JPH04117128U - オイルレベルゲージ構造 - Google Patents

オイルレベルゲージ構造

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JPH04117128U
JPH04117128U JP2765491U JP2765491U JPH04117128U JP H04117128 U JPH04117128 U JP H04117128U JP 2765491 U JP2765491 U JP 2765491U JP 2765491 U JP2765491 U JP 2765491U JP H04117128 U JPH04117128 U JP H04117128U
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JP
Japan
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oil level
plug
groove
filler tube
oil
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Application number
JP2765491U
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English (en)
Inventor
淳 山崎
浩志 高橋
Original Assignee
いすゞ自動車株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 正確なオイルレベルの測定と、大気側へのオ
イルの洩れ防止と、ゲージ桿等の抜け出し防止。 【構成】 貫通孔5と係止具6を設けたフィラチューブ
1と、貫通孔と相対向する位置に切欠溝7を形成するプ
ラグ2と、該プラグに固定され前記係止具に係着する係
止溝8を有するキャップ3等とからなる。 【効果】 オイルレベルの正確な測定が出来ると共にオ
イル洩れがなく、かつゲージ桿等の抜け出しが防止され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンのオイルパンのようなオイル蓄溜部のオイルレベルを正確 に測定すると共にオイルレベルゲージの抜け出しを防止するに好適なオイルレベ ルゲージ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般に使用されているオイルレベルゲージ構造を図8に示す。フィラチュ ーブ20はその一端側をオイル蓄溜部21に沈漬して設けられる。フィラチュー ブ20の開口部に着脱可能に挿着されるプラグ22には、ゲージ桿23およびキ ャップ24が固定される。オイルレベルの測定は、第9図に示すように、ゲージ 桿の取手部を把持してプラグ22をフィラチューブ20内に挿入し、フィラチュ ーブ20の開口縁部にキャップ24を当接させ、ゲージ桿23の先端側に付着し たオイル位置をオイルレベル表示マーク25と比較して行う。勿論、通常時には プラグ22等は図9に示した状態に保持され、フィラチューブ20の開口部を閉 止する。
【0003】 図8に示すように、プラグ22をフィラチューブ20の開口部に挿入し始める と、フィラチューブ20内の油面26とプラグ22の下端面との間で空気が閉じ 込まれる。そのため、プラグ22を更にフィラチューブ20内に挿入すると、閉 じ込まれた空気が圧縮され、空気圧が上昇する。そのため、図9に示すように、 フィラチューブ20内の油面26が押圧され、オイル蓄溜部21の油面27と差 が生じる。オイルレベルの測定はゲージ桿23をフィラチューブ20内のオイル 内に浸漬して行うため、オイル蓄溜部21の油面27と異なる不正確なオイルレ ベルの測定が行われれてしまう。
【0004】 以上の問題点を解決する公知技術として実開昭58ー56926号公報(以下 、前者という)および実開昭62ー165525号公報(以下、後者という)に 開示する技術が上げられる。前者は、オイルレベルゲージガイド(前記のフィラ チューブに相当するもの)の開口部を覆うと共にゲージ部(前記ゲージ桿に相当 するもの)に固定されるキャップ部の近傍に前記オイルレベルゲージガイドの内 径よりもやや大径で、かつ軸線方向に連通路を有する弾性体からなるシール部を ゲージ部に固定して設けたものである。前記シール部によりオイルレベルゲージ ガイドをシールすると共に、前記連通路により空気圧の上昇を防止し、正確なオ イルレベル測定が出来るようにしたものである。一方、後者は、検油管(前記の フィラチューブに相当するもの)の開口部を塞ぐと共に芯金(前記ゲージ桿に相 当するもの)を固定するパッキン(前記キャップおよびプラグに相当するもの) に螺旋状のシールリップとブリーザ溝を形成したものである。前記シールリップ により油洩れを防止すると共に、ブリーザ溝により検油管内の空気圧の上昇を防 止するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
