JPH04117212A - 回転式芝刈機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皇呈上Ω五王公！ 本発明は回転式芝刈機特に回転式マルチング芝刈機に関
する。

ｌ来艮歪 回転式芝刈機は、土壁と該上壁の周縁に沿って垂下する
側壁とを有するカッタハウジング内に、外端を前記側壁
下部の内面に沿わせながらほぼ水平な面内で回転するカ
ッタブレードを設けて構成されているが、この回転式芝
刈機には、カッタブレードにより刈り取られた刈芝を、
カッタハウジングに設けた排出路を通じて外部の集芝部
例えば袋に導いてここに収容する形式のもの（バギング
刈芝機）と、刈芝を上記のような集芝部に収容すること
なく、細かに切断した刈芝を刈り跡に排出し、該刈り跡
の芝の表面下に沈めて根をおおわせるようにする形式の
もの（マルチング芝刈機）とがある。

例えば米国特許第４．１８９．９０３号明細書にマルチ
ング芝刈機が示されているが、このマルチング芝刈機は
、第１図および第２図に示すように、下方へ向かって開
放したカッタハウジング０１内においてカッタブレード
０２が水平に回転するようになっている。カッタブレー
ド０２の両端部の回転方向前縁部０３は鋭い刃部となっ
ており、後縁部０４は上方へ向かって立ち上がっている
。そしてカッタハウジング０１の肩部内面には周方向に
適宜間隔をおいてガイドベーン０５が設けられている。

カッターブレード０２が回転すると、第２図に示すよう
に、芝０６が前記前縁部０３によって刈られ、刈り取ら
れた刈芝０７はカッタブレード０２の回転によって起さ
れる旋回空気流と前記後縁部０４によって起こされる上
昇気流とにより、円周方向かつ上方へ吹き飛ばされてガ
イドベーン０５にあたる。そして刈芝０７はこのガイド
ベーン０５により飛動方向を半径方向内向きかつ下向き
に変えられてカッターブレード０２の内方部分に落下す
るが、該内方部分の前縁０８にも刃が設けられているの
で、落下して来た刈芝０７は前縁０８の刃によってさら
に細かく切断され細かい刈芝０９となって刈り跡の芝０
６ａの間に沈み込む。沈み込んだ刈芝０９は根おおい（
マルチ）としてそのまま放置される。

゛　しよ゛と　るｐ 上記した従来のマルチング芝刈機においては、刈芝の微
細化がカッタブレードの半径方向内方に設けた刃で刈芝
を切断して行われるので、切断時の刈芝と刃との相対速
度が遅く、飛来して来た刈芝を確実に切断することが難
しい。

また、刈芝は落下途中でカッタブレードを横切る時に該
ブレードの刃によって切断されるだけであるので、刈芝
と刃との接触チャンスが少なく、微細化能率が悪い。

従って刈り跡に落下する刈芝中にはまだ微細化されてい
ないものが混じり易く、刈り跡の景観に影響するととも
に、根おおいとしての効果も薄れる。

るための　　および 本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
本発明においては、土壁と該土壁の周縁に沿って下方へ
垂下する側壁とを有するカッタハウジングの内部に、外
端を前記側壁下部の内面に沿わせながらほぼ水平な面内
で回転するカッタブレードを設けて成る回転式芝刈機に
おいて、前記カッタブレードの両端部分に刃部を設け、
該刃部の内端部の回転軌跡に沿い前記カッタブレードの
水平な回転面に対しほぼ上方へ延びる円筒状のガイド板
を設けて前記カッタハウジングの内部を半径方向外方の
室と内方の室とに区画するとともに、前記ガイド板の上
縁と前記上壁との間に前記外方室を前記内方室に連通さ
せる開口部を設け、かつ前記内方室に、下向きの気流を
生ぜしめる気流発生手段を設ける。

本発明によれば、芝刈機の稼動中、気流発生手段により
内方室内に下向きの気流が生じ、この結果ガイド板上方
の開口部に負圧が生ずるので、外方室内の空気が該開口
部を通って内方室内に流入するとともに、外方室内には
下方から空気が流入する。そしてこの空気流によって外
方室の下方に在る芝が起立し、カッタブレードの刃部に
よって刈られる。

