JPH04114530U - 自動車用安全ガラス - Google Patents
自動車用安全ガラスInfo
- Publication number
- JPH04114530U JPH04114530U JP2723691U JP2723691U JPH04114530U JP H04114530 U JPH04114530 U JP H04114530U JP 2723691 U JP2723691 U JP 2723691U JP 2723691 U JP2723691 U JP 2723691U JP H04114530 U JPH04114530 U JP H04114530U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- safety glass
- adhesive film
- glass
- glass plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000005336 safety glass Substances 0.000 title claims abstract description 21
- 239000002313 adhesive film Substances 0.000 claims abstract description 24
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims abstract description 21
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims abstract description 19
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 11
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 11
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 abstract description 6
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 abstract description 6
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 abstract description 3
- 229920002037 poly(vinyl butyral) polymer Polymers 0.000 description 6
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000006059 cover glass Substances 0.000 description 2
- 239000005340 laminated glass Substances 0.000 description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 241000257465 Echinoidea Species 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- XNGIFLGASWRNHJ-UHFFFAOYSA-L phthalate(2-) Chemical compound [O-]C(=O)C1=CC=CC=C1C([O-])=O XNGIFLGASWRNHJ-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内側を樹脂膜とした安全ガラスであっても、
ボカシ部の下辺を水平にする。 【構成】 安全ガラス1は湾曲した外側ガラス板2とコ
ンポジット膜6とをPVB等の接着膜4を介して接合し
ている。ここで、コンポジット膜6はポリエチレンテレ
フタレート(PET)等の樹脂膜6aとPVB等の接着
膜6bから構成され、接着膜4は上辺部となる部分にボ
カシ部が形成され、且つ扇状に伸展されている。
ボカシ部の下辺を水平にする。 【構成】 安全ガラス1は湾曲した外側ガラス板2とコ
ンポジット膜6とをPVB等の接着膜4を介して接合し
ている。ここで、コンポジット膜6はポリエチレンテレ
フタレート(PET)等の樹脂膜6aとPVB等の接着
膜6bから構成され、接着膜4は上辺部となる部分にボ
カシ部が形成され、且つ扇状に伸展されている。
Description
【0001】
本考案は自動車のフロントガラス等に用いる安全ガラスに関する。
【0002】
図3に示すように自動車のフロントガラスとして用いる安全ガラス11は、外
側ガラス板12と内側ガラス板13とをポリビニルブチラール(PVB)等の中
間膜14で接合した合せガラスを一般的に用いている。
【0003】
また、図4に示すように自動車のフロントガラスには太陽光が直接運転者の目
に入らないように上辺部に沿って透明なボカシ部15をその下辺が水平となるよ
うに設けている。そして、上記のボカシ部15を設けるには、図5(a)に示す
ように中間膜14の一辺に沿ってボカシ部15を形成しておき、次いで図5(b
)に示すように中間膜14を扇状に伸展し、この伸展せしめた中間膜14を介し
て外側ガラス板12と内側ガラス板13とを接合することで、安全ガラス11を
窓枠に装着した際にボカシ部15下辺が水平となるようにしている。
【0004】
一方、最近では衝突時における緩衝効果をフロントガラスにもたせるべく、図
6に示すように外側ガラス板12にポリエチレンテレフタレート(PET)等の
樹脂膜16aとPVB等の接着膜16bから構成されるコンポジット膜16を貼
り合わせた複層タイプの安全ガラスがある。
【0005】
上述したコンポジット膜を貼り合わせた安全ガラスの上辺部に、その下辺が水
平となるボカシ部を設けることが困難である。即ち、コンポジット膜16を構成
するPET等の樹脂膜16aとPVB等の接着膜16bは物性が異なるため、ラ
ミネート状態で伸展すると剥離が生じ、また樹脂膜16aと接着膜16bのガラ
ス転移温度が異なるので、伸展温度を決めることもできず、更に樹脂膜16aの
表面にはハードコートを施している場合が多く、この場合には伸展せしめること
はできない。
【0006】
このため、仮に接着膜16bの上辺部にボカシ部を形成しても湾曲した外側ガ
ラス板に接合した場合には、ボカシ部の下辺は両側が下がってしまう。
【0007】
上記課題を解決すべく本考案は、樹脂膜と接着膜から構成されるコンポジット
膜を別の接着膜によって湾曲したガラス板の一面に接合し、この別の接着膜とし
て扇状に伸展され且つ一辺に沿ってボカシが形成されたものを用いた。
【0008】
予め扇状に伸展され且つ一辺に沿ってボカシが形成された接着膜を外側ガラス
板とコンポジット膜との間に挟み、コンポジット膜の上からカバーガラスで押え
付けて加熱することで外側ガラスとコンポジット膜とを接合する。
【0009】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで図1は本考案に
係る自動車用安全ガラスの断面図、図2は同自動車用安全ガラスの接合工程を示
す断面図である。
【0010】
本考案に係る安全ガラス1は湾曲した外側ガラス板2とコンポジット膜6とを
PVB等の接着膜4を介して接合している。コンポジット膜6はポリエチレンテ
レフタレート(PET)等の樹脂膜6aとPVB等の接着膜6bから構成されて
いる。
【0011】
