JPH04113394U - ホース脈動吸収装置 - Google Patents
ホース脈動吸収装置Info
- Publication number
- JPH04113394U JPH04113394U JP2543091U JP2543091U JPH04113394U JP H04113394 U JPH04113394 U JP H04113394U JP 2543091 U JP2543091 U JP 2543091U JP 2543091 U JP2543091 U JP 2543091U JP H04113394 U JPH04113394 U JP H04113394U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- pulsation
- connection port
- absorbing
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 title claims abstract description 47
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 title 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 24
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 20
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 13
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000009954 braiding Methods 0.000 claims description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 abstract description 9
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 2
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流体圧送用ホースの任意の位置に挿入され、
ポンプの加圧力の変動を吸収緩和してホースの脈動をな
くすホース脈動吸収装置を提供する。 【構成】 流体圧送ホースを接続するための2つの主接
続口2及び2つの主接続口2と連通する別の位置に設け
た少なくとも1つの副接続口3を有する接続具本体1
と、接続具本体1の副接続口3に一端を接続し且つ他端
を封止した脈動吸収ホースと、脈動吸収ホースの外周と
の間に隙間を隔てて同心に且つ脈動吸収ホースの外周全
体を覆って設けた耐圧性外筒5とを備え、前記脈動吸収
ホースが内面ゴム層6と外面ゴム層8との間に編組角又
は巻付け角を45°以下にて施した繊維又は金属線の補強
層7を有するホース脈動吸収装置。
ポンプの加圧力の変動を吸収緩和してホースの脈動をな
くすホース脈動吸収装置を提供する。 【構成】 流体圧送ホースを接続するための2つの主接
続口2及び2つの主接続口2と連通する別の位置に設け
た少なくとも1つの副接続口3を有する接続具本体1
と、接続具本体1の副接続口3に一端を接続し且つ他端
を封止した脈動吸収ホースと、脈動吸収ホースの外周と
の間に隙間を隔てて同心に且つ脈動吸収ホースの外周全
体を覆って設けた耐圧性外筒5とを備え、前記脈動吸収
ホースが内面ゴム層6と外面ゴム層8との間に編組角又
は巻付け角を45°以下にて施した繊維又は金属線の補強
層7を有するホース脈動吸収装置。
Description
【0001】
本考案は、生コン圧送ホースのような高圧で流体を圧送するホースが、ポン
プの加圧力の変動に伴って振動する、即ち脈動するのを防止するホース脈動吸収
装置に関する。
【0002】
例えば、建設工事や土木工事において生コンを打設する場合、ポンプ車のコン
クリートポンプで生コンを押し出して、トランスファーホースから移送鋼管を経
て打設現場近くまで圧送し、打設現場では自由に屈曲できる打設用ゴムホースを
用いて場所を移動しながら打設している。
【0003】
ところが、通常のコンクリートポンプはスクイーズ型かピストン型であるため
生コンを押し出す加圧力が一定の間隔で変動し、この加圧力の変動に伴なつて移
送鋼管や打設用ゴムホースが振動、即ち脈動する。このような脈動は、コンクリ
ートポンプ以外であってもプランジャーポンプ等の加圧力が変動するポンプには
避けられない。
【0004】
