JPH0411577A - 動力舵取装置の操舵力制御装置 - Google Patents

動力舵取装置の操舵力制御装置

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JPH0411577A
JPH0411577A JP11050390A JP11050390A JPH0411577A JP H0411577 A JPH0411577 A JP H0411577A JP 11050390 A JP11050390 A JP 11050390A JP 11050390 A JP11050390 A JP 11050390A JP H0411577 A JPH0411577 A JP H0411577A
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JP
Japan
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steering
spool
fluid
control valve
pressure chamber
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Application number
JP11050390A
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English (en)
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Isamu Chikuma
竹間 勇
Hiroshi Eda
広 恵田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、車両の動力舵取装置に関し、特に操舵を行う
入力軸の操舵トルクを、車両の走行、操舵状態によって
変化する物理量要素を検出して演算し、この物理量要素
の変化に対応して可変するようにした形式の動力舵取装
置の操舵力制御装置に関する。
〔従来の技術] この種動力舵取装置の操舵力制御装置としては、例えば
本出願人が先に提案した特開昭61155058号公報
に記載されているものがある。
この従来例は、油圧ポンプから供給される作動流体を、
車両の走行、操舵状態によって変化する物理量要素を検
出する検出手段の検出信号に基づき操舵力を設定する制
御装置からの制御信号によって位置制御される可変オリ
フィス弁により、定流量を供給する供給流路を2流路に
分流し、これら分流路の一方を一方の流路切換弁を介し
て操舵補助力を発生する操舵補助力発生機構に供給する
と共に、他方を他方の流路切換弁を介して操舵反力を発
生させる操舵反力発生機構に供給することにより、入出
力特性に大幅な変化が得られ、操舵感覚の感度が鋭敏で
且つエネルギー消費も比較的少ない動力舵取装置の操舵
力制御装置を得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の動力舵取装置の操舵力制御装
置では、可変オリフィス弁として、制御装置から供給さ
れる制御信号に比例して作動される比例ソレノイドによ
って分流路の流量制御を行うスプールが直接摺動位置制
御される構成となっていたので、スプールの摺動位置制
御を行う場合の駆動力を太き(することができず、塵埃
等がスプールの摺動面に付着してスプールの摺動抵抗が
大きくなったときに正確な位置制御を行うことが困難と
なるという課題があった。
本発明は、上記従来例の課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、スプールを大きな駆動力で駆動して、
正確な摺動位置制御することができる動力舵取装置の操
舵力制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による動力舵取装置の操舵力制御装置は、転舵機
構に連結される出力軸と、該出力軸に対して入力される
操舵トルクに応じて相対変位可能に連結された入力軸と
、これら入力軸及び出力軸の相対変位量に応じて操舵補
助力を発生する操舵補助力発生機構を作動させる操舵力
