JPH04115290U - 二重管式熱交換器 - Google Patents

二重管式熱交換器

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JPH04115290U
JPH04115290U JP2245091U JP2245091U JPH04115290U JP H04115290 U JPH04115290 U JP H04115290U JP 2245091 U JP2245091 U JP 2245091U JP 2245091 U JP2245091 U JP 2245091U JP H04115290 U JPH04115290 U JP H04115290U
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JP
Japan
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tube
heat exchanger
outer tube
inner tube
double
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Application number
JP2245091U
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English (en)
Inventor
唯好 田島
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内部清掃作業の能率化を図る。 【構成】コネクタ13には第一の接続口11と第二の接
続口12とを設けている。第一の接続口は内側チューブ
の内側に、第二の接続口12は内側チューブと外側チュ
ーブとの間の筒状空間に、それぞれ通じている。コネク
タ13に排出口14を設け、この排出口14を通じて、
上記筒状空間内の水を排出自在としている。この排出口
14は、蓋15により開閉自在である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る二重管式熱交換器は、漁船に設置して捕れた魚を入れておく漁 艙に付設し、漁艙内の海水を冷却する漁艙冷却装置に組み込んで、冷媒により海 水を冷却したり、或は海水により冷媒を凝縮するのに利用する。
【0002】
【従来の技術】
漁船には捕れた魚を入れておく為の漁艙を設けているが、魚の鮮度を保つ為に は、この漁艙中の海水を低温に保つ必要がある。
【0003】 この為従来から、例えば特開平1−117734号公報等に開示されている様 に、各種構造の漁艙冷却装置が提案され、使用されている。
【0004】 図4は、冷却装置を付属させた漁艙を示している。この漁艙冷却装置は、漁艙 1に設けた吸い出し口から吸い出した海水を熱交換部2で冷却してから、再び上 記漁艙1内に戻すもので、上記熱交換部2は、従来から図5〜6に示す様に構成 されている。
【0005】 3は、次述する第一の内側チューブ4と共に二重管式熱交換器を構成する、第 一の外側チューブで、ゴム等の可撓性を有する材料により造られた、この第一の 外側チューブ3内には、第一の送水ポンプ5の運転に伴なって、漁艙1内の海水 を一端から吸引し、他端からこの海水を、再び上記漁艙1に戻す。この外側チュ ーブ3内には、耐食性の優れた金属材により造られた第一の内側チューブ4が、 その全長に亙って挿入されている。この第一の内側チューブ4は、上記第一の外 側チューブ3内を流れる海水を冷却する為のエバポレータとして機能するもので 、一端から送り込まれた液状の冷媒を内部で蒸発させて、他端より送り出す。
【0006】 実際の場合には、上記第一の外側チューブ3の両端部にはコネクタを設け、こ のコネクタに、第一の内側チューブ4の端部開口に通じる第一の接続口と、第一 の内側チューブ4の外周面と第一の外側チューブ3の内周面との間に存在する筒 状空間に通じる第二の接続口とを設け、各コネクタを介して、上記第一の外側チ ューブ3及び第一の内側チューブ4の両端を、他の配管部に接続している。
【0007】 又、6は第二の外側チューブで、やはりゴム等の可撓性を有する材料により造 られており、第二の送水ポンプ8の運転に伴なって、船の周囲の海水を一端から 吸引し、他端からこの海水を、再び船の周囲に排出する。この第二の外側チュー ブ6内には、やはり耐食性の優れた金属材により造られた、第二の内側チューブ 7が、その全長に亙って挿入されている。
【0008】 この第二の内側チューブ7は、コンプレッサ10から吐出した冷媒を凝縮する 為のコンデンサとして機能するもので、一端から送り込まれた冷媒ガスを内部で 凝縮させる。第二の外側チューブ6の両端部にも、前記第一の外側チューブ4と 同様のコネクタを設け、第二の内側チューブ7及び第二の外側チューブ6の両端 を、他の配管部に接続している。
【0009】 上記第一の内側チューブ4の一端と上記第二の内側チューブ7の他端との間に は、膨張弁9等の膨張手段を設け、上記第一の内側チューブ4の他端をコンプレ ッサ10の吸入口に、上記第二の内側チューブ7の一端を上記コンプレッサ10 の吐出口に、それぞれ接続している。
【0010】 従来から知られた漁艙冷却装置は、上述の様に構成されるが、コンプレッサ1 0の運転に伴なってこのコンプレッサ10から吐出され、第二の内側チューブ7 を通過する間に凝縮した冷媒は、膨張弁9を通過してから第一の内側チューブ4 に流入し、この第一の内側チューブ4内で蒸発して、この第一の内側チューブ4 を冷却する。
【0011】 この結果、上記第一の内側チューブ4を挿通した第一の外側チューブ3内を循 環する、漁艙1内の海水が冷却されてから、この漁艙1内に戻される様になり、 漁艙1内の海水が冷却される。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の様な従来の漁艙冷却装置に組み込まれる二重管式熱交換器の 場合、コネクタを外さない限り、第一、第二の内側チューブ4、7の外周面と第 一、第二の外側チューブ3、6の内周面との間の筒状空間に存在する海水を排出 出来ず、二重管式熱交換器内部の清掃作業が面倒である。
