JPH0411646Y2 - - Google Patents

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JPH0411646Y2
JPH0411646Y2 JP1987035694U JP3569487U JPH0411646Y2 JP H0411646 Y2 JPH0411646 Y2 JP H0411646Y2 JP 1987035694 U JP1987035694 U JP 1987035694U JP 3569487 U JP3569487 U JP 3569487U JP H0411646 Y2 JPH0411646 Y2 JP H0411646Y2
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steaming water
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として餅搗機等に組込んで使用され
る蒸し器、特に蒸し水を補給しないで蒸し上げる
蒸し器の蒸し水量検出装置に関するものである。
(従来の技術) 従来餅搗機に組込まれている蒸し水の補給を行
わない蒸し器は、蒸し水容器の内周に水量目盛を
設け、その目盛に合せて必要量の蒸し水を入れて
蒸上げるとき、蒸し水が蒸発し切つたときの急昇
温によつて蒸上がりを検出してブザー音を鳴ら
し、蒸上がりをブザー音等で知つた操作者による
切換え操作で餅搗きが開始するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし蒸し水容器は、器体に嵌込まれる搗きこ
ねホツパーの底部と接続できるように、器体の底
部近くにくぼまつたところに設けられるから、ほ
とんど真上からのぞき込むようにして蒸し水を入
れなければならない。このため蒸し水容器の内周
の目盛は見ずらく、しかも水位変化も見にくいの
で、蒸し水量に不足を生じることがある。
この場合前記従来の制御方式では、蒸し不足に
よる蒸しむらが生じる。
そこで本考案は蒸し量に対応する少なくとも蒸
し水量の有無を自動的に判断して対処させること
ができ、前記従来の欠点を解消し得る蒸し器の蒸
し水量検出装置を提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 蒸し水を補給しないで蒸し動作を行う蒸し器に
おいて、蒸し量を複数設定する設定手段と、蒸し
水容器内の蒸し水量を少なくとも設定蒸し量の種
類に対応した複数の水位にて検出する検出手段
と、設定手段および検出手段双方からの信号によ
つて、設定蒸し量に対応した蒸し水量の有無を判
定する判定手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
(作用) 本考案の上記の構成によれば、設定手段によつ
て所望する蒸し量を複数に設定することができる
一方、蒸し水容器内の蒸し水量が少なくとも設定
蒸し量の種類に対応した複数の水位にて検出され
る。
そして判定手段が、前記蒸し量の設定信号と蒸
し水量の検出信号とを受け、これら両信号から蒸
し水量が設定蒸し量に対して不足しているかどう
かを判別することができる。
(実施例) 第1図から第3図に示す本考案の第1の実施例
について説明する。本実施例は餅搗機に組込み使
用される蒸し器の場合を示し、第1図に示すよう
に餅搗機の器体1内に搗きこね用のモータ2とア
ルミニウム製蒸し水容器3とが並んで設けられて
いる。
器体1の金属製胴部4の上端に取付けた合成樹
脂製肩部材37には搗きこね容器5を受入れる凹
部6が形成されていて、この凹部6の下端開口6
a部に蒸し水容器3の口部3aをシールパツキン
グ7を介して当てがい、ネジ8により取付けてあ
る。蒸し水容器3はその底部中央に形成した軸受
筒9によつて搗きこね用の回転軸10を縦通させ
て軸受しており、底部裏面の外周部にヒータ11
を埋設してある。
蒸し水容器3の口部3aの内周部には搗きこね
容器5を着脱自在に取付ける係合爪12を等間隔
に複数設けてある。これに対応して搗きこね容器
5は、器体1への嵌付けの際前記回転軸10を受
入れる透孔13を底部中央に有し、かつ底部下面
には前記係合爪12と係脱する係合突部14を外
周に有する金属製の取付板15が鋲16により取
付けられている。この取付板15は搗きこね容器
5が器体1の凹部6に嵌込まれるとき、適正な取
付位置に搗きこね容器5が位置することを条件
に、蒸し水容器3の係合爪12形成部の下部内周
に形成した受座17上のシールパツキング18上
に着座し、この状態で搗きこね容器5を回動され
