JPH04114868U - 運搬車部品格納用ラツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種多様な運搬車を状況に応じて必要な台数
だけ使用でき、不用時には簡単に解体して収納でき、使
用時に簡単に組立てることができるようにする。 【構成】 左右の門型枠ａの各後部側枠片１の上端部間
に上部水平横枠２を、各前部側枠片３の中間部に後方に
凹入したコ字状水平横枠４を夫々横架し、前記各門型枠
ａにおける前後側枠３、１間に上部水平枠５、中間水平
枠６、下部傾斜枠７を連結し、上部水平横枠２及び上
部、中間各水平枠５、６に運搬車部品の収納用係止片
８、９、１０を取付けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はスーパーマーケツト等における各種運搬車部品の格納用ラツクに係る ものである。

【０００２】

【従来の技術】

スーパーマーケツト等における作業場用運搬車は、取扱商品の多様化に伴い、 夫々の商品形状、作業状況を応じて専用車が使用されている。このように商品の 多様化、取扱い数、種類の増架に伴ってこれに対応するため運搬車の数量を必然 的に増加する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながらスーパーマーケツト等における作業場は売場優先のために省スペ ースとなって多数の運搬車の使用、収納が困難になっている。 本考案はこのような実情に鑑みて提案されたもので、その目的とする処は、多 種、多様な運搬車を状況に応じて必要なときに必要な台数だけ使用でき、不用時 には簡単に解体して収納でき、使用時には簡単に組立てることができる運搬車部 品収納用ラツクを提供する点にある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するため、本考案に係る運搬車部品格納用ラツクは、左右の 門型枠の各後部側枠片の上端部間に上部水平横枠を、各前部側枠片の中間部に後 方に凹入したコ字状水平横枠を夫々横架し、前記各門型枠における前後側枠片間 に上部水平枠及び中間水平枠並に下部傾斜枠を連結し、前記上部水平横枠及び上 部並に中間水平枠に夫々運搬車部品の収納用係止枠片を取付けて構成されている 。

【０００５】

【作用】 運搬車の基本構造は台車部、柱部、棚板部に大別することができ、これらを分 解して前記左右各門型枠の下部傾斜枠間に運搬車の台車部を重層、載架し、前記 両門型枠の前部側枠片の中間に横架されたコ字状水平横枠に運搬車の棚板を載架 し、運搬車の柱部、付属部品を前記上部水平横枠、上部及び中間水平枠に取付け られた係止枠片に係止して収納することにより、運搬車を分解して一台のラツク に収納し、かくして台車１台のスペースで複数台の運搬車を格納することができ る。

【０００６】 また必要に応じて前記ラツクより所要の運搬車部品を取出して組立てることに よって、作業場における所要台数の運搬車の使用が可能となる。

【０００７】

【実施例】

以下本考案を図示の実施例について説明する。 ａは本考案に係るラツクにおける左右の門型枠で、各後部側枠片１の上端部間 に上部水平横枠２が横架され、各前部側枠片３の中間部には後方に凹入してコ字 状水平横枠４が横架されている。

【０００８】 また前記各門型枠ａにおける前記側枠片１、３間に上部水平枠５及び中間水平 枠６並に下部傾斜枠７が連結されている。 更に前記上部水平横枠２、上部水平枠５、中間水平枠６には夫々運搬車部品の 収納用係止枠片８、９、１０が取付けられている。同各係止枠片８、９、１０は 一双の平行条片より構成され、同平行条片の自由端部にＬ型に曲成された係止部 ８ａ、９ａ、１０ａが設けられている。また前記門型枠ａの下端にはキヤスター １１が装架されている。

【０００９】 図示の実施例は前記したように構成されているので、前記下部傾斜枠７間に運 搬車の台車Ａを載架し、左方の門型側枠ａにおける前記係止枠片９及び１０には 夫々前記台Ａに装着される小型のハンドルＢ及び大型のハンドルＣが懸架され、 また右方の門型側枠ａにおける係止枠片９には中型のハンドルＤが懸架され、係 止枠片１０には特公昭６４−２６７号公報に所載の脚立付き運搬車の踏台付ハン ドルＥが懸架され、また係止枠片８には運搬車に載架される容器Ｆが支持される 。また前記コ字状水平横枠４には運搬車の棚板Ｇが載架される。

【００１０】 従って前記各部品を本考案のラツクに重層して格納することによって、１台の ラツクに数台分の運搬車を格納することができる。 而して必要に応じて所要の部分を前記ラツクより取外して組立てることにより 、必要な台数の運搬車が作業に従事できる。 図１３乃至図１７は前記のようにして組立てられた運搬車の数例を示すもので ある。

【００１１】

【考案の効果】

本考案に係る運搬車部品格納ラツクによれば、運搬車を分解した各部品を１台 のラツクに収納し、台車約１台分のスペースで数台の運搬車を格納することがで き、必要に応じて必要数の前記部品をラツクより取出して組立てることによって 、作業場には必要な台数だけの運搬車が稼動でき、不用な分はラツクに収納され るので、作業スペースが有効に使用できる。また前記部品が一定位置に収納され ることによって、部品の散逸が防止され、作業場の整理、整頓が実行される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る運搬車部品格納用ラツクの一実施
例を示す斜視図である。

【図２】前記ラツクの使用状態を示す正面図である。

【図３】前記ラツク使用状態を示す左側面図である。

【図４】前記ラツクの使用状態を示す右側面図である。

【図５】前記ラツクの使用状態を示す縦断側面図であ
る。

【図６】前記ラツクに収納される運搬車の部品の一例を
示す斜視図である。

【図７】前記部品の他の例を示す斜視図である。

【図８】前記部品の他の例を示す斜視図である。

【図９】前記部品の他の例を示す斜視図である。

【図１０】前記部品の他の例を示す斜視図である。

【図１１】前記部品の他の例を示す斜視図である。

【図１２】前記部品の更に他の例を示す斜視図である。

【図１３】前記部品を組立てた運搬車の一例を示す斜視
図である。

【図１４】前記運搬車の他の例を示す斜視図である。

【図１５】前記運搬車の他の例を示す斜視図である。

【図１６】前記運搬車の他の例を示す斜視図である。

【図１７】前記運搬車の更に他の例を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

ａ 門型枠 １ 後部側枠片 ２ 上部水平横枠 ３ 前部側枠片 ４ コ字状水平横枠 ５ 上部水平枠 ６ 中間水平枠 ７ 下部傾斜枠 ８ 係止部片 ９ 係止部片 １０ 係止部片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右の門型枠の各後部側枠片の上端部間
   に上部水平横枠を、各前部側枠片の中間部に後方に凹入
   したコ字状水平横枠を夫々横架し、前記各門型枠におけ
   る前後側枠片間に上部水平枠及び中間水平枠並に下部傾
   斜枠を連結し、前記上部水平横枠及び上部並に中間水平
   枠に夫々運搬車部品の収納用係止枠片を取付けてなるこ
   とを特徴とする運搬車部品格納用ラツク。