JPH04116278A - 冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機 - Google Patents

冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機

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JPH04116278A
JPH04116278A JP23421890A JP23421890A JPH04116278A JP H04116278 A JPH04116278 A JP H04116278A JP 23421890 A JP23421890 A JP 23421890A JP 23421890 A JP23421890 A JP 23421890A JP H04116278 A JPH04116278 A JP H04116278A
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JP
Japan
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reciprocating compressor
piston
refrigerant
bore
solid lubricant
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JP23421890A
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English (en)
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Mitsuo Oginoya
萩野谷 三男
Yusaku Nakagawa
雄策 中川
Hidenori Machimura
英紀 町村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気調和装置等の冷媒圧縮に用いるレシプロ型
圧縮器に関する。
〔従来の技術〕
従来、一般的に、空気調和装置等に用いられているレシ
プロ型圧縮器のシリンダブロック材にはStを12重量
%程度含有したAl−St系合金の鋳造材が用いられ、
ピストンリング材には金属粉末、ガラス粉等が含有され
た四フッ化エチレン系等の合成樹脂が用いられていた。
しかし、シリンダボア及びピストンリングの耐摩耗性が
十分ではなく、効率が低下する等の問題があった。これ
らを改善するため種々の提案がなされている。例えば、
特開昭61−265366号広報には、シリンダブロッ
ク材としてSiを16〜20重量%含有したAl−Si
合金を用い、ピストンリングを合成樹脂にする提案がな
されている。この提案は含有するSi量を多くして耐摩
耗性を向上させるものである。これら従来の圧縮機の冷
媒としては、R12,R22,R113等が用いられ、
潤滑油としては冷凍機用の鉱油が用いられていた。
上記冷媒はいずれもCIを含むフロンであり、このCI
が特にAl材の耐摩耗、耐焼付性を向上する働きをして
いた。また潤滑油に用いられている鉱油は圧力粘度指数
が高く、油膜の形成が比較的良好で耐摩耗性、耐焼付性
を向上せしめていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、CIlを含有するフロンはオゾン層の破壊等
の環境問題から使用が制限されつつあり、代替冷媒の開
発が急がれている。これら代替冷媒はCIを含まないも
のであることが必要とされており、134a等が候補に
挙がっている。したがって、この場合は、CIによる耐
摩耗性、耐焼付性の向上は望めない。
また、潤滑油として用いられている鉱油は代替冷媒に対
して不溶性であり、潤滑油も合成油に変更せざるを得な
い。この合成油は圧力粘度指数が低く、耐摩耗性、耐焼
付性の問題が生ずる。さらに、合成油は吸湿性があり、
耐腐食性の問題が生ずる。
すなわち、鉱油は圧力粘度指数が高く、部材同志間に油
膜が形成され、摩耗を小さくすることができた。また、
冷媒であるR22.R113等はC/基を含有している
ため、このC/基が活性な摺動面に作用して塩化物を形
成し、この塩化物が潤滑性を高めていた。しかし、代替
冷媒である134a等は前述したようにオゾン層破壊原
因であるC/基を含まないため、塩化物による潤滑効果
は望めない。また、合成油は圧力粘度指数が低く、油膜
切れを起こし易い。更に、合成油は吸湿性が非常に大き
く、油中の水分による腐食が生じ易く、特に摺動面は活
