝子)を含む(
例えばクロンスタッド等、1983、[ジャーナル・オ
ブ・バクテリオロジーj(J 、 Bacteriol
) 154 :419−428により報告された5、 
3kb HindIIIクラスのセグメントの一部分か
ら)。成熟配列は、短縮された結果、アミノ酸1位から
アミノ酸610位まで伸び、さらにプロトキシン部分へ
伸びてアミノ酸723位で終わる全天然毒性部分を含む
切断されたバチルス・ツリンギエンシス・エンドトキシ
ンをコードする。これの下流または3′において、アミ
ノ酸723のトリプレットの後に54bpの短いDNA
配列が含まれ、その配列自体停止シグナルにより終止す
る。この54bp配列はプラスミドpBR322に由来
する。暗号化配列の上流およびエシェリヒア・コリ遺伝
子の下流において、prAKは、バチルス・ツリンギエ
ンシス・リポソーム結合部位を含む配列を含む。上流調
節配列およびプロモーター配列をコードするDNA配列
およびエンドトキシンの活性部分の最初の610個のア
ミノ酸をコードするDNA配列は、上記プラスミドpB
T210に含まれるバチルス・ツリンギエンシス。 ウハネンシス・エンドトキシン配列と同一である。暗号
化配列の上流では、prAKの配列はpBT210の配
列と事実上同一であるが、2種のプラスミドの構築で使
用されたライゲーション方法が異なることから、微々た
るヌクレオチドの変化が多少存在する。 [0016] バチルス・ツリンギエンシス・バリエータス・ウハネン
シス(B、t、w、)由来の完全長エンドトキシン構造
遺伝子は、前出のイキ刃ス国特許出願第2216127
A号に記載されており、イリノイ州、ペオリアにあるア
グリカルチュラル・リサーチ・カルチャー・コレクショ
ン(NRRL)から貯蔵番号B−18330として一般
に入手できる。このプラスミド(pBT210)は完全
適格エシェリヒア・コリ発現ベクターであり、エシェリ
ヒア・コリ・プロモーター バチルス・ツリンギエンシ
ス・リポソーム結合部位およびクロラムフェニコール耐
性遺伝子を含む。 WT完全長構造的バチルス・ツリンギエンシスDETお
よびWT切断バチルス・ツリンギエンシスDETの両方
の突然変異類縁体は、前出のイギリス国特許出願第22
16127A号に記載されている。そこに記載されてい
る突然変異配列のいずれか、または他の突然変異体を含
む配列は、この発明のプラスミドにおいて好適に使用さ
れ得る。それ故、完全長突然変異配列、例えばpBT2
6−3およびpBT−Cは、上記プラスミドpBT21
0に含まれ、この発明のベクターで使用するため上記プ
ラスミドから容易に摘出され得る。 [0017] 好ましくは、DET DNA配列は、2種の宿主細菌細
胞での発現を制御する調節配列を随伴する。5′調節配
列は、好ましくはエシェリヒア・コリおよびバチルス種
の細胞において機能し得るプロモーター配列を含む。下
記に示す配列はDET遺伝子の天然調節配列であって、
特に適したバチルス・ツリンギエンシス・オペレーター
配列であり、胞子形成の初期(B、t、I)および後期
(B、 t、 II)段階におけるRNA合成開始部位
、mRNAの劃」訳が開始されるリポソーム結合部位(
RBS)、および開始コドン(Met)を含む。[ウォ
ング等、「ジャーナル・オブ・バイオケミストリーj(
J、  Biochem、)、1983.258(3)
:1960−1967]。また、例えば下記に示したバ
チルス・ツリンギエンシス配列は、エシェリヒア・コリ
において機能することにより、低レベルでエシェリヒア
・コリ細胞においてDET蛋白質を発現させる。 [0018]
【化1】 ョpa、T      AおよびTリッチ領域RBS 
      )5et AATrGGTATCTrAATAAAAGAGATG
GAGGTAACTT ATG 、 、 、 、 。 [0019] 上記配列を含むDNAフラグメント、およびバチルス・
ツリンギエンシス・バリエータス・クルスタキ株HD−
1デルタ・エンドトキシンの最初の450個のアミノ酸
の暗号化配列は、1986年12月30日公開のヨーロ
ッパ特許出願第206613A2号に記載されている通
り、例えばプラスミドpK8−1から得ることができ、
このプラスミドは、イリノイ州ペオリアのアグリカルチ
ュラル・リサーチ・カルチャー・コレクション(NRR
L)から貯蔵番号B−15967として一般に入手され
得る。プラスミドpK8−1は、バチルス・ツリンギエ
ンシス・クルスタキDET遺伝子の一部分を含むpBR
322に基づくプラスミドである。発現時DETは、1
30Kdプロトキシンに対して製造された抗血清と積極
的に反応し、昆虫毒性検定ではへリオチス・ビレセンス
(Heliothis virescenS)幼生に毒
性を示す。上記フラグメントは、エシェリヒア・コリに
おいて機能し得るプロモーターを含み、エシェリヒア・
コリにおけるDET配列の発現を指令するプラスミド(
参考、図2)、例えば上述のprAKにクローン化され
得る。すなわち、特異的エンドヌクレアーゼ消化により
、DETの5′暗号化配列およびエシェリヒア°コリ遺
伝子のエシェリヒア・コリ部分の3′部分を含むprA
K DNAの領域は、上記pK8−1のDNA配列と置
き換えられ得る。prAKおよびpK8−1フラグメン
ト間に形成された3′接合点は、バチルス・ツリンギエ
ンシス・DET暗号化配列内にあり、正確な解読枠は、
毒素遺伝子力乍rAKにおいて見出される状態そのまま
となるように、挿入により維持される。エシェリヒア・
コリ・プロモーターの下流のprAKおよびその場所、
すなわちエシェリヒア・コリ遺伝子内の部位に見出され
るRBSを消化し、pK 8−17ラグメントをこのプ
ロモーター含有prAKフラグメントヘライゲーション
することにより、prAK−pK8−1の5′接合点は
、タンデム・エシェリヒア・コリ/バチルス・ツリンギ
エンシス・プロモーターを形成させる。ここで使用され
ているタンデム・エシェリヒア・コリ/バチルス・ツリ
ンギエンシス・プロモーターは、バチルス・ツリンギエ
ンシス・プロモーターと縦一列に並んだエシェリヒア・
コリ・プロモーター  RBSおよびエシェリヒア・コ
リ遺伝子の5′領域を意味する。エシェリヒア・コリ遺
伝子の創]訳の結果、このprAK −pK 8−1の
5′接合点に到達する前に24個のアミノ酸が生成され
る。エシェリヒア・コリでの発現中、翻訳はエシェリヒ
ア・コリ・プロモーターにおけるリポソーム結合部位か
ら呂発し、停止コドン(TGA)がランダムに生成され
る前にprAK −pK 8−1の5′接合点を通って
バチルス・ツリンギエンシス・プロモーター配列へ続き
、全部で7個のアミノ酸となる。リポソームはこの停止
コドンにおいて離反するが、それらはこれの下流のバチ
ルス・ツリンギエンシス・リポソーム結合部位を認識し
、エシェリヒア・コリにおいて、DETが、一般的には
細胞性蛋白質全体の2−5%のレベルで下記に示された
正確なアミノ末端を伴う非融合蛋白質として生成される
ようにmRI’JAと結合する。 [00201
【化2] NruIEpaI            停止(E、
 コリ遺伝子)T CGA ACA CCCTGG G
TCAAA AAT TGA−−−−−−−−015塩
基)−−−AGATGGAGGTAA CTT ATG
−−−−−−−B、t、RBS     (開始B、t
、 DET)[0021] すなわち、例えば上記の形でライゲーションにより生成
されたプラスミドは、エシェリヒア・コリおよびバチル
ス種の宿主特異的プロモーターを含み、また本来prA
Kで見出される、723個のアミノ酸から成る切断され
たDET配列を含む。 上記の通り、プラスミドpBT210は、prAKの場
合と同様、エシェリヒア・コリで機能し得るオペレータ
ー配列を随伴した完全長構造DET遺伝子を含む。エシ
ェリヒア・コリ/バチルス・ツリンギエンシス・プロモ
ーターを随伴した完全長構造DET遺伝子を得るために
、エシェリヒア・コリRBS、およびエシェリヒア・コ
リ遺伝子の5′部分、およびバチルス・ツリンギエンシ
スDETの最初の450個のアミノ酸をコードする配列
を含むpBT210のフラグメントを削除し、タンデム
・エシェリヒア・コリ/バチルス・ツリンギエンシス・
プロモーター配列およびDET蛋白質の同じ450個の
アミノ酸をコードする領域を含む、例えば上記ライゲー
ションにより生成されたプラスミド由来のフラグメント
と置き換えることができる。この方法で、DETの正確
な解読枠は保持され、生成したプラスミドはエシェリヒ
ア・コリにおいて完全長構造DETを発現する[002
2] 実施例でさらに詳細に記載されているが、上記方法の具
体例は次の通り要約され得る。プラスミドprAKをN
ruIおよび5stIにより消化する。575位のNr
uI部位は、エシェリヒア・コリ遺伝子配列内、エシェ
リヒア・コリ・プロモーターおよびRBSの下流にあり
、S st I部位はDET暗号化配列内にある。大き
い方のフラグメント(3,9kb)を分離する。プラス
ミドpK8−1をHpaIおよびS st Iにより消
化する。HpaI部位はバチルス・ツリンギエンシス・
プロモーターの5′末端にあり、5stI部位はDET
暗号化配列内にある。この部位はprAKにおける場合
と同じ位置にある。こうして生成された1、5kbフラ
グメントを分離し、3.9kbprAKフラグメントと
ライゲーションする。NruIおよびHpa■部位にお
けるプラント末端消化/ライゲーションにより、これら
2つの部位は破壊される。prAK由来のエシェリヒア
・コリ・オペレータ一部分およびC−末ff1DET配
列、バチルス・ツリンギエンシス・プロモーターおよび
pK8−1のN−末端DET配列を含む、生成したハイ
ブリッド・プラスミドpBEV100を、HpaIおよ
びS st Iにより消化する。HpaI部位は、エシ
ェリヒア・コリプロモーターの下流で、これおよびRB
S間の448位に位置する。同様に、プラスミドpBT
210をHpaIおよび5stIにより消化する。Hp
aI部位(448位)は同じくエシェリヒア・コリ・プ
ロモーターおよびRBS間に存在し、pBT210の大
きい方の6.9kbフラグメントを、pBEVlooの
小さい方の1.6kbフラグメントとライゲーションす
る。生成したプラスミドpBEV210は、pBEVl
ooの場合と全く同様に、完全長構造DET遺伝子配列
を随伴した形でエシェリヒア・コリ・オペレーターおよ
びバチルス・ツリンギエンシス・プロモーターを含む。 HpaIおよび5stIにおけるライゲーションにより
、これらの部位は回復する。 [0023] 好ましくはDET暗号化配列を随伴したさらに別の調節
配列は、3′転写終結ループを含む(ウォビコ等、19
86、DNA、5:305−314)。ダイアト対称の
配列から成るこの調節成分は、天然バチルス・ツリンギ
エンシスDET遺伝子において、遺伝子の暗号化部分の
後に見出され、m RN A安定性を増加させると考え
られる。この調節成分をコードする相補的オリゴヌクレ
オチドは、DET暗号化配列の下流または3′にクロー
ン化され得る。例えば、上記に従い製造されるプラスミ
ドpBEV210の場合、PvuIによる部分消化の結
果、線状DNA分子が生成され、4444位のPvuI
部位は、pBEV210に含まれる完全長構造DET遺
伝子配列の下流に隣接して位置する。PvuI粘着末端
を有する3′転写終結シグナルをコードする相補的オリ
ゴヌクレオチドは、このPvuI消化pBEV210ヘ
ライゲーションされることにより、3′シグナルを挿入
し、プラスミドpBEV21O−TLを形成する。オリ
ゴヌクレオチドの正確な配向により、そこに見出される
SmaI部位は、3’PvuIライゲ一シヨン部位の下
流に隣接した4490位に位置する。 宿主細胞においてプラスミドを自律的レプリコンとして
