JPH04115050U - レーザ繊維配向計 - Google Patents

レーザ繊維配向計

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JPH04115050U
JPH04115050U JP1953191U JP1953191U JPH04115050U JP H04115050 U JPH04115050 U JP H04115050U JP 1953191 U JP1953191 U JP 1953191U JP 1953191 U JP1953191 U JP 1953191U JP H04115050 U JPH04115050 U JP H04115050U
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JP
Japan
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paper
laser
apex
laser beam
optical fiber
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Application number
JP1953191U
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English (en)
Inventor
里香 高橋
健二 磯崎
Original Assignee
横河電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザビームの回折現象を利用して、紙平面
内の繊維の配向比と配向角をオンラインで測定するレー
ザ透過型繊維配向計に関し、正確な配向角が測定できる
繊維配向計を提供することを目的とする。 【構成】 紙13に対する透過又は反射光をスリット1
6が設けられた半球に導き、各スリット16の光強度を
光ファイバ束17,受光素子19を用いて計測し、紙1
3の繊維の配向角・配向比を計測するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザビームを利用して、紙平面内の繊維の配向比と配向角をオン ラインで測定するレーザ繊維配向計に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の繊維配向計の一実施例を説明する構成図、図7は図6におけるレ ーザビームが紙に当ったところの拡大図、図8は図6における透過散乱光を説明 する図である。
【0003】 図6において、レーザ光源1より出射した、直径100 〜200 μm のレーザビー ムLBは、図7に示すように紙2の繊維であるセルロースSの長手方向ににじむ ように透過散乱し、受光素子3上にあたる。
【0004】 このとき、受光素子3上の透過散乱光は図8に示すような楕円形状となり、こ の楕円の長径方向を検出することで紙2の繊維の配向角がわかる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の繊維配向計においては、透過散乱光の面積が1mm 2程度と 小さく、透過散乱光が受光素子3の中心に当らず、正確な配向角の測定がしにく いという問題点がある。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、正確な配向角が 測定できるレーザ繊維配向計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の考案は、ビーム径が数mmのレーザビームを 紙に対して出射するレーザ光源と、前記レーザ光源と反対側に配設され、前記紙 を透過したレーザビームが頂点に到達するよう設けられた内部反射のない半球と 、該半球と前記紙との間に配設され、前記透過レーザビームが通過する穴が穿設 された外来光遮断プレートと、前記半球の頂点部近傍より放射上に延出し、前記 頂点を介して対称に設けられたN組のスリットと、一端部が該各スリットに沿っ て取り付けられた光ファイバ束と、該各光ファイバ束の他端部に取り付けられた 受光素子とを具備するように構成する。
【0008】 又、請求項2記載の考案は、ビーム径が数mmのレーザビームを紙に対して出射 するレーザ光源と、開放面が前記紙に対向するように配設され、頂点部に前記レ ーザ光源が取り付けられた半球と、該半球の頂点部近傍より放射上に延出し、前 記頂点を介して対称に設けられたN組のスリットと、一端部が該各スリットに沿 って取り付けられた光ファイバ束と、該各光ファイバ束の他端部に取り付けられ た受光素子とを具備するように構成する。
【0009】
【作用】
請求項1記載のレーザ繊維配向計において、紙を透過したビーム径が数mmのレ ーザビームは回折し、外来光遮断プレートの穴を介して、半球の内面に到達する 。ここで、スリットに到達したレーザビームは、光ファイバ束を介して受光素子 に到達し、各受光素子で各スリットの光強度が測定され、紙の繊維の配向角が判 定される。
【0010】 又、請求項2記載のレーザ繊維配向計において、紙で反射したビーム径が数mm のレーザビームは半球の内面に到達する。ここで、スリットに到達したレーザビ ームは、光ファイバ束を介して受光素子に到達し、各受光素子で各スリットの光 強度が測定され、紙の繊維の配向角が判定される。
【0011】
【実施例】
次に図面を用いて本考案の一実施例を説明する。図1は本考案の第1の実施例 の構成図、図2は図1における半球を開放面より見た図、図3は図1における紙 を透過したレーザビームの強度分布の一例を説明する図、図4は図3における光 の強度分布を縦軸に、位相を横軸に示した図、図5は本考案の第2の実施例を説 明する図である。
【0012】 先ず、図1乃至図4を用いて本考案の第1の実施例を説明する。図1及び図2 において、レーザ光源11より出射したレーザビームLBはミラー12によって 進路を変更され、紙13上に投射される。尚、本実施例におけるレーザビームL Bの径は数mmのものを用いている。
【0013】 紙13を介してレーザ光源11と反対側には、紙13を透過したレーザビーム LBが頂点に到達する、内部反射のない半球14が配設されている。