樹脂膜6aは衝撃を吸収するのに適した弾性と厚みを有するものとし、具体的
には175〜250μmとする。また接着膜6bの厚さは前記接着膜4と合せた
トータルの厚さが0.38〜0.76mmとなるようにする。
【0012】
また、前記接着膜4は従来と同様に上辺部となる部分にボカシ部が形成され、
且つ扇状に伸展されている。
【0013】
以上の安全ガラス1を製作するには、図2に示すように予め扇状に伸展せしめ
た接着膜4を外側ガラス板2とコンポジット膜6との間に挟み、コンポジット膜
6の上からカバーガラス7で押え、これらをオートクレーブ内に入れて減圧状態
で加熱して接合する。尚、接合後には外側ガラス板2とコンポジット膜6との間
から接着膜4の一部が食み出すが、この部分は後に切断して除去する。
【0014】
このようにすることで、内側をコンポジット膜とした安全ガラスであっても、
図4に示すと同様の下辺が水平なボカシ部を形成することができる。
【0015】
以上に説明したように本考案によれば、ガラス板とコンポジット膜とを合せた
複層安全ガラスとして、前記ガラス板とコンポジット膜とを直接接合せずに、間
に別の接着膜を介在せしめ、しかもこの接着膜として一辺に沿ってボカシを形成
したものを扇状に伸展せしめたものとしたので、従来にあってはガラス板とコン
ポジット膜とからなる安全ガラスではボカシ部の下辺を水平にできなかったもの
が、本考案の構造とすることで可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車用安全ガラスの断面図
【図2】同自動車用安全ガラスの接合工程を示す断面図
【図3】従来の合せガラスの断面図
【図4】自動車の前部側面図
【図5】複層安全ガラスの接合前の状態を示す断面図
【図6】接着膜の伸展前後の状態を示す図
1…安全ガラス、2…外側ガラス板、4…別の接着膜、
6…コンポジット膜、6a…樹脂膜、6b…接着膜。
6…コンポジット膜、6a…樹脂膜、6b…接着膜。
Claims (1)
- 【請求項1】 湾曲したガラス板の一面に樹脂膜と接着
膜から構成されるコンポジット膜を貼り合わせてなる自
動車用安全ガラスにおいて、前記ガラス板の一面とコン
ポジット膜の接着膜との間には別の接着膜を介在せし
め、この別の接着膜は扇状に伸展され且つ一辺に沿って
ボカシが形成されていることを特徴とする自動車用安全
ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2723691U JPH04114530U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 自動車用安全ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2723691U JPH04114530U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 自動車用安全ガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04114530U true JPH04114530U (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=31911561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2723691U Withdrawn JPH04114530U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 自動車用安全ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04114530U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005213068A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Bridgestone Corp | 合わせガラスの製造方法およびこの方法により得られた合わせガラス |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP2723691U patent/JPH04114530U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005213068A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Bridgestone Corp | 合わせガラスの製造方法およびこの方法により得られた合わせガラス |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5344116B2 (ja) | プラスチックフィルム挿入合せガラス | |
US20100285310A1 (en) | Process for Producing Laminated Glass with Inserted Plastic Film and Laminated Glass with Inserted Plastic Film | |
EP1252014B1 (en) | Glazing panels | |
JP2000247691A (ja) | 合わせガラス | |
US5698053A (en) | Method of forming a glass and plastic laminate | |
RU2764891C1 (ru) | Композитное оконное стекло | |
JP2003226138A (ja) | 車両用透光性板構造体を製造する方法および透光性板構造体 | |
KR102441324B1 (ko) | 적층 판유리의 생산 방법 | |
CN112203846A (zh) | 具有阶梯形功能部分的层压玻璃 | |
JP3135197B2 (ja) | ガラス樹脂複合板 | |
JP2500974Y2 (ja) | 中間物内蔵型合わせガラス | |
EP0811481A3 (fr) | Procédé pour la fabrication d'un vitrage feuilleté réfléchissant le rayonnement infrarouge pour automobiles | |
MX171196B (es) | Procedimiento para formar y estabilizar dimensionalmente una lamina configurada | |
JPH04114530U (ja) | 自動車用安全ガラス | |
CN207859903U (zh) | 一种风挡玻璃 | |
CN216127851U (zh) | 多层结构的高强度汽车用天幕玻璃 | |
CN219085269U (zh) | 用于车窗玻璃的投影膜、车窗玻璃及车载投影系统 | |
JP2005067150A (ja) | 合わせガラス及びその製造方法 | |
JPH0549426U (ja) | 合成樹脂製自動車用窓 | |
JPH037207Y2 (ja) | ||
JPH0299935U (ja) | ||
JPS59129847U (ja) | 層成構造体 | |
JPH0299934U (ja) | ||
JPH0667021U (ja) | 化粧パネル | |
JP2007145138A (ja) | 自動車用ルーフガラス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950615 |