JP2814015B2 - 回転式芝刈機 - Google Patents
回転式芝刈機Info
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- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter blade
- blade
- lawn mower
- cutter
- guide plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvester Elements (AREA)
Description
関する。
る側壁とを有するカッタハウジング内に、外端を前記側
壁下部の内面に沿わせながらほぼ水平な面内で回転する
カッタブレードを設けて構成されているが、この回転式
芝刈機には、カッタブレードにより刈り取られた刈芝
を、カッタハウジングに設けた排出路を通じて外部の集
芝部例えば袋に導いてここに収容する形式のもの(バギ
ング芝刈機)と、刈芝を上記のような集芝部に収容する
ことなく、細かに切断した刈芝を刈り跡に排出し、該刈
り跡の芝の表面下に沈めて根をおおわせるようにする形
式のもの(マルチング芝刈機)とがある。
刈機が示されているが、このマルチング芝刈機は、第1
図および第2図に示すように、下方へ向かって開放した
カッタハウジング01内においてカッタブレード02が水平
に回転するようになっている。カッタブレード02の両端
部の回転方向前縁部03は鋭い刃部となっており、後縁部
04は上方へ向かって立ち上がっている。そしてカッタハ
ウジング01の肩部内面には周方向に適宜間隔をおいてガ
イドベーン05が設けられている。
に、芝06が前記前縁部03によって刈られ、刈り取られた
刈芝07はカッタブレード02の回転によって起される旋回
空気流と前記後縁部04によって起こされる上昇気流とに
より、円周方向かつ上方へ吹き飛ばされてガイドベーン
05にあたる。そして芝刈07はこのガイドベーン05により
飛動方向を半径方向内向きかつ下向きに変えられてカッ
ターブレード02の内方部分に落下するが、該内方部分の
前縁08にも刃が設けられているので、落下して来た刈芝
07は前縁08の刃によってさらに細かく切断され細かい刈
芝09となって刈り跡の芝06aの間に沈み込む。沈み込ん
だ刈芝09は根おおい(マルチ)としてそのまま放置され
る。
微細化がカッタブレードの半径方向内方に設けた刃で刈
芝を切断して行われるので、切断時の刈芝と刃との相対
速度が遅く、飛来して来た刈芝を確実に切断することが
難しい。
該ブレードの刃によって切断されるだけであるので、刈
芝と刃との接触チャンスが少なく、微細化能率が悪い。
いないものが混じり易く、刈り跡の景観に影響するとと
もに、根おおいとしての効果も薄れる。
の改良に係り、請求項1記載の発明は、上壁と該上壁の
周縁に沿って下方へ垂下する側壁とを有するカッタハウ
ジングの内部に、外端を前記側壁下部の内面に沿わせな
がらほぼ水平な面内で回転するカッタブレードが設けら
れた回転式芝刈機において、前記カッタブレードの両端
部分に刃部が形成されるとともに、該カッタブレードの
内側部分に、回転により下向きの気流が発生する翼形断
面形状のファンが形成され、前記刃部の内端部の回転軌
跡に沿い前記カッタブレードの水平な回転面に対しほぼ
垂直上方に延びる円筒状ガイド板が設けられて、前記カ
ッタハウジング内部空間が半径方向の外方室と内方室と
に区画されるとともに、前記ガイド板の上端と前記上壁
との間に、前記外方室および内方室を相互に連通させる
開口部が設けられたことを特徴とするものである。
るので、前記カッタブレードが回転すると、該カッタブ
レードの内側ファンによって、前記ハウジングの内方室
内の空気が下向きに流れて、該内方室内の気圧が大気圧
以下の負圧となり、この内方室内の負圧が前記ガイド板
上方の開口部を介して前記外方室に伝播され、該外方室
内の負圧でもって、その下方の地面上の空気が該外方室
へ吸上げられて、該外方室下方の芝が起立し、前記カッ
タブレードの刃部によって短く刈られる。
室下部にて回転するカッタブレードの刃部によって、該
環状外方室内を旋回する旋回流とともに旋回し、この旋
回に対応した遠心力によって外方の側壁部分へ向い押さ
れながら、該環状外方室内に浮遊、停滞し、その間、何
回となくカッタブレードの刃部に接触し、その度に細か
く寸断される。
大きくなり、前記内方室の負圧による上昇気流による刈
芝の上向き力が前記遠心力より大きくなった状態で、微
細化された刈芝が吸入空気流とともに前記開口部から前
記内方室に潜入し、前記カッタブレードの内側ファンに
よって下向きに地面に吹き付けられ、短く刈り取られた
芝の間に落し込まれる。
前記内側ファンによる上昇気流で上方へ起立されるの
で、短く刈られるとともに、刈り取られた刈芝は、前記
外側刃部で反覆切断されて微細化され、この微細化され
た刈芝は、前記内側ファンによって芝の間に落し込まれ
るので、刈り跡が良好な景観を呈し、かつ充分な根覆い
効果が得られる。
側部分と両端部分とがファンと刃部とで一体となって、
カッタブレードを構成しているため、構造が簡略化され
て部品点数が削減され、大巾なコストダウンが可能とな
る。
ジングの内方室の外側に外方室が全周に亘って形成され