作用させ得るDNA配列は、複製開始点を含む。それら
の配列は、ある属の細菌においてプラスミドを複製させ
得る配列が、一般的に異なる属の細菌ではそのプラスミ
ドを複製させ得ないという点で宿主特異的である。エシ
ェリヒア・コリにおいて自己複製し得、この発明のプラ
スミドの形成において使用され得る多くのプラスミドは
、当業界において周知であり、例えばpBR322、p
ucSpKおよびそれらの誘導体がある。(プラスミド
pK18およびpK19は、例えば、ブライドモア、1
987「ジーンJ(Gene) 56 :309−31
2に記載されている)。この発明のプラスミドの構築に
おいて、pUC誘導体pUc18またはpUc19(ベ
ゼスダ・リサーチ・ラブダ)から誘導された配列を使用
するのが好ましく、pUc18がさらに好ましい。pU
c18は、約2.7kbの合計サイズを有するクローニ
ング・ベクターであり、プラスミドにより形質転換され
た宿主に対してアンピシリン(amp)耐性を付与する
遺伝子を含む。それは、さらに特有のEcoRI制限エ
ンドヌクレアーゼ認識部位を含む。 [0024] バチルス類で複製するプラスミドの一例は、パーキンス
およびヤングマンによる、1983、「ジャーナル・オ
ブ・バイオケミストリーJ(J、 Biochem、)
、155(2):607−615に記載されたpBc1
6.1である。このプラスミドはバチルス・セレウス(
B、 cereus)のジャーマン分離株に由来し、約
2.9kbの合計サイズを有する。また、このプラスミ
ドは、テトラサイクリン(tet)耐性をコードする遺
伝子を含む。興味の対象であるDNA配列がクローン化
され得る特有のEcoRI制限エンドヌクレアーゼ認識
部位が存在する。 単純な消化およびライゲーション方法に従い、両ベクタ
ーに特有の認識部位を用いて、生成したクローンがエシ
ェリヒア・コリおよびバチルス類の百方における自律的
複製を可能にする複製開始点、形質転換された宿主の選
択を目的とするamp耐性遺伝子およびtet耐性遺伝
子を含むように、例えばプラスミドpUc18およびp
Uc16.1を組み合わせることができる。 シャトル・ベクターpUC:Bは、pUc18およびp
Bc16.1のライゲーションにより生成される。これ
ら2種の原プラスミドの接合点にあるEcoRI部位の
一つは、例えばBamHI部位に変更され得る(参考、
図1および実施例1)。この段階は、DET遺伝子配列
におけるクローニング前に行なわれる。生成したプラス
ミドをpUC:BiBと呼び、図1に示す。 [0025] エシェリヒア・コリおよびバチルス類においてDET遺
伝子を発現させるためDET DNAをpUC:BiB
にクローン化する。好ましくは、DET DNA配列は
、バチルス・ツリンギエンシス・プロモーターおよび3
′転写終結ルーフを含む、5′および3′調節配列を随
伴した完全長構造遺伝子から成り、図2に示されたpB
EV210TLを構成する。 上記pBEV210−TLに含まれるDET暗号化およ
び調節配列は、好ましくはシャトル・ベクターpUC:
BiBのBamH1部位の上流の多重クローニング部位
内の制限エンドヌクレアーゼ部位にクローン化される。 この挿入に適した部位は、S ma1部位である。すな
わち、pBtloooと称する構築されたプラスミドは
、pBEV21O−TLからHpal −S ma17
ラグメントを取り出し、これをpUC:BiBのSma
1部位へ挿入することにより形成される。Hpal消化
は、pBEV21O−TLの448位、すなわちpBE
V21O−TLの形成において使用される部位で行なわ
れる。従って、pUC:BiBベクターへ挿入されたH
pal−3malフラグメントは、エシェリヒア・コリ
・オペレーター由来のRBS、エシェリヒア・コリ遺伝
子の5′部分、バチルス・ツリンギエンシス・プロモー
ターおよび3′転写終結シグナルまでの(これも含む)
完全長構造DET蛋白質をコードする配列を含む。すな
わち、pBtloooは、上記配列、エシェリヒア・コ
リにおける複製開始点および形質転換されたエシェリヒ
ア・コリ宿主の選択手段、および形質転換されたバチル
ス宿主の選択手段を伴うバチルス細胞における複製開始
点を含む。このプラスミドを用いることにより、エシェ
リヒア・コリにおけるDNA全てを増幅し、エシェリヒ
ア・コリにおいてDETを発現させることができそして
バチルス細胞を形質転換し、バチルス細胞において完全
長構造バチルス°ツリンギエンシスDETを発現させる
ことができる。pUc18の多重クローニング部位には
単一のBamH1部位が存在し、多重クローニング部位
の反対の位置のE co RI部位がBamHIに変わ
っているため、単一BamHlエンドヌクレアーゼ消化
によって、所望によりエシェリヒア・コリにおけるベク
ターDNAの増幅後にpUCDNAの事実1全ての除去
が可能となる。この段階の後、pBc16゜1およびD
ET暗号化および調節配列を含む大きい方のBamHl
フラグメントを分離し、再ライゲーションして閉鎖環を
形成させ、バチルスへ直接形質転換する[0026] また、このDET発現プラスミドpBtl○00は、突
然変異DET遺伝子を含む類似プラスミドの構築におい
ても使用され得る。前記イギリス国特許出願第2216
127A号および公開された対応する外国出願に記載さ
れた完全長突然変異配列の中には容易に製造および使用
され得るものもある。例えば、pBt−9801または
pBt26−3の2 、6 kb Mlul / 5p
e17ラグメントは、pBtlo00+7)7 kb 
Mlul / S pelフラグメントとライゲーショ
ンされ得る。上記突然変異配列から構築されたプラスミ
ドは、後記実施例4でさらに詳細に記載されている。 上記プラスミドのいずれか、またはDET DNA配列
(関連調節配列を伴う)エシェリヒア・コリoriおよ
びバチルス・ツリンギエンシス○riを含むように構築
された他のプラスミドを用いて、当業界で周知の方法に
従い、全DNAの増幅が行なわれるように、そして後続
のバチルス宿主形質転換に用いられる大量の共有結合閉
鎖環状DNAが形質転換されたエシェリヒア・コリ細胞
から製造され得るように、エシェリヒア・コリ宿主を形
質転換することができる。 [0027] 形質転換方法 バチルス細胞、例えばバチルス・ツリンギエンシス・ク
ルスタキの形質転換方法は、例えば1988年6月29
日公開のイギリス国特許出願第21990444A号の
記載により既に公知である。エレクトロポレーションは
、エシェリヒア・コリにおける形質転換効率をDNA1
μg当たりコロニー109個より高し・効率に増加させ
ることが示され、効率は劣るがバチルス・スブチリスお
よびバチルス・セレウスを含め、広範な種類の細胞タイ
プおよびセルラインに適用され得ることが報告された。 この明細書に記載されている改良された方法により、例
えばDNAIμg当たり少なくとも形質転換体106個
程度の高い効率でのバチルス・ツリンギエンシスの形質
転換が行なわれ得る。 二の発明の方法による形質転換に適した細胞タイプには
、cryマイナスタイプ例えばプラスミドをもたない公
知バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキcry3B
細胞および野生型バチルス細胞、例えばエンドトキシン
産生プラスミドを含む天然バチルス・ツリンギエンシス
細胞がある。当業界でよく知られているように、バチル
ス細胞は、それらの胞子形成段階でのみ望ましい量のエ
ンドトキシンを特徴的に産生ずるため、その段階まで生
長させることにより、殺虫剤として有用な生成物を最も
効率的に得ることができる。それ故、DETをコードす
るDNAを含むプラスミドは、エンドトキシン産生プラ
スミドを全く含まなし)か、または1種またはそれ以上
の上記プラスミドを既に含むバチルス細胞に組み込まれ
得る。プラスミドにより形質転換されたバチルス細胞は
、標準技術により生長し回収された胞子/エンドトキシ
ン・バイオマスは、当業界に公知の方法で殺虫剤として
直接使用され得る。 [0028] この発明による細胞のエレクトロポレーションおよび回
収は、高張性状態における細胞により行なわれる。上記
目的のために、望ましくは、次の3つの基本段階が実施
される。a)高張性水性培地中で細胞を生長させ、b)
高張性状態を維持しながら、所望の外生DNAの存在下
で細胞を高電位差パルス電流にかけ、C)こうして処理
された細胞を、無傷の形質転換細胞を得るのに充分な時
間、高張性水性インキュベーション培地中でインキュベ
ーションする。典型的インキュベーションでは、処理さ
れた細胞を分離および再懸濁し、例えば2時間生長させ
ることにより、無傷の細胞(正常な生長能力を有する)
を得、抗生物質耐性遺伝子を発現させる。 [0029] この発明で使用される電気的形質転換は、ジーン・パル
サー(商標)ニレクトロポレーション装置(バイオ−ラ
ド・ラボラトリーズ、リッチモンド、カリフォルニア)
により、一般的に上記装置の操作と首尾一貫した形で実
施され得る方法である。エレクトロポレーションでは、
短くて高いボルト数のパルスを、形質転換する細胞およ
びDNAの懸濁液に通すことにより形質転換を行う。上
記装置による電気的形質転換を実施するための一般的条
件は公知である。使用される望ましいボルト数は、一般
にキャパシタンス(電気容量)により変化し、この装置
では3μFのキャパシタンス設定が使用され得る。この
発明の方法のb)段階で有用なボルト数は、細胞密度に
より、約1500〜3000、さらに好適には1700
〜2700および好ましくは1900〜2600の範囲
で変化し得る。パルス負荷の総時間は僅か数ミリセカン
ドであり、ジーン・パルサー(商標)装置におけるボル
ト数/キャパシタンス設定および試料の抵抗から自動的
に決定される。エレクトロポレーションにおける採取時
点での細胞の光学密度(○、D、)は変化し得るが、通
常0.1〜0.8のOD600である。好適には領2〜
0.5の密度が使用され得るが、0.55〜0.8、特
に領6〜0.75の密度が非常に満足すべき状態で使用
され、さらに高いボルト数、例えば2200〜3000
、好ましくは2300〜2600(または〜2500、
上記装置の未修正限界を表す)と組み合わされ得ること
が見出された。エレクトロポレーションそのものの間、
細胞(管内)を例えばO℃〜5℃の温度で氷上に保つ。 形質転換において使用されるDNAの量は、一般に細胞
800μm当たり50ng〜5μg、さらに一般的には
1100n〜4μgおよび好ましくは細胞800μm当
たり0.5μg〜2.0μgである。 [0030] 一般に、a)、b)およびC)段階では、所望の高張性
状態は、半透過性細胞膜を通過せず、かつ細胞により代
謝されないかまたは細胞に対して毒性を示さない様々な
化合物のいずれかにより達成され得る。糖類、特にモノ
−およびジ−サツカリドは非常に適しており、好ましく
はしよ糖および乳糖、さらに好ましくはしよ糖が適して
いる。使用される糖類、例えばしよ糖の濃度は、好適に
は水性培地1リットル当たり糖類的0.35モル程度ま
たはそれ以上であり、細胞質に関して本質的に等張状態
である濃度が提供される。上記浸透圧状態は、一般に好
ましくは培地1リットル当たり糖類領35モル〜0.5
5モル、さらに好ましくは1リットル当たり糖類、例え
ばしよ糖鎖38モル〜0.52モルの濃度により得られ
る。高張性水性培地は本質的に中性である、すなわち5
〜9、好ましくは6〜8のpHを有するべきであり、こ
のため一般的には緩衝液が使用される。他の成分、例え
ば慣用的栄養分および塩類も高張性培地に含有され得る
。 常法、例えば曝気を行い、通常20℃〜40℃、好まし
くは20℃〜38℃(例、37℃)の温度で生長させる
ことにより、段階a)での形質転換用に細胞が製造され
得る。望ましくは、生長は、適当な高張性栄養培地、例
