JPH04115824U - 乾燥汚泥の搬送装置 - Google Patents

乾燥汚泥の搬送装置

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JPH04115824U
JPH04115824U JP1792091U JP1792091U JPH04115824U JP H04115824 U JPH04115824 U JP H04115824U JP 1792091 U JP1792091 U JP 1792091U JP 1792091 U JP1792091 U JP 1792091U JP H04115824 U JPH04115824 U JP H04115824U
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JP
Japan
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sludge
pipe
air supply
air
dry
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Pending
Application number
JP1792091U
Other languages
English (en)
Inventor
武志 常深
岳 藤井
治信 坂部
徹男 堀江
Original Assignee
大阪瓦斯株式会社
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 大阪瓦斯株式会社, 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 大阪瓦斯株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、汚泥の乾燥工程と粉砕工程
をある程度省力化しても支障を来さないような乾燥汚泥
の搬送装置を提供することにある。 【構成】 スクリューフィーダー13から汚泥落し込み
配管2を鉛直に設け、これと同芯状に、その下端部を囲
むように円筒管3と円錐状管6を上下に一体に接続して
設け、円筒管3の上端を端部4で密閉し、側面には搬送
空気供給配管5を接続すると共に、円錐状管6は下に行
くほど水平断面を小さくして、汚泥搬送配管7に曲管部
を介して滑らかに連結してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、下水処理場や、工場の排水処理施設等から発生する汚泥を 処理する工程における乾燥汚泥の搬送装置に関し、特に、搬送用空気と共に搬送 する乾燥汚泥の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記工場等からの汚泥は、乾燥機で大部分の水分を蒸発させ、粉砕又は 破砕して適当な粒度にした乾燥汚泥を、搬送流路を介して搬送用空気で溶融炉に 搬送して、溶融処理している。 上記搬送流路7には、図4に示すように、これに対して直交する方向から乾燥 汚泥を落し込む汚泥の落下経路2が設けてあり、搬送流路7を流れる搬送用空気 のエゼクタ効果で乾燥汚泥の落下経路2から乾燥汚泥を吸引しながら、これを溶 融炉に供給できるように、前記落下経路2の前記搬送流路7への接続部を小径に 絞った形状に形成してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の構成による乾燥汚泥の搬送装置においては、水分含有量 の大きい乾燥汚泥、或は、粒度の大きい乾燥汚泥は、もぐさ状となって前記落下 経路の内壁に付着し、ついには前記接続部を閉塞し、このため乾燥汚泥の搬送が 不能となる危険性があった。特に有機物含有量の大きい汚泥の場合、繊維質の成 分や高分子の成分が多いので、上記の弊害が著しい。 例えば、乾燥汚泥の水分が10〜20%であっても、粒度が500μm以上に なると搬送不能となる。 又、水分が10%以下、粒度が500〜5000μm 位であっても、或は又、水分10〜20%、粒度500μm以下であっても搬送 不能となる。 従って、10%以下程度の少ない水分で、且つ500μm以下程度の小さい粒 度の乾燥汚泥であることが、空気搬送のための条件になっていた。 しかしながら、この条件を満たすためには、乾燥工程と粉砕工程に相当の時間 とエネルギー或は動力を必要とする。 そこで、本考案の目的は、上記の厳しい条件よりもある程度緩和された条件の もとにおいても乾燥汚泥の搬送ができるような、言い替えれば、汚泥の乾燥工程 と粉砕工程をある程度省力化しても支障を来さないような乾燥汚泥の搬送装置を 提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案による乾燥汚泥の搬送装置の特徴構成は、自 然落下する汚泥の落下経路に対して周囲から下方に向けて空気を送り込む空気供 給路を設け、前記落下経路と前記空気供給路の下流側に、両者を合流させる合流 空間を、その水平断面が下流側ほど小さくなるように形成し、該合流空間をその 下手側に位置する汚泥の搬送流路に接続してあることにある。
【0005】
【作用】
上記構成によって、乾燥汚泥自体が重力によって落下しながら、前記空気供給 路から送り込まれる空気で同方向に確実に搬送流路に押し込まれる。又、空気供 給路から前記合流空間への入口の断面を、例えば図1に示すように円筒形の落下 経路2の下端を囲むリング状に形成し、その幅を一様に狭くし、前記合流空間1 0の壁に添って下方に向かう空気の流速を一様に大きくすることによって、汚泥 が合流空間10の内壁に付着することが防止できる。更に、前記合流空間10の 水平断面が下流側ほど小さくなるように形成してあるので合流空間10における 空気の平均流速は、下に行く程大きくなり、このため、乾燥汚泥は下に行く程速 やかに排出されるので搬送流路7への接続箇所を閉塞することなく安定した搬送 力を維持することができる。
【0006】
【考案の効果】
