JPH04116010U - コンロツドワツシヤ - Google Patents

コンロツドワツシヤ

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Publication number
JPH04116010U
JPH04116010U JP2655591U JP2655591U JPH04116010U JP H04116010 U JPH04116010 U JP H04116010U JP 2655591 U JP2655591 U JP 2655591U JP 2655591 U JP2655591 U JP 2655591U JP H04116010 U JPH04116010 U JP H04116010U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
lubricating oil
stove
oil storage
crankshaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP2655591U
Other languages
English (en)
Inventor
康志 斉藤
Original Assignee
エヌデーシー株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP2655591U priority Critical patent/JPH04116010U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑油貯溜性能に優れるコンロツドワツシヤ
の提供。 【構成】 コネクテイングロツド3の大端部3aと、ク
ランクシヤフト2の側面2a,2bとの間に介装される
コンロツドワツシヤ1であつて、中心部にクランクシヤ
フト2を受け入れる通孔部1aを有して円環状をなし、
かつ、潤滑油貯溜用の貫通孔1dを散在させて備えるコ
ンロツドワツシヤ1。 【効果】 (1)スラスト力の支承性能の確保と潤滑油
貯溜能力の確保とが良好に両立する。(2)潤滑油貯溜
用の貫通孔を形成するので、コンロツドワツシヤが軽量
化する。(3)摩耗に伴う潤滑油貯溜性能の低下が少な
く、長期にわたつて所要の潤滑油貯溜性能が確保され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンロツドワツシヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来のこの種のコンロツドワツシヤとして、図7,図8に示すような円環状の ものが知られている。このコンロツドワツシヤ10は、コネクテイングロツドの 一体型の大端部の両側にそれぞれ配置し、コネクテイングロツドの大端部及びク ランクシヤフトの側面の両者にしゆう接してスラスト力を支承する。そして、潤 滑油の貯溜を目的として、表裏両面のスラスト面10a,10bに押込加工によ る半球形の凹所11を多数散在させてある。
【0003】 しかしながら、このような従来のコンロツドワツシヤ10にあつては、潤滑油 の貯溜が容積の比較的小さな凹所11によつてなされる構造であつたため、スラ スト力の支承性能と潤滑油の貯溜性能とを良好に両立させることができないとい う不具合がある。例えば、スラスト力の支承性能の向上のために凹所11を減少 させた場合、所要の潤滑油の貯溜性能が確保されない。加えて、凹所11は、そ の断面形状が厚さ方向の内方に向けて次第に減少するため、コンロツドワツシヤ 10のスラスト面10a,10bが摩耗して薄肉化した場合、凹所11による潤 滑油の貯溜性能が急激に低下する。その結果、焼付きを生じ易い。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構 成は、コネクテイングロツドの大端部と、クランクシヤフトの側面との間に介装 されるコンロツドワツシヤであつて、中心部にクランクシヤフトを受け入れる通 孔部を有して円環状をなし、かつ、潤滑油貯溜用の貫通孔を散在させて備えるコ ンロツドワツシヤである。
【0005】
【作用】
エンジンの運転によつてコネクテイングロツドが往復揺動し、クランクシヤフ トが回転する。その際、コンロツドワツシヤが、コネクテイングロツドの大端部 とクランクシヤフトの側面との間のしゆう動摩擦面を油潤滑状態にて支承する。 コンロツドワツシヤに供給される潤滑油は、散在させて形成した貫通孔に貯溜さ れるので、油潤滑状態が良好に維持される。この潤滑油の貯溜は、コンロツドワ ツシヤの少なくとも一方の面から貫通孔に流入してなされる。
【0006】 コンロツドワツシヤの貫通孔は、従来の半球形の凹所とは異なり、コンロツド ワツシヤの厚さ方向に貫通し、その断面形状が変化しないので、貫通孔の穴抜き 加工に伴つて軽量化すると共に、潤滑油貯溜用の容積が増大している。従つて、 荷重支承性能を従来のコンロツドワツシヤと同じに設定して、潤滑油貯溜能力を 大幅に向上させることができる。加えて、使用に伴つてコンロツドワツシヤが摩 耗し、全体が薄肉化した場合でも潤滑油貯溜能力の減少が少なく、長期にわたつ て所要の潤滑油貯溜能力が確保される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1〜図4は、本考案の1実施例を示す。図中において符号1は、コンロツド ワツシヤを示し、中心部にクランクシヤフト2を受け入れる通孔部1aを有して 円環状をなし、表裏両面がスラスト面1b,1cを形成する。そして、この両ス ラスト面1b,1cに両端が開口するように、複数個の潤滑油貯溜用の貫通孔1 dを散在させて形成する。このようなコンロツドワツシヤ1は、平板を打抜き加 工して通孔部1aを有する円環状体を形成し、次いで、複数個の貫通孔1dをド リル又は穴抜きポンチによつて穴抜きして製作される。複数個の貫通孔1dを形 成後に、必要に応じてバレル仕上げを施してばり取りを行い、コンロツドワツシ ヤ1とする。