えば500ミリモルのしよ糖を含むブレーン・ハート・
インフュージョン(BHI)において、0゜1〜0.8
、例えば0.2〜0.5、さらに好ましくは0.6〜0
.8のO,D、 600nmにより測定された指数的段
階まで遂行される。リゾチームを培養物に加えることも
できるが、リゾチームを用いず、特に高細胞濃度を用い
てこの方法を行うと、非常に良い結果が得られる。細胞
を、水冷高張性緩衝溶液(5ミリモルHepes、pH
7,0,0,5モルしよ糖)に再懸濁した状態で遠心分
離により濃縮する。 細胞をさらに反復遠心分離/洗浄段階により濃縮して、
108−109細胞/m1程度の最終濃度とし、氷上で
貯蔵する。 [0031] リゾチームを使用する場合、その量は、プロトプラスト
の製造に常用される量よりもかなり少なく、例えば高張
性培地1ml当たり約500マイクログラムを越えない
量とすべきである。勿論、上記量(濃度)は、様々な医
子、例えば培地の浸透圧、その温度、所望の反応時間等
により異なる。一般に、適当なりゾチーム濃度は、高張
性水性培地1ml当たり20〜300マイクログラム、
例えば200マイクログラムである(実質的にはプロト
プラスト用途に通常必要とされる2〜15mg/mlよ
りも低い)。細胞培養培地における適当なりゾチームの
分布を維持するのが望ましい。反応時間は、特に濃度お
よび使用されるリゾチーム溶液の質により異なる。特に
、形質転換前の最適リゾチーム反応時間は予備検定によ
り決定され得、その検定では、高張性培地中のバチルス
・ツリンギエンシス細胞試料を同じ所定量のりゾチーム
で処理し、同量のりゾチームに対して上記各試料を様々
な時間反応させる。好ましくは、リゾチームを加えて約
0.2〜0.3(OD600)の低い細胞濃度において
その最終濃度とし、0.4〜0.5のOD600で30
分後リゾチーム処理細胞を採取し、電気的形質転換で使
用する。 上記エレクトロポレーション段階b)において、緩衝さ
せた細胞のアリコート(例、800μm)をDNA、例
えばベクターと混合することにより、細胞を形質転換し
、装置が放電を合図するまで(ジーン・パルサー(商標
)にょるビーという可聴音)懸濁液を所望のボルト数お
よびキャパシタンス設定でのパルスにかける。 [0032] 形質転換される適当なりNAは、バチルス・ツリンギエ
ンシスにおいて機能し得、エンドトキシン蛋白質をコー
ドするDNA遺伝子配列、バチルス・ツリンギエンシス
における複製開始点およびバチルス・ツリンギエンシス
において機能し得、抗生物質耐性をコードするDNA遺
伝子配列を含む。この発明のニレクトロポレーションは
、バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキ細胞、バチ
ルス・ツリンギエンシス・テネブリオニス細胞およびバ
チルス・ツリンギエンシス・アイサワ細胞に対して特に
有効である。 電気的形質転換後、形質転換細胞を含む懸濁液を、常法
を用いて上記段階C)で後処理するが、その間細胞の高
張性状態を確保する(溶液/懸濁液中での場合)。 すなわち、懸濁液を例えばBHIlo、5モル高張性培
地中で希釈し、インキュベーションする。懸濁液を20
〜40℃、例えば37℃の温度でインキュベーションす
る。懸濁液を好都合には例えば震とう水浴を用いて穏や
か(ご曝気(150rpm)する。必要とされるインキ
ュベーションは比較的短く、一般に、形質転換細胞の同
定に使用される抗生物質耐性の付与を目的として外生D
NAに存在する抗生物質耐性遺伝子または同様の目的で
組み込まれた他のマーカー遺伝子を発現させ得るだけの
時間行う必要がある。また、前記インキュベーションは
、処理細胞がルリア培地での正常な生長能力を回復する
のに要する時間によって加減される。一般に、インキュ
ベーションは少なくとも約60分間実施される。適当な
インキュベーション時間は多くとも約5時間である。そ
れより長い時間の場合もあり得るが、特別な利益は得ら
れない。それ故、インキュベーション時間は、通常60
分〜5時間、さらに好ましくは1.5〜4時間、例えば
2時間である。前記インキュベーション後、新たに生成
された細胞は常法で同定され得、非形質転換親細胞の場
合と同様にルリア(規定)培地中で普通に生長し得る。 [0033] さらに、この発明によると、形質転換される細胞と同じ
亜種タイプおよび特徴の細胞から得られたDNAでバチ
ルス・ツリンギエンシス細胞を形質転換することにより
、形質転換頻度はさらに増大される。ここでは[相同的
コンディショニング(homologous cond
itioning)jと称する上記改良は、副次的適合
性、例えばDNAメチル化パターンによるものであり得
、特定細胞タイプがこれらを細胞により取り込まれた異
種DNAに付与することにより、上記DNAを同じ細胞
タイプへ戻す形の形質転換を行い易くする。いずれにし
ても、最終的バチルス・ツリンギエンシス宿主へ形質転
換されるDNA、例えばプラスミド、ベクター等を異な
る宿主において構築または増幅させる場合、回収された
DNAを最終的または後で形質転換される同じ亜種(好
ましくは株)の細胞へ形質転換し、前記亜種からDNA
を回収し、次いで回収されたDNAを用いて再び前記亜
種を形質転換する方法は、明らかに高い頻度の形質転換
が達成され得ることから望ましし)ことが見出された。 最終宿主が中間宿主として使用された同じ亜種の異なる
株(または突然変異体)である場合、最終宿主を形質転
換し、生成した相同的コンディショニングによるDNA
を集めて最終宿主細胞を再び形質転換すると、似たタイ
プの利点が得られる。上記コンディショニング方法の一
利点は、所望の宿主でコンディショニングされたDNA
が上記コンディショニング後に突然変異または他の形で
改変され、次いで明らかに高い頻度で同じ亜種(または
株)へ再び形質転換され得る結果、他の方法によるDN
Aの増幅または最終生成物の獲得で要求される類似性の
低い宿主および/または低頻度形質転換が回避されるこ
とにより突然変異誘発方法が実質的に改良される点であ
る。上記コンディショニングを用いることにより、宿主
、例えばバチルス・ツリンギエンシスを単に形質転換し
、DNAを回収し、突然変異を誘発し、突然変異DNA
を同じ種類、亜種または株、特に同亜種の宿主へ形質転
換することによる突然変異誘発が有利なものとなり得る
。 [0034] また、良好な頻度で形質転換され得るバチルス・ツリン
ギエンシス宿主の中間形質転換は、特に異なる宿主にお
ける所望の機能または発現に適合したバチルス・ツリン
ギエンシス・エンドトキシン遺伝子および/またはDN
Aを担う大きなベクター 例えばいわゆるシャトル・ベ
クターを用いた場合、他のさらに形質転換しにくいバチ
ルス・ツリンギエンシス宿主を満足すべき状態で形質転
換させ得るのに重要な因子であり得ることが見出された
。例えば、バチルス・ツリンギエンシス・アイザワイは
、特に大きなベクターを用いた場合非常に形質転換しに
くいことが見出された。また、バチルス・ツリンギエン
シス・テネブ円オニス(バチルス・ツリンギエンシス・
サン・ディエゴ(B、 t、 San Diego)も
)の場合も困難であることが判明した。例えば、上記D
NAベクターは、エシェリヒア・コリから増幅および回
収された場合、我々の実験において、陽性分離株の同定
を可能にするのに充分な頻度でもってバチルス・ツリン
ギエンシス・アイザワイまたはバチルス・ツリンギエン
シス・テネブリオニスへは形質転換され得なかった。し
かしながら、まずエシェリヒア・コリ誘導DNAをバチ
ルス・ツリンギエンシス・クルスタキへ形質転換した場
合、バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキから回収
された他のDNAは高頻度でバチルス・ツリンギエンシ
ス・テネブリオニスへ形質転換され得た。しかしながら
、バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキから回収さ
れた同じDNAでも、バチルス・ツリンギエンシス・ア
イザワイへはうまく形質転換され得なかったが、バチル
ス・ツリンギエンシス・テネブリオニスから回収された
同じDNAは高頻度でバチルス・ツリンギエンシス・ア
イザワイへ形質転換され得ることが見出された。それ故
、この発明はまた、バチルス・ツリンギエンシス細胞宿
主、特に、エシェリヒア・コリで増幅されたDNAを伴
うさらに形質転換が困難な宿主、例えばテネブリオニス
およびアイザワイの形質転換方法を提供する。この方法
は、最終宿主とは異なる亜種または株である少なくとも
1種の中間バチルス・ツリンギエンシス宿主の形質転換
、および最も形質転換されにくい中間宿主から回収され
たDNAを伴う最終バチルス・ツリンギエンシス宿主の
形質転換を含む。別の態様では、バチルス・ツリンギエ
ンシス・テネブリオニスから回収されたを直接用いてバ
チルス・ツリンギエンシス・アイザワイを形質転換する
。別の態様では、バチルス・ツリンギエンシス・クルス
タキから回収されたDNAを直接用いてバチルス・ツリ
ンギエンシス・テネブリオニスを形質転換する。一般に
、他のバチルス・ツリンギエンシス亜種または株宿主よ
りもさらに容易に−バチルス・ツリンギエンシス宿主へ
形質転換されたDNAは容易に形質転換された宿主へ形
質転換され得、さらに形質転換しにくいバチルス・ツリ
ンギエンシス宿主の形質転換前に上記DNAをコンディ
ショニングし得る。上記のコンディショニングによる形
質転換は、バチルス・ツリンギエンシス・エンドトキシ
ン様蛋白質に対して機能し得るバチルス・ツリンギエン
シス遺伝子をコードするDNAおよびバチルス・ツリン
ギエンシスにおいて機能し得る複製開始点を含む異種D
NAを含む大型プラスミドに特に適用され得る。上記プ
ラスミドは、典型的には他のDNA、例えば複製開始点
をDl伴した切断状または完全長エンドトキシン遺伝子
である。さらに異種DNAは、抗生物質耐性遺伝子、お
よび、少なくとも2種の異なる宿主、例えばエシェリヒ
ア・コリおよびバチルス・ツリンギエンシスにおける複
製を可能にする少なくとも2つの複製開始点を含み、第
2または追加的宿主に対する他のDNA、例えばプロモ
ーター RBSおよび他のオペレーター配列および/ま
たは第2または追加的宿主において機能し得る別の抗生
物質耐性に対する第2の遺伝子を含み得る本質的に2種
のシャトル・ベクターを含み得る。一般に、コンディシ
ョニングは、単に宿主を形質転換し、無傷細胞の提供に
必要なだけ回収を行わせ、後続または最終形質転換用の
DNAの回収にとって望ましいか、または実際的な容量
に細胞を培養することにより行なわれる。 [0035] 従って、さらにこの発明は、上記宿主細胞とは異なる種
類、亜種または株の細菌細胞で増幅されたDNAによる
バチルス・ツリンギエンシス宿主細胞の形質転換方法で
あって、 1)異なる種類、亜種または株の細胞へ形質転換された
DNAを回収し、2)回収されたDNAを、宿主細胞と
同じ亜種または株のバチルス・ツリンギエンシス細胞へ
形質転換し、 3)2)段階で形質転換されたDNAを回収し、そして
4)3)段階で回収されたDNAまたはこのDNAの突
然変異体により宿主細胞を形質転換する 段階を含む上記形質転換の頻度増加において改良された
方法を提供する。 また、上記DNAは、ある種のエシェリヒア・コリ宿主
、例えばGM31および0M2163と同定された宿主
(両方ともマサチューセッツ、ビバーリーのニューイン
グランド・バイオラブズから入手可能)におけるDNA
の形質転換、構築および/または増幅により、さらに形
質転換が困難なバチルス・ツリンギエンシス宿主への形
質転換または高頻度でのバチルス・ツリンギエンシス宿
主への形質転換用にコンディショニングされ得る。例え
ば、我々は、0M2163でベクターを増幅後、上記タ