その結果、水分の多い汚泥、或は粒度の大きい汚泥であっても、汚泥自体に働 く重力と空気の押込力とで、これを比較的容易に搬送することができる。従って 、水分を下げるための乾燥工程や粒度を小さくするための粉砕工程に費やす時間 や動力等を節約することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図2に、本考案を用いて汚泥を溶融炉で処理する工程全体の概略を示す。汚泥 を乾燥する乾燥機11に大部分の水分を蒸発させて除いた乾燥汚泥をホッパー1 2に受け入れ、スクリューフィーダー13で切り出したものを、本考案による乾 燥汚泥の搬送装置1によって搬送し、溶融炉14に供給し、約1300゜Cで溶 融して、スラグと排ガスに分離し、スラグは道路舗装等の用に供し、排ガスはガ ス処理装置で有害物質を除去した後煙突15から放出するようにしてある。 図1は上記の工程の中で使用される本考案による乾燥汚泥の搬送装置1を示す 縦断面図である。 スクリューフィーダー13から自然落下する汚泥の落下経路として内径100 mmの汚泥落し込み配管2を鉛直に設け、これと同芯状に、その下端部を囲むよ うに円筒管3と円錐状管6を上下に一体に接続して設け、前記円筒管3の上端を 端部4で密閉し、側面には内径32mmの搬送空気供給配管5を接続すると共に 、前記円錐状管6は下に行くほど水平断面を小さくして、乾燥汚泥の搬送流路た る内径32mmの汚泥搬送配管7に曲管部を介して滑らかに連結してある。 上記の構成によって、前記汚泥落し込み配管2に対して周囲から下方に向けて 空気を送入する空気供給路9が汚泥落し込み配管2の外側に形成され、前記汚泥 落し込み配管2と前記空気供給路9の下流側に、両者を合流させる合流空間10 が形成されている。汚泥落し込み配管2の下端と円錐状管6との間隙8は3mm に設定してある。材料は全部鉄製である。
【0008】 上記の構成による乾燥汚泥の搬送装置によって、従来の装置では搬送できなか ったような粒度が大きい汚泥、或は水分の多い汚泥でも搬送できる。例えば56 60μm以上の粒径の粒子が45.3% の、図3に示す粒度分布を有する水分15% の乾燥汚泥を、表1に示すテストNo.1〜4 に掲げる乾燥汚泥供給量と空気供給量 で搬送した結果、何れの場合にも連続的に安定した搬送力を維持することができ た。
【0009】
【表1】
【0010】 表中、空気供給量は搬送空気供給管5から供給される空気の流量を表し、固気 比は、単位時間に汚泥落し込み配管2から供給される乾燥汚泥と、搬送空気供給 管5から供給される空気の重量比を表し、又、間隙速度は、間隙8を通過する空 気の線速度を表す。いずれの場合でも、間隙速度5m/sec以上あれば安定し て搬送できる。合流空間10内を下方に吹き付けられる搬送空気の線速度は下に 行くにつれて小さくなることのないように円錐状管6の水平断面を下方に向かっ て小さく絞ってある。
【0011】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による乾燥汚泥の搬送装置を示す縦断面
【図2】本考案を用いて汚泥を溶融炉で処理する全体の
概略工程図
【図3】実施例で用いた乾燥汚泥の粒度分布を示すヒス
トグラム
【図4】従来例
【符号の説明】
2 落下経路 5 空気供給路 7 搬送流路 9 空気供給路 10 合流空間
フロントページの続き (72)考案者 坂部 治信 東京都江東区豊州二丁目1番2号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)考案者 堀江 徹男 東京都江東区豊州二丁目1番2号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用空気で汚泥を搬送する乾燥汚泥の
    搬送装置であって、自然落下する汚泥の落下経路(2)
    に対して周囲から下方に向けて空気を送り込む空気供給
    路(9)を設け、前記落下経路(2)と前記空気供給路
    (5)の下流側に、両者を合流させる合流空間(10)
    を、その水平断面が下流側ほど小さくなるように形成
    し、該合流空間(10)を、その下手側に位置する汚泥
    の搬送流路(7)に接続してある乾燥汚泥の搬送装置。
JP1792091U 1991-03-25 1991-03-25 乾燥汚泥の搬送装置 Pending JPH04115824U (ja)

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JP1792091U JPH04115824U (ja) 1991-03-25 1991-03-25 乾燥汚泥の搬送装置

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JP1792091U JPH04115824U (ja) 1991-03-25 1991-03-25 乾燥汚泥の搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04115824U true JPH04115824U (ja) 1992-10-15

Family

ID=31904566

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1792091U Pending JPH04115824U (ja) 1991-03-25 1991-03-25 乾燥汚泥の搬送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017006824A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 月島機械株式会社 有機性廃棄物の処理装置および処理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61145031A (ja) * 1984-12-15 1986-07-02 Kawasaki Steel Corp 気流搬送装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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