制御弁と、前記入力軸及び出力軸間に介挿された操舵反
力発生機構と、前記操舵力制御弁及び操舵反力発生機構
に供給する作動流体を制御する流体制御弁と、該流体制
御弁を車両の走行、操舵状態によって変化する物理量要
素を検出する検出手段の検出信号に基づき制御する制御
装置とを備えた動力舵取装置において、前記流体制御弁
は、ハウジング内にスプールを摺動自在に配設し、該ス
プールに形成した隔壁を挟んで前記操舵力制御弁に供給
する流体が供給される第1の圧力室及び供給流体が供給
される第2の圧力室を形成すると共に、当該スプール内
に前記第2の圧力室と連通して前記供給流体を前記操舵
力制御弁に供給する流体通路を形成し、該流体通路と前
記制御信号に応じて位置制御される制御ロンドとによっ
て可変絞りを形成した構成を有する。
[作用] 本発明による動力舵取装置の操舵力制御装置では、操舵
補助力発生機構及び操舵反力発生機構に供給する作動流
体量を制御する流体制御弁が、スプールの一端側に形成
され操舵力制御弁に供給される作動流体が供給される第
1の圧力室と隔壁を挟んで対峙する第2の圧力室の圧力
を、スプールに形成した流体通路と制御装置からの制御
信号に応じて位置制御される制御ロンドとによって形成
される可変オリフィスによって変化させることにより、
この第2の圧力室と第1の圧力室との圧力差に応じた推
力でスプールを摺動させる。したがって、塵埃等がスプ
ール等の摺動面に付着することにより、スプールの摺動
抵抗が大きくなってスプールが制御ロッドの位置に追従
しないときには、可変オリフィスによる第2の圧力室の
圧力が制御ロッドの移動方向に応じて正常時より大きく
なるか又は小さくなり、これに応じて第1の圧力室及び
第2の圧力室の差圧が増大することにより、スプールに
正常時より大きな駆動力が作用してスプールを制御ロッ
ドの進退に正確に追従させる。
〔実施例] 次に、本発明を第1図、第2図及び第3図に示した実施
例について説明すると、第1図はこの発明による動力舵
取装置の操舵力制御装置の縦断面図であり、第2図は操
舵反力発生機構を示す第1図の■−■線断面図、第3図
は流体制御弁を示す第2図のm〜■断面図である。
先ず、第1図について説明すると、lは上手体1a及び
下半体1bがボルト締めされたハウジングであって、各
上半体1a及び正反対ibに夫々同軸的な中心開口1c
及びIdが設けられている。
そして、上半体1aの中心開口1cの上部側にロータリ
弐の操舵力制御弁2が回動自在に配設され、このローク
リ制御弁2の内側に中空の入力軸3が回動自在に支承さ
れ、下半体1bの中心開口1dに操舵力制御弁2と一体
に回動する出力軸としてのピニオン軸4が回動自在に支
承され、これら入力軸3及びビニオン軸4間がトーショ
ンバー5によって相対回動可能に連結されていると共に
、ピニオン軸4には、転舵機構としてのラック軸6が噛
合されている。ここで、操舵力制御弁2は、入力軸3と
ピニオン軸4との相対回動変位に応じて、ラック軸6に
対して操舵補助力を発生する操舵補助力発生機構を構成
する付勢シリンダ7のピストン7aで画成される2つの
圧力室7b、7cを選択して作動油を供給することによ
り、舵取方向に応じた適正な操舵補助力を発生させる。
また、入力軸3の下端部及びピニオン軸4の上端部間に
は操舵反力を発生する操舵反力発生機構8が形成されて
いる。
この操舵反力発生機構8は、第2図に示すように、ピニ
オン軸4の上端部の外周部に形成された断面弓形をなす
一対の反力室9a、9bと、これら反力室9a、9b間
を連通ずるハウジングlに形成された環状溝9cと、反
力室9a、9b間に形成された円形凹部10aとその対
称的な左右外周部から外方に突出延長する凹部10b及
びl。
Cとからなる入力軸収納部10と、前記反力室9a、9
bと凹部10 b、  10 cとの間に穿設された貫
通孔11a、Ilb及びllc、Ildと、これら貫通
孔11a〜lid内に摺動可能に夫々配設されたプラン
ジャ12a〜12dと、入力軸3の下端に形成され前記
入力軸収納部10の凹部10b及びIOc内に挿入され
た制御アーム13a及び13bとで構成されている。こ
