JPH04114527U - 製びん機におけるパリソン成形装置 - Google Patents

製びん機におけるパリソン成形装置

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JPH04114527U
JPH04114527U JP2542691U JP2542691U JPH04114527U JP H04114527 U JPH04114527 U JP H04114527U JP 2542691 U JP2542691 U JP 2542691U JP 2542691 U JP2542691 U JP 2542691U JP H04114527 U JPH04114527 U JP H04114527U
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air
plunger
parison
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清孝 寺島
浩司 吉田
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株式会社エヌテツク
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕プランジャの動作を任意にしかも柔軟に行なう
ことができ、パリソンの成形に最も適した制御を可能と
する製びん機のパリソン成形装置を提供し、あわせて機
構的に簡素で、従来装置との置換も簡便に行なうことが
でき、経済的で、しかも安全な装置を提供する。 〔構成〕粗型内に導入された溶融ガラスを所定のパリソ
ン形状に成形するために該粗型内を上下動するプランジ
ャを有するパリソン成形装置において、前記プランジャ
を駆動するエアシリンダ装置と、前記エアシリンダ装置
のピストンを所定の時間−距離において作動させる入力
信号を発信する信号発信器と、前記シリンダ装置のピス
トン位置を検出してフィードバック信号を発信するフィ
ードバック信号発信器と、前記入力信号およびフィード
バック信号の差に基づいて出力信号を発信するサーボ増
幅器と、前記出力信号によってエア源から前記エアシリ
ンダ装置へのエア流量を制御するエアサーボ弁を有する
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は製びん機におけるパリソン成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス製びん機、例えば最も一般的に使用されているISマシンにあっては、 溶解炉で溶解されたガラス原料がフィーダから一定の円柱状の溶融ガラスのかた まり、つまりゴブとして粗型(ブランク型)に送られる。粗型では前記ゴブを部 分的に成形されたパリソンに成形し、次いで、逆位置にある前記パリソンを転回 (インバート)して正位置の仕上げ型に送り込み、ここで最終製品形状に仕上げ 成形される。仕上げ成形されたガラス成形品は徐冷炉で冷却された後最終製品と なる。 この考案は、上の製びん工程において、ゴブを粗型でパリソンに部分成形する パリソン成形装置の改良に係る。
【0003】 周知のように、製びん工程には、前記粗成形をプレス、仕上げ成形をブローエ アの吹き込みによって行なうプレス・アンド・ブロー成形法と、粗成形および仕 上げ成形ともにブローエアの吹き込みによって行なうブロー・アンド・ブロー成 形法があるが、いずれの方法においても粗型にはプランジャが装備されている。 この粗型のプランジャは公知の油圧あるいはエアシリンダ装置によって駆動さ れるのであるが、パリソン成形に必要なプランジャの位置制御あるいは速度調節 は、ゴブロード、インバート機構の動作、粗型の開閉あるいはバッフルやファン ネルの作動と連動する関係で、補助的な機械的位置調節機構を使用しなればなら ず、装置全体が複雑化するとともに、そのメンテナンスも煩雑なものとなってい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこのような状況に鑑みて提案されたものであって、その目的とする ところは、プランジャの動作を任意にしかも柔軟に行なうことができ、パリソン の成形に最も適した制御を可能とする製びん機のパリソン成形装置を提供するこ とにある。また、この考案は機構的に簡素で、従来装置との置換も簡便に行なう ことができ、経済的で、しかも安全な装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、粗型内に導入された溶融ガラスを所定のパリソン形状 に成形するために該粗型内を上下動するプランジャを有するパリソン成形装置に おいて、前記プランジャを駆動するエアシリンダ装置と、前記エアシリンダ装置 のピストンを所定の時間−距離において作動させる入力信号を発信する信号発信 器と、前記シリンダ装置のピストン位置を検出してフィードバック信号を発信す るフィードバック信号発信器と、前記入力信号およびフィードバック信号の差に 基づいて出力信号を発信するサーボ増幅器と、前記出力信号によってエア源から 前記エアシリンダ装置へのエア流量を制御するエアサーボ弁を有することを特徴 とする製びん機におけるパリソン成形装置に係る。
【0006】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面に従って説明すると、添付の図面の図1はこの考 案の一実施例を示すパリソン成形装置の機構を示す概略回路図、図2はプレス・ アンド・ブロー成形におけるパリソン成形の例を示す制御波型図、図3は同じく プレス・アンド・ブロー成形における制御波型図である。
【0007】 図1に図示したように、この考案のパリソン成形装置10は、フィーダより供 給されたゴブGを粗(予備)成形するための口型12を含む粗型11を有し、該 粗型11内をプランジャ20が所定位置および所定速度で上下動するように構成 されてなるものである。
【0008】 プランジャ20の駆動装置となるエアシリンダ装置30について説明すると、 このエアシリンダ装置30は、エア流出入口34,35から流出入するエアによ ってシリンダ31内のピストン32が上下動する。図の符号36および37はエ ア導管、38はエアコンプレッサ等のエア源、39は排気部である。
【0009】 このエアシリンダ装置30は、該シリンダ装置のピストン32を、例えば図2 または図3におけるプランジャ動作に示したような所定の時間−距離(速度)関 係において作動する入力信号を発信する入力信号発信器40によって基本的に作 動される。符号41は設定値を入力する端末入力器である。
