JPH04115954A - インクジェットヘッド洗浄液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インクノズルよりインクを吐出させ、被記録
物上に文字、図形、画像等を記録するようにしたインク
ジェット記録装置におけるインクジェットヘッド洗浄液
に関する。

従来の技術 インクジェット記録装置は、メンテナンスフリが大きな
課題となっている。その中の一つとして、インクジェッ
トヘッドのクリーニングがある。

長時間印字させると、インクジェットヘッドの表面にイ
ンクミスト、記録紙の紙粉等が付着、蓄積され、インク
吐出面がりやインク吐出量の変化等、記録特性に悪影響
を及ぼす。

従来、これらのインクミストや紙粉を除去するには、実
開昭５６−１７１３５号公報、特開昭５７−３４９６９
号公報等に記載されているようにクリーナが用いられて
いる。そして、インクジェットへノドのインクノズルか
らインクを吐出させ、記録紙に記録して復帰する際に、
インクジェットヘッドの前面をクリーナによりクリーニ
ングするようになっている。しかしながら、このクリー
ナによるクリーニング方式では、インクジェットヘッド
表面に開口されているインクノズル内に逆にインクミス
トや紙粉を押し込むおそれがある。また、インクジェッ
トヘッド表面を傷つけやすい。

従来、これらの問題を解決するため、特開昭６４−１８
６４１号公報等に記載されているようにインクジェット
ヘッドが記録後、復帰する際にこのインクジェットヘッ
ドの表面に洗浄液を吹き付けてインクミストや紙粉を洗
い流すようにしたクリーニング装置が提案されている。

上記洗浄液としてはインクの溶剤を用いているが、特公
昭３６−１３７６８号公報、特開昭５４−１３６３３０
号公報、特開昭５６−４４６７号公報、特開昭５７−１
２０４５２号公報等に記載されている静電力によりイン
クを吐出させるインクジェット記録装置のように、油性
インクを用いる場合、この洗浄液の大半のものが有機溶
剤を中心としたものである。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来例のような有機溶剤を中心とした洗浄
液は、インクジェットヘッドの表面に付着した油性イン
クミストに対する洗浄効果は大きいが、インクジェット
ヘッドの表面に付着した油性インク以外の記録紙の繊維
、表面のコート剤等の紙粉については、洗浄効果を示さ
ない場合がある。また、インクジェット記録装置を不使
用状態で長時間放置し、インクミストと紙粉等の混合さ
れたものが乾燥したような場合には、上記のようなイン
クの溶剤だけでは洗浄効果が不充分であり、インクジェ
ットヘッド表面に固形物として残存することになシ、記
録の信頼性に劣る。

本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するもの
であり、特に、油性インクを用いるインクジェット記録
装置のインクジェットヘッドの洗浄に適し、油性インク
のミストや紙の繊維、コート剤等の紙粉やそれらの混合
乾燥した汚れを効果的に洗浄することができ、したがっ
て、記録の信頼性を向上させることができるようにした
インクジェットヘッド洗浄液を提供することを目的とす
るものである。

課題を解決するだめの手段 本発明は、上記問題を解決するために、少なくとも、有
機溶剤、界面活性剤および水を混合した液からなる。

上記有機溶剤としては、アルコール、グリコルエーテル
系を用いる。中でも、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレング
リコールモノエチルエーテル等が特に有効である。上記
界面活性剤としては、インクジェットヘッド表面に吹き
付けるという点から、電気的安全を期して比抵抗の高い
非イオン系のものを用いる。上記水としては、純水を用
いる。

上記３液の種類や混合比については、用いるインクの種
類や洗浄装置の構造、動作によって異なってくるが、人
体に対する安全性、発火に対する危険防止の点から、有
機溶剤は、できるだけその比を低く抑えるのが望ましい
。また、界面活性剤についても、洗浄、乾燥後にインク
ジェットヘッド表面にその主成分が残存する関係上、水
の量をできるだけ多くシ、インクジェットヘッドに対し
て悪影響を及ぼさない程度とする必要がある。使用する
有機溶剤、界面活性剤の種類や混合比については、洗浄
後の乾燥時間にも左右されるので、上記のように用いる
油性インクの特性、周辺の状況に応じて選択すればよい
。

作用 したがって、本発明によれば、インクジェットヘッドの
インクノズルからインクを記録紙に対して吐出させ、一
定時間記録させて復帰させた際、このインクジェットヘ
ッドの表面に、前方、若しくは、上方より一定量吹き付
けることにより、インクジェットヘッドの表面に付着し
たインクミスト、紙粉を洗い落とすことができる。この
とき、有機溶剤そのものは、インク、特に、油性インク
に対して洗浄効果があり、特に、インクミストと紙粉の
混合物が乾燥して形成された汚れに対しては、界面活性
剤と水を加えることにより、有機溶剤単独、あるいは界
面活性剤と水の混合物に比較して大きな洗浄効果を示す
。

実施例 以下、本発明の実施例について説明する。

有機溶剤としてエタノールを用い、界面活性剤として非
イオン系のポリエチレン・オキサイド縮合型界面活性剤
を用い、水として純水を用い、下記の重量比で混合した
。

エタノール　　　　　　　　　　３５％非イオン系のポ
リエチレン・オ キサイド縮合型界面活性剤　　　　５チ純水　　　　　
　　　　　　　　６０チ上記混合比の洗浄液を用い、特
開昭５７−１２０４５２号公報に記載されているように
空気流により生じる圧力勾配と電界力を利用し、油性イ
ンクを吐出して記録を行うようにしたインクジェット記
録装置のインクジェノトヘンドの表面の洗浄試験を行っ
た結果、インクミスト、紙粉およびこれらの混合乾燥し
た汚れのいずれに対しても有効な洗浄効果が認められた
。

以上の実施例の説明においては、特に、油性インクを用
いたインクジェット記録装置のインクジェットヘッド表
面の洗浄について説明したが、ベースが水成分であるに
もかかわらず、水で洗浄することが困難な水性インクに
対しても、本発明の３液温合の洗浄液が有効となる場合
がある。

発明の効果 以上要するに本発明によれば、少なくとも有機溶剤、界
面活性剤、水の混合液を用いることにより、インクジェ
ットヘッド表面に付着したインク、特に、油性インクの
ミスト、紙粉（紙の繊維、コート剤等）およびインクミ
ストと紙粉の混合乾燥した汚れに対して高い洗浄力を発
揮することがで記録の信頼性を向上させることができる
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも有機溶剤、界面活性剤および水を混合した液
   からなることを特徴とするインクジェットヘッド洗浄液
   。