こで、プランジャ12a−12bの夫々は、入力軸3の
制御アーム13a及び13bに対向する端面に係合凸部
14が形成されていると共に、軸方向の中央部に軸方向
と直交する貫通孔15が形成され、この貫通孔15内に
プランジャ12a〜12dを収納する貫通孔11a〜l
id内に植立された貫通孔15の直径より小さい外径の
移動規制用ピン16が挿通され、このピン16によって
プランジャ12a〜12dの軸方向の移動量が規制され
ている。
そして、各プランジャ12a〜12dは、それらの貫通
孔15の制御アーム13a及び13bとは反対側に移動
規制用ピン16が係合している状態で、各プランジャ1
2a〜12dの係合凸部14が入力軸3の制御アーム1
3a及び13bの側面に係合し、逆に貫通孔15の制御
アーム13a及び13b側に移動規制用ピン16が係合
している状態で、各プランジャ12a〜12dの後端側
がピニオン軸4の反力室9a、9bを形成する側壁に当
接しないように設定され、プランジャ12a〜12dの
後端による反力室9a、9bを形成する側壁の薔りを防
止している。
また、ハウジング1の外周部には、その軸方向と直交す
る方向に流体制御弁としての可変オリフィス弁20が形
成されている。この可変オリフィス弁20は、第3図に
示すように、ハウジング1にその軸方向と交叉する方向
に穿設された断面円形のスプール収納孔21と、このス
プール収納孔21内の中央部に固定配置された円筒状の
スリーブ22と、このスリーブ22内に摺動自在に配設
されたスプール23と、このスプール23の摺動位置を
制御するソレノイド24とで構成されている。
ここで、ハウジング1には、その外周縁からスプール収
納孔21の底部に達するフィードバックボート25a1
スリーブ22の底部側に達する入力ポート25b、スリ
ーブ22の外周縁に達する戻りボート25c及び反力量
カポ−)25d並びにスリーブ22のソレノイド24側
に達する操舵出力ボート25eとが穿設され、フィード
バックボート25aが操舵出力ボート25eに連通され
ていると共に、入力ポート25bが外部の例えばエンジ
ンによって回転駆動される油圧ポンプ26に接続され、
戻りボート25cが外部のタンク27に接続され、反力
出力ポート25’dが前記操舵反力発生機構8の反力室
9a、9bに接続され、さらに制御比カポ−)25eが
操舵力制御弁2に接続されている。
また、スリーブ22は、外周面に戻りボート25c及び
反力出力ポート25dに連通ずる環状溝28a及び28
bが形成され、環状溝28aと連通ずる環状溝28cが
内周面に形成されていると共に、環状溝28bと内周面
との間に貫通孔28dが形成され、さらに内周面におけ
る貫通孔28dの右側に環状溝28eが穿設され、この
環状溝28eが連通孔28fを介してスリーブ22の右
側面に開口された構成を有する。
さらに、スプール23は、スプール収納用孔21のフィ
ードバックボート25a及び入力ボート25b間に摺接
する隔壁を構成するピストン部30aと、これより小径
で入力ボート25bに対向する中間径部30bと、これ
より小径でスリーブ22に摺接する小径部30cとを有
し、小径部30cの右端面から中心開口30dが穿設さ
れ、中間径部30bに中心開口30dの底部に連通ずる
貫通孔30eが穿設され、さらに小径部30cの外周面
に環状溝30fが穿設され、この環状溝30fの右端側
及び左端側に夫々チャンファ部30g及び30hが形成
され、中心開口30dの右端部にソレノイド24の制御
ロッド24aより僅かに大きい径の大径孔部30iが形
成されている。
そして、スプール23がそのピストン部30aの端面に
形成された凹部30jとスプール収納用孔21の底部と
の間に介挿されたコイルばね30kによって右方に付勢
され、その右方の摺動位置が中間径部30bの外周面に
形成されたストッパ301がスリーブ22の左端縁に当
接することにより規制され、この状態でスリーブ22の
環状溝28eがスプール23のチャンファ部30h、環
状溝30fを介して貫通孔28dに連通される。この状
態からスプール23が左動することにより、スリーブ2
2の環状溝28eとスプール23の環状溝30fとの間
が遮断され、これに代えてスリーブ22の貫通孔28d
