JPH04115925A - 食品等の包装用プラスチックストレー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品等の包装用プラスチックストレーに関す
る。

〔従来の技術〕

プラスチックストレー等の軽量容器が食品等の包装用に
広く用いられている。かかるトレーは、真空成形もしく
は真空圧空成形により製造されるが、製造後これらは重
ね合せて梱包、移送され、包装装置のトレーフィーダに
供給される。しかして、包装装置のトレーフィーダにお
いて、これらのトレーが相互に密着重合されていると、
これらを１枚づつ包装工程に送給することが極めて困難
である。従って、一般には、これらのトレーには、密着
重合を防止するため、所定の位置に切り欠きを有する中
空の突起が設けられ、これらのトレーが重ね合わされた
ときに、それらの切り欠きがこれらの中空突起が相互に
嵌入して完全に重なり合うことを妨げて、トレーの密着
重合を防止するよう設計されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の方策によって、トレーの密着重合は極めて有効に
防止される。しかし、成形用金型の設計上の制約から、
これらの切り欠き形状をトレー１枚１枚について必ず異
なるように設けることは不可能であり、また包装に際し
てはトレーフィーダにトレーが次々に供給されるので、
同一の切り欠き形状を有するトレーが重なり合うことが
往々にして生じる。その場合には、これらのトレーは密
着重合してしまうため、１枚づつ取り出すことができず
、重なり合ったまま包装工程に送給されてしまうことと
なるので、機台停止等が起こり、作業効率を低下させる
原因となっていた。

本発明は、かかる従来技術の問題点を解消し、いかなる
場合にも相互の密着重合を防止することのできるプラス
チックストレーを提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、上記課題を解決するため、真空成形も
しくは真空圧空成形により製造される食品等の包装用プ
ラスチックストレーにおいて、２枚以上のトレーを重ね
合せたときに、それらのトレーが密着重合することを防
止するため、前記トレーの所定の位置に中実の突起を設
けたことを特徴とするプラスチックストレーが提供され
る。

〔作用〕

本発明のプラスチックストレーにおいては、密着重合防
止用突起として中実の突起を採用しているために、これ
らの突起が相互に嵌入して密に重なり合うことがなく、
従って２枚以上のトレーが相互に重ね合わされていても
それらの間にはこれらの突起の高さに相当する隙間が必
ず維持されるので、トレーが密着重合することはない。

〔実施例］ 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例につい
て説明する。

第１図は、本発明に係るプラスチックストレーの一例を
模式的に示す斜視図である。トレー１の内側周辺部には
重合防止用の突起２が複数段けられいる。この突起２は
、第２図に示されるように、中実部３を有しており、こ
の部分がこれらの突起２相互の嵌入による完全な重なり
合いを防止する。

即ち、第３図に示されるように、２枚のトレーが重ね合
された場合にも、この中実部３が突起２相互の嵌入を妨
げるので、これらのトレー１の密着重合を防止するので
ある。

本発明に係るプラスチックストレーは、通常の真空成形
や真空圧空成形により容易に製造され、また、それらの
材料としても、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
カーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン等の通常の
材料を用いることができる。

尚、本発明に係るプラスチックストレーは例示の形状に
限られるものではなく、また突起２も上記の如き構造に
限られるものでないことはあらためて言うまでもないこ
とである。

一実施例を模式的に示す斜視図、第２図は第１図のトレ
ーの一部を拡大して示す断面図、第３図は第１図のトレ
ーを２枚重ね合せた状態を説明するための部分断面図で
ある。

１・・・・・・トレー　　　　　２・・・・・・突起、
３・・・・・・中実部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、真空成形もしくは真空圧空成形により製造される食
   品等の包装用プラスチックストレーにおいて、２枚以上
   のトレーを重ね合せたときに、それらのトレーが密着重
   合することを防止するため、前記トレーの所定の位置に
   中実の突起を設けたことを特徴とするプラスチックスト
   レー。