【0010】 この考案においては、さらに、前記シリンダ装置30のピストン32位置、す なわちプランジャ20の位置を検出するために、ピストン32を貫通して設けら れた検出ロッド46および該検出ロッド46の変位を関知してフィードバック信 号を発信するフィードバック信号発信器45を備えている。 このフィードバック信号をとるに際しては、実施例では磁気を利用したアブソ リュートスケールを用いたが、この外、公知のポテンショメータ、差動トランス デューサ、ホールセンサ等を用いてもよい。
【0011】 そして、前記入力信号発信器40による入力信号40Aおよびフィードバック 信号発信器45によるフィードバック信号45Aはサーボ増幅器50に送り込ま れ、該サーボ増幅器50はこれらの差を検出して出力信号50Aを発信する。
【0012】 サーボ増幅器50からの出力信号50Aはエアサーボ弁55に入力され、該サ ーボ弁55のスプールを制御して、シリンダ装置30のエア流出入口34,35 へ供給するエア流量を調節制御する。
【0013】 このエア流量の調節制御によって、シリンダ装置30のピストン32は、パリ ソン成形装置10のプランジャ20を所定の時間−距離関係において作動させる 。
【0014】 また、図1において符号71,72は圧力検出器であって、シリンダ装置30 内の圧力、すなわち各エア流出入口(ポート)のエア圧力を検出して、これをフ ィードバック信号71A,72Aとして増幅器50へ入力することによって、シ リンダ装置内の圧力に対応してより精度の高いプランジャの制御を行うものであ る。
【0015】
【考案の効果】
図2および図3の制御作動例に示したように、パリソン成形に必要なプランジ ャの位置および速度調節が、ゴブロード、インバート機構の動作、粗型の開閉あ るいはバッフルやファンネルの作動と連動して行われるのであるが、この考案装 置によれば、従来のような複雑な機構によることなく、パリソン成形装置のプラ ンジャを所定の時間−距離曲線で正確かつ確実に作動させることができ、パリソ ンの性状にあわせた最適な制御を行うことができるようになった。しかもその変 更も電気的な設定によって容易にでき、プランジャの作動制御は大幅に簡素化す る。
【0016】 また、プランジャの動作、すなわちシリンダ装置のピストン速度は、フィード バック信号によって常にあらかじめ定められた所定のものとなるように制御され ているものであるから、精度の高い制御が可能となるばかりでなく、生産速度を 速くすることが可能となり、生産効率を向上させることができる。
【0017】 さらに、この考案装置によれば、プランジャの上昇位置が検出できるので、例 えばゴブの重量管理ができる等より高度な生産管理を行うことができる。 加えて、この考案装置においては、機構が簡略で装置を小型化することが可能 であり、特にエアサーボ弁は他の補助的な機械的位置調節機構に比して大幅に小 型化でき、エネルギーの省力化にもなる。また、駆動源としてこの種製びん機に 用いられているエアコンプレッサを用いることができ、しかも従来装置への置換 が簡単な改造で容易に行うことができるので経済的である。
【0018】 そのほか、この考案ではプランジャの駆動源として圧縮エアを用いるので、低 圧での微妙な調整ができるほか、従来の油圧機構に比して火災等の危険がなく安 全である。 このように、この考案装置では、この種製びん機におけるパリソン成形装置と して極めて有用なものを提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すパリソン成形装置の
機構を示す概略回路図である。
【図2】プレス・アンド・ブロー成形におけるパリソン
成形の例を示す制御波型図である。
【図3】同じくブロー・アンド・ブロー成形における制
御波型図である。
【符号の説明】
10 パリソン成形装置 11 粗型 20 プランジャ 30 エアシリンダ装置 32 ピストン 40 入力信号発信器 45 フィードバック信号発信器 50 サーボ増幅器 55 サーボ弁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗型内に導入された溶融ガラスを所定の
    パリソン形状に成形するために該粗型内を上下動するプ
    ランジャを有するパリソン成形装置において、前記プラ
    ンジャを駆動するエアシリンダ装置と、前記エアシリン
    ダ装置のピストンを所定の時間−距離において作動させ
    る入力信号を発信する信号発信器と、前記シリンダ装置
    のピストン位置を検出してフィードバック信号を発信す
    るフィードバック信号発信器と、前記入力信号およびフ
    ィードバック信号の差に基づいて出力信号を発信するサ
    ーボ増幅器と、前記出力信号によってエア源から前記エ
    アシリンダ装置へのエア流量を制御するエアサーボ弁を
    有することを特徴とする製びん機におけるパリソン成形
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シリンダ装置内の圧
    力を検出してフィードバック信号を発信する圧力検出器
    を含む製びん機におけるパリソン成形装置。
JP1991025426U 1991-03-22 1991-03-22 製びん機のパリソン成形装置におけるプランジャ制御機構 Expired - Lifetime JP2553769Y2 (ja)

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JPH04114527U true JPH04114527U (ja) 1992-10-08
JP2553769Y2 JP2553769Y2 (ja) 1997-11-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01290536A (ja) * 1988-05-16 1989-11-22 Ishizuka Glass Co Ltd ガラス成形工程の監視方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01290536A (ja) * 1988-05-16 1989-11-22 Ishizuka Glass Co Ltd ガラス成形工程の監視方法

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