JPH04115936A - 気体透過性構造膜 - Google Patents

気体透過性構造膜

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JPH04115936A
JPH04115936A JP23681790A JP23681790A JPH04115936A JP H04115936 A JPH04115936 A JP H04115936A JP 23681790 A JP23681790 A JP 23681790A JP 23681790 A JP23681790 A JP 23681790A JP H04115936 A JPH04115936 A JP H04115936A
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JP
Japan
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layer
mesh
apertures
membrane
porous
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Pending
Application number
JP23681790A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Yamamoto
勝年 山本
Osamu Shirasaki
白崎 治
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04115936A publication Critical patent/JPH04115936A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はテント材や屋根材等に用いる気体透過性構造膜
に関する。
〈従来の技術〉 通年、テント材や野球場及び体育館等の屋根材としてい
くつかの構造膜が提案されている。
例えば、ガラスクロスにフッ素樹脂を含浸せしめた構造
膜が知られている。さらに、フッ素樹脂が含浸せしめら
れた布材に、フッ素樹脂ディスバージョンを塗布し、デ
ィスバージョンが未乾燥状態のうちに塗布面上にポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)多孔質フィルムを配
置し、その後加熱することによりディスパーンジン中の
溶媒を多孔膜フィルムの微孔を透過除去してフッ素樹脂
薄層を形成すると共に、布材と多孔質フィルムを該薄層
を介して融着することにより得られる構造膜が知られて
いる(特開平2−20345号公報参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、これらの構造膜はガラスクロス繊維束間の小間
隙がフッ素樹脂で充填閉塞されているので、雨水の浸入
は完全に防げるが、室内内部の水蒸気がその発生量と外
気との温度差等により構造膜表面で結露するという問題
があった。又、これら構造膜は重いので、より軽量な構
造膜が要望されている。
本発明の目的は、軽量であり、かつ外部から雨水の浸入
を防ぐとともに、水蒸気等の気体透過性が優れ、膜表面
の結露を防止する気体透過性構造膜を提供することにあ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、耐熱性繊維のメソツユにフッ素樹脂を含浸、
焼成して成り開孔部を有するメツシュ層と、多孔質ポリ
テトラフルオロエチレン層とを、開孔部を有する熱溶融
性樹脂層を介して積層一体化して成る気体透過性構造膜
を提供する。
以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の気体透過性構造膜の断面図である。
第2図は、積層される前の、フッ素樹脂が含浸されたメ
ソツユ層の斜視図である。
第3図は、積層されf二へ溶融性樹脂層と多孔質ポリテ
トラフルオロエチレン層の斜視図である。
メソツユ層lは、本発明の構造膜の基材である耐熱性繊
維のメソツユからなる。1嶋性繊維のメツシュには、ポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオ
ロエチレン/パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)
共重合体(PFA)又はテトラフルオロエチレン/ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体(FEP)等のフッ素樹
脂が、含浸、焼成されている。なお、第1図と第2図に