イプのエンドトキシン遺伝子運搬シャトル・ベクターに
よりバチルス・ツリンギエンシス・テネブリオニスおよ
びバチルス・ツリンギエンシス・アイザワイの両方をう
まく形質転換させた。 [0036] 【実施例】 実施例1 プラスミドpUC:BiBの製造。 A、数マイクログラムのpBCl 6.lDNAをEc
oRIエンドヌクレアーゼで消化し、線状化DNAゲル
を、残りの未消化プラスミドDNAおよび/まなは汚染
性染色体DNAから分離除去した。この精製2.9kb
 EcoRIフラグメントのアリコートを、同様にpU
c18をEcoRIで消化することにより製造されたD
NAにライゲーションした。自己ライゲーションしたp
UC18EcoRI線状化DNAの対照反応を使用した
。これら2つのライゲーションから得られたアリコート
を用いて、適格エシェリヒア・コリ宿主JM105を形
質転換した。アンピシリン、IPTG(イソプロピルチ
オガラクトシド)およびXGa1を含む酵母/トリプト
ン(YT)寒天培地上に細胞を広げた。IPTG/XG
a1選択により、pUCプラスミドの多重クローニング
部位におけるLacZ遺伝子の中断を利用した挿入体含
有pUc18プラスミド(白色)の比色スクリーニング
が行なわれる。対照プレート(挿入体pBC16,1D
NA不含有)は、1%未満の白色コロニーを示した(基
底値レベル)。実、験的プレー)(I)UC+pBC1
6,1ライゲーシヨン)は20%の白色コロニーを示し
た。 6つの白色コロニーを実、験的形質転換プラスミドから
取り出し、50μg/mlアンピシリン含有むYT液体
培地への接種に使用し、37℃で一夜振り混ぜながら生
長させた。プラスミドDNAミニ標本を6培養物におい
て調製し、EcoRI消化によりDNAを分析した。6
つの全クローンにおけるパターンは、2.7kbpUc
18帯および2.9kb pBC16,1帯の存在を示
した。他の制限酵素による別の分析は、予想通り、面配
向の挿入pBc16.1プラスミドが得られたことを示
した。これらのクローンをpUC:Bl〜6と命名した
。 B、pUC:B DNAがバチルス・ツリンギエンシス
において自律複製するか否かを評価するため、pUC:
Bの大規模プラスミド製造を行い、塩化セシウム勾配で
精製した。このDNAを用いて、この発明の記録により
記載されたエレクトロポレーションによりバチルス・ツ
リンギエンシスcry B細胞を形質転換した。 テトラサイクリン耐性コロニーを得、プラスミドDNA
を分離した。制限酵素分析により、pUC:B DNA
が未改編であり、適格エシェリヒア・コリまたはバチル
ス・ツリンギエンシス細胞の再形質転換に使用され得る
ことを確認しな。 C,pUC:BiBの形成:  pUC:BをEcoR
Iによる部分消化に付し、線状分子上でこうして製造さ
れた突出をDNAポリメラーゼ1クレノウ・フラグメン
トおよびdNTPにより充填した。下記に示すBamH
lリンカ−をニューイングランド・バイオラブズから購
入し、充填されたベクター末端とのライゲーションに用
いた。 [0037]
【化3】 5’CGGGATCCCG3’       Bam 
Hl  10n体3’GCCCTAGGGC5’ [0038] BamHlリンカ−は、pUC:Bベクターと比べて5
0倍過剰でのライゲーション反応において存在した。こ
のライゲーションのアリコートを用いて、適格エシェリ
ヒア・コリJM105を形質転換し、50μg/mlア
ンピシリン含有YT寒天プレートにおいてクローンを選
択した。ミニ・プラスミドDNA標本および制限酵素消
化により、試、験されたクローンの15%において前の
EcoRI部位に挿入されたリンカ−の存在が確認され
た。この挿入BamH1部位を含む新規プラスミドをp
UC:BiBと命名し、第1図に示す。 [0039] 巣施例2 プラスミドpBEv210−TLの製造。 A、プラスミドpk8−1をHpalおよび5stlで
消化し、後続ライゲーション反応において挿入体として
使用するための1.5kbフラグメントをゲル分離し、
精製した。プラスミドprAKをNrulおよびS s
tlで消化することにより、3.9kbprAKフラグ
メントを分離し、ベクターとして使用した。等モル量(
0,5ピコモル)の1.5kb Hpal/ 5stl
 pk8−17ラグメントおよび3 、9 kb Nr
ul / S stlフラグメントを、20μm反応容
量で一緒にライゲーションした。この実、験的ライゲー
ション4μlを用いて、適格エシェリヒア・コリ株JM
105を形質転換し、コロニーをYT/アンピシリン・
プレート上で選択した。実験的プレート上の形質転換体
の数は、pk8−1挿入体の非存在下で再ライゲーショ
ンしたベクターによる対照実験の場合よりも約100倍
多かった。 実験的プレートから得られた6つのコロニーを、DNA
製造および制限酵素分析用に液体培養物中で生長さぜな
。Ndel制限酵素を使用し、試、験した6つのクロー
ンの全てが正確なパターンを有していた(3つのフラグ
メント、4211bp737bpおよび409bp)。 このクローンをpBEVlooと称す。 [0040] B、プラスミドpBEV210の形成:5−10μgの
pBEV−100およびpBT210 DNAを各々H
palおよびS stlにより消化した。pBEV−1
00(挿入体)からの1.6kb Hpal/ 5st
17ラグメシトおよびpBT 210 (ベクター)の
6 、9 kbHpal / S stlフラグメント
をゲル分離し、標準技術により精製した。 4:1の挿入体対ベクターのモル比を用いて、これらの
フラグメントを一緒にライゲーションした。ニシェリヒ
ア・コリ株JM105適格細胞をこのライゲーションに
より形質転換し、20μg/mlクロラムフェニコール
・プレート上でコロニーを選択した。DNAミニ標本お
よび制限酵素分析用に14個のコロニーを実、験的プレ
ートから培養した。14個のコロニー全部が、Hpal
およびSs七1で消化されたとき(6,9+ 1.6k
b)正確な帯パターンを有することを示した。これらの
コロニーの一つを培養し、pBEV210と命名した。 これを図2に示す。 C,バチルス・ツリンギエンシスDET3’転写終結ル
ープを上記pBEV210クローンへ挿入するため、こ
のDNA配列およびクローニング用のPvul末端を含
む相補的オリゴヌクレオチドが設計され、リサーチ・ジ
ェネテイクス、インコーホレイテッドから購入された。 [0041]
【化4】 SKA 工 5’ AAAACGGACATCACCTCCATrG
AAACGGAGTGATGTCCGTTTTCCCG
GGAT 3’3’TATT’ITGCCTGTAGT
GGAGGTAACTTrGCCTCACTACAGG
CAAAAGGGCCC5’PVUIr粘着末端」 [0042] まず上記オリゴヌクレオチドを、マニアチス(1982
、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリーズ、
ニューヨーク、「モレキュラー・クローニングア・ラボ
ラトリ−・マニュアルJ (MOLECULARCLO
NING、 A LABORATORY MANUAL
) )により記載されたT4ポリヌクレオチドキナーゼ
により5′燐酸化した。これらのオリゴヌクレオチドを
等モル量で5分間100℃の加熱ブロックに置くことに
より、それらをアニーリングした。次いで、ブロックを
消し、1時間半にわたって温度を30℃に放冷し、室温
で5分間および氷上5分装置いた。アニーリングされた
オリゴヌクレオチドの自己ライゲーションが行なわれ、
ラダーが2%アガロース・ゲルにおいて視覚化された。 pBEV210を部分的Pvul消化により製造した。 10−20gのpBEV210を37℃で5−10分間
Pvulにより消化して線状DNAを得た。このDNA
を1%プレパラティブ・アガロース・ゲルにおいて分離
し、標準的方法に従い溶離し、精製した。8.6kbの
線状pBEV210ベクターを、RNA転写終結ループ
をコードするオリゴヌクレオチド・カセット200倍モ
ル過剰とライゲーションした。JM105適格エシェリ
ヒア・コリ細胞を、ライゲーションのアリコートにより
形質転換し、細胞を選別するためYT/クロラムフェニ
コール上に置いた。 13個のコロニーをDNAミニ標本および制限酵素分析
用に実、験的プレートから選択した。13個のコロニー
のうち6個は、オリゴ・カセット内部のSma1部位の
存在に基づき挿入されたオリゴヌクレオチドを含むこと
を示しな。挿入されたオリゴヌクレオチドの正確な配向
についてチエツクするため、5cal酵素を用いて、S
malを随伴するこれら6個のクローンを消化した。p
BEV210におけるDET遺伝子のちょうど3′末端
には5ca1部位が存在する。オリゴヌクレオチドが適
切な配向で挿入されている場合、5eal/Smal消
化により310bpのフラグメントが得られる。6個の
可能性のあるクローンのうち一つばこのフラグメントを
示し、pBEV210−TLと命名された(図2)。 [0043] 実施例3 プラスミドpBT1000の製造。 pBEV21O−TL DNAを制限酵素Hpalおよ
びSmalにより消化し、こうして製造された4kbフ
ラグメントを、後続ライゲーションにおける挿入体とし
て使用するため、ゲル分離し、精製した。ベクターpU
C:BiBをS malで消化することにより、5.6
kbの線状フラグメントを製造した。これら2つのフラ
グメントをベクターに対して5倍モル過剰の挿入体とラ
イゲーションした。このライゲーション混合物のアリコ
ートを用いて、適格エシェリヒア・コリ株JM105を
形質転換し、50Atg/mlアンピシリン含有YT/
寒天プレート上でコロニーを選択した。 形質転換体をYT/アンピシリン・プレート上で複製培
養し、ニトロセルロース膜上へのコロニー・リフトを行
った。DET遺伝子の32−P放射性標識5pe1/M
lul DNAフラグメントとのハイブリダイゼーショ
ンにより、DET遺伝子の存在についてクローンをスク
リーニングした。さらに、DNAミニ標本および制限酵
素消化により陽性ハイブリダイゼーション・クローンを
分析した。結果は、陽性クローンが、予想通りの面配向
でP U C: B i Bベクターへ挿入されたDE
T遺伝子により生成されたことを示した。pBTloo
oは所望の配向を有していた。これを図3に示す。 [0044] 実施例4 バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキ・アップーミ
ュータント(up−mutant)・プラスミドの製造
。 pBt 1000 (7) 7 Kb Mlul−3p
elフラグメント(ゲル分離および精製した)および突
然変異DETクローンから単離された下記突然変異含有
DNAフラグメント間でライゲーションを行った(また
、突然変異体同定についてはUSSN160233を参
照)。 a)pBT210における「C」の2 、6 Kb M
lul −5pe17ラグメント(pBtl。 01を形成)、 b)pBT210におけるr26−3Jの2.6 Kb
 Mlul −5pe17ラグメント(pBtlo02
を形成)、 c)pBT210におけるr36a65Jの2 、6 
Kb Mlul −5pe17ラグメント(pBt10
03を形成)、 d)pBT210におけるrsJの2 、6 Kb M
lul −5pe17ラグメント(pBt1004を形
成)、 e)pB T 210におけるr98dJの2 、6 
Kb Mlul −5pe17ラグメント(pBt10
05を形成)。 ライゲーションをエシェリヒア・コリJM105へ形質
転換した。全ての場合において、形質転換数は、再ライ
ゲーションしたベクター単独の場合よりもベクターおよ
び挿入体の場合の方が少なくとも10倍高かった。DN
Aミニ標本およびMlul−3pel制限酵素分析によ
