JPH04114711U - 架空線用探傷装置の検出コイル支持構造 - Google Patents
架空線用探傷装置の検出コイル支持構造Info
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- JPH04114711U JPH04114711U JP1898791U JP1898791U JPH04114711U JP H04114711 U JPH04114711 U JP H04114711U JP 1898791 U JP1898791 U JP 1898791U JP 1898791 U JP1898791 U JP 1898791U JP H04114711 U JPH04114711 U JP H04114711U
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 17
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Abstract
(57)【要約】
【目的】難着雪リング乗り越え時に検出コイルの検出面
と送電線表面との距離が変動せず、確実な探傷をなし得
る架空線用探傷装置の検出コイル支持構造を提供する。 【構成】検出コイル支持台車6側面にこの側面に垂直に
突出し、送電線12下面より下方まで垂下した検出コイ
ル保持枠6bを設け、この検出コイル保持枠内に検出面
を送電線12側面に平行にして検出コイル5を収納保持
させてなる。
と送電線表面との距離が変動せず、確実な探傷をなし得
る架空線用探傷装置の検出コイル支持構造を提供する。 【構成】検出コイル支持台車6側面にこの側面に垂直に
突出し、送電線12下面より下方まで垂下した検出コイ
ル保持枠6bを設け、この検出コイル保持枠内に検出面
を送電線12側面に平行にして検出コイル5を収納保持
させてなる。
Description
【0001】
本考案は架空線上を自走し、架空線の損傷の有無を検知する架空線用探傷装置
の検出コイル支持構造に係る。
【0002】
架空送電線は山岳地を経由することが多く、冬季における着雪の肥大化を避け
るため、プラスチック製の難着雪リングを30cm〜50cm間隔で取り付けて
ある。また、布設経由地の関係上雷による損傷が多発している。このような架空
線の損傷を検出するため、架空線に沿って走行する架空線用探傷装置が使用され
ているが、この架空線用探傷装置は検出コイルを支持する検出コイル支持部と、
これを架空線に沿って走行させる駆動部とを有している。而して、検出コイルは
架空線を放射状に包囲して複数個(通常は6個)設けられており、架空線の全周
面の探傷を行い得るようにしてある。上記検出コイル支持部の走行台車は、前記
難着雪リングを乗り越えるため特殊な構成としてある。
【0003】
図4は従来の架空線用探傷装置における検出コイル支持部の正面図、図5はそ
の下面図、図6はその側面図である。図4において、例えば六角筒状の検出コイ
ル取付体1の一側壁外面には台車支持ロッド2を可摺動に支持するロッド支持部
3が設けられ、このロッド支持部3に支持された台車支持ロッド2にはコイルば
ね4により架空線12方向にばね力が印加されている。また、前記台車支持ロッ
ド2の先端部には、検出コイル5を長手方向中央に保持したコイル保持台車6の
中央部に突出された支持架6a上端が水平軸7により枢着されている。また、前
記コイル保持台車6の両端にはそれぞれ等長の2枚のリンク8、8が前記水平軸
7に平行な軸9、9によって枢着され、各2枚のリンク8、8の両端間にはそれ
ぞれ前記水平軸7、9、9に平行な軸10、10によって車輪11、11が可回
動に支持されている。
【0004】
上記構成の検出コイル支持装置は水平軸7を中心とするコイル保持台車6全体
の揺動、軸9、9を中心とするリンク8、8の揺動により、検出コイル支持部の
送電線12に沿っての走行に伴う難着雪リング12aの乗り越えに際して、検出
コイル5と送電線12表面との距離の変化を最小限とすることができる。すなわ
ち、前記難着雪リング12aの径と送電線12の径との差がdであるとした場合
、1個の車輪11の難着雪リング12a乗り上げ時のその軸10の上下方向変位
量はdであり、これを支持するリンク8の枢着軸9の上下方向変位量は1/2d
である。さらに、軸7従って検出コイル5の上下方向変位量は1/4dとなる。
例えば、d=4mmとしたとき検出コイル5の上下方向変位量は1mmとなる。
【0005】
上記構成の従来の架空線用探傷装置の検出コイル支持構造は、30cm〜50
cmごとに多数設けられた難着雪リングを乗り越えながら探傷を行うに際して、
検出コイルと送電線表面との距離の変動が実用上差支えない程度のものとして採
用されている。実験の結果によれば難着雪リング12aの乗り越えに際して前記
程度の検出コイルの上下動があっても、素線の断線等は確実に検出することがで
きる。しかしながら、素線径の1/2程度が限界でありその程度の深さの損傷は
検出できたり、できなかったりで、探傷結果に全幅の信頼をおくことはできない
。 本考案は上記の事情に基づきなされたもので、難着雪リングの乗り越えに際
して検出コイルの検出面と送電線表面との距離が変動することのない検出コイル
支持構造を提供することを目的としている。
【0006】
本考案の架空線用探傷装置の検出コイル支持構造は、架空線上を転動する車輪
と、この車輪を支持する支持台車と、この支持台車に取り付けられ前記架空線の
損傷を検出する検出コイルを具えた架空線用探傷装置の検出コイル支持構造にお
いて、前記検出コイルは前記車輪に対して前記架空線の周方向に略90°変位し
た位置に配設されていることを特徴とする。
【0007】
上記構成の本考案の架空線用探傷装置の検出コイル支持構造においては、検出
コイルの検出面が車輪に対して略90°変位した位置に配設されているため、探