と環状溝28cとの間がスプール23の環状溝3Of及
びチャンファ部30gを介して連通される。
またさらに、ソレノイド24は、入力される励磁電流に
比例して前進される制御ロッド24aを有し、この制御
ロッド24aが内部に配設されたリターンスプリング(
図示せず)によって右方に付勢されている。ここで、制
御ロッド24aの進退量Xと入力される励磁電流iとの
関係は、第4図に示すように、励磁電流iがリターンス
プリングの押圧力に抗する推力となる所定値10を越え
るまでは進退量Xが零の状態を維持し、所定値10を越
えると以後励磁電流iの増加に比例して進退量Xが増加
するように選定されている。
そして、ソレノイド24には、車速センサ40からの車
速検出値Vが入力される制御装置41から励磁電流iが
供給される。この制御装置41は、第5図に示すように
、車速センサ40の車速検出値Vが零から極低速V、ま
での所謂据え切り状態となる間は比較的多い電流値i 
MAXをソレノイド24に出力し、極低速■、を越える
と車速検出値■の増加に反比例して減少する励磁電流i
をソレノイド24に出力する。
次に上記実施例の動作について説明する。今、車両が駐
車状態にあってアクセサリ−スイッチがオフ状態である
ものとすると、この状態では、制御装置41が非作動状
態であり、これから出力される励磁電流iが零であるの
で、可変オリフィス弁20におけるソレノイド24の制
御ロッド24aは、リターンスプリングによって右方に
付勢されて第3図図示の後退位置にある。このとき、イ
グニッションスイッチがオフ状態であることにより、エ
ンジンも停止状態にあり、油圧ポンプ26も停止状態に
あるので、可変オリフィス弁20の入カポ−)30bに
供給される作動油量は零となっている。このため、スリ
ーブ22の左端とスプール23のピストン部30aとの
間に形成される第2の圧力室30mの圧力も零であると
共に、スリーブ22の右側の圧力室30nとスプール2
3の左側の第1の圧力室30oとは連通されているので
、両圧力室30n及び300の圧力も零であるので、ス
プール23はコイルばね30kによってストッパ301
がスリーブ22の左端に当接する位置となり、圧力室3
0nと反力出力ポート30dとがスリーブ22の連通孔
24f、環状溝24e、スプール23のチャンファ部3
0h、環状溝30f及びスリーブ22の油路24d、環
状溝23bを通じて連通された状態にある。
この状態から、アクセサリ−スイッチをオン状態とする
ことにより、車速センサ40及び制御装置41に電源が
投入され、これらが作動状態となる。このとき、車両が
停車状態であるので、車速センサ40から出力される車
速検出値■が零であり、制御装置41から出力される励
磁電流がi WAXとなる。このため、ソレノイド24
の制御ロッド24aがリターンスプリングに抗して前進
し、スプール23の大径孔部30i内に挿入され、この
制御ロッド24aによって中心開口30dが閉塞された
状態となる。
その後、イグニッションスイッチをオン状態として、エ
ンジンを始動することにより、油圧ポンプ26が回転駆
動されると、作動油が可変オリフィス弁20の入カポ−
)25bに入力される。このとき、スプール23の中心
開口30dが制御ロッド24aによって閉塞されている
ので、第2の圧力室30mの圧力が上昇し、その圧力に
よる推力がコイルばね301の付勢力を越えると、スプ
ール23が左動する。このため、圧力室30nと反力出
力ポート25dとの間が遮断され、これに代えて反力出
力ポート25dと戻りポート25cとの間が連通状態と
なるため、操舵反力発生機構8の反力室9a、9b内の
作動油がタンク27に戻され、操舵反力発生機構8によ
る入力軸3に対する操舵反力は零の状態となる。一方、
スプール23が左動することにより、中心開口30dの
大径孔部30iから制御ロッド24aの先端が抜けだす
と、中心開口30dと圧力室30nとが大径孔部30i
と制御ロッド24aとによって形成される可変オリフィ
スvOによって連通されることになり、圧力室30nの
圧力が上昇し、これに伴って第1の圧力室30oの圧力
も上昇する。
したがって、スプール23は、スプール23のピストン