性になっており、腐食され易い。
すなわち、合成油の飽和水分量は鉱油の数十ppmに比
べ致方ppmのオーダーになる。この水分が活性な摺動
面に作用して摺動面が腐食され、腐食生成物が摺動によ
って取り去られると再び活性な面になり、活性な面は再
び腐食されるという繰返になり、摩耗が促進される。
上述した従来技術は、冷媒としてR12,R22、R1
13等のC/基を含むフロン及び潤滑油として鉱油を用
いた場合を前提とした技術である。
したがって、代替冷媒であるR134a、R152a等
のHFC系のようなC/基を含まないフロン及び潤滑油
に合成油を用いた場合の配慮がなされておらず、シリン
ダブロック材をSi含有量16〜20重量%としたA/
金合金用いたとしても、耐摩耗性、耐焼付性、耐腐食性
は十分なものとは言えない。また、AI基地中に硬質(
Hv100程度)のSi品が分散しているため、相手材
であるピストンリングを引掻いてピストンリングの摩耗
を促進させる。このように摩耗や腐食が生じてシリンダ
ボアとピストンリング間にギャップが生ずると圧縮効率
の低下、ピストンのシリンダへの接触等の問題が生ずる
本発明の目的は、代替フロン及び合成油使用下でも耐摩
耗性、耐焼付性、耐腐食性に優れ、圧縮効率の低下の少
ない冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機を提供することにある
〔課題を解決するための手段及び作用〕上記目的を達成
するため、本発明は、シリンダブロックをAl系合金で
構成し、該シリンダブロックのボア内周面に固体潤滑剤
を析出したNi−P被覆層を形成し、前記ピストン側の
該シリンダボア内周面との摺動面を炭素繊維を含有した
合成樹脂で形成したことを特徴とする。
空気調和装置用のレシプロ型圧縮機はシリンダボア内を
ピストンが往復運動して冷媒を吸入、圧縮する構造にな
っているが、シリンダボアの内周面及びピストン側摺動
面、即ち、シリンダボアとの機密を保つためにピストン
リング溝に嵌合したピストンリング又はピストン外周面
に塗布、焼付けした合成樹脂被覆層の摩耗が大きい場合
、ボアとピストン側摺動面間にギャップが生じて圧縮効
率が低下する。したがって、シリンダボア内周面及びピ
ストン側摺動面を構成する材料の最適組合せによる耐摩
耗性が重要となる。
シリンダボア内周面の耐摩耗性を向上させるために種々
提案がされているが、代替フロン及び合成油の環境下で
は十分なものではない。例えば、前述したようにAl−
3i系合金のSi量を増加して過共晶Al−Si系合金
としても、Al基地はHvlOO〜150程度であり、
かつAl基地表面の酸化物(A1203)が摺動時に除
去されて活性になり腐食され易い。腐食が進行すると前
述したように摩耗が促進される。したがって、Al基地
を摺動面に露出させないことが望ましい。
一方、シリンダボア内周面と摺動するピストン側部材、
例えばピストンリング材も代替フロン及び合成油に対す
る耐腐食性、潤滑性、耐摩耗性に優れた材質が望ましい
上述した構成の本発明のレシプロ型圧延機は、シリンダ
ボア及びピストン側摺動面、例えばピストンリングの耐
摩耗性、潤滑性、耐腐食性を同時に兼ね備え、両部材間
の摩擦係数が小さく、エンジの負荷ができるため低減、
燃費向上にも寄与できるものである。
即ち、本発明ではAI系合金で構成したシリンダブロッ
クの摺動面であるボア内周面に被覆層を形成している。
その被覆層は、Ni−P基地(Hv500〜800)中
に軟質で潤滑性の優れたBN等の固体潤滑剤を分散、析
出したもので、摺動面がNi−P基地からなる被覆層で
覆われているために耐腐食性が良好になる。また、被覆
層の基地はAIに比べて硬質であり、かつ硬質被膜中に
は固体潤滑剤が分散、析出されており、耐摩耗性、潤滑
特性に優れる。すなわち、固体潤滑剤が摺動面に常に存
在するため、潤滑油不足になった場合にも、この固体潤
滑剤が摩擦係数を低減する働きをする。
一方、シリンダブロックを構成するA/系合金としては
Al−Si系合金が望ましい。Al−Si系合金はAA
’基地中にSt晶が分散しており、Ni−Pを被覆する
表面に露出しているsi晶を前処理により予め除去する
ことにより、si晶が除去された空隙にNi−Pが侵入
した被覆層となり、5i−P被覆層の密着力が向上する
からである。Aj!−Si系合金のSi量であるが、4
〜20重量%が望ましい。4重量%以下では表面近傍の
Si晶が少なく、Ni−P被覆層の密着力が十分でなく
、20重量%以上ではシリンダブロック自体の強度が低
くなり、脆くかつ切削性も悪くなる。好ましくは、12
重量%前後である。
被覆層のNi−P基地であるが、Ni中に含有されるP