公知技術の前者の場合、前記したように連通路によりオイルレベルゲージガイ ド内の空気が大気側に放出され、圧力上昇が防止されると共に、キャップ部によ り大気側へのオイル洩れが防止される。しかしながら、次のような問題点がある 。すなわち、シール部に形成される前記連通路は比較的狭い溝巾のものから形成 されるためオイルレベルゲージガイド内の空気を十分に大気側に逃がしきれない 。また、連通路の溝巾を広くすると空気は放出し易くなるが、逆にキャップ部側 に洩れるオイル量が大となり、キャップ部まわりからオイル洩れが発生する恐れ がある。また、前記連通路に塵埃等が付着し、その機能を低下させるという問題 点もある。更に、前記シール部は特殊形状をした別体構造のものから形成され、 コスト高となるという問題点もある。一方、公知技術の後者は、螺旋状のシール リップとブリーザ溝により空気の放出とオイルの洩れ防止を行うものであるが、 検油管に通気孔が形成されるため、オイルの大気側への洩れが十分に防止されな いという問題点がある。また、前者および後者とも、オイルレベルゲージの抜け 出しを防止する手段は特に併設されていない。
【0006】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、オイルレベルの正確な測定が出来 、大気側へのオイル洩れを防止出来ると共にオイルレベルゲージの抜け出しを確 実に防止出来、かつ特別の別体部品等を使用せずに容易に、かつ安価に実施出来 るオイルレベルゲージ構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、オイル蓄溜部に連通するフィラチュ ーブと、それに着脱可能に挿着されるプラグと、該プラグに固定されるゲージ桿 およびキャップを備えたオイルレベルゲージ構造であって、前記フィラチューブ の外周には貫通孔と係止具が形成され、前記プラグには前記貫通孔と対応する切 欠溝が挿入端側に開口して形成され、前記キャップには前記係止具と係合する係 止溝が円周方向に沿って形成されるオイレベルゲージ構造を構成するものである 。
【0008】
【作用】
フィラチューブ内の空気はプラグの切欠溝とそれと相対向して配設されるフィ ラチューブの貫通孔を介して大気側に放出される。それにより、空気圧が上昇せ ず、油面の沈下が生じない。フィラチューブ内にプラグを完全に挿着するとフィ ラチューブの係止具がキャップの係止溝に係合する。そこで、キャップを回動す ると係止具は係止溝に案内され、前記貫通孔と切欠溝とは円周方向に位置ずれし 、プラグの外周により貫通孔は閉止される。その結果、フィラチューブ内から大 気側へのオイルの洩れが確実に防止される。本考案の場合、従来のフィラチュー ブ,プラグ,キャップがそのまま使用され、別体部材を必要としないため、極め て簡単に、かつ安価に実施することが出来る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 図1は同実施例の全体構造を示す斜視図である。中空円筒状のフィラチューブ 1の開口縁部9に近い外周側には貫通孔5が形成される。また、係止具の1つで ある突起部6が半径方向に突出して形成される。フィラチューブ1内に挿着され るプラグ2にはキャップ3とゲージ桿4がそれぞれ一体的に固定される。プラグ 2の外周には切欠溝7が凹設される。切欠溝7はプラグ2の挿入端側に開口する 長溝からなりフィラチューブ1の貫通孔5と相対向する位置に形成される。なお 、プラグ2をフィラチューブ1に完全に挿着した際に、切欠溝7の上縁部11が 貫通孔5の上方側の周縁にほぼ一致するように切欠溝7は形成される。また、切 欠溝7の溝巾寸法は貫通孔5の直径とほぼ等しく形成される。キャップ3はフィ ラチューブ1の開口縁部9を覆う大きさに形成され、その内面の当接面12が開 口縁部9に当接した位置がプラグ2の完全挿着位置に相当する。キャップ3には 係止溝8が形成される。係止溝8はキャップの下縁側に開口する縦溝13と、縦 溝13に連通すると共にキャップ3の円周方向に沿う円周溝14とから形成され る。縦溝13および円周溝14は突起部6が嵌まり込む溝巾寸法に形成される。 なお、縦溝13に突起部6が嵌まり込んだ位置で貫通孔5と切欠溝7とが合致す る。円周溝14の溝端15はプラグ2の切欠溝7からやや離れた位置に形成され 、プラグ2がフィラチューブ1内に完全に挿着された状態で突起部6は円周溝1 4に係止し得る位置にくる。また、溝端15に突起部6が当接した状態では少な くとも貫通孔5は切欠溝7から完全に離れる。ゲージ桿4は本実施例では細長な 平板からなり、その下端側にはオイルレベル表示マーク10が設けられている。
【0010】 オイルレベルの測定等を行わない通常時にはプラグ2,キャップ3等はフィラ チューブ1側に完全に挿着される。オイルレベルの測定時には、フィラチューブ 1からゲージ桿4等を引き出し、付着したオイルを拭き取ってから再びゲージ桿 4等を挿入し、プラグ2,キャップ3を完全に挿着した後、再びゲージ桿4を引 き上げ、ゲージ桿4に付着したオイル位置をオイルレベル表示マーク10と比較 して調べる。
【0011】 次に、本実施例の作用を説明する。 図2は、フィラチューブ1の開口縁部9の位置にプラグ2の下端面16が到達 したプラグ2の挿入開始状態を示すものである。この場合、貫通孔5と切欠溝7 との概略の位置合わせを行う。図3はプラグ2をフィラチューブ1内に中途まで 挿入した挿入途中の状態を示すものである。フィラチューブ1内の空気はプラグ 2により圧縮されるが、貫通孔5および切欠溝7が形成されているため、矢印に 示すように大気側に放出される。貫通孔5および切欠溝7は比較的大きな面積を 有するため、フィラチューブ1内の空気は十分に大気側に放出される。そのため 、フィラチューブ1内の空気圧は上昇しない。図4は、フィラチューブ1の開口 縁部9にキャップ3の当接面12が当接したプラグ2の完全挿着状態を示すもの である。この状態では突起部6が縦溝13に嵌まり込むため、貫通孔5と切欠溝 7とは完全に合致する。この状態に到達するまでフィラチューブ1内の空気は図 5にも示すように切欠溝7とそれにほぼ合致する貫通孔5を介して大気中に放出 される。そのため、フィラチューブ1内の油面17は沈下せず、オイル蓄溜部1 8の油面19と一致する。ゲージ桿4のオイルレベル表示マーク10は油面17 内に浸漬するが油面17と油面19とが一致するため、正確なオイルレベル測定 が出来る。
