JPH04116142A - 高剛性率低透磁率非磁性機能合金およびその製造方法 - Google Patents

高剛性率低透磁率非磁性機能合金およびその製造方法

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JPH04116142A
JPH04116142A JP23453790A JP23453790A JPH04116142A JP H04116142 A JPH04116142 A JP H04116142A JP 23453790 A JP23453790 A JP 23453790A JP 23453790 A JP23453790 A JP 23453790A JP H04116142 A JPH04116142 A JP H04116142A
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less
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magnetic permeability
low
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Masakatsu Hinai
比内 正勝
Shohachi Sawatani
沢谷 昭八
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Research Institute for Electromagnetic Materials
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高い剛性率を有して捩り等の剪断応力に強く、
且つ透磁率が低くて磁気を帯びない高剛性率低透磁率非
磁性機能合金に関し、剪断応力が付加されるモーターの
軸材等の構造部材に使用されている。
(従来の技術) 従来、各種の機械、電子機器の構造材料として各種のス
テンレス鋼が使用される。ステンレス鋼はマルテンサイ
ト、フェライトの2相ならびにオーステナイl−Mに分
類されるが、それぞれ特徴を付加されている。特徴とは
硬さや強さ、磁気特性および耐食性等であるが、磁気を
帯びない非磁性鋼はオーステナイト鋼のみである。
しかし、近年の電子機器、情報機器等の発展に伴い、構
造部材に精密さが要求され、従来の材料では対応しきれ
ないことが多くなっている。一般に従来のオーステナイ
ト鋼はヤング弾性率は比較的高いので、引張りや圧縮の
応力には強いが、剛性率が低く剪断応力に対しては余り
強くない。また、従来のオーステナイト鋼は組織的に準
安定状態にあるので、モーターの軸材等の回転部材では
回転体に応力が加わると捩りの力となり、芯振れの危険
がある。
例えばデジタルテレビ等の精密機器のモーターの軸材は
記録等のトラック幅が非常に狭いので、使用中に芯振れ
が起こるとトラブルの原因となる。
また、材料が磁気を帯びたりすると周辺の部材に悪影響
を与えたり、材料自体が外部からの磁界に影響され特性
が変わったりするので作動誤差となる場合も考えられる
(発明が解決しようとする課題) 剛性率Gは、正四角柱の各側面に底面に平行な大きさτ
の応力を加えたとき、断面が頂角90°±θの菱形に歪
むとすれば、τ=θGとなる関係にある。したがって同
じ大きさの応力が加わるときには、剛性率Gが高い合金
はど歪む角度θが小さくなるので変形し難い材料となる
一般に従来のオーステナイト鋼は高温度から急冷した状
態で透磁率が小さく非磁性を示すが、剛性率はフェライ
ト鋼に比較してかなり小さい。しかし、熱処理状態のオ
ーステナイト鋼は準安定組織になっているので、加工応
力等が加わると変態を起こし、透磁率が加工度の増加と
ともに上昇する材料である。そして相の安定度は各材料
毎に異なり、熱処理後の加工とともに透磁率が高くなら