【0013】 本考案の二重管式熱交換器は、コネクタを外す事なく、上記筒状空間内に存在 する海水を排出自在とする事で、二重管式熱交換器内部の清掃作業を容易に行な える様にしたものである。
【0014】
【課題を解決する為の手段】
本考案の二重管式熱交換器は何れも、前述した従来の二重管式熱交換器と同様 に、一端から送り込んだ水を他端から送り出す外側チューブ3、6と、この外側 チューブ3、6内に挿入され、一端から送り込まれた冷媒を他端から送り出す内 側チューブ4、7とから成る。
【0015】 又、請求項1に記載された二重管式熱交換器は、図1に示す様に、上記外側チ ューブ3、6の両端部にコネクタ13を設けている。このコネクタ13は、内側 チューブ4、7の端部開口に通じる第一の接続口11と、内側チューブ4、7の 外周面と外側チューブ3、6の内周面との間に存在する筒状空間に通じる第二の 接続口12とを有する。
【0016】 更に、本考案の二重管式熱交換器に組み込まれるコネクタ13の内、少なくと も下側に存在するコネクタ13に(好ましくは上下両側のコネクタ13に)は、 上記筒状空間に通じる排出口14を設けると共に、この排出口14を開閉自在な 蓋15を設けている。
【0017】 更に、請求項2に記載された二重管式熱交換器に於いては、図2〜3に示す様 に、上記外側チューブ3、6の一部、例えばコイル状に巻回した外側チューブ3 、6の一段置きに、内側チューブ4、7の外周面と外側チューブ3、6の内周面 との間に存在する筒状空間に通じる排出口16、16を設けると共に、この排出 口16、16を開閉自在な蓋17、17を設けている。
【0018】
【作用】
上述の様に構成される本考案の二重管式熱交換器の場合、蓋15、17を外し て排出口14、16を開放する事により、内側チューブ4、7の外周面と外側チ ューブ3、6の内周面との間に存在する筒状空間内に存在する海水を排出出来る 。
【0019】 排出口14、16に蓋15、17を着脱する作業は、外側チューブ3、6の端 部にコネクタ13を着脱するのに比べて遥かに容易且つ短時間で行なえる為、二 重管式熱交換器内部の清掃作業の能率化を図れる。
【0020】
【考案の効果】
本考案の二重管式熱交換器は、以上に述べた通り構成され作用する為、内部の 清掃作業を容易に行なえ、常に内部を奇麗な状態として、この二重管式熱交換器 を組み込んだ漁艙冷却装置を良好な状態で運転出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に記載された考案の要部側面図。
【図2】 請求項2に記載された考案の要部側面図。
【図3】 図2の拡大A−A断面図。
【図4】 漁艙冷却装置を付設した漁船の斜視図。
【図5】 本考案の対象となる二重管式熱交換器を組み
込んだ漁艙冷却装置の要部斜視図。
【図6】 同じく分解斜視図。
【符号の説明】
1 漁艙 2 熱交換部 3(第一の)外側チューブ 4(第一の)内側チューブ 5 第一の送水ポンプ 6(第二の)外側チューブ 7(第二の)内側チューブ 8 第二の送水ポンプ 9 膨張弁 10 コンプレッサ 11 第一の接続口 12 第二の接続口 13 コネクタ 14 排出口 15 蓋 16 排出口 17 蓋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端から送り込んだ水を他端から送り出
    す外側チューブと、この外側チューブ内に挿入され、一
    端から送り込まれた冷媒を他端から送り出す内側チュー
    ブと、上記外側チューブの両端部に設けられ、内側チュ
    ーブの端部開口に通じる第一の接続口、及び内側チュー
    ブの外周面と外側チューブの内周面との間に存在する筒
    状空間に通じる第二の接続口を有するコネクタとから成
    る二重管式熱交換器に於いて、上記コネクタの内、少な
    くとも下側に存在するコネクタに、上記筒状空間に通じ
    る排出口を設けると共に、この排出口を開閉自在な蓋を
    設けた事を特徴とする二重管式熱交換器。
  2. 【請求項2】 一端から送り込んだ水を他端から送り出
    す外側チューブと、この外側チューブ内に挿入され、一
    端から送り込まれた冷媒を他端から送り出す内側チュー
    ブとから成る二重管式熱交換器に於いて、上記外側チュ
    ーブの一部に、内側チューブの外周面と外側チューブの
    内周面との間に存在する筒状空間に通じる排出口を設け
    ると共に、この排出口を開閉自在な蓋を設けた事を特徴
    とする二重管式熱交換器。
JP2245091U 1991-03-15 1991-03-15 二重管式熱交換器 Pending JPH04115290U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56113362A (en) * 1980-02-12 1981-09-07 Masashi Hashimoto Method and apparatus for centrifugal separation of corpuscular material
JPS56130294A (en) * 1980-03-17 1981-10-13 Katayama Chem Works Co Ltd Treatment of waste water containing iron cyanogen complex ion
JPS60105896A (ja) * 1983-11-14 1985-06-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 水熱交換器の空気及び水抜装置

Patent Citations (3)

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