おいて、含浸されたフッ素樹脂の図示は省略しである。
フッ素樹脂は耐熱性繊維の束に浸透こそしているが、繊
維京間の小間隙は開孔部11を有している。この耐熱性
繊維の素材としては、フッ素樹脂を含浸せしめた後の焼
成条件に耐えるものであれば特に限定されないが、ガラ
ス繊維、カーボン繊維、ステンレス繊維、アラミド繊維
が好ましい。又、メツツユの粗さはフッ素樹脂か含浸、
焼成された後においても開孔部IIが存在するように適
宜選択されるが、通常は60メツシユ以下であり、20
メツンユ以下が好ましい。60メツシユより大きいメツ
シュでは繊維束間の小間隙がフッ素樹脂で閉塞されやす
い。かようなフッ素樹脂の含浸により、基材の劣化が防
止されるとともに機械的強度が保証される。
そして、メツシュ層lの片面に、開孔部を有する熱溶融
性樹脂フィルムから成る熱溶融性樹脂層2を介して多孔
質ポリテトラフルオロエチレン層3が積層せしめられて
いる。
熱溶融性樹脂層2は、メツシュ層lと多孔質ETFE層
を融着一体化せしめるものである。熱溶融性樹脂層2は
、強度、耐熱性および耐候性などからフッ素樹脂、例え
ばPFA、FEP、エチレン/テトラフルオロエチレン
共重合体(ETFE)などから成ることが好ましい。特
に耐熱性の点でPFAが好ましい。熱溶融性樹脂層2を
形成する熱溶融性樹脂フィルムはlOμ以上の厚みを有
することが好ましい。10μ以下では接着強度が十分に
得られない。特に25μ以上が好ましい。厚みの上限は
限定されないが、コストの面から2000μもあれば十
分である。
嶋溶融性樹脂層2は開孔部12を有している。
開孔部12は、例えば、パンチングによって形成されて
いる。開孔部12の大きさ、形状等は本質的ではなく、
どのようなものであってもよい。
熱溶融性樹脂層2により、メツツユ層1と積層せしめら
れる多孔質ポリテトラフルオロエチレン(P T F 
E)層3を形成するPTFE多孔膜は、水蒸気等の気体
は通すが、雨水等を通さないものであれば特に限定され
ない。通常、PTFE多孔膜の平均孔径は005〜50
μであり、好ましくは0.1〜20μである。又、PT
FE多孔膜の気孔率は30〜90%であり、軽量化には
50%〜90%が好ましい。PTFE多孔膜の厚みは1
〜200μ、好ましくは1〜100μである。雨水等か
通るか通らないかは該多孔膜の透水圧で判断できる。透
水圧が、通常、500mmHyO以上であれば十分であ
り、好ましくは1000ntmHtO以上のものが用い
られる。
次に、本発明に係る気体透過性構造膜の製法の一例につ
いて述へる。
開孔部を有する熱溶融性樹脂フィルムを介して、フッ素
樹脂が含浸せしめられた耐熱性繊維のメツシュとPTF
E多孔膜とを同時に、例えば熱溶融性樹脂フィルムの融
点より20℃〜30℃高めに設定されたラミネートロー
ルにより融着一体化することによって本発明の気体透過
性構造膜を製造できる。この場合、中間層である熱溶融
性樹脂フィルムを予め耐熱性繊維のメツツユあるいはP
TFE多孔膜のいずれか一方にラミネートし、次いで他
方をラミネートしてもよい。
先ずフッ素樹脂が含浸せしめられた耐熱性繊維のメツツ
ユが用意される。メツツユへのフッ素樹脂の含浸は、メ
ツツユをフッ素樹脂ディスバージョン中に浸漬したり、
スプレー法、ロールコーティング法等により該ディスバ
ージョンをメツツユに塗布することによって行える。そ
の後フッ素樹脂の融点以上に加熱することにより、焼成
を行うことができる。フッ素樹脂は耐熱性繊維の束に浸
透こそしているか、耐熱性繊維束間の小間隙は充填閉塞
されない。
メツツユの素材としてガラス繊維を使用する場合、ガラ
ス繊維には、通常、サイジング剤が付着しており、これ
がフッ素樹脂含浸に対する阻害要因となり得るので、含
浸に先立ちメツツユを高温(約350°C以上)にさら
し、サイジング剤を焼却除去するのか好ましい。
フッ素樹脂ディスバージョンとしては含浸の作業性の点
から粘度lO〜200センチポイズのものを用いるのが
好ましい。
熱溶融性樹脂フィルムは、パンチングされている。パン
チングにより形成される開孔部の大きさ、形状、間隔に
ついては融着時に開孔部が閉塞しない程度のものを適宜
選択すればよく、融着後の開孔部の形状の変化等に本質
的に問題はない。しかしながら、通常、フッ素樹脂フィ
ルムは溶融粘度か高く、熱融着時において流動しがたく
ラミネートにより開孔部の大きさ、形状等は大きく変化
しないと考えられ、融着後の熱溶融性樹脂層の開孔部の
大きさ、形状等は、ラミネート前の開孔部の大きさ、形
状等にほぼ一致すると考えられるので、融着後の開孔部
の設定は容易である。
このように、フッ素樹脂を含浸、焼成せしめた後も開孔
部を有する耐熱性繊維のメツツユとPTFE多孔膜は熱