外方室の下部は外側をカッタハウジングの側壁により、
内側を円筒状のガイド仮により仕切られて環状空間をな
しており、この環状空間内には前記刃部の回転により発
生し前記側壁およびガイド板によって整流された−様な
旋回流が生じている。

従って刃部によって刈られた刈芝は、この旋回流により
環状空間内を旋回し、かつ遠心力によって外方の側壁部
分へ向かって押されながら、該空間内に浮遊、・停滞す
る。そしてこの間に何回となくカッタブレードの刃部に
接触し、その度に細かく寸断されて行く。

このようにして刈芝の重量は次第に軽くなり、かつ単位
重量当りの表面積が大きくなってついには前記開口部の
負圧による上昇気流によって刈芝に作用する力が遠心力
よりも大きくなるので、充分細かく切断された刈芝は上
昇して開口部から内方室へ入り、該内方室の下向きの気
流によって刈り跡の地面に吹きつけられ芝と芝の間に落
としこまれる。

刈芝は外方室の環状空間に浮遊している間に繰り返し切
刃に出会いその都度該切刃によりて切断され、かつこの
切断はカッタブレードの外端部に設けられた切刃のしか
もさらにその先端部の速度の大きな部分で行われるので
、確実に切断され、従って刈芝の微細化能率が極めて良
い。その上、微細化された刈芝だけが刈り跡に送り込ま
れて芝と芝との間に落とし込まれるので、刈り跡は良好
な景観を呈し、かつ充分な根おおい効果が得られる。

遺」１圓 第３図は本発明の一実施例に係る回転式マルチング芝刈
機１の全体斜視図である。この芝刈機１は走行輪２に支
持された芝刈部３と、該芝刈部３上に搭載されたエンジ
ン４と、芝刈部３から後方へ延出したハンドル５とから
成り、ハンドル５に設けられた走行うラッチレバー６を
操作することにより走行輪２がエンジン４により駆動さ
れ、芝刈機１が走行する。エンジン４はまた芝刈部３内
に設けられたカッタブレードを駆動する。７はエンジン
４を制御するためのスロットルレバーである。

第４図は上記回転式マルチング芝刈機１の要部をなす芝
刈部３の底面図で、第５図はその■−Ｖ線に沿う側断面
図である。芝刈部３はカッタハウジング８とカッタブレ
ード９とから成っている。

カッタハウジング８は比較的低い中央円板部１０１と比
較的高い外周部１０□とを斜面部１０３を介して接続し
た円板状の上壁１０と、該上壁１０の周縁に沿って下方
へ垂下する円筒状の側壁１１とを備え、側壁１１の下端
は下方へ向かって開放されている。

上壁１０の前記中央円板部１０．の中心部を貫通して、
前記エンジン４のクランク軸に連接された駆動軸１２が
カッタハウジング８内に延びており、該駆動軸１２の下
端にカッタブレード９が固定されている。

カッタブレード９は両端をカッタハウジング８の側壁１
１の下端部内面に近接させてカッタハウジング８の直径
方向に延び、中央をボルト１３により駆動軸１２に固定
されており、該駆動軸１２に駆動されて第４図に矢印ａ
で示す方向に回転する。カッタブレード９の半径方向内
側の部分９Ｉは外側の両端部分９．．９．より高く形成
されている。従って内側部分９．はカッタハウジング８
の下部開放面８Ｉから上方へ離隔した水平面内で回転し
、外側部分９□、９□は前記開放面８１とほぼ同じ高さ
の水平面内で回転する。

しかして、カッタブレード９の内側部分９．は、ボルト
１３によって駆動軸１２に取付けられる平坦な中央部９
．の両側をそれぞれ、回転方向前縁部が高く後縁部が低
い翼形断面に形成されている（第６．７図参照）。従っ
てカッタブレード９が回転するとこの翼形断面をなす内
側部分９１によって下向きの空気流がカッタハウジング
８内に生ずる。