量としては0.5〜10重量%の範囲が好ましく、望ま
しくは1重量%前後である。P量が0.5重量%以下で
は望む硬さが得られず、10重量%以上では非晶質とな
り硬さが低下する。
また、Ni−P基地中に分散、析出させる固体潤滑剤で
あるが、BN、黒鉛、Mo82等六方品系のものが好ま
しく、潤滑油の黒変を避ける等の理由からBNが望まし
い。これら固体潤滑剤がNi−P基地中に占める割合と
しては1〜10体積%が好ましく、望ましくは5体積%
程度が望ましい。
1体積%以下では固体潤滑剤の潤滑効果が少なく、10
体積%以上では基材との密着強度が低下し、剥離し易く
なる。
次に、シリンダボア内周面に形成する被覆層を形成する
方法であるが、電解による電気めっき法が望ましい。無
電解めっきでは被覆層の形成に長時間を要し、密着力も
十分でない。密着力及び硬さ向上を計るため、300°
C前後で加熱する方法もあるが、シリンダはAI系合金
であり、加熱による基材硬さの低下あるいは変形が生ず
る。また、被覆層形成後に仕上げ加工を施すことは、被
覆層の厚さ管理、コスト面からも得策ではない。
一方、電気めっき法では60°C前後でコーティングす
ることができ、密着力も高く、加熱することもないため
、変形が少なく、後加工の必要がない。
一方、ピストン側摺動面は炭素繊維を含有した合成樹脂
で形成する。合成樹脂は摩擦係数が低いが、軟質で耐摩
耗性が十分でなく、耐荷重性も低い。したがって、これ
らの耐摩耗性を改善するために、金属粉、ガラス粉、セ
ラミックス粒子等を含有させた樹脂も提案されている。
しかし、金属粉は耐腐食性に難があり、かつシリンダと
の凝着を起こし易い。ガラス粉、セラミックス粒子は耐
腐食性に優れるが硬質であるために、シリンダ内周面に
傷を付け、摩耗が促進される。したがって、耐腐食性に
優れ、シリンダ内周面を攻撃しない程度の硬さを持つも
のとして炭素繊維(Hv350〜550)がある。また
、炭素繊維は潤滑性も良好でシリンダ内周面と凝着する
こともない。この炭素繊維を短く切断して樹脂中に分散
することにより方向性がなく、耐荷重性が向上する。
合成樹脂としては潤滑性、耐腐食性に優れ、耐荷重性も
比較的良好な四フッ化エチレンあるいはフェノール系樹
脂を主成分とするものが好ましい。
ピストン側摺動面は、好ましくは、ピストンの外周面の
溝に嵌合したピストンリングであり、この場合、炭素繊
維を含有した合成樹脂をピストンリングに成形する。ま
た、ピストンの外周面を直接摺動面にしてもよく、この
場合、その外周面に炭素繊維を含有した合成樹脂を塗布
、焼付けしてコーティングする。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例I JIS:AC−12Aを第2図に示すようにD1=φ3
0+am、D2=φ20mmSL=15mmの円筒に加
工し、表面にNi7P基地中にBNが析出した電気ニッ
ケルめっき層を約20μの厚さに形成した(試料1)。
Ni−P基地のP量は約1重量%、BNの析出量は約5
体積%である。この試料を絵本式摩耗試験機を用いて摩
擦係数と摩耗量の測定を行った。なお、J IS :A
DC12(試料2)、B590 (試料3)、AC2A
 (試料4)の無処理材についても同様の形状に加工し
て試験を行った。
相手材は四フッ化エチレン樹脂中に約φ20μm×40
μm〜300μmの炭素繊維を約20重量%分散したも
の(試料5)と、青銅粉末を分散した四フッ化エチレン
樹脂(試料6)を、それぞれ第2図に示すように、dl
=φ27mm、d2=φ23mm、 I = 3mmの
円筒に加工し、5US304製リングに接着して試験片
とした。
上記試料を第2図に示すように端面接触させ、試験条件
は摺動速度:6m/s、荷重50 k g。
試験時間:10hr、潤滑油:ポリアルキル系合成油で
あり、油中試験である。
第3図の表は試験後の摩擦係数測定結果である。
賦香1は本発明のNi−P−BNコーティング材(試料
1)と炭素繊維入門フッ化エチレン樹脂(試料5)の組
合せ、賦香2はNi−P−BNコーティング材(試料1
)と青銅粉末入門フッ化エチレン樹脂(試料6)の組合
わせ、賦香3はAC2A(試料4)と青銅粉末入門フッ
化エチレン樹脂(試料6)の組合わせ、賦香4はADC
12(試料2)と青銅粉末入門フッ化エチレン樹脂(試
料6)の組合わせ、賦香5はB590 (試料3)と青
銅粉末入門フッ化エチレン樹脂(試料6)の組合せであ
る。
第3図の表を見ても明らかなように、本発明のNi−P
−BNコーティング材と炭素繊維入りの四フッ化エチレ
ン樹脂の組合せの摩擦係数が一番低く、シリンダボアと