【0012】 図6,図7に示すように、キャップ3等がフィラチューブ1に完全に挿着され た状態で、キャップ3を円周方向に回動する。前記したように完全挿着状態では 突起部6はキャップ3の係止溝8に係合し、縦溝13内に嵌まり込んで、円周溝 14に沿って移動可能な位置に配置される。そこで、キャップ3を回動して図示 のように突起部6を円周溝14の溝端15に当接させると、貫通孔5と切欠溝7 とは完全に離れた位置にくる。そのため、貫通孔5はプラグ2の外周により閉止 され、フィラチューブ1内と大気側との連通が遮断される。これによりフィラチ ューブ1内のオイルの大気側への洩れは完全に防止される。また、キャップ3は 、突起部6と係止溝8との係合によりフィラチューブ1側に固定されてロックさ れる。
【0013】 以上の実施例においては、貫通孔5および切欠溝7をそれぞれ1個設けたが、 それに限定されない。また、その形状,寸法も図示のものに限定されない。また 、フィラチューブ1とキャップ3とを係着するために図示のような突起部6およ び係止溝8を採用したが、それ等に限定されるものでない。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。 (1)フィラチューブ側の貫通孔とプラグの切欠溝とにより、プラグ挿入時にフ ィラチューブ内の空気が大気側に円滑に、かつ迅速に放出され、フィラチューブ 内の空気圧が上昇しない。そのため、油面沈下が発生せず、正確なオイルレベル 測定が出来る。 (2)プラグ,キャップの完全挿着時において貫通孔と切欠溝との連通が遮断さ れるため、フィラチューブ内のオイルが大気中に洩れない。そのため、周辺の汚 れもなく、オイル浪費も生じない。 (3)係止具と係止溝との係合により貫通孔と切欠溝との位相を適切に保つと共 に、キャップがフィラチューブ側に固持されるため、キャップ等の抜け出しが完 全に防止される。 (4)本考案は、フィラチューブに貫通孔および係止具を設け、プラグに切欠溝 を形成すると共に、キャップに係止溝を形成するもので、特別の別体部品をほと んど使用しない。そのため、極めて容易に、かつ安価に実施出来ると共に、既設 のものにも容易に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す斜視図であ
る。
【図2】同実施例の作用を説明するもので、プラグの挿
入開始状態を示す軸断面図である。
【図3】同実施例の作用を説明するもので、プラグの挿
入途中の状態を示す軸断面図である。
【図4】同実施例のプラグの完全挿着状態を示す軸断面
図である。
【図5】図4のAーA線断面図である。
【図6】同実施例のキャップとフィラチューブとの係着
状態を示す拡大一部側面図である。
【図7】図6のBーB線断面図である。
【図8】従来のオイルレベルゲージ構造の軸断面図であ
る。
【図9】従来のオイルレベルゲージ構造の作用を説明す
るための軸断面図である。
【符号の説明】
1 フィラチューブ 2 プラグ 3 キャップ 4 ゲージ桿 5 貫通孔 6 突起部 7 切欠溝 8 係止溝 9 開口縁部 10 オイルレベル表示マーク 11 上縁部 12 当接面 13 縦溝 14 円周溝 15 溝端 16 下端面 17 油面 18 オイル蓄溜部 19 油面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイル蓄溜部に連通するフィラチューブ
    と、それに着脱可能に挿着されるプラグと、該プラグに
    固定されるゲージ桿およびキャップを備えたオイルレベ
    ルゲージ構造であって、前記フィラチューブの外周には
    貫通孔と係止具が形成され、前記プラグには前記貫通孔
    と対応する切欠溝が挿入端側に開口して形成され、前記
    キャップには前記係止具と係合する係止溝が円周方向に
    沿って形成されることを特徴とするオイルレベルゲージ
    構造。
JP2765491U 1991-03-30 1991-03-30 オイルレベルゲージ構造 Pending JPH04117128U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012091190A1 (ko) * 2010-12-28 2012-07-05 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 레벨 게이지
JP2014148922A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Daihatsu Motor Co Ltd オイルレベルゲージの構造

Cited By (3)

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US9182263B2 (en) 2010-12-28 2015-11-10 Volvo Construction Equipment Ab Level gauge
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