ることで係合突部14が係合爪12に係合させら
れ、搗きこね容器5を器体1に固定する。また取
付板15がシールパツキング18に圧着される。
この状態で搗きこね容器5を逆回転させると、係
合突部14は係合爪12から外れ、搗きこね容器
5を器体1から取外せる。
搗きこね容器5はその上端に自身の合成樹脂製
取手19が鋲20によつて取付けられていると共
に合成樹脂製の専属蓋21が口部内側に着脱自在
に嵌付けられるようになつている。一方器体1に
も合成樹脂製取手22が側面に無理嵌めして取付
けられ、肩部には自身の合成樹脂製蓋23が着脱
自在に嵌付けられ、取外すとのし板に兼用できる
ようになつている。蓋23を器体1に取付けたと
き、搗きこね容器5の蓋21は第1図のように裏
返しにすることで蓋23と干渉しないようになつ
ている。
蒸し水容器3は、器体1の胴部4の下端にビス
24で金属製の底板25と共に止めた金属製材盤
26上に受けられ、ビス27により止めて下方か
ら確固に支持されるようになつている。座盤26
はモータ2をもビス28により取付け支持してあ
る。モータ2と回転軸10とはプーリ29、ベル
ト30、プーリ31を介して連結し、回転軸10
の搗きこね容器5内への突出端に搗きこね用の羽
根32を着脱自在に取付けるが、モータ2により
その羽根32と回転駆動するようにしてある。肩
部材37の凹部6形成部の横に羽根32およびの
し棒33計量カツプ38の各収納凹部34,35
を形成し、共用の蓋36を取外し自在に嵌付けて
ある。
一方、蒸し水容器3には入れられている蒸し水
41の量を検出するための電極421……425
多段に設けられている。電極421……425は第
2図に示すように検出端42aと結線端42bと
の間に鍔42cを持つたものを用い、蒸し水容器
3の検出孔43に電極421……425の検出端4
2aを絶縁シールブツシユ44を介し圧入して検
出端42aを蒸し水容器3内に臨ませ、さらに蒸
し水容器3の外面にビス45で取付ける絶縁性押
圧板46によつて電極421……425の鍔42c
を押圧し、この鍔42cおよび絶縁シールブツシ
ユ44の外端フランジ部44aを蒸し水容器3の
外面との間で挟圧するようにしてある。これによ
つて電極421……425を必要なシール性と絶縁
性を保つて蒸し水容器3内に臨ませかつ外部から
の結線が可能なようになつている。
電極421……425は第4図に示す変形例のよ
うにして設けることもできる。これは検出端42
aと結線端42bとの間に絶縁性のつまみ型ねじ
部42dを一体的に設け、このねじ部42dを蒸
し水容器3の外面に形成したねじ筒部47にねじ
込み、検出端42aを絶縁性シールブツシユ44
を介して検出孔43に圧入し、蒸し水容器3内に
臨ませると共に、ねじ部42dと蒸し水容器3と
の間でブツシユ44の外端フランジ44aを挟圧
し、第1の実施例と同じ結果が得られるようにし
ている。
器体1の胴部4正面には操作パネル51が設け
られている。操作パネル51には蒸し量を設定す
る設定つまみ52が回動式に設けられ、指標53
をまわりの目盛54の所望数値に合せることで蒸
し量を設定するようにしてある。
操作パネル51の設定つまみ52の横には、蒸
し水量を表示する発光ダイオード(以下LEDと
云う)による表示部551……555と、設定蒸し
量に対し蒸し水量が不足しているときに点灯表示
する蒸し水量不足表示部56と、ヒータ11がオ
ンしているときの蒸し中であることを表示する蒸
し中表示部57と、モータ2がオンしているとき
の搗きこね中であることを表示するこね中表示部
58と、蒸し、搗き各作業の選択つまみ59が設
けられている。
前記電極421……425、設定つまみ52の設
定量指定接点521……525、各表示部551
…555,56が第1図のように器体1内に設け
たマイクロコンピユータ(以下マイコンと云う)
基板61上のマイコン64に直接ないしは必要な
インターフエース62,63を介し結線され、マ
イコン64(第3図)によつて蒸し水量の過不足
判定とそれに伴う表示を行う制御を行うようにし
てある。
なおマイコン64は第3図に示すように発信回
路65から与えられるクロツク信号を基に制御動
作するようになつている。
一連の動作について第5図の動作フローチヤー
トに基き説明する。先ずステツプ#1における蒸
し水容器3に蒸し水41を入れる作業、搗きこね
容器5を器体1に嵌付ける作業、および搗き作業
のみの場合は羽根32の取付けと搗きこね材料を
入れる作業を行い準備を終える。また蒸し作業も
行うのであれば羽根32の取付けや材料の投入は
行わず、餅米等の材料を投入できるように準備し
ておく。