ない合金はど安定な相を有する材料となる。ここで透磁
率μが1.2より高くなると磁石に付くようになるので
、透磁率は1.02以下のようにできるかぎり小さいこ
とが望ましい。
そこで、本発明は、剛性率が高い上に透磁率が低い高剛
性率低透磁率非磁性機能合金を提供することを目的とす
る。
(作 用) 従来のオーステナイト鋼は非磁性ならびに耐食性を重視
して使用されているが、例えば5US304あるいは5
US316tliilはフェライトaに比べて剛性率が
かなり低い。また、透磁率が加工を施すことによって急
激に上昇して組織が不安定である。
そこで本発明は重量比で、Ni 9〜35%と;Coお
よびCu 5%以下のうちの一種あるいは二種の合計0
.1〜10%と、 Nb 0.4〜5%と;Cr12〜
23%と、 C0.002〜0.4%と;Ti、Si。
A!およびMn2%以下のうちの一種あるいは二種以上
の合計0.1〜4%と、残部Feおよび不可避的不純物
とからなる合金、ならびにさらにこれ等にMo、Wおよ
び■5%以下ならびにTa 。
Zr、YおよびHf  1%以下のうちの一種あるいは
二種以上の合計0.01〜7%を添加した合金、さらに
これ等の組成にそれぞれPb、Ca、Sおよび2005
%以下ならびにTe、Biおよび5eO03%以下のう
ちの一種あるいは二種以上の合計0.05〜0.7%を
添加した合金について、剛性率が7200 kg/mm
2以上で高く、且つ透磁率が1.02以下で小さい高剛
性率低透磁率非磁性機能合金を得るものである。本発明
の合金は剛性率が高いので大きい応力に耐える上に、内
部組織が安定であり、加工後の透磁率が小さく磁界に影
響されない高剛性非磁性機能合金となる。
以下に本発明合金の組成を限定した理由について述べる
(1)Ni9〜35%; Ni はオーステナイト(非磁性相)化元素であり、非
磁性および安定な組織を得るために重要な元素である。
非磁性とするにはNi量が7%以上であればほぼ十分で
あるが、加工および応力等に対して安定な組織とするに
はNi は多いほど有効で、最低9%が必要なので下限
を9%とした。しかし、Ni量が多くなると高価になる
ので上限を35%とした。
(2)  CoおよびCu 5%以下の一種または二種
合計0.1〜10%; これ等はオーステナイト化元素であり、Niと置換する
ことにより安定な相状態の合金とするために重要な元素
である。また機械的性質および耐食性等を高めるが、C
oは高価であり、Cuは加工性に悪影響があるので5%
とし、同様にこれ等の合計量の上限を10%とした。ま
たこれ等の合計量が0.1%以下では効果が小さいので
その下限を1%とした。
(3)  Nb0.4〜5%; Nbはフェライト化元素であるが、剛性率を高める効果
が非常に大きく、本発明で欠かせない主要な元素である
。しかし、5%以上では加工性を損なうので5%を上限
とし、0.4%以下では効果が小さいので0.4%を下
限とした。
(4)  Cr 12〜23%; Crは非磁性および耐食性のために重要な元素である。
12%以下では組織的に不安定で、耐食性が悪いので、
Cr12%を下限とし、23%以上では加工性等が悪く
なるのでCr23%を上限とした。
(5)  C0.002〜0.4%; Cは機械的強度を大きくする元素であるが、0.4%以
上では加工性等の製造上の困難があるのでC004%を
上限とし、C0.002%以下では効果が少なく、製造
上経済的でなくなるのでC0.002%を下限とした。
(6)Ti 、Si 、AlおよびMn 2%以下の一
種または二種以上の合計0.1〜4%; これ等の元素は何れも脱酸剤としての効果が大きい。M
nはオーステナイト化元素で、他の元素はフェライト化
元素であり、機械的強度を高める。しかし、これ等の2
%以上および一種または二種以上の合計4%以上では製
造上問題が生じるので4%を上限とし、その合計が0.