り形質転換体をスクリーニングし、挿入体の存在を確認
した。DNA配列分析により、上記の5種のライゲーシ
ョンの各々から得られた陽性クローンに関して正確な点
突然変異が存在することを確認した。 [0045] 実施例5 バチルス・ツリンギエンシスの形質転換。 バイオ−ラド・ラボラトリーズがらジーン・パルサー(
商標)トランスフェクション装置を購入した。他の細胞
タイプの形質転換に関する文献に記載された報告は、最
大効率が約50%の細胞生存率で得られることを示して
いる。我々は、形質転換での最初の試みにこの生存率を
選択し、下託実験を企画することにより、どのボルト数
でこの生存可能性レベルが得られるかを測定した。最初
に使用した方法は、バチルス・スブチリスの形質転換に
ついて有効であることが知られている方法であった。 バチルス・ツリンギエンシスcry Bの100m1培
養物を、デイフコ・ラボラトリーズから購入されたブレ
ーン・ハート・インフュージョン(BHI)培地におい
て600nmで測定されな領5の光学密度に生長させた
。続いて10分間400Orpmでの遠心分離により細
胞を沈澱させ、等容量、50%容量、25%容量および
12.5%容量の10ミリモル氷冷Hepes緩衝液(
pH7,0)に再懸濁した。 最後に、細胞を10ミリモルHepes緩衝液(pH7
,0)中で8倍に濃縮した。この細胞懸濁液800μm
を含むアリコートを、製造会社が提供した特殊滅菌キュ
ベツトに移した。次いで、これらの細胞を含有するキュ
ベツトをホルダーに挿入しキャパシタンス設定を3μF
に固定した状態で、選択されたボルト数の一つでパルス
した。細胞生存曲線の作成に使用されるボルト数設定は
、1300V、1500V、1700V、1900V、
2100■および2300■であった。 パルス後、細胞を無菌BHI培地中105の係数により
系列希釈した。最終希釈物のアリコートをYT/寒天上
に置き、37℃で10時間インキュベーションした。同
様に希釈したがパルスはしなかった細胞の対照アリコー
トを用いて、100%生存値を計算した。 各実験ボルト数設定で生存しているコロニーの数を、対
照プレートにおける数で割ることにより、生存パーセン
トを計算した。全設定をデュプリケイトで行った。結果
は、図4で示す通り、約1950ボルトで50%生存が
見られることを示した。我々の昌発点としてこれを用い
ることにより、CryB細胞を上記に従い製造し、5μ
gのpUCBiB DNAでパルスした。パルス後、細
胞を50m1円錐管に入れた10m1の無菌BHI培地
中へ移し、37℃で2時間インキュベーションすること
により、テトラサイクリン耐性を回収および発現させた
。回収後、10分間4000rpmでの遠心分離により
細胞を濃縮した。沈澱物を500μmのYT培地に再懸
濁し、20−40μg/mLテトラサイクリン含有YT
/寒天プレート上で培養し、37℃で一夜インキユベー
ションした。対照実、験(DNA無し)を平行して実施
した。 [0046] DNA1μg当たり約100個のテトラサイクリン耐性
コロニーの効率が得られ、バチルス・ツリンギエンシス
細胞によるこの方法の有効性が立証された。標車力法に
よりミニ・プラスミドDNA製造を行った。分離された
DNAを制限酵素消化により分析し、プラスミドDNA
の同一性および完全性の両方を確認した。続いて、我々
は、これらの同条件を用いてpBTlooo DNAに
よるcry B細胞の形質転換を試みた。陽性クローン
が得られたが、ベクターpUCBiB DNAによる結
果よりも10倍低い頻度であった。陽性cry B形質
転換体からのミニープレプDNAの様々な消化から得ら
れる予想されたパターンにより、pBTloooDNA
の存在および完全性の両方が確認された。 我々は、事実上50%生存が最適か否かを見るために細
胞生存パーセント対形質転換効率を直接調べたかった。 細胞を上記に従い製造し、選択的および非選択的培地上
で培養した。対照アリコート(パルスせず、非選択的培
養上で培養)からのコロニー数を100%生存値として
用いた。様々なボルト数でパルスした試料からのYT、
培地におけるコロニーを数えて、生存%を計算した。同
様に、テトラサイクリン含有プレート上のコロニーを数
えて、形質転換効率を測定した。約0.4の○D’60
0に生長させた細胞について、細胞生存および形質転換
効率間の関係を図5に示す。 pB T 1000cryB形質転換株(cryl O
00)におけるDETの発現を分析するなめ、18時間
培養から得られた30μmアリコートを、4分の1容量
の試料緩衝液と混合し、10分間100℃で加熱し、9
%SDSポリアクリルアミド・ゲル上で電気泳動させた
。pUCBiB形質転換細胞の対照レーンおよび分子量
標準が含まれた。電気泳動後、蛋白質をクーマシー染色
により可視化した。ウェスタン・プロット分析により、
130Kd蛋白質がDETポリクローナル抗血清に対し
て免疫反応性であることを確認した。ゲル走査デンシト
メーター測定法を用いて、crylo00株におけるD
ET発現レベルを評価すると、培養条件を最適化した場
合全細胞蛋白質の30%であった。 [0047] 実施例6 改良された電気的形質転換方法を用いたバチルス・ツリ
ンギエンシスの高有効性形質転換。幾つかの方法を行う
ことにより、バチルス・ツリンギエンシス電気的形質転
換の効率を改良した。 実施例6A: リゾチーム/しよ糖。 リゾチームおよびしよ糖を含ませる修正を前記方法に加
えた後に我々が得た結果を下記に示す。実施例5の先行
方法並びにリゾチームおよびしよ糖を含む方法間の差異
を下記に示す。 培地 温度 採取時0. D。 リゾチーム 形質転換用の 洗浄液/懸濁液 ノペルス 回収 選択 BHIlo、5モルしよ糖 同じ 同じ 200μg/ml、30分 5ミリモルHepes、 pH7、0。 0.5モルしょ糖 2000V/3μF(キャパシタンス)2時間、BHI
lo、5モルしよ糖 HI 37℃ 0.4−0.5 無し 10ミリモルHepes pH7,0 1950V/3μF 3時間、BHI中 20 μg/m1TET、 次いで50Atg/ml       同じえることに
より、我々は、pUcBib 1μg当たり104コロ
ニーおよびpBTloooの場合1μg当たり103コ
ロニーの反復可能な効率(これらのプラスミドは、エシ
ェリヒア・コリ宿主から製造されたものである)、また
は我々の最初の結果よりも100倍高い効率を得ること
ができた。 [0048] 実施例6B DNA供給源の影響 バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキH,D、56
2の結晶プラス・ジャベリン(商標)亜株(ここではr
sAllJともいう)を、上記cry Bの場合と同様
pBT1000により形質転換することにより、°5A
1000株を形成させた。この株の場合も、バチルス・
ツリンギエンシスcry Bに関して得られた効率と似
た形質転換効率が見られた(pUCBiBの場合DNA
1μg当たり104およびpBTloooの場合1μg
当たり103)。 我々は、DNA供給源が効率決定にいかなる影響を与え
るかを調べた。バチルス・ツリンギエンシスの2株、c
ry Bおよび5AILを、バチルス・ツリンギエンシ
スcry B、バチルス・ツリンギエンシス5ALLお
よびエシェリヒア・コリJM105から分離したDNA
により形質転換した。どの場合も、上述のりゾチーム/
しよ結方法を使用した。DNA濃度およびスーパーコイ
ルの程度を制御しこれらの実験において生存可能なもの
のみが、DNAが製造される宿主細胞であった。pBT
loooによる形質転換に関する相互実験(デュプリケ
イトで行ったものもある)から得られた結果を下記に示
す。 形質転決株 旦N人供給源     Ω二VΩ数Cry
B   5AIL      1.4x1031.8x
103CryB   CryB       1.5x
1051.9x105CryB    エシェリヒア・
コリ  2.5X103SAIL   CryB   
      8.4xlO3SA11 5A11   
    1.3×105SAIL   エシェリヒア・
コリ  1.3×104上記結果は、バチルス・ツリン
ギエンシス形質転換における相同性DNAに対する著し
い優先性を示す。この作用は、各宿主が認識するDNA
メチル化のパターンが異なるためと思われる。 [0049] 実施例6C 修正形質転換方法による高い効率。 実施例5および実施例6Aの場合と同様に行なわれた方
法は、リゾチームを用いず、細胞を高い密度に生長させ
ることにより高い効率を達成した。この修正方法および
リゾチーム/しよ糖方法間の差異を下記に示す。 パラメーター リゾチーム しよ唐(施例6A)   
高い○D、リゾチーム斗吏用培地     BHIlo
、5モルしよ糖     同じ温度     37℃ 
            同じ採取時○D   0.4
−0.5          0.66リゾチーム  
200 /ig/ml、30分     無し形質転換
用洗 5ミリモルHepes、 pH7,0同じ浄液/
再熱濁液0.5モルしよ糖 パルス    2000V/3μF        2
500V/3μF回収     2時間、BHIlo、
5モルしよ糖  同じ選択     20 μg/m1
TET、次いで50μg/ml         同じ
この実施例6Cでは、細胞をさらに1時間にわたって高
い○D600、例えば0.6〜0.8に生長させると、
リゾチームを加えず、しよ糖を用いることにより効率を
50倍高め得ることが見出された。この方法によると、
5A11細胞は、pUCBiB  1μg当たり5×1
05コロニーおよびpBT10001μg当たり1×1
05コロニーの効率で形質転換され得ることが見出され
た。 [0050] 実施例7 形質転換されたバチルス・ツリンギエンシス株CryB
および5A11の毒性。 バチルス・ツリンギエンシス細胞を生長させて30℃で
4日間ダルマ−シュ培地中で評価することにより、下記
毒性データ(殺虫活性に関する評価)が得られた。各培
養物に存在する毒素の量は、SDS  PAGEおよび
走査ゲル・デンシトメーター法による判断と均等内容で
あった。5種の異なる量の評価される各培養細胞系を、
カップ中で人工食餌と混合し、存在するバチルス・ツリ
ンギエンシス培養物の容量パーセントとして表された0
、12%〜10%の濃度範囲を与えた。第2令幼生を各
カップに入れ、各濃度を10回処理した(1培養物当た
り全部で50カツプ)。死亡パーセント対濃度パーセン
トをグラフ化し、評価される各培養物について50%致
死をもならす最低用量(L D so )を計算した。 また、pBTloooに対する相対毒性を、pBT10
00系列(pBT 1000−pBT 1006)に関
して計算した。下表は得られた結果を示す。評価された
ヘリオチスはへリオチス・ビレセンスであり、評価され
たスポドプテラはリツトラリス(littoralis
)であった。
【005月 第1表 CryBにおけるpBtlo00系列−へリオチス・ビ
レセンスおよびスポドプテラ・リットラリス。 プラスミド  pBTloooに対する    スポド
プテラ・リットラリスpBT1000 pBTlool pBT1002 pBT1003 pBT1004 pBT1005 pBT1006 16.1 10.0 5.6 NA* NA* NA* NA* NA:試、験された最高濃度では活性を示さず。 第2表 5AILにおけるpBTlooo。 プラスミド  ヘリオチス・ビレセンススポドプテラ リ ツ トラリス pBTlooo pBTlool pBT1002 pBT1003 pBT1004 0.06 0.9 0.09 0.15 2.2 1.2 8.2 1.6 3.75 9.1 pBT1005  0.1 pBT1006  1.2 SAIL一対照 0.13 1.4 10.1 3.8 第2A表 トリコブルシア(Trichoplusia) N i