次いでステツプ#2で蒸し作業を行うか搗き作
業を行うかを選択つまみ59を操作することで選
択する。選択つまみ59が搗き作業側に操作され
たのであればモータ2がオンしてステツプ#3で
の搗き作業に入る。適当な搗き上がり時点で、選
択つまみ59を中立の停止位置に戻すことにより
ステツプ#4でのモータ2のオフを行い搗き作業
を終える。この搗き作業は搗きこね容器5内の材
料が蒸し上がつた時点や搗きこね容器5内にめん
類やパンの生地の材料を入れた時点等で、選択つ
まみ59を搗き側にセツトすることによ自由に開
始することができる。
一方ステツプ#2で蒸し作業が選択されるとモ
ータ2のオンはなされずマイコン64がオンされ
て制御を開始し、蒸し作業待機状態となる。この
状態でステツプ#5での蒸し量の設定を設定つま
み52によつて行うと、その設定信号がマイコン
64に入力する。
この時点でマイコン64は設定された蒸し量の
対応する必要な蒸し水量を内部設定し、(ステツ
プ#6)、次のステツプ#7に移行する。ステツ
プ#7では蒸し水容器3にどれだけの蒸し水が入
つているかによつてベース電極つまり蒸し水容器
3自体に電極421……425のどれが蒸し水41
を介し導通しているかの信号がマイコン64に与
えられるこれによりマイコン64はそのときの蒸
し水量を検出する一方、表示部551……555
うち導通状態に応じたものが点灯して現在の蒸し
水量を外部表示する。
この外部表示と蒸し量設定状態とを比較すれば
蒸し水量の過不足を操作者自身が判別することも
できる。
しかしマイコン64ではステツプ#8での蒸し
水量不足がどうかの判定を行い、不足であればス
テツプ#9に移行し、蒸し水量が不足であること
を表示部56を点灯させることや図示しないブザ
ーを働かせて外部表示する。
これに気付いた操作者が蒸し水41を補給して
(ステツプ#10)不足が解消すると、ステツプ
#7からステツプ#12まで進み、蒸し水量不足表
示を解除し、ヒータ11をオンする。
この表示解除で蒸し作業開始可能状態となるの
で、操作者が搗きこね容器5に餅米等の材料を投
入すると全ての条件が整い、ステツプ#13での蒸
し作業が開始する。
蒸し水容器3内の蒸し水41が消費され切ると
蒸し水容器3は急昇温し、それを図示しない温度
センサが検知して図示しないブザーを作動させて
蒸し作業の終了を知らせる。
これにより操作者は選択つまみ59を停止位置
に戻すと蒸し作業が終了する。次の搗き作業のた
めに、選択つまみ59を搗くに切換え、ステツプ
#3の搗き作業を続いて行うことができる。
この実施例ではマイコン64は、蒸し量の設定
に対応した蒸し水量の過不足を判定し、不足の場
合だけ判別信号を外部表示信号として利用するよ
うになつており、そのことにより蒸し水量が不足
した状態で蒸し作業が行われてしまい、蒸しむら
等の原因となるようなことを防止している。
しかし、蒸し水量が不足しているときは、それ
を表示するのに加え、ヒーターへの通電を自動的
に断つようにすることもできる。
また、蒸し水量が蒸し量に対応して過多である
こともあり、このような場合蒸し量に応じた蒸し
水量の減量をマイコン64で判定し、蒸し上がり
を知らせ、また搗き作業に自動的に切換えるよう
にすることも簡単に行える。
第6図はそのような制御を行う場合のフローチ
ヤートを示す。
これについて説明すると、ステツプ#1,#2
で前記同様の作業を行い、ステツプ#2で搗き作
業が選択された場合も前記同様ステツプ#3,
#4へ移行して搗き作業を行う。
またステツプ#2で蒸し作業が選択された場合
は、前記同様ステツプ#5からステツプ#13まで
進行し、必要蒸し量以上での蒸し作業が開始す
る。
この場合ステツプ#8での判定が必要蒸し水量
以上かどうか見ていて、前記の場合蒸し水量が不
足がどうか見ているのと若干条件が異なつてい
る。
この違いによつてステツプ#13での蒸し作業開
始後、ステツプ#14で必要蒸し水量が減量したか
を判別し、そうでなければ蒸し上がり前であると
してステツプ#13を続行させるが、必要蒸し水量
の減量があれば蒸し上がつたと判断してステツプ
#15,#16に移行し、ブザーを鳴して蒸し上がり
を知らせると共にヒータをオフして蒸し作業を自
動的に完了させ、さらにステツプ#17でモータを
自動的にオンしてステツプ#3の搗き作業を行わ
せる。
なお前記実施例において各種類の蒸し量を選択
つまみ59によつて選択設定するようにしてある
が、蒸し量が一種類のものであればそのような蒸
し量設定操作は不要で、蒸し量設定手段として
は、マイコン64内に設定した記憶手段であつて
もよいし、蒸し水量を設定値と比較回路で比較す
るための比較基準を与える基準抵抗等であつても