1%以下では効果が少ないので、0.1%を下限とした
(7)  Mo 、 Wおよび■5%以下ならびにTa
 。
Zr、YおよびHf 1%以下の一種または二種以上の
合計0.01〜7%; これ等元素はフェライト化元素であり、機械的強度およ
び耐食性を高める。しかし、これ等の元素が7%以上で
は加工性に悪影響が生じ、経済的にも不利となるので、
その上限を7%とした。またその合計が0.01%以下
では効果が少ないので0.01%を下限とした。
(8)  Pb、Ca、SおよびP0.5%以下ならび
にTe、BiおよびSe0.3%以下の一種または二種
以上の合計0.05〜0.7%; これ等元素は切削性を良好にする効果が大きい元素であ
るので、切削性を重視する場合に含有させる。ただし、
これ等元素が0.7%以上では高温鍛造等の加工性に悪
影響があるので、0.7%を上限とし、これが0.05
%以下では効果が少ないので0.05%を下限とした。
次に本発明の合金の製造方法について記述する。
まず上記組成範囲の合金を空気中もしくは不活性ガス中
または真空中において通常の溶解炉によって溶解した後
、砂型や金型に鋳造して鋳塊を造る。
なお、溶解する際に、空気の遮断材として通常のフラッ
クスおよび全量1%程度の脱酸剤を用いてもよい。
次にこの鋳塊を、低温(冷間)あるいは高温度で鍛造、
圧延、押し出し、スェージング、引き抜きあるいはプレ
ス等の加工を施す。ここで鍛造、圧延、押し出し、スェ
ージング、引き抜きおよびプレス等の加工は所定の形状
にするための手段であるので、場合によっては省略する
ことができ、鋳造のまま用いてもよい。
次に所定の形状の合金に次の熱処理を施す。
850〜1200℃の温度で5〜600分間加熱後、2
00℃以下の温度まで1000℃/時間の速度以上で冷
却する。ここで850〜1200℃の温度で5〜600
分間加熱するのは、合金の鋳造歪みあるいは加工歪みを
除去、結晶粒の調整を行うとともに合金の透磁率を小さ
くするためにオーステナイト相とするためである。また
200″C以下の温度まで1000℃/時間の速度以上
で冷却するのは、200℃以下の温度まで1000℃/
時間の速度以上で冷却すれば組織的に安定なオーステナ
イト相が得られるが、冷却速度は大きい方が望ましい。
(実施例) 次に本発明の合金の実施例を比較例とともに説明する。
試料を得るために原材料を高周波電気炉により大気中で
溶解し、鋳型に鋳込んで直径60mmφの鋳塊を得た。
次に鋳塊を1000℃の温度で、それぞれ剛性率および
透磁率の測定用として6mmφの丸棒に、切削性試験用
として20mm厚さ、120 mm幅および140 m
m長さの板に鍛造した。つづいて6++vφの丸棒を冷
間スェージングおよび引き抜きにより2.0 mmφな
らびに0.8 mmφの線にし、一方で板をフライス盤
で15mm厚さ、110 mm幅および130 mm長
さに切削して仕上げた。
剛性率Gは逆吊り捩り振子法により求め、透磁率μは直
流磁気特性測定装置により求めた。そして切削性は3.
0 mmφのドリルを用い、深さ6.0 mmの穴をあ
け、ドリルが破損するまでの穴の個数による穿孔性試験
から判定した。
本発明合金において非磁性はNi とCrの効果により
もたらされるが、第1図にFe−Ni−18%Crを主
成分とした合金を1050℃で60分間加熱後水中冷却
したときの透磁率μとNi量との関係を示す。ここで透
磁率はNi量が7%付近以下では急激に高くなり、それ
以上では非常に低くなる。
これはフェライト相とオーステナイト相の2相状態にな
るので強磁性となり透磁率が高くなり、オーステナイト
単相では非常に低くなるからである。
第1表は実施例の試料No、 1〜14および比較例の
試料Nα15〜18の組成を重量比(%)で示す。
本発明合金の剛性率は主としてNb元素の添加によって
高くなっているが、第2図に1050℃で60分間加熱
後水中冷却した主成分がFe−13%NiNb−18%
Cr合金の剛性率GとNb量との関係を現す。剛性率G
はNb量の増加とともに高くなっており、Nb元素が非
磁性を損なうことなく剛性率を高める効果を持つことが
よくわかる。
そこで第2表には第1表の試料について、1050℃で
60分間加熱後水中冷却したときの剛性率Gおよび透磁
率μを示す。透磁率は比較例合金および実施例合金とも
にいずれも小さい値を有するが、剛性率Gは実施例合金
の方が比較例合金のNo、 15、No、 16、No
、 17およびNo、 18のものに比べてかなり高く
なっている。
第1表の合金は急冷状態では透磁率がいずれも小さいの