部30aの断面積をA、第2の圧力室30mの圧力をP
2、第1の圧力室30oの圧力をPlとし、コイルばね
30.にのばね定数をk、変位をXとすると、 p2XA、=P、XA+kx     ・・・・・・(
1)が成立する状態で釣り合うことになり、この状態で
反力比カポ−)30dと戻りボート30Cとが連通状態
を維持して油圧ポンプ26から供給される作動油は全量
が操舵力制御弁2に供給される。
このとき、ステアリングホイールを据切りしていない状
態では、操舵力制御弁2が中立位置にあり、付勢シリン
ダ7の圧力室7b及び7Cの双方に作動油が供給される
ため、両者が等圧力となって、ピストンロッド7aは中
央位置で停止状態にあり、操舵輪は直進走行位置に維持
される。
また、この停車状態で、ステアリングホイールを右方向
(又は左方向)に据切りすると、ステアリングホイール
1の操舵力が入力軸3に伝達されてピニオン軸4との間
に相対回動変位を生しるので、付勢シリンダ7の圧力室
7c(又は7b)側の圧力が圧力室7b(又は7c)側
に比較して高くなり、ピストンロッド7aが右方向(又
は左方向)に移動して、所定の操舵補助力を発生し、据
切りを軽く行うことができる。
そして、車両が停車状態から走行を開始して、車速セン
サ40で検出される車速検出値■が増加すると、これに
応じて制御装置41から出力される励磁電流iが少なく
なるので、可変オリフィス弁20におけるソレノイド2
40制御ロツド24aが後退する。これによって、制御
ロツF24aの先端とスプール23の大径孔部30iと
で形成される可変オリフィスVOの開口面積が広くなる
ことにより、第2の圧力室30mの圧力Pzが低下する
ことにより、スプール23を左動させる推力が減少する
。このため、スプール23が右動して可変オリフィスv
Oの開口面積が小さくなり、これによって第2の圧力室
30mの圧力が上昇し、前記(1)式を満足する状態で
釣り合ってスプール23の移動が停止される。
このようにして、車速センサ40の車速検出値■が増加
するに伴ってスプール23が右動することにより、反力
出力ボート25dと戻りポート25Cとの間が遮断され
、これに代えて反力比カポ−)25dと圧力室30nと
の間が連通状態となる。このため、第3の圧力室30n
の圧力pHがスリーブ22の環状溝25eとスプール2
3のチャンファ部30hとで形成される可変オリフィス
の開口面積が車速検出値■の増加に応じて大きくなるた
め、反力比カポ−)25dから操舵反力発生機構8の反
力室9a、9bに出力される反力油圧PRが増加するこ
とになる。この状態となると、操舵反力発生機構8の反
力室9a及び9bは、環状溝90によって連通されてい
るので、両反力室9a及び9bの圧力が等しく上昇する
ことになる。
このとき、ステアリングホイールを操舵していない状態
では、入力軸3とピニオン軸4とに相対回動変位を生じ
ていないことにより、第2図に示すように、各プランジ
ャ12a〜12dが夫々入力軸3の制御アーム13a及
び13b側に付勢されて、その係合凸部14が制御アー
ム13a及び13bの側面に係合した状態となっている
。この状態からステアリングホイールを右切り(又は左
切り)すると、入力軸3が第2図でみて時計方向(又は
反時計方向)に回動しようとするが、プランジャ12a
及び12dが夫々制御アーム13a及び13bの時計方
向端面に当接していることにより、このプランジャ12
a及び12dに、反力室9a、9bの反力油圧をP+t
とし、プランジャ12a〜12dの断面積をAP とす
ると、夫々PRXAPで表される推力が発生することか
ら、これらプランジャ12a及び12dによって操舵方
向とは逆方向の偶力が入力軸3に作用することになり、
入力軸3の回動を抑制する操舵反力を発生することがで
きる。
この操舵反力は、操舵力制御弁2に供給される操舵出力
圧Pvが増加することに応じて増加することになるので
、操舵力制御弁2に供給する操舵出力圧Pvと操舵反力
圧P+tとの関係は、第6図に示すように、操舵反力圧
PRが操舵出力圧Pvが一定であるとしたときに、車速
検出値■に応じて上昇すると共に、操舵出力圧Pvの増
加に比例して増加することになる。