に対する5AIIにおけるある種(7)pBT1000
系列候補。 pBTlooo   0.47      87pBT
1005  0.245    167SAIL一対照
 0.41     100第3表 5AILに対するpBT1000系列候補の高等スクリ
ーニング。 上記検定方法を7回反復した場合の結果を平均化すると
、下記の結果が得られた。 5A11におげ 5AILに対するヘリオチス 5A1
1に対するスポドプテラるプラスミド  ・ビレセンス
(%)      ・リットラリス(%)pBTloo
o    約LOO242pBT1002    約1
00        313pBT1005     
240          404SAIL一対照  
   100           100[0052
] プラスミドpBT1000を用いて、ハイブリッドDE
T遺伝子を発現させることができる。例えば、pES−
1(アメリカ合衆国特許第4467036号、シュネプ
フ等、1984年8月21B)に含まれるcryl A
(a)タイプ(ハーモン・ホフテおよびホワイトレイ、
「マイクロバイオロジカル・レイューズJ (Micr
obiol。 gical Reviews)、1989年6月、24
2−55頁、バチルス・ツリンギエンシスの殺虫性結晶
蛋白質)のバチルス・ツリンギエンシス・クルスタキD
ET遺伝子の5pel/Kpnlフラグメントは、これ
らの同じ制限酵素により消化されたpBTloooへ挿
入され得る。プラスミドpES−1およびpBTloo
oに含まれる毒素遺伝子の活性部分内のアミノ酸変化は
全て、雨遺伝子に共通した制限酵素5pelおよびKp
nlにより画定されたフラグメント内に含まれる。5p
elの上流のアミノ酸は、両遺伝子において同一であり
、Kpnlの下流のアミノ酸は、プロトキシンの不活性
C−末端部分の暗号化領域に位置する。我々の目的は、
我々のベクターpBT1000におけるDET遺伝子の
S pel / Kpn17ラグメントを、pES−1
からの対応するフラグメントと置き換えることであった
。生成したクローンは、バチルス・ツリンギエンシス・
ウハネンシスのcryl A(a)遺伝子からのDET
の活性部分およびcryl A(b)遺伝子からのDE
T遺伝子のC−末端部分をコードするDNAを全て有す
る。バチルスおよびエシェリヒア・コリ宿主における発
現を目的とするこのハイブリッドDET遺伝子の構築は
、下記実施例でさらに詳細に記載されている。 [0053] 実施例8 pBT2000の製造。 Kpn1部位が発現されたプラスミドのほかの場所に生
じたため、我々は、まず中間段階としてこのハイブリッ
ド遺伝子をベクターpBEV210TLにクローン化し
た。次いで、陽性クローンを用いて、生成したハイブリ
ッドDET遺伝子を、バチルス・ツリンギエンシス発現
ベクターへのライゲーション用に分離した。これらの実
験の詳細は次の通りである。 pBEV210TLがらのS pel / Kpnl 
6 、6 kbベクター・フラグメントおよびpES−
1からのS pel / Kpnl 2 、 Okb挿
入フラグメントを、37℃で3時間50単位の5pel
およびKpnlでpES−1およびpBEV210TL
各々5μgを消化することにより、示されたプラスミド
から製造した。プレパラティブ・アガロース・ゲルを流
し込み、DEAE使捨てカラム(エルチップ)によりフ
ラグメントを分離および精製した。20マイクロリット
ル(μl)反応容量中0.06ピコモル(pmo l 
es )の挿入DNAおよび0.02ピコモルのベクタ
ーによりライゲーションを設定した。また、同じ最終容
量中0.02ピコモルのベクターにより対照ライゲ−シ
ョンを設定した。各ライゲーションからの5μlアリコ
ートを用いて、適格エシェリヒア・コリ株JM105細
胞を形質転換し、形質転換された細胞をクロラムフェニ
コール・プレート(20/ig/ml)上で選択した。 実5験対対照ライゲーシヨンから得られたコロニー比は
、50対1より大きかった。実験ライゲーションから得
られた個々のコロニーを、ミニ・プラスミドDNA製造
用にクロラムフェニコール含有(20μg/ml)液体
培地中で生長させた。 12の異なる分離株からプラスミドDNAを製造し、P
 vuII消化により分析した。pES−1中のクルス
タキ遺伝子は、5pel/Kpnlフラグメントにおけ
るPvuII部位を有し、バチルス・ツリンギエンシス
・ウハネンシス・クローン化DET遺伝子のこの領域に
存在するAccI部位を欠いている。これらの差異は、
これらの高度保存領域を区別する。これら2種の酵素に
より生成されたフラグメント・サイズの分析により、所
望のハイブリッドDETクローン(ここではpBEV2
000)が確認された。 pBEV2000 DNAの大規模DNA製造を行うこ
とにより、我々の発現ベクターへのクローニングに用い
られるハイブリッドDET遺伝子を含むフラグメントを
分離した。上記pBEV2000の場合と同様に、pB
Tloooからの5pel/Mlu17kbベクター−
7ラグメントおよびpBEV2000からノ5pel/
Mlul 2.6kb挿入フラグメントを製造し、分離
し、ライゲーションした。生成したクローンからのプラ
スミドDNAを、ACCIおよびP vuII酵素消化
により分析した。6つのクローン全てが、コドン723
までのpES−1遺伝子、次いで5.3kbタイプ遺伝
子からのC−末端およびpBT1000発現ベクターに
存在する全調節(5′および3′)配列を有するものと
して確認された。この新しいクローンはpBT2000
と命名された(図6に示す)。 エシェリヒア・コリから製造されたDNAによりバチル
ス・ツリンギエンシス・テネブリオニスを形質転換する
最初の試みは不成功であった。まず、形質転換したバチ
ルス・ツリンギエンシス・クルスタキ株5A100Oに
おいてDNAを増幅すると、高い効率(DNAIμg当
たり105個)が得られた。生成したハイブリッド株を
TENlooOと称する。同様に、エシェリヒア・コリ
JM105または株5A100Oから分離されたpBT
looo DNAを用いて、バチルス・ツリンギエンシ
ス・アイザワイの陽性形質転換体を分離することはでき
なかったが、上記Ten1000株からpBTlooo
を分離すると、バチルス・ツリンギエンシス・アイザワ
イが高い効率で形質転換され得た。要約すると、我々は
、バチルス・ツリンギエンシスの結晶プラス株(例、バ
チルス・ツリンギエンシス・クルスタキ、バチルス・ツ
リンギエンシス・アイザワイ、バチルス・ツリンギエン
シス・テネブリオニス)の高効率での形質転換に使用さ
れ得るバチルス・ツリンギエンシスの種々の株の高特異
的制限/修飾系を発見した。我々は、この技術を用いて
、下記ハイブリッド株を製造した。 5A100O:  pBTloooにより形質転換され
たバチルス・ツリンギエンシス・クルスタキ株[バチル
ス・ツリンギエンシス・ウハネンシスのCryl(A)
b遺伝子をコードするプラスミド(参考、エシェリヒア
・コリ突然変異体の特許出願)]。 Ten1000:  pBTlooo DNAにより形
質転換されたバチルス・ツリンギエンシス・テネブリオ
ニス株。 Aizlooo:  pBTlooo  DNAにより
形質転換されたバチルス・ツリンギエンシス・アイザワ
イ株。 [0054] 実施例9 バチルス・ツリンギエンシス・アイザワイの検定。 上記pBT1000により形質転換されたバチルス・ツ
リンギエンシス・アイザワイ(株HD−137)を、天
然バチルス・ツリンギエンシス・アイザワイ株の場合と
比較しながらヘリオチス・ビレセンスおよびスポドプテ
ラに対して評価した。形質転換された種類(ここではA
12 1000)は、約5.5のへリオチスに対するL
D  および約18のスポドプテラに対するLD5oを
示すが、野生型は各々約3および4.5のしD5o値を
示すという結果が得られた。 [0055] 実施例10 バチルス・ツリンギエンシス・テネブリオニスの検定。 上記pBT1000により形質転換されたバチルス・ツ
リンギエンシス・テネブリオニス(TENlooOを製
造するため)を、天然バチルス・ツリンギエンシス・テ
ネブリオニス株の場合と比較しながらヘリオチス・ビレ
センスおよびファエドン(P haedon) (コホ
レリア、cochleria)に対して評価した。天然
株はへリオチスに対して実際的な影響を示さないが、T
EN100Oはファエドンに対して天然株の活性の50
%を示し、ヘリオチスに対して8.39のしD5oを示
すとし)う結果が得られた。この実施例では、ファエド
ン毒性に関する検定は、評価される培養物を葉盤へ直接
噴霧し、乾燥させる葉盤検定であった。次いで、10匹
の昆虫(第2令)に7日間葉盤を食べさせ、致死パーセ
ントとして毒性を評価した。 [0056] 実施例11 プラスミドpBT2000をエシェリヒア・コリJM1
05において増幅し、DNAを回収し、上記エレクトロ
ポレーション(高張性培地方法を使用)によりバチルス
・ツリンギエンシス・クルスタキ5A11へ形質転換し
、DNAを回収し上記エレクトロポレーション(高張性
培地方法を使用)によりバチルス・ツリンギエンシス・
テネブリオニスへ形質転換すると、形質転換細胞(TE
N2000として同定)が得られた。次いで、プラスミ
ドDNA(pBT2000)をTEN2000から回収
し、上記エレクトロポレーション(高張性培地方法を使
用)によりバチルス・ツリンギエンシス・アイザワイ(
HD−137)へ形質転換すると、AIZ2000と同
定される形質転換細胞が得られた。 [0057] 実施例12 上記検定により、形質転換体TEN2000およびAI
Z2000を毒性(殺虫活性)について評価すると、下
記結果が得られた。 A)バチルス・ツリンギエンシス・テネブリオニス細胞
TEN100O TEN2000 TEN2000 50          8.39 90           8、0 Cry B/pBT1000(対照)        
   10(基底値)     8.07Cry B/
pBT2000(対照)           10(
基底値)    11.56B)バチルス・ツリンギエ
ンシス・アイザワイ細胞株             
           スポドプテラへリオチス (LD5o)(LD5o) B、t、アイザワイ(HD−137)      3 
          4.5AIZ100O5,518 AI22000           1      
     2.2上記データは、AIZ2000が、ヘ
リオチスおよびスポドプテラ昆虫の両方に対する非常に
強力な新規バチルス・ツリンギエンシス株であることを
示し、pES−1エンドトキシン(そのアミノ酸配列は
、シュネプフ等、「ジャーナル・オブ・バイオロジカル
・ケミストリーJ(J、 Biol、 Chem、)、
第260巻(1985)、6264−6272頁に記載
されている)の活性部分(最初の610個のアミノ酸)
と実質的に同じかまたは同一の活性毒性部分を有するエ
ンドトキシンを発現するプラスミドによるバチルス・ツ
リンギエンシス・アイザワイの形質転換が望ましいこと
を示している。エンドトキシンの活性部分は、バチルス
・ツリンギエンシス・ウハネンシス活性配列とは少なく
とも約50個のアミノ酸差異を有し、母体バチルス・ツ
リンギエンシス・アイザワイを凌ぐ予想外の利点、すな
わちヘリオチス・ビレセンスおよびエキシグア(exi
gua)に対する高い活性を保持しながらも、pES−
1配列における多くの変形および突然変異(例、上記5
0個またはそれ以上の差異の少なくとも大多数またはそ
れ以上)が行なわれ得ることを示している。それらの突