傷装置の難着雪リング乗り越えに際して検出コイル支持台車が上下方向に変位し
ても、前記検出コイルの検出面と送電線表面との距離は変動しない。
【0008】
図4、図5、図6と同一部分には同一符号を付した図1は、本考案一実施例の
コイル支持構造の正面図、図2はその下面図、図3はその側面図である。これ等
の図において、コイル支持台車6の側面中央にはこの側面に対して垂直に突出し
、前記コイル支持台車6から送電線12の下面より下方まで垂下したコイル保持
枠6bが設けてあり、検出コイル5は前記コイル保持枠6b内にその検出面を各
軸7、9、10に垂直、すなわち送電線側面に平行にして保持させてある。
【0009】
上記構成の本考案の架空線用探傷装置の検出コイル支持構造においては、コイ
ル支持台車6の中央部すなわち軸7の部位の難着雪リング12a乗り越え時の上
下方向変位量は、従来のそれと同じく1/4dである。ところが、検出コイル5
はコイル支持台車6の側面から突出垂下されたコイル保持枠6b内にその検出面
を軸7、9、10に垂直にして収容保持されているので、上記上下方向変位があ
ってもその検出面と送電線表面との距離が変動することはない。
【0010】
なお、本考案は上記実施例のみに限定されない。すなわち、検出コイル5は検
出コイル支持台車6にその検出面を送電線12の側面に平行にして保持されてお
り、検出コイル支持台車6の上下動にもかかわらず前記検出面と送電線表面との
距離は一定に保たれるから、検出コイル支持台車6の構成を従来より簡素化して
難着雪リング12a乗り越え時の前基台車6の上下動が大きくなるようにしても
差支えない。
【0011】
【考案の効果】
上記から明らかなように本考案の架空線用探傷装置の検出コイル支持構造にお
いては、探傷装置の難着雪リング乗り越え時に検出コイルの検出面と送電線の表
面との距離が変動することはないので、探傷結果の信頼度を著しく高めることが
できる。
【図1】本考案一実施例のコイル支持構造1個のみを取
り出して示す正面図。
り出して示す正面図。
【図2】前記実施例の下面図。
【図3】前記実施例の側面図。
【図4】従来の検出コイル支持構造1個のみを取り出し
て示す正面図。
て示す正面図。
【図5】前記従来例の下面図。
【図6】前記従来例の側面図。
1……装置筐体
2……台車支持ロッド
3……ロッド支持部
4……コイルばね
5……検出コイル
6……コイル保持台車
6a……支持架
6b……検出コイル保持枠
7、9、10……軸
11……車輪
12……送電線
12a……難着雪リング
Claims (1)
- 【請求項1】架空線上を転動する車輪と、この車輪を支
持する支持台車と、この支持台車に取り付けられ前記架
空線の損傷を検出する検出コイルを備えた架空線用探傷
装置の検出コイル支持構造において、前記検出コイルは
前記車輪に対して前記架空線の周方向に略90°変位し
た位置に配設されていることを特徴とする架空線用探傷
装置の検出コイル支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1898791U JPH04114711U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 架空線用探傷装置の検出コイル支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1898791U JPH04114711U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 架空線用探傷装置の検出コイル支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04114711U true JPH04114711U (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=31905354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1898791U Pending JPH04114711U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 架空線用探傷装置の検出コイル支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04114711U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015166533A1 (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-05 | 東京製綱株式会社 | ワイヤロープの検査装置 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP1898791U patent/JPH04114711U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015166533A1 (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-05 | 東京製綱株式会社 | ワイヤロープの検査装置 |
JPWO2015166533A1 (ja) * | 2014-04-28 | 2017-04-20 | 東京製綱株式会社 | ワイヤロープの検査装置 |
US10222351B2 (en) | 2014-04-28 | 2019-03-05 | Tokyo Rope Manufacturing Co., Ltd. | Wire rope inspection apparatus |
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