一方、カッタブレード９の外側部分９□は回転面に平行
な平板状に形成されているが、その回転方向前縁には芝
刈り用の刃部１４が形成されている（第６．８図参照）
。

前縁全体にわたって刃部１４が形成されている前記外側
部分９．の内端部の上方すなわちカッタブレード９の内
側部分９１と外側部分９ｔとを画する段部９４の外側に
、ガイド板１５が外側部分９□の面にほぼ直角に上方に
延びている。このガイド板１５はまた外側部分９ｔの内
端部の回転軌跡に沿って円周方向に延び、全体として円
筒状をなしており、該ガイド板１５によってカッタハウ
ジング８の内部が外方室１６と内方室１７に区画されて
いる。

ただしガイド板１５の上縁１５．と上壁１０の外周部ｌ
Ｏ□との間には開口部１８が形成され、該開口部１８を
介して外方室１６と内方室１７とが連通している。

また、ガイド板１５は上縁１５．の円周上等間隔の４個
所においてガイドベーン１９を介して上壁１０に連通さ
れ、該土壁１０によって支持されている。ガイドベーン
１９はガイド板１５の上縁１５．から上方へ延びるとと
もに半径方向内方へ延びるほぼ垂直な板状をなし、その
傾斜した内縁全体にわたって上壁１０の傾斜部１０．に
固定されている。このガイドベーン１９はカッタブレー
ド９の内側部分９Ｉの回転によって開口部１８近傍に発
生する渦流を減少させ、外方室１６から内方室１７への
空気の流れを滑らかにする。

次に、本実施例の作用を第９回により説明する。

同図において芝刈部３は芝２０を刈りながら矢印入方向
に進行しているものとする。外側をガイド板１５によっ
て仕切られた内方室１７内には、カッタブレード９の翼
形断面を有する内側部分９．が回転することにより下向
きの空気流が生じており、この結果上方の開口部１８付
近に負圧が生ずるので、外方室１６内の空気が開口部１
８を通って内方室１７に流入し、外方室１６にはカッタ
ブレード９の外側部分９ｔが下方から空気が流入して、
全体として図に矢印すで示すような対流が生じている。

外側部分９ｔの下方の芝２０はそれ自身の弾性と対流す
とによって立上り、これを横切って通過する外側部分９
を前縁の刃部１４によって切断される。

しかし前記負圧によって生じた対流すは、刈り取られた
ままの比較的長くて重い刈芝２１１を上方に搬送できる
程強力ではなく、またブレードの外側部分９ｔは前述の
ように回転面に平行な板状をなしており、これによって
上向きの空気流が生じることもないので、刈芝２１．は
カッタハウジング８の側壁１１とガイド板１５とに囲ま
れた外方室１６下部の環状空間１６＋内に留る。そして
ブレード外側部分９ｔによって与えられた慣性力と該外
側部分９！の回転によって環状空間１６．内に生ずる水
平方向の旋回流とによって環状空間１６．内において旋
回する。なお刈芝２１．は旋回によって生ずる遠心力に
より半径方向外側へ押し出されて側壁１１によって受け
られ、該側壁１１の内面に案内されながら旋回する。そ
してこの刈芝２１１　は旋回中に側壁１１からの反力、
重力、局部的な気流の乱れ等により種々の力を受けるの
で、不規則かつ複雑な運動を繰返し、何回となく外側部
分９ｔの刃部１４に接触する。そして接触する度に刃部
１４によってさらに細かく切断され次第に微細化して行
く。この切断は回転しているカンタブレード９の中で線
速度が最も早い最外端部の刃で行なわれるので、この刃
に接触した浮遊刈芝は確実に切断される。

このようにして刈芝２１１は次第に微細化して行き、そ
の重量が減少するとともに遠心力も減少し、一方単位重
量当りの表面積が増加するので、充分に微細化された刈
芝２１！は対流すによって上方へ搬送され、開口部１８
を通って内方室１７に進入する。

そしてガイドベーン１９および上壁ｌＯの傾斜部１０゜
に案内されて下向きに転じ、カッタブレード９の内側部
分９．を通って下方の刈り跡２２上に吹きつけられ、該
刈り跡２２の芝２３の間に沈み込んで根おおい（マルチ
）２４となる。