然変異体も全てこの発明の範囲内に含まれると考えられ
る。この明細書でDNAおよびそれにより形質転換され
た細胞に関して使用されている「異種」という語は、D
NAの配列の全部またはいずれかの部分が問題の細胞に
とって自然なものではないか、または前記細胞内で天然
には見出されないことを示す。 [0058] 表へ 【化5】 (c) はXba ■ 部位 表へq2乏亀
【化7】 CCA にAA TTCACT TTr CCG CT
A TAT GGA ACT ATG GC;A AA
T C;CA にCTPro にGlu Phe Th
r Phe Pro Leu Tyr Gly Thr
 Met Gly Asn Ala AlaCCA C
AA CAA CGT ATT GTT GCT CA
A CTA GGT CAG GGCGTG TAT 
AGAPro  Gln  Gln  Arg  工1
e  Val  Ala  Gln  Leu  Gl
y  Gln  Gly  Val  Tyr  Ar
gACA TTA TCG TCCACT TTA T
AT AGA AGA CCT TrT AAT AT
A GGG ATAThr Leu Ser Ser 
Thr Leu Tyr Arg Arg Pro P
he Asn Ile Gly l1eAAT AAT
 CAA CAA CTA TCT GTT CTT 
GACGGG ACA GAA Ti にCT TAT
Asn Asn Gin Gln Leu Ser V
al Leu Asp Gly Thr Glu Ph
e Ala TyrGGA ACCTCCTCA AA
T TTG CCA TCCGCT GTA TACA
GA AAA AGCGGAGly Thr Ser 
Ser Asn Leu Pro Ser Ala V
al Tyr Arg Lys Ser GlyACG
 GTA GAT TCG CTG GAT GAA 
ATA CCG CCA CAG AATんじAGCG
TGThr Val Asp Ser Leu Asp
 Glu Ile Pro Pro Gln Asn 
Asn Asn ValCCA CCT AGG CA
A GGA TTr AGT CAT CGA TTA
 AGCCAT GTT TCA ATGPro Pr
o Arg Gln Gly Phe Ser Hls
 Arg Leu Ser His Val Ser 
MetTTG CGT TCA GGCTTr AGT
 AAT AGT AGT GTA AGT ATA 
ATA AGA GCTPhe Arg Ser Gl
y Phe Ser Asn Ser Ser Val
 Ser Ile 工1e Arg AlaCCT A
TG TTCTCT TGG ATA CAT CGT
 ACT GCT GAA TTT AAT AAT 
ATAPro )(et Phe Ser Trp工1
e阻s Arg Ser Ala Glu Phe A
sn Asn l1eATT CCT TCA TCA
 CAA ATT ACA CAA ATA CCT 
TTA ACA AAA TCT ACTlle Pr
o Ser Ser Gln 工1e Thr Gln
 工1e Pro Leu Thr Lys Ser 
ThrGly Gly Asp 工1e Leu Arg Arg Thr Ser r0 Gly Gln 工1e Ser Thr TI’A AGA GTA AAT ATI’ ACT
 GCA CCA TI’A TCA CAA AGA
 TAT CCG GTALeu Arg Val A
sn 工1e Thr Ala Pro Leu ’S
er Gln Arg Tyr Arg ValAGA
 ATr CGCTACGCT TCT ACCACA
 AAT TTA CAA TTCCAT ACA T
CAArg 工1e Arg Tyr Ala Ser
 Thr Thr Asn Leu Gln Phe五
is Thr 5erATr GACGGA AGA 
CCT ATT AAT CAG GGG AAT T
TT TCA GCA ACT ATにIle  As
p  Gly  Arg  Pro  Ile  As
n  Gln  Gly  Asn  Phe  Se
r  Ala  Thr  MetAGT AGT G
GG AGT AATSer Ser Gly Ser
 AsnTTA CAG TCCGGA AGCTTT
 AGG ACT GTA GGTLeu  Gln 
 Ser  Gly  Ser  Phe  Arg 
 Thr  Val  GlyTTT ACT ACT
 CCG TrT AACTTT TCA AAT G
GA TCA AGT GTA TTT ACGPhe
 Thr Thr Pro Phe Asn Phe 
Ser Asn Gly Ser Ser Val P
he Threu Ser Ala Hls Val Phe Asn Ser 1y Asn Glu Val Tyr 工1e Asp 表Ayとと才亀
【化8】 Asp Leu Glu Arg Ala Gin Lys Ala Val Asn Glu Leu Phe Thr Ser TCCAAT CAA ATCGGG TTA AAA
 ACA GAT GTG ACG GAT TAT 
CAT ATTSer Asn Gin 工1e Gl
y Leu Lys Thr ASP Val Thr
 Asp Tyr His 工1eGAT CAA G
TA TCCAAT TTA GTT GAG TGT
 TTA TCT GAT GAA TTT TGTA
sp Gln Val Ser Asn Leu Va
l Glu Cys Leu Ser Asp Glu
 Phe CysCTG GAT GAA AAA A
AA GAA TTG TCCGAG AAA GTC
AAA CAT にCG AAGLeu Asp Gl
u Lys Lys Glu Leu Ser Glu
 Lys Val Lys His Ala LysC
GA CTT AGT Arg Leu 5er GAT GAG CGG AAT TTAAsp Gl
u Arg Asn LeuCTT CAA GAT 
CCA AACTTT AGALeu Gln Asp
 Pro Asn Phe ArgGGG ATCAA
T AGA CAA CTA GACCGT GGCT
GG AGA GGAGly  エユe  Asn  
Arg  Gln  Leu  Asp  Arg  
Gly  Trp  Arg  GlyAGT ACG
 GAT Ser ’rhr Asp ATT ACCATCCAA GGA GGCGAT 
GACGTA TTCAAA GAG工1e Thr 
工1e Gln Gly Gly Asp Asp V
al F’he Lys GluAAT TACGTT Asn Tyr Val (e) ACG CTA TTG GGT ACCTTT GA
TGAG TGCTAT CCA ACG TAT T
TA TATTTA AGA GGG TAT ATC
GAA GAT AGT CAA GACT’rA G
AA ATCTAT TTALeu Arg Gly 
Tyr 工1e Glu ASP Ser Gln A
sp Leu Glu工1e Tyr LeuATr 
CGCTACAAT GCCAAA CACGAA A
CA GTA AAT GTGlle Arg Tyr
 Asn Ala Lys EIis Glu Thr
 Val Asn ValCCA GGT ACG Pro Gly Thr GGT TCCTTA TGG CCG CTT TC
A GCCCCA AGTGly Ser Leu T
rp Pro Leu Ser Ala Pro 5e
rCCA ATCGGA AAA TGTPro 工1
e Gly Lys Cys注: (e)はKpn ■ 部位 表八〇2プ主
【化9】 GGA G品CCG AAT CGA、TGCGCA 
CCA CAA CττG品TGG 品T CCA G
ATGly Glu Pro Asn Arg Cys
 Ala Pro にIn Leu Glu Trp 
A−sn Pro AspCTA GAT TGT T
CCTGCAGA GACGGA GAP、 AAA 
TGT GCCCAT CAT TCC16uAsp 
Cys Ser Cys Arg ALP Gly G
lu Lys Cys Ala His His 5e
rGAG GACTTA GGT GTA TGG G
TG ATA TTCAAG ATT AAG ACG
 C島GATGlu ASP Leu C1y Val
 Trp Val Ile Phe Lys工1e L
ys Thr Gln AspGGCCAT GCA 
AGA CTA GGA AAT CTA GAA T
TT CTCG−u GAG A、AA CCAにly
  His  Ala  Arg  Leu  Gly
  Asn  Leu  Glu  Phe  Leu
  Glu  Glu  Lys  Pr。 TTA GTA GGA GAA GCA CTA G
CT CGT GTG AAA AGA GCG GA
G A−’、A AAALeu  Val  Gly 
 Glu  Ala  Leu  Ala  Arg 
 Val  Lys  Arg  Ala  Glu 
 Lys  Lys2フ0O TAT AAA にAG GCA AAA GAA T
CT GTA にAT GCT TTA TTT GT
A AACTCTTyr Lys Glu Ala L
ys Glu Ser Val Asp Ala Le
u Phe Val Asn 5erCAA TAT 
GAT AGATTA C品GCG GAT ACC品
CATCGCG ATCATT CATGln Tyr
 Asp Arg Leu Gln Ala Asp 
Thr Asn 工1e Ala )(et 工1e 
HisGCG GCA GAT AAA CGCGTT
 CAT AGCATT CGA GAA GCT T
AT CTG CCTAla  Ala  Asp  
Lys  Arg  Val  His  Ser  
工1e  Arg  Glu  Ala  Tyr  
Leu Pr。 GAG CTG TCT GTG ATT CCG G
GT GTCAAT GCG GCT ATr TTT
 CAA GAAGlu Leu Ser Val 工
1e Pro Gly Val Asn Ala Al
a 工1e Phe Glu GluTTA GAA 
GGG CGT ATT TTCACT GCA Tr
CTCCLeu Glu Gly Arg 工1e P
he Thr Ala Phe 5erCTA TAT
 GAT にCG AGALeu  Tyr  ASP
  Ala  ArgAAT GTCATT AAA 
AAT GGT GAT TTr AAT AAT G
GCTrA TCCTGCTGGAsn Val 工1
e Lys Asn Gly Asp Phe Asn
 Asn Gly Leu Ser Cys TrpA
ACGTG AAA にGCCAT GTA GAT 
GTA GA−A GAA CAA AACAACCA
CCCTAsn Val Lys Gly His V
al Asp Val Glu Glu Gln As
n Asn His ArgTCG GTCCTT G
TT GTT CCG GAA TGG GAA GC
A GAA CTG TCA CAA G;訊Ser 
Val Leu Val Val Pro Glu T
rp Glu Ala にlu Val Ser Gl
n GluGTT CGT GTCTGT CCG G
GT CGT GGCTAT ATCVal Arg 
Val Cys Pro Gly Arg Gly T
yr l1eCTT CGT GTCACA GCGL
eu Arg Val Thr Ala表八Ω2プ主 【化101 GAG AACAAT ACA GACGAA CTG
品G=T AGC品CTGT GTA G品GAGGl