【0008】 このようなコンロツドワツシヤ1は、例えばオートバイ用エンジンのコネクテ イングロツドの大端部に使用される。図3,図4に示すように、大端部3aが二 分割不可能に一体をなすコネクテイングロツド3の大端部3aにてクランクシヤ フト2が回転自在に支承され、大端部3aの両側つまり大端部3aとクランクシ ヤフト2の対向する2側面2a,2bとの各間に、通孔部1aにクランクシヤフ ト2を挿通した状態のコンロツドワツシヤ1がそれぞれ介装される。この種の円 環状をなすコンロツドワツシヤ1が組み込まれるクランクシヤフト2は、例えば 一対のカウンターウエイト付きフライホイール間に偏心状態にて架設して設けら れ、ナツトを螺締して取り付けられる。この場合、クランクシヤフト2の側面2 a,2bは、対向配置したフライホイールの内側面が形成している。
【0009】 次に、作用について説明する。 エンジンの運転によつてコネクテイングロツド3が往復揺動し、クランクシヤ フト2が回転する。その際、一対のコンロツドワツシヤ1の両スラスト面1b, 1cが、コネクテイングロツド3の大端部3aとクランクシヤフト2の側面2a ,2bとの間のしゆう動摩擦面を油潤滑状態にて支承する。コンロツドワツシヤ 1に供給される潤滑油は、散在させて形成した貫通孔1dに貯溜されるので、油 潤滑状態が良好に維持される。この潤滑油の貯溜は、コンロツドワツシヤ1の両 スラスト面1b,1c又は一方のスラスト面1b又は1cから貫通孔1dに流入 してなされる。
【0010】 コンロツドワツシヤ1の貫通孔1dは、従来の半球形の凹所とは異なり、コン ロツドワツシヤ1の厚さ方向に貫通し、その断面形状が厚さ方向で変化しないの で、従来品と同じ大きさのコンロツドワツシヤ1に、かつ、スラスト面1b,1 cで従来品と同径をなす貫通孔1dを同数形成した場合、貫通孔1dの穴抜き加 工に伴つて軽量化すると共に、潤滑油貯溜用の容積が増大している。従つて、ス ラスト面1b,1cによる荷重支承性能を従来のコンロツドワツシヤと同じに設 定して、潤滑油貯溜能力を大幅に向上させることができる。加えて、使用に伴つ てコンロツドワツシヤ1の両スラスト面1b,1cが摩耗し、全体が薄肉化した 場合、従来の凹所を形成するものと比較して、潤滑油貯溜能力の減少が少なく、 長期にわたつて所要の潤滑油貯溜能力が確保される。
【0011】 図5,図6にはコンロツドワツシヤ1の他の構造例を示し、上記実施例と実質 的同一部分には同一符号を付してある。このコンロツドワツシヤ1では、両スラ スト面1b,1cの外周縁部に環状溝1eをそれぞれ形成してある。この環状溝 1eは、押込加工によつて形成され、内周部から外周に向けて流出しようとする 潤滑油を受け止める機能がある。しかして、この環状溝1eを有するコンロツド ワツシヤ1によれば、潤滑油貯溜能力が更に向上する。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明によつて理解されるように、本考案に係るコンロツドワツシヤによ れば、従来の潤滑油貯溜用の凹所を形成するものと比較して、次の効果が得られ る。(1)スラスト力の支承性能の確保と潤滑油貯溜能力の確保とが良好に両立 する。(2)潤滑油貯溜用の貫通孔を形成するので、コンロツドワツシヤが軽量 化する。(3)摩耗に伴う潤滑油貯溜性能の低下が少なく、長期にわたつて所要 の潤滑油貯溜性能が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の1実施例に係るコンロツドワツシヤ
を示す図。
【図2】 同じくコンロツドワツシヤを示す断面図。
【図3】 同じくコネクテイングロツドを示す斜視図。
【図4】 同じくコンロツドワツシヤ組付状態の半部を
示す断面図。
【図5】 同じく他の構造例に係るコンロツドワツシヤ
を示す図。
【図6】 同じく他の構造例に係るコンロツドワツシヤ
を示す断面図。
【図7】 従来のコンロツドワツシヤを示す図。
【図8】 従来のコンロツドワツシヤを示す断面図。
【符号の説明】
1:コンロツドワツシヤ、1a:通孔部、1b,1c:
スラスト面、1d:貫通孔、2:クランクシヤフト、2
a,2b:側面、3:コネクテイングロツド、3a:大
端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクテイングロツドの大端部と、クラ
    ンクシヤフトの側面との間に介装されるコンロツドワツ
    シヤであつて、中心部にクランクシヤフトを受け入れる
    通孔部を有して円環状をなし、かつ、潤滑油貯溜用の貫
    通孔を散在させて備えることを特徴とするコンロツドワ
    ツシヤ。
JP2655591U 1991-03-28 1991-03-28 コンロツドワツシヤ Pending JPH04116010U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2655591U JPH04116010U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 コンロツドワツシヤ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2655591U JPH04116010U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 コンロツドワツシヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04116010U true JPH04116010U (ja) 1992-10-15

Family

ID=31910998

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2655591U Pending JPH04116010U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 コンロツドワツシヤ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012530883A (ja) * 2009-06-24 2012-12-06 北京中清能発動機技術有限公司 クランク円形スライダブロック組立体並びにそれを使用する内燃機関及び圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012530883A (ja) * 2009-06-24 2012-12-06 北京中清能発動機技術有限公司 クランク円形スライダブロック組立体並びにそれを使用する内燃機関及び圧縮機

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