【0014】 更に、半球14と紙13との間には、透過レーザビームLBが通過する穴15 aが穿設された外来光遮断プレート15が配設されている。一方、半球14には 、頂点部近傍より放射上に延出し、頂点を介して対称に設けられたN組(本実施 例では、a,a′,b,b′,c,c′,d,d′の4組、このうちa,a′と b,b′とは直交関係にある)のスリット16が穿設されている(図2参照)。
【0015】 各スリット16一端部には、スリット16に沿って光ファイバ束17が取り付 けられている。そして、各光ファイバ束17の他端部には、集光レンズ18を介 して受光素子19が取り付けられている。
【0016】 次に、上記構成の作動を説明する。レーザ光源11を出射したレーザビームL Bは、ミラー12で進路を変更され、紙13に到達する。そして、紙13を透過 し、ここで回折する。この時、回折した光の強度分布の一例はは図3に示すよう 異方性を示す。この図において、斜線が重なっている部分ほど強度分布が強いこ とを示している。
【0017】 次に、外来光遮断プレート15の穴15aを介して、半球14の内面上に到達 する。ここで、スリット16に到達したレーザビームLBは、光ファイバ束17 を伝播し、集光レンズ18で集光され、受光素子19に到達し、各受光素子で各 スリットの光強度が測定される。この時、各スリット16の光の強度分布の一例 を図3に示す。
【0018】 そして、紙13の繊維の配向比は、直交する(a,a′)(b,b′)の各光 強度を比較して決定される。又、紙13の繊維の配向角は、(a,a′),(b ,b′),(c,c′),(d,d′)の各光強度から最も光が強く検出される 方向を計算により求める。
【0019】 上記構成によれば、レーザビームLBの径が従来例よりも大きいので、透過散 乱光の面積も広くなり、正確な配向角の測定が行える。又、配向比も測定するこ とができる。更に、光ファイバ束17を用いたことにより受光素子の数を少なく することができる。
【0020】 尚、本考案は、上記実施例に限るものではない。スリット16は実用に合わせ て適宜に決めることができる。
【0021】 次に、図5を用いて本考案の第2の実施例を説明する。前述の実施例では、紙 13の透過光が異方性を有していることを用いて、紙13の繊維の配向角・配向 比を測定するものであったが、本実施例では、紙13に対する反射光も異方性を 有していることを用いて紙13の繊維の配向角・配向比を測定するものである。
【0022】 このような構成においても、第1の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、正確な配向角が測定できるレーザ透過型繊 維配向計を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の構成図である。
【図2】図1における半球を開放面より見た図である。
【図3】図1における紙を透過したレーザビームの強度
分布の一例を説明する図である。
【図4】図3における光の強度分布を縦軸に、位相を横
軸に示した図である。
【図5】本考案の第2の実施例を説明する図である。
【図6】従来の繊維配向計の一実施例を説明する構成図
である。
【図7】図6におけるレーザビームが紙に当ったところ
の拡大図である。
【図8】図6における透過散乱光を説明する図である。
【符号の説明】
11 レーザ光源 13 紙 14 半球 15 外来光遮断プレート 15a 穴 16 スリット 17 光ファイバ束 19 受光素子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーム径が数mmのレーザビーム(LB)
    を紙(13)に対して出射するレーザ光源(11)と、
    前記レーザ光源(11)と反対側に配設され、前記紙
    (13)を透過したレーザビーム(LB)が頂点に到達
    するよう設けられた内部反射のない半球(14)と、該
    半球(14)と前記紙(13)との間に配設され、前記
    透過レーザビーム(LB)が通過する穴(15a)が穿
    設された外来光遮断プレート(15)と、前記半球(1
    4)の頂点部近傍より放射上に延出し、前記頂点を介し
    て対称に設けられたN組のスリット(16)と、一端部
    が該各スリット(16)に沿って取り付けられた光ファ
    イバ束(17)と、該各光ファイバ束(17)の他端部
    に取り付けられた受光素子(19)と、を具備すること
    を特徴とするレーザ繊維配向計。
  2. 【請求項2】 ビーム径が数mmのレーザビームを紙に対
    して出射するレーザ光源と、開放面が前記紙に対向する
    ように配設され、頂点部に前記レーザ光源が取り付けら
    れた半球と、該半球の頂点部近傍より放射上に延出し、
    前記頂点を介して対称に設けられたN組のスリットと、
    一端部が該各スリットに沿って取り付けられた光ファイ
    バ束と、該各光ファイバ束の他端部に取り付けられた受
    光素子と、を具備することを特徴とするレーザ繊維配向
    計。
JP1953191U 1991-03-28 1991-03-28 レーザ繊維配向計 Withdrawn JPH04115050U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001075423A1 (fr) * 2000-03-30 2001-10-11 Nippon Paper Industries Co., Ltd. Procede et appareil pour mesurer l'orientation de fibres de papier
JP2007085908A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Yokogawa Electric Corp 配向計
JP2007085739A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Yokogawa Electric Corp 配向計

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