u Asn Asn Thr Asp Glu Leu
 Lys Phe Ser Asn Cys Val 
Glu GluThr Gln Glu Glu Tyr Glu Gly Thr Tyr Thr Ser rg Asn rg 1y TAT GACGGA GCT TAT GAA AG
CAAT TCT TCT GTATyr Asp G
ly Ala Tyr Glu Ser Asn Se
r Ser ValCCA GCT GAT TAT Pro Ala Asp Tyr 5n Pr。 Cys Glu Ser Asn rg Gly Tyr Gly Asp Tyr Thr Pr。 Leu CCA GCT GGCTAT GTG ACA AA
A GAA TTA GAG TACTTCCCA G
AA ACCPro Ala Gly Tyr Val
 Thr Lys Glu Leu Glu Tyr 
E’he Pro Glu Thr
【図面の簡単な説明】
【図1】 プラスミドpUc18およびpBc16.1
から製造されたシャトル・プラスミドまたはベクターp
UC:BiBを示した説明図である。
【図2】 発現ベクターpBEV21O−TLを示した
説明図である。
【図3】 発現ベクターp’Bt1000を示した説明
図である。
【図4】 バチルス・ツリンギエンシス結晶マイナス細
胞(CryB)の生存率対その形質転換に適用された電
気的形質転換ボルト数を示すグラフである。
【図5]  CryB細胞の生存率対電気的形質転換効
率を示すグラフである。 【図6】 発現ベクターpBT2000を示した説明図
である。
【書類名】
【図1】 図面 UcBiB (5,7kb) Bam  Hl UcBiB
【図2】 菖 転写j号ヤシし−7゜ hlor グロラヘ7エユコール面汀11゛主 ET 日、L W’Jn。 デ′ルタエ〉!゛ト士シン式”3/+及奎
【図31 Bam )([ 【図41 【図5】 rcry6の)E−r+’i<」b’も0テ″−タo0
0 汀qレト(【(の 【図61

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)バチルス・ツリンギエンシス(Bac
    illusthuringiensis、B.t.)細
    胞における複製開始点、およびb)昆虫による摂取時に
    タバコバッドウォーム幼生に対する殺虫活性を有するエ
    ンドトキシン蛋白質の突然変異体であるバチルス・ツリ
    ンギエンシス・エンドトキシンの発現に関して機能し得
    るバチルス・ツリンギエンシス遺伝子をコードするDN
    Aを含む異種DNAを含むバチルス・ツリンギエンシス
    ・クルスタキH.D.562細胞であって、突然変異蛋
    白質の構造遺伝子DNAが、この明細書の第A表におけ
    るm−1位から始まり、m−116位まで伸びる116
    個のアミノ酸配列との実質的アミノ酸相同性を有するア
    ミノ酸配列部分をコードするDNA部分を有することを
    特徴とし、上記位置番号が、上記116アミノ酸配列と
    比べてそこに何等かの欠失または追加が存在しようと否
    とに拘わらず上記相同性配列に適用され、そして、さら
    に上記DNA部分が、示されたアミノ酸参照位置のDN
    Aによりコードされているアミノ酸:a)m−30位に
    おけるAla以外の天然アミノ酸、b)m−41位にお
    けるMet以外の天然アミノ酸、c)m−99位におけ
    るThr以外の天然アミノ酸、およびd)m−112位
    におけるGly以外の天然アミノ酸のうちの1つまたは
    それ以上を特徴とする細胞。
  2. 【請求項2】構造遺伝子DNAが、厳密な条件下、第A
    表においてn−1位から始まり、n−348位まで伸び
    ているヌクレオチド配列を有する348ヌクレオチド・
    オリゴマーとハイブリダイゼーシヨンする、請求項1記
    載の細胞。
  3. 【請求項3】構造遺伝子DNAが、この明細書の第A表
    に示された1181アミノ酸エンドトキシンの暗号化配
    列を有するDNAとストリンジェットな条件下でハイブ
    リダイゼーションする、請求項1記載の細胞。
  4. 【請求項4】DNA部分が、Thr以外のm−99位に
    おける本質的アミノ酸を特徴とする、請求項1記載の細
    胞。
  5. 【請求項5】m−99位においてコードされたアミノ酸
    がSerである、請求項4記載の細胞。
  6. 【請求項6】バチルス・ツリンギエンシス・クルスタキ
    (Bacillusthuringiensiskur
    staki)H.D.562細胞が、ジャベリン(商標
    )亜株に属するものである、請求項1−5のいずれか1
    項記載の細胞。
  7. 【請求項7】突然変異体がこの明細書の第B表のp98
    dである、請求項6記載の細胞。
  8. 【請求項8】請求項1−7記載の細胞により胞子形成段
    階で発現されたエンドトキシン蛋白質の混合物を含む殺
    虫組成物。
  9. 【請求項9】宿主細胞を高張性水性培地中で生長させ、
    DNAによる細胞の形質転換を遂行させるため高張性状
    態を維持しながら所望の外生DNAの存在下で前記細胞
    を高電位差パルス電流にかけ、こうして形質転換された
    細胞を、無傷の形質転換細胞を得るのに充分な時間高張
    性水性インキュベーシヨン培地中でインキュベーション
    することを含む、DNAによりバチルス・ツリンギエン
    シス宿主細胞を形質転換する方法。
  10. 【請求項10】高張性水性形質転換培地への導入前の宿
    主細胞を、0.55〜0.80の細胞密度OD_6_0
    _0に生長させ、電流を2200〜3000ボルトの電
    位差でパルスする、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】宿主細胞を0.6〜0.75の細胞密度
    OD_6_0_0まで生長させる、請求項10記載の方
    法。
  12. 【請求項12】宿主細胞を2300〜2600ボルトの
    電位差でパルスした電流により形質転換する、請求項1
    0記載の方法。
  13. 【請求項13】高張性培地が、高張性状態を誘発する手
    段として糖類1リットル当たり0.35モル〜0.55
    モルを含む、請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】高張性生長培地が、細胞をプロトプラス
    トにする量より少ない量でリソチームを含む、請求項1
    3記載の方法。
  15. 【請求項15】リソチーム濃度が高張性水性培地1ml
    当たり20〜300マイクログラムである、請求項14
    記載の方法。
  16. 【請求項16】DNAが、バチルス・ツリンギエンシス
    において機能し得、エンドトキシン蛋白質をコードする
    DNA遺伝子配列、バチルス・ツリンギエンシスにおけ
    る複製開始点、およびバチルス・ツリンギエンシスにお
    いて機能し得、抗生物質耐性をコードするDNA遺伝子
    配列を含むプラスミドDNAである請求項9記載の方法
  17. 【請求項17】宿主細胞がバチルス・ツリンギエンシス
    ・クルスタキ細胞である、請求項9記載の方法。
  18. 【請求項18】宿主細胞がバチルス・ツリンギエンシス
    ・テネブリオンシス(B.t.tenebrionis
    )細胞である、請求項9記載の方法。
  19. 【請求項19】宿主細胞がバチルス・ツリンギエンシス
    ・アイザワイ(B.t.aizawai)細胞である、
    請求項9記載の方法。
  20. 【請求項20】バチルス・ツリンギエンシス・エンドト
    キシン様蛋白質に関して機能し得るバチルス・ツリンギ
    エンシス遺伝子をコードする、DNAおよびバチルス・
    ツリンギエンシスにおいて機能し得る複製開始点を含む
    異種DNAにより形質転換されたバチルス・ツリンギエ
    ンシス・テネブリオンシス細胞。
  21. 【請求項21】異種DNAが、さらにエシェリヒア・コ
    リ(E.coli)において機能し得る複製開始点並び
    にバチルス・ツリンギエンシスおよびエシェリヒア・コ
    リにおいて抗生物質耐性を発現させるDNAを含む、請
    求項20記載の細胞
  22. 【請求項22】バチルス・ツリンギ
    エンシス・エンドトキシン様蛋白質に関して機能し得る
    バチルス・ツリンギエンシス遺伝子をコードするDNA
    およびバチルス・ツリンギエンシスにおいて機能し得る
    複製開始点を含む異種DNAにより形質転換されたバチ
    ルス・ツリンギエンシス・アイザワイ細胞。
  23. 【請求項23】異種DNAが、さらにエシェリヒア・コ
    リにおいて機能し得る複製開始点並びにバチルス・ツリ
    ンギエンシスおよびエシェリヒア・コリにおいて抗生物
    質耐性を発現させるDNAを含む、請求項22記載の細
    胞。
  24. 【請求項24】コードされたエンドトキシン様蛋白質が
    、プラスミドpES−1によりコードされたエンドトキ
    シン様蛋白質、または形質転換前のバチルス・ツリンギ
    エンシス・アイザワイ細胞よりも大きいエッチ・ビレセ
    ンス(H.virescens)およびエキシグア(e
    xigua)の両方に対する毒性を与える前述のコード
    されたpES−1蛋白質の突然変異体の活性毒素部分を
    含む、請求項22記載の細胞。
  25. 【請求項25】コードされたエンドトキシン様蛋白質の
    不活性部分が、バチルス・ツリンギエンシス・ウハネン
    シス(B.t.wuhanensis)の不活性部分の
    アミノ酸配列に対応するアミノ酸配列を含む、請求項2
    4記載の細胞。
  26. 【請求項26】コードされたエンドトキシン様蛋白質が
    、そのN−末端から始めて、pES−1のエンドトキシ
    ンの活性部分の全部を含むpES−1によりコードされ
    たエンドトキシンの最初の723個のアミノ酸を有する
    、請求項22記載の細胞。
  27. 【請求項27】形質転換前の細胞がバチルス・ツリンギ
    エンシス・アイザワイHD−137細胞である、請求項
    22記載の細胞。
  28. 【請求項28】コードされたエンドトキシン様蛋白質が
    、プラスミドpES−1によりコードされたエンドトキ
    シン様蛋白質の活性毒素部分を含む、請求項20記載の
    細胞。
  29. 【請求項29】宿主細胞とは異なる種類、亜種または株
    に属する細菌細胞において増幅されたDNAによるバチ
    ルス・ツリンギエンシス宿主細胞の形質転換方法におい
    て、 1)異なる種類、亜種または株に属する細胞へ形質転換
    されたDNAを回収し、2)宿主細胞と同じ亜種または
    株のバチルス・ツリンギエンシス細胞へ回収されたDN
    Aを形質転換し、 3)2)段階で形質転換されたDNAを回収し、そして
    4)3)段階で回収されたDNAまたは前記DNAの突
    然変異体により宿主細胞を形質転換する 段階を含む形質転換の頻度増加における改良に関する方
    法。
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IE904546A1 (en) 1991-06-19
IL96688A0 (en) 1991-09-16
EP0433945A2 (en) 1991-06-26
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