で組織が安定かどうか判定ができないが、冷間加工を施
すことによって明瞭となる。第3図は実施例試料No、
 3、比較例試料No、 17およびNo、 18につ
いて1050℃で60分間加熱し水中冷却した後、さら
に冷間加工を施したときの透磁率μと冷間加工率RA(
%)との関係を示す。本発明合金の透磁率μは加工を施
してもさほど増大しないが、比較例の試料はいずれも急
激に増大し、その増大の度合はNa17のS U S 
304 、No、18の5US316の順に大きい。し
たがって本発明合金は加工応力等に対して透磁率があま
り上昇しないことから組織的に安定であることになる。
次に部品を製造するとき、ネジ切りあるいは旋盤加工等
が伴う場合には切削性が良好であるにこしたことはない
。切削性改良に対する元素の効果を示すために用いた本
発明合金の試料の組成を第3表に重量比(%)で示す。
基本組成は実施例試料No、 3合金と同じFe−13
%Ni−0,2%Co−0,1%Cu−2%Nb−0,
1%5i−0,2%Afで、この組成に対してPb、C
a、S、P、Te、Bi。
Seを添加した実施例試料No、 3、No、 19〜
No、26およびNo、 14である。そして第4表に
それ等についてドリルの穴あけ回数とその穿孔性から切
削性を判定した結果を示す。ここで穴あけ回数が608
となっているのは切削性が非常に良好で試験中ドリルが
破損しなかった場合である。表から穴あけ回数は快削性
元素の増加とともに多くなっているが、特にPbおよび
S元素の効果が大きい。
第 表 (発明の効果) 本発明合金の特徴は上述のように剛性率が大きく、透磁
率が低く、切削性が良好であることである。従って、本
発明合金は各種の電子機器の構成部品、磁界中で作動す
る部品、精密機器等の構造材料に非常に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は1050℃で60分間加熱後水中冷却した状態
の透磁率μとNi量との関係を示す特性図、第2図は1
050℃で60分間加熱後水中冷却した状態の剛性率C
とNb量との関係を示す特性図、第3図は実施例No、
 3、比較例試料Nα12およびNo。 15について1050℃の温度で加熱し水中冷却してか
ら冷間加工を施した時の透磁率μと冷間加工率との関係
を示す特性図である。 第1図 Nt(%) Nb(%) 第3図 ン6h’を力り工率RA (%)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量比で、Ni9〜35%と;CoおよびCu5%
    以下のうちの一種あるいは二種の合計0.1〜10%と
    ;Nb0.4〜5%と;Cr12〜23%と;C0.0
    02〜0.4%と;Ti、Si、AlおよびMn2%以
    下のうちの一種あるいは二種以上の合計0.1〜4%と
    、残部Feおよび不可避的不純物とからなり、高い剛性
    率および低い透磁率を有する高剛性率低透磁率非磁性機
    能合金。 2、重量比で、Ni9〜35%と;CoおよびCu5%
    以下のうちの一種あるいは二種の合計0.1〜10%と
    ;Nb0.4〜5%と;Cr12〜23%と;C0.0
    02〜0.4%と;Ti、Si、AlおよびMn2%以
    下のうちの一種あるいは二種以上の合計0.1〜4%と
    ;Mo、WおよびV5%以下ならびにTa、Zr、Yお
    よびHf1%以下のうちの一種あるいは二種以上の合計
    0.01〜7%と、残部Feおよび不可避的不純物とか
    らなり、高い剛性率および低い透磁率を有する高剛性率
    低透磁率非磁性機能合金。 3、重量比で、Ni9〜35%と;CoおよびCu5%
    以下のうちの一種あるいは二種の合計0.1〜10%と
    ;Nb0.4〜5%と;Cr12〜23%と;C0.0
    02〜0.4%と;Ti、Si、Al、およびMn2%
    以下のうちの一種あるいは二種以上の合計0.1〜4%
    と;Pb、Ca、SおよびP0.5%以下ならびにTe
    、BiおよびSe0.3%以下のうちの一種あるいは二
    種以上の合計0.05〜0.7%と、残部Feおよび不
    可避的不純物とからなり、高い剛性率および低い透磁率
    を有する高剛性率低透磁率非磁性機能合金。 4、重量比で、Ni9〜35%と;CoおよびCu5%
    以下のうちの一種あるいは二種の合計0.1〜10%と
    ;Nb0.4〜5%と:Cr12〜23%と;C0.0