このため、車両が高速走行状態となると、そのときの操
舵出力圧Pvに応じて操舵反力PRも増加することによ
り、操舵反力発生機構8のプランジ+12a、12d 
(又は12b、12c)で発生する操舵反力も増加する
ことにより、ステアリングホイールの操舵が重くなり、
車速に応じた最適な操舵感覚を得ることができると共に
、高速走行時に急操舵が行われてコーナリング限界を越
えることによりドリフト状態又はスピン状態に陥ること
を防止することができる。
このように、上記実施例によると、車速センサ40の車
速検出値Vに応じて可変オリフィス弁20におけるソレ
ノイド24の制御ロッド24aの進退量Xが制御され、
この制御ロッド24aの進退量Xによって、制御ロッド
24aとスプール23の大径孔部30iとで形成される
可変オリフィス■0の開口面積が変更されることにより
、スプール23のピストン部30aを挾んで対峙する第
1の圧力室30o及び第2の圧力室30mに圧力差を生
し、この圧力差に応した推力によってスプール23が移
動される。したがって、例えばスリーブ22とスプール
23との摺接面に塵埃が付着してスプール23の摺動抵
抗が増加したものとすると、例えば車速検出値Vが増加
して制御口・7ド24aが後退するときには、先ず制御
ロッド24aが後退することにより、これとスプール2
30大径孔部30iとで形成される可変オリフィスVO
の開口面積が大きくなり、これに応して圧力室30mの
圧力が低下する一方、圧力室30n及び30oの圧力が
上昇することになるので、スプール23のピストン部3
0aを挟んで対峙する第1の圧力室30o及び第2の3
0m間の圧力差がより大きくなって、第1の圧力室30
oの圧力P。
による推力が増加することにより、スプール23を高摺
動抵抗に抗して右動させることができる。
逆に、車速検出値Vが減少して制御ロッド24aが前進
するときには、制御ロッド24aの前進によってスプー
ル23の大径孔部30iが閉塞されることにより、第2
の圧力室30mの圧力P2が上昇する一方、圧力室30
n及び300の圧力P、が減少するので、圧力室30m
の圧力P2による推力が増加し、これによってスプール
23を高摺動抵抗に抗して左動させることができる。
なお、上記実施例では、スプール23の大径孔部30i
内にソレノイド24の制御ロッド24aが挿入されるよ
うに構成されている場合について述べたが、これに限ら
ず制御ロッド24aの端面に凹部を形成し、この凹部内
にスプール23の端部が挿入されるようにして可変オリ
フィス■0を形成するようにしてもよい。
また、上記実施例では、制御ロッド24aをソレノイド
24によって進退させる場合について述べたが、駆動モ
ータによって回転駆動されるねじ軸とこれに螺合するナ
ツトとで構成される送りねじ機構によって制御ロッドを
進退させたり、駆動モータによって回転駆動されるピニ
オンとこれに噛合するラック軸とによって制御ロッドを
進退させるたり、その他任意の直線移動機構を適用する
ことができる。
さらに、上記実施例では、ソレノイド24にリターンス
プリングが内装されている場合について述べたが、これ
を省略することもできる。
また、上記実施例では、スプール23を右方に付勢する
コイルばね30kを設けたが、これに代えてスプール2
3のピストン部30aを挟んで対峙する圧力室30m及
び30oの断面積A、及びAoを断面積A、に対して断
面積A0を大きくして推力差を生じさせるようにしても
よい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る動力舵取装置の操舵反力制
御装置によれば、操舵反力発生機構に供給する作動流体
を制御する流体制御弁を、ハウジングに対して摺動自在
にスプールを配設し、このスプールの一端側に第1の圧
力室を形成すると共に、この第1の圧力室にスプールに
設けた隔壁を介して対峙する第2の圧力室を形成し、こ
の第2の圧力室をスプール内に設けた流体通路を介して
操舵力制御弁及び第1の圧力室に連通させ、この流体通
路と制御信号に応じて位置制御される制御ロッドとによ
って可変絞りを形成した構成としたので、制御ロッドと