ているため、芝刈機を前方だけでなく側方または後方に
移動させても、芝を万遍なく均一に刈り取ることができ
る。
り、前記カッタブレードの刃部で芝を短く刈り取ること
ができるとともに、刈りとられた刈芝を内方室の下方の
芝に均一に分散して落し込むことができる。
より、前記ガイド板を安定して支持することができると
ともに、前記外方室内の旋回流を前記内方室に整流して
導入することができる。
とにより、前記カッタブレードの回転慣性質量を増大さ
せて、均一な速度で該カッタブレードを回転させること
ができる。
刈機1の全体斜視図である。この芝刈機1は走行輪2に
支持された芝刈部3と、該芝刈部3上に搭載されたエン
ジン4と、芝刈部3から後方へ延出したハンドル5とか
ら成り、ハンドル5に設けられた走行クラッチレバー6
を操作することにより走行輪2がエンジン4により駆動
され、芝刈機1が走行する。エンジン4はまた芝刈部3
内に設けられたカッタブレードを駆動する。7はエンジ
ン4を制御するためのスロットルレバーである。
芝刈部3の底面図で、第5図はそのV−V線に沿う側断
面図である。芝刈部3はカッタハウジング8とカッタブ
レード9とから成っている。カッタハウジング8は比較
的低い中央円板部101と比較的高い外周部102とを傾斜部
103を介して接続した円板状の上壁10と、該上壁10の周
縁に沿って下方へ垂下する円筒状の側壁11とを備え、側
壁11の下端は下方へ向かって開放されている。
記エンジン4のクランク軸に連接された駆動軸12がカッ
タハウジング8内に延びており、該駆動軸12の下端にカ
ッタブレード9が固定されている。
11の下端部内面に近接させてカッタハウジング8の直径
方向に延び、中央をボルト13により駆動軸12に固定され
ており、該駆動軸12に駆動されて第4図に矢印aで示す
方向に回転する。カッタブレード9の半径方向内側の部
分91は外側の両端部分92、92より高く形成されている。
従って内側部分91はカッタハウジング8の下部開放面81
から上方へ離隔した水平面内で回転し、外側部分92、92
は前記開放面81とほぼ同じ高さの水平面内で回転する。
13によって駆動軸12に取付けられる平坦な中央部93の両
側をそれぞれ、回転方向前縁部が高く後縁部が低い翼形
断面に形成されている(第6、7図参照)。従ってカッ
タブレード9が回転するとこの翼形断面をなす内側部分
91によって下向きの空気流がカッタハウジング8内に生
ずる。一方、カッタブレード9の外側部分92は回転面に
平行な平板状に形成されているが、その回転方向前縁に
は芝刈り用の刃部14が形成されている(第6、8図参
照)。
部分92の内端部の上方すなわちカッタブレード9の内側
部分91と外側部分92とを画する段部94の外側に、ガイド
板15が外側部分92の面にほぼ直角に上方に延びている。
このガイド板15はまた外側部分92の内端部の回転軌跡に
沿って円周方向に延び、全体として円筒状をなしてお
り、該ガイド板15によってカッタハウジング8の内部が
外方室16と内方室17に区画されている。ただしガイド板
15の上縁151と上壁10の外周部102との間には開口部18が
形成され、該開口部18を介して外方室16と内方室17とが
連通している。また、ガイド板15は上縁151の円周上等
間隔の4個所においてガイドベーン19を介して上壁10に
連通され、該上壁10によって支持されている。ガイドベ
ーン19はガイド板15の上縁151から上方へ延びるととも
に半径方向内方へ延びるほぼ垂直な板状をなし、その傾
斜した内縁全体にわたって上壁10の傾斜部103に固定さ
れている。このガイドベーン19はカッタブレード9の内
側部分91の回転によって開口部18近傍に発生する渦流を
減少させ、外方室16から内方室17への空気の流れを滑ら
かにする。
において芝刈部3は芝20を刈りながら矢印A方向に進行
しているものとする。外側をガイド板15によって仕切ら
れた内方室17内には、カッタブレード9の翼形断面を有
する内側部分91が回転することにより下向きの空気流が
生じており、この結果上方の開口部18付近に負圧が生ず
るので、外方室16内の空気が開口部18を通って内方室17
に流入し、外方室16にはカッタブレード9の外側部分92
が下方から空気が流入して、全体として図に矢印bで示
すような対流が生じている。外側部分92の下方の芝20は
それ自信の弾性と対流bとによって立上り、これを横切
って通過する外側部分92前縁の刃部14によって切断され
る。
たままの比較的長くて重い刈芝211を上方に搬送できる
程強力ではなく、またブレードの外側部分92は前述のよ
うに回転面に平行な板状をなしており、これによって上
向きの空気流が生じることもないので、刈芝211はカッ
タハウジング8の側壁11とガイド板15とに囲まれた外方
室16下部の環状空間161内に留る。そしてブレード外側
部分92によって与えられた慣性力と該外側部分92の回転
によって環状空間161内に生ずる水平方向の旋回流とに
よって環状空間161内において旋回する。なお刈芝211は
旋回によって生ずる遠心力により半径方向外側へ押し出
されて側壁11によって受けられ、該側壁11の内面に案内
されながら旋回する。そしてこの刈芝211は旋回中に側
壁11からの反力、重力、局部的な気流の乱れ等により種
