JPH04117266U - バルブ - Google Patents

バルブ

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Publication number
JPH04117266U
JPH04117266U JP2842791U JP2842791U JPH04117266U JP H04117266 U JPH04117266 U JP H04117266U JP 2842791 U JP2842791 U JP 2842791U JP 2842791 U JP2842791 U JP 2842791U JP H04117266 U JPH04117266 U JP H04117266U
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JP
Japan
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casing
flexible tube
valve
pressing body
rotation
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Application number
JP2842791U
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English (en)
Inventor
伸樹 松崎
Original Assignee
株式会社芝浦製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で機械的強度が大きなケーシング
により、バルブを安価とする。 【構成】 バルブは、ケーシング1内で回転可能な回転
体5と、この回転体5に形成されたネジ部6と、このネ
ジ部に螺合された押圧体7と、前記ケーシング1と一体
に形成され、かつ前記押圧体7の回転を規制する規制部
とを有する。前記ケーシング1は、前記規制部と一体に
モールド成形された複数のケーシング部材1a,1bで
構成されている。前記押圧体7は、回転体の回転により
上下動し、可撓性管体10の流路を開閉する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サニタリ性が要求される流路系、例えば化学装置、バイオ関連装置 などの流路系を構成する上で有用なバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
流路系における流路の開閉や、流路の流量及び圧力を制御するため、通常、金 属製弁座および弁を有する電磁バルブ、油圧駆動型やモータ駆動型のバルブなど が汎用されている。しかしながら、流路の開閉操作により制御する電磁バルブで は、流量及び圧力を精度よく制御するのが困難である。また、バルブは、その内 部に弁座および弁などの機能部を有するので、バイオ関連装置などの流路系に適 用する場合には、流路系に菌体や薬液が残留し、サニタリ性が低下する。また、 バルブ本体と管体との接続が煩雑であるため、殺菌処理や滅菌処理した流路系を 短時間内に構成できず、取扱い時に雑菌により汚染される可能性が高い。従って 、電磁バルブなどは、滅菌状態を維持することが必要なバイオ関連装置などの流 路系に適用できない。
【0003】 そのため、バイオ関連装置の流路系には、図3に示されるような可撓性管体を 配管した手動式バルブが使用されている。図3は従来の手動式バルブを示す断面 図である。
【0004】 このバルブは、可撓性管体31と、ポリアセタールなどの合成樹脂からなる筒 体32とを有している。前記可撓性管体31は、前記筒体32の両側面に形成さ れた配管孔33に挿入可能である。前記筒体32内には、前記可撓性管体31を 挾圧するため、互いに対向するシール用突起34a,34bが形成されている。 一方のシール用突起34aは、筒体32の一部の側部を構成するバネ片35に形 成されている。このバネ片35の先端部に形成された爪36は、筒体32の一方 の端部から延設された延設部のラチェット37と係止する。
【0005】 このような手動式バルブでは、前記バネ片35の爪36をラチェット37に係 止することにより、可撓性管体31の開閉を制御できる。
【0006】 しかしながら、前記手動式バルブで、例えば、バイオ関連装置の流路系を構成 する場合、流路系の流体の流量及び圧力を爪36とラチェット37との係止位置 により段階的にしか制御できず、流量および圧力の微調整が難しく、かつ自動制 御用に適さない。また、可撓性管体31を配管孔33に挿入した後、爪36をラ チェット37に係止する必要があるので、可撓性管体31の装着作業が煩雑化す る。この場合、殺菌や滅菌処理された可撓性管体31により、バイオ関連装置の 流路系を簡便かつ迅速に構成できず、滅菌済の可撓性管体31が汚染される可能 性が高い。
【0007】 前記爪36をラチェット37に係止することなく、回転駆動源の回転運動を、 ネジやカムなどにより、直線運動に変換し、押圧部材により前記可撓性管体31 を押圧することも考えられる。しかしながら、流路系には、通常、振動などの外 力が作用する。振動などの外力が作用すると、押圧部材で押圧して可撓性管体を 閉塞しても、緩みが生じ、流体の洩れが生じる。一方、流体の洩れを防止するた めには、常に回転駆動源の回転力により、押圧部材を所定の位置に保持させる必 要がある。この場合、電流を常に供給する必要があるので、経済的でないと共に 、構造が複雑でコスト高となる。