ピストンリングに用いた場合、駆動源の負担が軽くなり
、省エネルギーになることが容易に推察できる。
第4図の表は摩耗試験結果であり、賦香1〜試番5の試
料の組合わせは第3図の場合と同じである。本発明の組
合せであるNi−P−BNコーティング材と炭素繊維入
門フッ化エチレン樹脂の摩耗量は双方とも極めて小さく
、最適な組合せであることが分かる。この組合せをシリ
ンダボアとピストンリングに用いることにより、圧縮効
率の低下のない耐久性に優れた圧縮機が得られることが
推察できる。
実施例2 JIS:ADC12合金を斜板式圧縮機のシリンダブロ
ック形状に加工し、シリンダボアの内周面(ピストンリ
ング摺動面)にNi−P基地中にBNが析出した電気ニ
ッケルめっき層を実施例1と同様に約20μm厚さに形
成した。一方、ピストンリング材は実施例1と同様に四
フッ化エチレン樹脂中に炭素繊維が分散したものをリン
グ状に形成し、ピストンに形成された溝に嵌合した。こ
れらの斜板式圧縮機に組込んで耐久試験を行った。
なお、比較材として、シリンダブロックをJIS:B5
90合金とし、青銅粉末を充填した四フッ化エチレン樹
脂製ピストンリングとした耐久試験も行った。
試験条件は回転数: 5500 r、plml、吐出側
ガス圧:20kg/cd、吸入側ガス圧:0.5kg/
al。
試験時間:300hr、潤滑油:冷凍機用ポリグリコー
ル油、冷媒ガス:134aである。
第1図は本実施例のシリンダブロックとピストンリング
を組入んだ状態の概略拡大断面図であり、シリンダブロ
ック1のシリンダボア2の内周面にNi−P−BNの電
気めっき層3が施しである。
一方、ピストン4の外周溝には炭素繊維を含有した四フ
ッ化エチレン樹脂からなるピストンリング5が嵌合され
ており、ピストンリング5の往復運動によりシリンダボ
ア2とピストンリング5で冷媒を吸入、圧縮する。
第5図は耐久試験を行った斜板式圧縮機の構造の概略を
示す。この圧縮機は回転軸6に斜めに固定された斜板7
を有し、この斜板7と左右のピストン4とが、それらの
間に嵌合されたシュー8とボール9とで連結されており
、回転軸6の回転に伴って斜板7が揺動運動し、ピスト
ン4はシリンダボア2内を往復運動して冷媒を吸入、圧
縮する構造となっている。
第6図の表は耐久試験後のシリンダボア摩耗量とピスト
ンリング摩耗量を示す。シリンダボアとピストンリング
との摩耗は相対摩耗量が重要であり、どちらか一方の摩
耗量が大きくても圧縮効率に影響する。第6図の表を見
ても明らかなように、本実施例のシリンダ及びピストン
リングの組合せは、シリンダボア及びピストンリングの
双方とも摩耗量が小さく、従来の組合せよりも優れてい
ることが分かる。
なお、ピストンリング材に炭素繊維入りフェノール樹脂
を用いて耐久試験を行った結果、同様の結果が得られた
実施例3 実施例2において、ピストンリング材の代わりに、ピス
トンの外周面に四フッ化エチレン樹脂中に炭素繊維が分
散したものを塗布、焼付して、樹脂層を形成した。他の
構造、組成は実施例2と同じである。第7図にその時の
シリンダブロックとピストンリングを組入んだ状態を示
す。10がピストン外周面に形成した樹脂層である。こ
の組合わせで耐久試験を行った結果、実施例2と同様の
結果が得られた。
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明はこれら実施
例に限定されるものではなく、例えば片斜板式、ローリ
ングピストン式等にも採用できることは言うまでもなく
、シリンダボア内をピストンが摺動して冷媒の吸入、圧
縮を行う圧縮機であれば、本発明を適用して同様の効果
を得ることができるものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機において
、AI系合金で構成したシリンダブロッりのボア内周面
に固体潤滑剤を析出したNi−P被覆層を形成し、ピス
トン側摺動面を炭素繊維を含有した合成樹脂で形成した
ので、代替フロン及び合成油使用下でも耐摩耗性、耐焼
付性、耐腐食性に優れ、圧縮効率の低下の少ない耐久性
に優れたレシプロ型圧縮機とすることができる。また、
摺動面間の摩擦係数が小さく、トルクが低減するので、
燃費向上の効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるシリンダブロックとピ
ストンを組み込んだ状態を示す概略拡大断面図であり、
第2図は摩擦係数と摩耗量の測定に使用する試料の形状
と試験時の配置を示す図であり、第3図は試験後の摩擦
係数の測定結果を示し、第4図は試験後の摩耗量の測定