溶融性樹脂フィルムを介して融着、一体化され、本発明
の気体透過性構造膜が得られる。
〈発明の好ましい態様〉 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 約8メツシユのガラスクロス(KS5431、鐘紡株式
会社製)を約350℃で5分間空燃きした後、PTFE
デイスパージョン(D2−C,ダイキン工業株式会社製
)中に浸漬し引き上げ、50℃で10分間、さらに10
0℃で10分間で乾燥し、350℃で5分間焼成した。
浸漬、乾燥、焼成を3回繰り返してPTFEコーティン
グガラスクロスメツシュをまず形成した。
次に、このPTFEコーティングガラスクロスメツシュ
とPTFE多孔II(厚み70μ!、平均孔径04μ肩
、気孔率80%)の間に、パンチングされた厚み100
μ肩のPFAフィルム(パンチング状態は直径5mmの
孔が10mmのピッチ間隔でチドリ状に配列されている
。)をはさみ320℃の熱盤で30秒間加圧し3層の複
合膜を得た。
この複合膜に1000mmの水圧を加えても水の浸透は
なかった。また、この複合膜を水の沸騰する容器の蓋に
したところ水蒸気の透過が十分に目視できた。
〈発明の効果〉 本発明の構造膜は軽量であり、また、外部から雨水の浸
入を防ぐとともに、水蒸気等の気体透過性が優れ、膜表
面の結露を防止する。
本発明の気体透過性構造膜は、テント材や野球場及び体
育館等の屋根材として用いられる他、水は通さないが空
気を通す本発明の特徴を生かして次のようなものにも使
用できる。
例えば、活魚等の運搬用の水槽として使用できる。現在
、活魚等の運搬用の水槽としては、無孔のプラスチック
製の水槽が使用されているが、水に酸素を供給する手段
を設ける必要がある。本発明の気体透過性構造膜を水槽
に使用すれば、酸素を供給する手段を設ける必要がなく
有用である。
また、漬は物容器としても使用できる。漬は物容器とし
ても無孔のプラスチックまたは木材等から成る容器が主
流である。例えば、ぬか漬の場合、容器内部の酸素欠如
により嫌気性菌の増殖が見られるので、定期的に内部を
撹拌する必要があった。
しかし、本発明の気体透過性構造膜を漬は物容器として
使用すれば、容器内部に酸素が十分に満たされ、嫌気性
菌の増殖をおさえることができ有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の気体透過性構造膜の断面図である。 第2図は、積層される前の、フッ素樹脂が含浸されたメ
ツシュ層の斜視図である。 第3図は、積層された熱溶融性樹脂層と多孔質ポリテト
ラフルオロエチレン層の斜視図である。 1 メソツユ層、 2・・熱溶融性樹脂層、 3・・多孔質ポリテトラフルオロエチレン層、11.1
2・開孔部。 特許出願人ダイキン工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、耐熱性繊維のメッシュにフッ素樹脂を含浸、焼成し
    て成り開孔部を有するメッシュ層と、多孔質ポリテトラ
    フルオロエチレン層とを、開孔部を有する熱溶融性樹脂
    層を介して積層一体化して成る気体透過性構造膜。 2、耐熱性繊維がガラス繊維、カーボン繊維、ステンレ
    ス繊維又はアラミド繊維である請求項1記載の気体透過
    性構造膜。 3、熱溶融性樹脂が、テトラフルオロエチレン/パーフ
    ルオロ(プロピルビニルエーテル)共重合体、テトラフ
    ルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体又
    はエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体である請
    求項1又は2に記載の気体透過性構造膜。
JP23681790A 1990-09-05 1990-09-05 気体透過性構造膜 Pending JPH04115936A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022401A (ja) * 2003-06-13 2005-01-27 Fujikoo:Kk 非粘着性のフェルト材とその製造法
JP2013174116A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Hiroki Hachiuma 壁形成部材及びそれを用いた空間形成装置
JP2019206102A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 中興化成工業株式会社 膜材及び膜構造物

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