流体通路とによって形成される可変絞りによって生じる
、スプールの隔壁を介して対峙する第1の圧力室及び第
2の圧力室間の圧力差を利用してスプールを摺動させる
ことができ、塵埃等の付着によってスプールの摺動抵抗
が増加した場合でも、何ら支障なくスプールを摺動させ
ることができる効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す縦断面図、第2図は第1
図の■−■線断面図、第3図は第2図のI[[−11I
線断面図、第4図は可変オリフィス弁を構成するソレノ
イドの励磁電流と制御ロッドの進退量との関係を示す特
性線図、第5図は制御装置における車速検出値と励磁電
流との関係を示す特性線図、第6図は車速検出値をパラ
メータとしたロークリ制御弁の制御圧と反力油圧との関
係を示す特性線図である。 図中符号1はハウジング、2は操舵力制御弁、3は入力
軸、4はピニオン軸(出力軸)、7は付勢シリンダ(操
舵補助力発生機構)、8は操舵反力発生機構、20は可
変オリフィス弁(流体制御弁)、22はスリーブ、23
はスプール、24はソレノイド、24aは制御ロッド、
25aはフィードバック圧ボート、25bは入力ポート
、25Cは戻りボート、25dは反力圧出力ボート、2
5eは操舵圧出力ポート、26は油圧ポンプ、27はタ
ンク、30aはピストン部(隔壁)、30dは中心開口
、30eは貫通孔、30にはコイルばね、30mは第2
の圧力室、30oは第1の圧力室である。 特許出願人  日本精工株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 転舵機構に連結される出力軸と、該出力軸に対して入力
    される操舵トルクに応じて相対変位可能に連結された入
    力軸と、これら入力軸及び出力軸の相対変位量に応じて
    操舵補助力を発生する操舵補助力発生機構を作動させる
    操舵力制御弁と、前記入力軸及び出力軸間に介挿された
    操舵反力発生機構と、前記操舵力制御弁及び操舵反力発
    生機構に供給する作動流体を制御する流体制御弁と、該
    流体制御弁を車両の走行、操舵状態によって変化する物
    理量要素を検出する検出手段の検出信号に基づき制御す
    る制御装置とを備えた動力舵取装置において、前記流体
    制御弁は、ハウジング内にスプールを摺動自在に配設し
    、該スプールに形成した隔壁を挟んで前記操舵力制御弁
    に供給する流体が供給される第1の圧力室及び供給流体
    が供給される第2の圧力室を形成すると共に、当該スプ
    ール内に前記第2の圧力室と連通して前記供給流体を前
    記操舵力制御弁に供給する流体通路を形成し、該流体通
    路と前記制御信号に応じて位置制御される制御ロッドと
    によって可変絞りを形成した構成を有することを特徴と
    する動力舵取装置の操舵力制御装置。
JP11050390A 1990-04-27 1990-04-27 動力舵取装置の操舵力制御装置 Pending JPH0411577A (ja)

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US07/692,305 US5147009A (en) 1990-04-27 1991-04-26 Steering force control apparatus of power steering system
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0551479A1 (en) * 1991-07-30 1993-07-21 Aura Systems, Inc. Variable assist gain control apparatus for a servo-assist system
KR100848635B1 (ko) * 2007-02-28 2008-07-28 주식회사 만도 압력 제어 밸브 및 이를 포함하는 전자 제어 동력 보조조향장치

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