    02〜0.4%と;Ti、Si、AlおよびMn2%以
    下のうちの一種あるいは二種以上の合計0.1〜4%と
    ;Mo、WおよびV5%以下ならびにTa、Zr、Yお
    よびHf1%以下のうちの一種あるいは二種以上の合計
    0.01〜7%と;Pb、Ca、SおよびP0.5%以
    下ならびにTe、BiおよびSe0.3%以下のうちの
    一種あるいは二種以上の合計0.05〜0.7%と、残
    部Feおよび不可避的不純物とからなり、高い剛性率お
    よび低い透磁率を有する高剛性率低透磁率非磁性機能合
    金。 5、重量比で、Ni9〜35%と:CoおよびCu5%
    以下のうちの一種あるいは二種の 0.1〜10%と;Nb0.4〜5%と;Cr12〜2
    3%と;C0.002〜0.4%と;Ti、Si、Al
    およびMn2%以下のうちの一種あるいは二種以上の合
    計0.1〜4%と、残部Feおよび不可避的不純物とか
    らなる合金を750〜1200℃の温度で5〜600分
    間加熱後、200℃以下の温度まで1000℃/時間の
    速度以上で冷却することにより、高い剛性率および低い
    透磁率を有する合金を得ることを特徴とする高剛性率低
    透磁率非磁性機能合金の製造方法。 6、重量比で、Ni9〜35%と;CoおよびCu5%
    以下のうちの一種あるいは二種の合計0.1〜10%と
    ;Nb0.4〜5%と;Cr12〜23%と;C0.0
    02〜0.4%と;Ti、Si、AlおよびMn2%以
    下のうちの一種あるいは二種以上の合計0.1〜4%と
    ;Mo、WおよびV5%以下ならびにTa、Zr、Yお
    よびHf1%以下のうちの一種あるいは二種以上合計の
    0.01〜7%と、残部Feおよび不可避的不純物とか
    らなる合金を、750〜1200℃の温度で5〜600
    分間加熱後、200℃以下の温度まで1000℃/時間
    の速度以上で冷却することにより、高い剛性率および低
    い透磁率を有する合金を得ることを特徴とする高剛性率
    低透磁率非磁性機能合金の製造方法。 7、重量比で、Ni9〜35%と;CoおよびCu5%
    以下のうちの一種あるいは二種の合計0.1〜10%と
    ;Nb0.4〜5%と;Cr12〜23%と;C0.0
    02〜0.4%と;Ti、Si、AlおよびMn2%以
    下のうちの一種あるいは二種以上の合計0.1〜4%と
    ;Pb、Ca、SおよびP0.5%以下ならびにTe、
    BiおよびSe0.3%以下のうちの一種あるいは二種
    以上の合計0.05〜0.7%と、残部Feおよび不可
    避的不純物とからなる合金を750〜1200℃の温度
    で5〜600分間加熱後、200℃以下の温度まで10
    00℃/時間の速度以上で冷却することにより、高い剛
    性率および低い透磁率を有する合金を得ることを特徴と
    する高剛性率低透磁率非磁性機能合金の製造方法。 8、重量比で、Ni9〜35%と;CoおよびCu5%
    以下のうちの一種あるいは二種の合計0.1〜10%と
    ;Nb0.4〜5%と;Cr12〜23%と;C0.0
    02〜0.4%と;Ti、Si、Al、およびMn2%
    以下のうちの一種あるいは二種以上の合計0.1〜4%
    と;Mo、WおよびV5%以下ならびにTa、Zr、Y
    およびHf1%以下のうちの一種あるいは二種以上の合
    計0.01〜7%と;Pb、Ca、SおよびP0.5%
    以下ならびにTe、BiおよびSe0.3%以下のうち
    の一種あるいは二種以上の合計0.05〜0.7%と、
    残部Feおよび不可避的不純物とからなる合金を750
    〜1200℃の温度で5〜600分間加熱後、200℃
    以下の温度まで1000℃/時間の速度以上で冷却する
    ことにより、高い剛性率および低い透磁率を有する合金
    を得ることを特徴とする高剛性率低透磁率非磁性機能合
    金の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6409847B2 (en) * 1996-07-25 2002-06-25 Schmidt & Clemens Gmbh & Co. Austenitic nickel-chromium steel alloys
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