上記実施例においては、カッタブレード９の内側部分９
．を翼形の断面形状に形成してこの部分により内方室１
７内に下向きの気流を生じさせるようにしたが、第１０
図に示すように、内方室１７内にカッタブレード９とは
別個に、カッタブレード９と同軸に駆動軸１２により回
転駆動されるファン２５を設け、該ファン２５により下
向きの気流を発生させるようにしてもよい。

また、前記実施例においては、ガイド板１５はガイドベ
ーン１９を介してカッタハウジング８の上壁１０に取付
けられているが、第１１図に示すように、ガイド板１５
をカッタブレード９に固定し、このガイド板１５と別体
のガイドベーン１９を上壁１０側に取付けてもよい。

１皿二重来 以上の通り、本発明によれば、刈芝が外方室内で繰り返
し切刃に出会いその都度該切刃によって切断され、かつ
この切断はカッタブレードの外端部に設けられた切刃の
しかもさらにその外端の切断速度の大きな部分で確実に
行われるので、刈芝の微細化能率が極めて良い。

さらに、充分に微細化された刈芝だけが刈り跡に送り込
まれて芝と芝の間に落とし込まれるので、刈り跡は良好
な景観を呈し、かつ充分な根おおい効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回転式マルチング芝刈機の要部断面図、
第２図は同芝刈機の作用を説明するための部分断面図、
第３図は本発明の一実施例に係る回転式マルチング芝刈
機の全体斜視図、第４図は同芝刈機の芝刈部の底面図、
第５図は第４図の■−■線に沿う断面図、第６図はカッ
タブレードを斜上方から見た斜視図、第７図および第８
図はそれぞれ第６図の■−■線および■−■線に沿う断
面図、第９図は上記実施例の芝刈機の作用を説明するた
めの部分断面図、第１０図は本発明の実施例を示す第５
図と同様な断面図、第１１図はさらに他の実施例を示す
第５図と同様な断面図である。 １・・・芝刈機、２・・・走行輪、３・・・芝刈部、４
・・・エンジン、５・・・ハンドル、６・・・走行うラ
ッチレバー７・・・スロットルレバー、８・・・カッタ
ハウジング、９・・・カッタブレード、１０・・・上壁
、１１・・・側壁、１２・・・駆動軸、１３・・・ボル
ト、１４・・・刃部、１５・・・ガイド板、１６・・・
外方室、１７・・・内方室、１８・・・開口部、１９・
・・ガイドベーン、２０・・・芝、２１・・・刈芝、２
２・・・刈り跡、２３・・・芝、２４・・・根おおい、
２５・・・ファン。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）上壁と該上壁の周縁に沿って下方へ垂下する側壁
   とを有するカッタハウジングの内部に、外端を前記側壁
   下部の内面に沿わせながらほぼ水平な面内で回転するカ
   ッタブレードを設けて成る回転式芝刈機において、前記
   カッタブレードの両端部分に刃部を設け、該刃部の内端
   部の回転軌跡に沿い前記カッタブレードの水平な回転面
   に対しほぼ垂直に上方へ延びる円筒状のガイド板を設け
   て前記カッタハウジングの内部を半径方向外方の室と内
   方の室とに区画するとともに、前記ガイド板の上縁と前
   記上壁との間に前記外方室を前記内方室に連通させる開
   口部を設け、かつ前記内方室に、下向きの気流を生ぜし
   める気流発生手段を設けたことを特徴とする回転式芝刈
   機。
2. （２）前記カッタブレードを、前記外方室内の部分を低
   く前記内方室内の部分を高く形成した請求項１記載の回
   転式芝刈機。
3. （３）カッタブレードの前記内方室内部分の断面形状を
   、回転により下向きの気流が発生する翼形に形成した請
   求項２記載の回転式芝刈機。
4. （４）前記内方室内に前記カッタブレードと同軸に回転
   して下向きの気流を生ぜしめるファンを設けた請求項１
   記載の回転式芝刈機。
5. （５）前記ガイド板をその上縁に沿い数個所で前記上壁
   に連結し、該連結部分に前記外方室から内方室へ向かう
   空気流を整流するガイドベーンを設けた請求項１記載の
   回転式芝刈機。
6. （６）前記ガイド板を前記カッタブレードに固設した請
   求項１記載の回転式芝刈機。