々の力を受けるので、不規則かつ複雑な運動を繰返し、
何回となく外側部分92の刃部14に接触する。そして接触
する度に刃部14によってさらに細かく切断され次第に微
細化して行う。この切断は回転しているカッタブレード
9の中で線速度が最も早い最外端部の刃で行なわれるの
で、この刃に接触した浮遊刈芝は確実に切断される。
の重量が減少するとともに遠心力も減少し、一方単位重
量当りの表面積が増加するので、充分に微細化された刈
芝212は対流bによって上方へ搬送され、開口部18を通
って内方室17へ進入する。そしてガイドベーン19および
上壁10の傾斜部103に案内されて下向きに転じ、カッタ
ブレード9の内側部分91を通って下方の刈り跡22上に吹
きつけられ、該刈り跡22の芝23の間に沈み込んで根おお
い(マルチ)24となる。
を介してカッタハウジング8の上壁10に取付けられてい
るが、第10図に示すように、ガイド板15をカッタブレー
ド9に固定し、このガイド板15と別体のガイドベーン19
を上壁10側に取付けてもよい。
第2図は同芝刈機の作用を説明するための部分断面図、
第3図は本発明の一実施例に係る回転式マルチング芝刈
機の全体斜視図、第4図は同芝刈機の芝刈部の底面図、
第5図は第4図のV−V線に沿う断面図、第6図はカッ
タブレードを斜上方から見た斜視図、第7図および第8
図はそれぞれ第6図のVII−VII線およびVIII−VIII線に
沿う断面図、第9図は上記実施例の芝刈機の作用を説明
するための部分断面図、第10図は本発明の他の実施例を
示す第5図と同様な断面図である。 1……芝刈機、2……走行輪、3……芝刈部、4……エ
ンジン、5……ハンドル、6……走行クラッチレバー、
7……スロットルレバー、8……カッタハウジング、9
……カッタブレード、10……上壁、11……側壁、12……
駆動軸、13……ボルト、14……刃部、15……ガイド板、
16……外方室、17……内方室、18……開口部、19……ガ
イドベーン、20……芝、21……刈芝、22……刈り跡、23
……芝、24……根おおい、25……ファン。
Claims (4)
- 【請求項1】上壁と該上壁の周縁に沿って下方へ垂下す
る側壁とを有するカッタハウジングの内部に、外端を前
記側壁下部の内面に沿わせながらほぼ水平な面内で回転
するカッタブレードが設けられた回転式芝刈機におい
て、 前記カッタブレードの両端部分に刃部が形成されるとと
もに、該カッタブレードの内側部分に、回転により下向
きの気流が発生する翼形断面形状のファンが形成され、 前記刃部の内端部の回転軌跡に沿い前記カッタブレード
の水平な回転面に対しほぼ垂直上方に延びる円筒状ガイ
ド板が設けられて、前記カッタハウジング内部空間が半
径方向の外方室と内方室とに区画されるとともに、前記
ガイド板の上端と前記上壁との間に、前記外方室および
内方室を相互に連通させる開口部が設けられたことを特
徴とする回転式芝刈機。 - 【請求項2】前記カッタブレードの刃部は、該カッタブ
レードのファンより低く形成されたことを特徴とする請
求項1記載の回転式芝刈機。 - 【請求項3】前記ガイド板は、前記外方室から内方室へ
向う空気流を整流する複数枚のガイドベーンを介して前
記上壁に連結されたことを特徴とする請求項1記載の回
転式芝刈機。 - 【請求項4】前記ガイド板は、前記カッタブレードに固
設されたことを特徴とする請求項1記載の回転式芝刈
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2234545A JP2814015B2 (ja) | 1990-09-06 | 1990-09-06 | 回転式芝刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2234545A JP2814015B2 (ja) | 1990-09-06 | 1990-09-06 | 回転式芝刈機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117212A JPH04117212A (ja) | 1992-04-17 |
JP2814015B2 true JP2814015B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=16972703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2234545A Expired - Lifetime JP2814015B2 (ja) | 1990-09-06 | 1990-09-06 | 回転式芝刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2814015B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-06 JP JP2234545A patent/JP2814015B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117212A (ja) | 1992-04-17 |
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