JPH04116004U - 空気圧システムにおける結露防止回路 - Google Patents

空気圧システムにおける結露防止回路

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JPH04116004U
JPH04116004U JP2717691U JP2717691U JPH04116004U JP H04116004 U JPH04116004 U JP H04116004U JP 2717691 U JP2717691 U JP 2717691U JP 2717691 U JP2717691 U JP 2717691U JP H04116004 U JPH04116004 U JP H04116004U
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JP
Japan
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air
pressure chamber
pneumatic
tube
switching valve
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JP2717691U
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English (en)
Inventor
下 敦 夫 宮
藤 光 男 佐
Original Assignee
エスエムシー株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 露点温度の高い空気を使用しても結露しない
空気圧システムにおける結露防止回路を提供する。 【構成】 空気圧シリンダ1に空気源2の圧縮空気を給
排する切換弁3の出力ポートA,Bと空気圧シリンダの
圧力室1a1bとをチューブ4と5で接続し、チューブ
4と5の圧力室側に、これらの圧力室が減圧されたとき
に外部に開口するチェック弁7aと7bを設ける。 【効果】 チューブと圧力室内の空気は、常にチェック
弁から外部に排出されるので、チューブと圧力室内にお
ける同じ空気の加圧と減圧との繰返しによる結露を防止
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮空気によって空気圧アクチュエータを駆動する空気圧システム における結露防止回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧縮空気によって空気圧アクチュエータを駆動する空気圧システムは、通常切 換弁の出口ポートと空気圧アクチュエータの各圧力室を、それぞれチューブで接 続している。このため、圧力室の容積に比べてチューブの容積が大きい場合は、 圧力室から排出された低圧の空気がチューブに滞留し、次の圧縮空気の供給時に 加圧されて再度圧力室に供給される。 したがって、圧力室やチューブ内において同じ空気が加圧と減圧を繰返すこと になり、これにより空気が断熱膨張してチューブや圧力室内において結露するこ とがある。 この結露した水分は、空気圧アクチュエータのシール材を膨潤させたり、或い はシール材に施したグリース等をアクチュエータ外に排出させたりしてシール不 良の原因になるので、好ましくない。
【0003】 従来、上記結露を防止するために、露点温度が−30℃程度の低露点の空気に よって空気圧アクチュエータを駆動しているが、上記低露点の乾燥空気にするた めには、乾燥剤を使用する高価なヒートレスエアドライヤを設置する必要がある ので、システムが高価になり、かつランニングコストが高くなるという問題があ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、安価で、かつランニングコストが低い空気 圧システムにおける結露防止回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の空気圧システムにおける結露防止回路は、 空気圧アクチュエータと、切換弁と、該切換弁の出口ポートと空気圧アクチュエ ータの少くとも1つの圧力室とを接続したチューブを備え、切換弁から空気圧ア クチュエータに圧縮空気を給排して空気圧アクチュエータを駆動する空気圧シス テムにおいて、上記チューブのアクチュエータ側に、該圧力室が減圧されたとき に外部に開口するチェック弁を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
切換弁からの圧縮空気はチューブを通って圧力室に供給され、空気圧アクチュ エータが所定の方向に駆動する。切換弁の切換えにより圧力室が減圧されると、 圧力室の空気はチェック弁から外部に排出されるので、空気圧アクチュエータが 反対方向に駆動する。 したがって、圧力室に供給された空気は常にチェック弁から外部に排出される ために、同じ空気の加圧と減圧の繰返しがないので、チューブや圧力室内におけ る空気の結露を防止することができる。
【0007】
【実施例】
図は本考案の実施例を示し、この実施例は、空気圧アクチュエータの一例とし ての空気圧シリンダ1、空気圧シリンダ1の圧力室1a,1bに空気源2の圧縮 空気を給排する切換弁3、及び切換弁3の出力ポートA,Bと圧力室1a,1b とを接続するチューブ4と5を備え、これらのチューブ4と5のシリンダ1に近 接した位置に、圧力室内の空気が減圧されると外部に開口するチェック弁7aと 7bが設置されている。
【0008】 図中の符号Pは切換弁3の供給ポート、EA,EBは排出ポートである。
【0009】 上記実施例は、切換弁3のポートPとA及びBとEBが連通している図示の状 態においては、空気源2の圧縮空気はチューブ4を通って圧力室1aに供給され 、減圧側の圧力室1bの空気はチェック弁7bから排出されるので、空気圧シリ ンダ1が図において上動する。ソレノイド3aの励磁により切換弁3のポート間 の連通を切換えると、空気源2の圧縮空気はチューブ5を通って圧力室1bに供 給され、減圧側の圧力室1aの空気はチェック弁7bから排出されるので、空気 圧シリンダ1は図において下動する。
【0010】 したがって、チューブ4,5及び圧力室1a,1b内の空気は、常にチェック 弁7a,7bから外部に排出されて同じ空気の加圧と減圧の繰返しがないので、 チューブや圧力室における空気の結露を防止することができる。 実験によれば、安価な冷凍式エアドライヤで除湿した露点温度が−17℃程度 の空気を使用しても、結露を生じなかった。
【0011】 なお、上記空気圧シリンダ1は複動形として構成されているが、単動形でもよ く、また空気圧アクチュエータは空気圧シリンダに限定されるものではない。さ らに切換弁3は、5ポート弁や電磁弁に限定されるものではなく、流体圧、機械 的操作力等によって駆動するものでもよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案の空気圧システムにおける結露防止回路は、切換弁からチューブを通っ て空気圧アクチュエータの圧力室に供給された空気は、常にチェック弁から外部 に排出されるために、チューブや圧力室内において同じ空気の加圧と減圧の繰返 しがないので、−17℃程度の露点温度の空気を使用しても結露することがない 。したがって、高価なヒートレスエアドライヤを設置する必要がないので、空気 圧システムを安価なものにすることができ、かつランニングコストを低下させる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 空気圧シリンダ 1a,1b 圧力室 3 切換弁 4,5 チューブ 7a,7b チェック弁 A,B 出口ポート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧アクチュエータと、切換弁と、該
    切換弁の出口ポートと空気圧アクチュエータの少くとも
    1つの圧力室とを接続したチューブを備え、切換弁から
    空気圧アクチュエータに圧縮空気を給排して空気圧アク
    チュエータを駆動する空気圧システムにおいて、上記チ
    ューブのアクチュエータ側に、該圧力室が減圧されたと
    きに外部に開口するチェック弁を設けた、ことを特徴と
    する空気圧システムにおける結露防止回路。
JP2717691U 1991-03-28 1991-03-28 空気圧システムにおける結露防止回路 Pending JPH04116004U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2796727A1 (en) 2013-04-22 2014-10-29 Koganei Corporation Dew condensation preventing valve

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JPS5516482U (ja) * 1978-07-20 1980-02-01

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