結果を示し、第5図は耐久試験を行った斜板式圧縮機の
構造概略図であり、第6図は耐久試験後の摩耗量の測定
結果を示し、第7図は他の実施例によるシリンダブロッ
クとピストンを組み込んだ状態を示す概略拡大断面図で
ある。 符号の説明 1・・・シリンダブロック 2・・・シリンダボア 3・・・Ni−P−BN電気メツキ局 層) 4・・・ピストン 5・・・ピストンリング 10・・・ピストン外周面被覆層 −P被覆

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1つのボアを有するシリンダブロック
    の該ボア内をピストンが往復運動して冷媒を圧縮する冷
    媒圧縮用レシプロ型圧縮機において、前記シリンダブロ
    ックをAl系合金で構成し、該シリンダブロックのボア
    内周面に固体潤滑剤を析出したNi−P被覆層を形成し
    、前記ピストン側の該シリンダボア内周面との摺動面を
    炭素繊維を含有した合成樹脂で形成したことを特徴とす
    る冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機。
  2. (2)請求項1記載の冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機にお
    いて、前記Al系合金が4〜20重量%のSiを含有す
    るAl−Si系合金からなることを特徴とする冷媒圧縮
    用レシプロ型圧縮機。
  3. (3)請求項1記載の冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機にお
    いて、前記固体潤滑剤がBNからなることを特徴とする
    冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機。
  4. (4)請求項1記載の冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機にお
    いて、前記Ni−P被覆層のNi−P基地中に占める前
    記固体潤滑剤の割合が1〜10体積%であることを特徴
    とする冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機。
  5. (5)請求項1記載の冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機にお
    いて、前記Ni−P被覆層のNi−P基地中におけるP
    量が0.5〜10重量%であることを特徴とする冷媒圧
    縮用レシプロ型圧縮機。
  6. (6)請求項1記載の冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機にお
    いて、前記炭素繊維を含有した合成樹脂が四フッ化エチ
    レンあるいはフェノール系樹脂を主成分とすることを特
    徴とする冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機。
  7. (7)請求項1記載の冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機にお
    いて、前記ピストン側の摺動面は、該ピストンの外周面
    に形成された溝に嵌合したピストンリングであり、この
    ピストンリングが前記炭素繊維を含有した合成樹脂の成
    形品であることを特徴とする冷媒圧縮用レシプロ型圧縮
    機。
  8. (8)請求項1記載の冷媒圧縮用レシプロ型圧縮機にお
    いて、前記ピストン側の摺動面は該ピストンの外周面で
    あり、この外周面に前記炭素繊維を含有した合成樹脂を
    塗布、焼付けしたことを特徴とする冷媒圧縮用レシプロ
    型圧縮機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103089585A (zh) * 2011-11-01 2013-05-08 中国石油集团济柴动力总厂成都压缩机厂 适用于高速大功率活塞式压缩机的压缩缸
JP2015010610A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド リニア圧縮機
JP2015010611A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド リニア圧縮機

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