よい。
第7図に示す本考案の第2の実施例は、蒸し水
量の検出を静電容量方式で行うようにしたもので
あり、蒸し水容器3の外周に一方の電極となる金
属はく71を巻付け、蒸し水容器3内にその底部
より他方の電極棒72を第4図の電極と同じよう
に取付けて突出させ、それらはく71と電極棒7
2との間に蒸し水容器3内の蒸し水量に応じた静
電容量を発生させ、蒸し水量を検出するようにし
ている。
第8図に示す本考案の第3の実施例は、他方の
電極を回転軸10で兼用したものであり、軸受筒
9と回転軸10とはポリアセタールと云つた絶縁
ブツシユ81等により絶縁し、回転軸10はその
下端に圧接する弾性下片82を介して回路に結線
し、回転軸10とはく71との間の静電容量で蒸
し水量を検出するようにしてある。
第9図に示す本考案の第4の実施例は、第3の
実施例と同様な方法で蒸し水容器3の上部に内部
に向け突設した電極棒91を蒸し水容器3内の底
部に向け折曲げ、今1つの任意の電極との間で静
電容量による蒸し水量の検出を行うようにしてあ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、設定手段によつて所望する蒸
し量を複数に設定することができる一方、蒸し水
容器内の蒸し水量が少なくとも設定蒸し量の種類
に対応した複数の水位にて検出され、判定手段
が、前記蒸し量の設定信号と蒸し水量の検出信号
とを受け、これら両信号から蒸し水量が設定蒸し
量に対して不足しているかどうかを判別すること
ができるので、蒸し量を種々に設定しても、これ
に応じた蒸し水量があるかどうか自動的に判別さ
れ、蒸し水量が不足したままで蒸し作業を行い、
蒸し不足や蒸しむらが生じるようなことを回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す断面図、
第2図は蒸し水量検出用の電極の取付状態を示す
一部の拡大断面図、第3図は制御回路の主要回路
図、第4図は第2図の変形例を示す一部の拡大断
面図、第5図は動作フローチヤート、第6図は別
の実施例としての動作フローチヤート、第7図か
ら第9図は本考案の他の蒸し水量検出方式を採用
した第2,第3,第4各実施例を示す一部の拡大
断面図である。 421……425……電極(検出手段)、52…
…設定ツマミ(設定手段)、64……マイコン
(判定手段)、{71……金属はく、72,91…
…電極棒、10……回転軸}(検出手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 蒸し水を補給しないで蒸し動作を行う蒸し器に
    おいて、 蒸し量を複数設定する設定手段と、蒸し水容器
    内の蒸し水量を少なくとも設定蒸し量の種類に対
    応した複数水位にて検出する検出手段と、設定手
    段および検出手段双方からの信号によつて、設定
    蒸し量に対応した蒸し水量の有無を判定する判定
    手段とを備えたことを特徴とする蒸し器の蒸し水
    量検出装置。
JP1987035694U 1987-03-11 1987-03-11 Expired JPH0411646Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987035694U JPH0411646Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11

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JP1987035694U JPH0411646Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11

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JPS63143248U JPS63143248U (ja) 1988-09-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2011050563A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Panasonic Corp 蒸し機能付き製パン機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5281496U (ja) * 1975-12-15 1977-06-17

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