【0008】 また、押圧部材により前記可撓性管体を押圧する場合には、可撓性管体に作用 する衝撃力により、可撓性管体が損傷し易い。特に、可撓性管体の同一箇所を繰 返し押圧する場合には、可撓性管体の損傷度が大きくなり、短期間内に使用でき なくなる。
【0009】 従って、本考案の目的は、構造が簡便で機械的強度が大きく、安価なバルブを 提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、ケーシング内で回転可能な回転体と、こ の回転体に形成されたネジ部と、このネジ部に螺合された押圧体と、前記ケーシ ングの内部に形成され、かつ前記押圧体の回転を規制する規制部とを有し、前記 押圧体により可撓性管体を押圧するバルブであって、前記ケーシングが、前記規 制部と一体にモールド成形された複数のケーシング部材で構成されているバルブ を提供する。
【0011】
【作用】
このバルブでは、ケーシングが、規制部と一体にモールド成形された複数のケ ーシング部材で構成されているので、簡単な構造のケーシング部材を作製すれば よい。そして、各ケーシング部材が規制部と一体にモールド成形されているので 、従来のように複雑な構造とすることなく、各ケーシング部材を組合せることに より、押圧体の回転を規制する規制部を構成できる。
【0012】 さらには、押圧体の押圧により可撓性管体を変形させ、可撓性管体の一部をバ ルブとして機能させることができ、押圧体による押圧度を調整することにより、 流路の開閉や、流路の流量及び圧力を調整できる。
【0013】
【実施例】
以下に、添付図面を参照しつつ本考案の実施例を詳細に説明する。
【0014】 図1は本考案のバルブの一実施例を示す縦断面図であり、図2は図1のII− II線断面図である。
【0015】 このバルブは、プラスチック製ケーシング1内に配設された、ステッピングモ ータなどの正逆転可能な駆動モータ2と、この駆動モータ2の回転軸3に取付け られた第1の歯車4aと、この第1の歯車4aと噛合する第2の歯車4bと、こ の第2の歯車4bに取付けられた回転体としてのシャフト5とを有している。
【0016】 前記シャフト5の下部の外面には、ネジ部6aが形成されていると共に、この ネジ部6aには押圧体7のネジ部6bが螺合している。この押圧体7の側部の軸 方向には、凸部8が形成されている。
【0017】 そして、図2に示されるように、前記ケーシング1は、2分割され、かつモー ルド成形された複数のケーシング部材1a,1bで構成されている。すなわち、 各ケーシング部材1a,1bには、前記押圧体7の前記凸部8が摺動可能な凹溝 を構成する溝9a,9bが、一体にモールド成形されている。溝9a,9bによ り構成される前記凹溝は前記凸部8に対する規制部として機能し、前記押圧体7 の回転を規制する。
【0018】 また、前記凸部と、溝9a,9bと、シャフト5と押圧体7とが螺合するネジ 部6a,6bは、シャフト5の回転を押圧体7の上下動へ変換する変換機構とし て機能する。
【0019】 前記ケーシング1には、シリコーン樹脂などの可撓性材料からなる中空の可撓 性管体10が装着される装着部11が形成されている。この装着部11は、図1 に示されるように、フレーム1の下部の一方の側部に形成された開口部により構 成されている。中空の可撓性管体10は、フレーム1の下部に形成されたベース 12上に載置して、バネ13を介してフレーム1に回動可能に取付けられた可撓 性管体押え14によりフレーム1に装着される。前記可撓性管体押え14は、上 下動する押圧体7と干渉しない領域に取付けられている。可撓性管体10内を流 れる流体としては、菌体や薬液を含む培養液、水などの液体に限らず気体及び粉 体も使用可能である。
【0020】 なお、前記押圧体7の先端部は、側方に延出し断面U字状に形成されていると 共に、可撓性管体10の軸方向と直交して配置されている。前記装着部11に装 着された可撓性管体10の流路は、前記シャフト5の回転および押圧体7の上下 動により開閉される。
【0021】 さらに、前記シャフト5は、上下支持枠15a,15bに、上下支持ベアリン グ16,17を介して保持されている。また、これらの支持枠間には、シャフト 5に挿入固定されたベアリング18が支持体19により支持され配置されている 。なお、各上下支持枠15a,15bは、前記各ケーシング部材1a,1bと一 体にモールド成形された2つの部材で構成されている。下方の支持枠15bに保 持された支持ベアリング17は、前記押圧体7の一端部と接触可能であり、押圧 体7の上昇を規制する。前記支持体19には、スイッチ動作部材20が取付けら れている。そして、前記上下支持枠15a,15bとベアリング18との間には スプリング21a,21bが配設されている。
【0022】 前記スイッチ動作部材20の上下位置には、シャフト5の上下動に対応して、 駆動モータ2の回転・停止を切換えるためのリミットスイッチ22a,22bが 配置されている。
【0023】 このようなバルブでは、ケーシング1を、例えば、シャフト5の長さ方向に半 割りされた一対のケーシング部材1a,1bで構成でき、かつ各ケーシング部材 1a,1b自体に押圧体7の回転を規制するための溝9a,9bを形成すればよ い。従って、各ケーシング部材1a,1b、およびケーシング1の構造を簡素化 でき、安価である。また、各ケーシング部材1a,1bを組立てることにより、 前記溝9a,9bにより、凸部8が摺動する凹溝が形成され、押圧体7の回転を 規制する規制部を簡単に構成できる。また、この規制部がケーシングと共に一体 にモールド成形された構造とすることができるため、バルブの機械的強度を高め ることができる。しかも、規制部が下部に位置するので、バルブの重心が低くな り、バルブを載置したり配設したときの安定性が高まり、上下動する押圧体7に より、可撓性管体10の流路の開閉を円滑に行なうことができる。
【0024】 また、前記駆動モータ2により、歯車4a,4bを介してシャフト5を回転さ せると、前記ネジ部6a,6bにより、駆動モータ2の回転を押圧体7の上下動 へと精度よく変換でき、押圧体7の移動度を分解能よく微調整できる。また、押 圧体7の上下方向、移動度および移動速度を、駆動モータ2の回転方向、回転数 及び回転速度により調整できるので、前記可撓性管体10内を流れる流体の流量 および圧力を精度よく制御できる。
【0025】 さらに、可撓性管体10の一部をバルブ部として機能させることができるので 、可撓性管体10の内面だけが接液部となり、サニタリ性に優れている。
【0026】 前記実施例のバルブにおいて、駆動モータ2を正転させて押圧体7を下降させ 、可撓性管体10の流路を閉じた場合、押圧体7の移動が装着部11のベース1 2により規制される。そして、シャフト5の回転により押圧体7がさらに下降し ようとすると、シャフト5に上方向の反力が作用し、シャフト5及びスイッチ動 作部材20が押し上げられ、スプリング21aが圧縮され、スイッチ動作部材2 0が上方のリミットスイッチ22aと接触する。可撓性管体10の閉じ位置は、 スイッチ動作部材20とリミットスイッチ22aとの接触により検出され、この 閉じ位置検出情報に基づいて、駆動モータ2の回転が停止する。
【0027】 一方、駆動モータ2を逆転させて押圧体7を可撓性管体10から離反させ、流 路を開放する場合、押圧体7の上昇が下方の支持ベアリング17により規制され る。駆動モータ2がさらに逆転すると、シャフト5に下方向の反力が作用して、 シャフト5及びスイッチ動作部材20が押し下げられ、スイッチ動作部材20が 下方のリミットスイッチ22bと接触し、可撓性管体10の開放位置が検出され る。この開放位置検出情報に基づいて駆動モータ2の回転が停止する。
【0028】 従って、可撓性管体10の流路の開閉位置を精度よく検出でき、スイッチの切 換えタイミングを制御できる。
【0029】 なお、ケーシングは、2つのケーシング部材に限らず、複数のケーシング部材 で構成できる。押圧体7の回転を規制するためには、前記実施例とは逆に、ケー シング部材の内壁に凸部や突条を形成し、押圧体7の軸方向に摺動溝を形成して もよい。
【0030】 可撓性管体の装着部および押圧体の回転を規制する規制部は、ケーシングの底 部に限らず、適当な箇所に形成してもよい。
【0031】 押圧体は、回転が規制され、かつ回転体の回転をネジ部により上下動可能であ ればよい。
【0032】 前記押圧体7の先端部は断面略U字状に限らず、種々の形状が採用できる。
【0033】 なお、押圧位置をずらすことにより、可撓性管体は長期に亘り使用できる。
【0034】 本考案は、種々の可撓性管体に適用できるが、特に小径の可撓性管体に好適に 適用できる。
【0035】
【考案の効果】
本考案のバルブは、ケーシングが複数のケーシング部材で構成され、各ケーシ ング部材が押圧体の回転を規制する規制部と一体にモールド成形されているので 、構造が簡便で組立て易く、かつ機械的強度が大きく、安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバルブの一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のバルブを示す概略横断面図である。
【符号の説明】
1…ケーシング 1a,1b…ケーシング部材 5…シャフト 6a,6b…ネジ部 7…押圧体 8…凸部 9a,9b…溝 10…可撓性管体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内で回転可能な回転体と、こ
    の回転体に形成されたネジ部と、このネジ部に螺合され
    た押圧体と、前記ケーシングの内部に形成され、かつ前
    記押圧体の回転を規制する規制部とを有し、前記押圧体
    により可撓性管体を押圧するバルブであって、前記ケー
    シングが、前記規制部と一体にモールド成形された複数
    のケーシング部材で構成されているバルブ。
JP2842791U 1991-03-29 1991-03-29 バルブ Pending JPH04117266U (ja)

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JP2842791U JPH04117266U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 バルブ

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