その結果、脈動によってホースが周囲の構造物に当たったり擦れたりする。例
えば、打設用ゴムホースは脈動により打設現場の配筋やコンクリート等と擦れ、
局所的に摩耗して早期に破損に至り、他の部分はまだ使用に耐えるのに交換しな
ければならない。又、ホースが脈動することによって、接続金具自身やホースの
接続金具との固定箇所に疲労破壊が発生したりする問題があった。
【0005】
従来、流体圧送ホース等の途中に組み込まれて、流体の圧力変動を吸収し緩和
する装置としてアキュムレーターがあるが、内部に可撓性膜を介して高圧ガスを
封入する必要があるなど、構造が複雑で価格的にも安価とは言い難かった。
【0006】
本考案はかかる従来の事情に鑑み、生コン打設用ホースや一般の油圧ホース等
の流体圧送用ホースの任意の位置に挿入して使用され、ポンプの加圧力の変動を
吸収緩和してホースの脈動をなくすことの出来る、簡単な構造で安価なホース脈
動吸収装置を提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案のホース脈動吸収装置においては、流体圧送
ホースを接続するための2つの主接続口及び該2つの主接続口と連通する別の位
置に設けた少なくとも1つの副接続口を有する接続具本体と、接続具本体の副接
続口に一端を接続し且つ他端を封止した脈動吸収ホースと、脈動吸収ホースの外
周との間に隙間を隔てて同心に且つ脈動吸収ホースの外周全体を覆って設けた耐
圧性外筒とを備え、前記脈動吸収ホースが内面ゴム層と外面ゴム層との間に編組
角又は巻付け角を45°以下として施した繊維又は金属線の補強層を有することを
特徴とする。
【0008】
補強層の繊維又は金属線は静止角度(54°44′)で編組し又は巻き付けること
によって、ホースの径方向並びに長手方向への伸びが最も小さくなり、従って最
も高い耐圧性が得られることが知られている。しかしながら本考案装置では、接
続具本体の副接続口に接続された脈動吸収ホースの補強層が、ポリエステル等の
繊維又は金属線を静止角度以下である45°以下の角度で編組し又は巻き付けた構
造になっている。その理由は、補強層の編組角又は巻付け角が45°を越え例えば
50°程度になると、ポンプの加圧力の変動により大きな内圧が作用した際に脈動
吸収ホースの半径方向への伸びが少なくなるからである。本考案では、増大した
加圧力を脈動吸収ホースの半径方向への伸びによって吸収緩和するため、ホース
の脈動がなくなるのであり、好ましい編組角又は巻付け角は10°〜45°の範囲で
ある。
【0009】
上記補強層の材質はポリエステルやナイロン等の繊維でもワイヤー等の金属線
でも良く、これらをブレーダーで編組したり又は螺旋状に巻き付けて補強層とす
る。又、上記繊維を径糸として多数本平行して並べ、これを直角方向に細い縦糸
で移動しないように止めた繊維コードを用いることもできる。尚、繊維コードは
巻き付けて施すが、径糸の巻付け角を0°即ちホースの長さ方向と平行にして施
すことも可能である。
【0010】
かかる脈動吸収ホースを備えた本考案装置を、接続具本体の2つの主接続口で
流体圧送ホースの途中に接続すれば、流体圧送ホースを流れる流体が脈動吸収ホ
ース内にも入り、ポンプにより流体に加えられる加圧力が増大すると脈動吸収ホ
ースが径方向に伸びて膨張し、圧力を吸収する。加圧力が減少すると径方向に膨
張していた脈動吸収ホースは元に収縮する。かかる脈動吸収ホースの径方向への
膨張と収縮の繰り返しによって、流体圧送ホース内を流れる流体の圧力変動が減
少され、脈動が低減される。尚、脈動吸収ホースの長さは、流体圧送ホースの種
類等に応じて、おおよそ50cm〜2mの範囲とするのが普通である。
【0011】
又、脈動吸収ホースは径方向に伸縮しやすくしてあるため耐圧性に劣るが、径
方向に過大に膨張拡径しようとしても外側の耐圧性外筒に当接してそれ以上の膨
張が規制されるので、装置全体としてはポンプの加圧力に対して充分な耐圧を備
えることが出来る。
【0012】
尚、本考案装置は流体圧送ホースの途中に挿入されるが、接続具本体の2つの
主接続口と各流体圧送ホースとの接続は、通常のごとく接続金具やアダプター等
を用いて行う。例えば、ホース端部に固定した接続金具を主接続口に直接螺合す
るか、又は主接続口に取り付けたアダプターに螺合する等して取り付ける。又、
脈動吸収ホースと接続具本体の副接続口との接続も上記と同様である。通常は、
2つの主接続口は通常一直線上に設け且つ副接続口は1つであるが、必要に応じ
て他の態様を取ることも出来る。
【0013】
本考案によるホース脈動吸収装置の一実施例を図1により説明する。接続具本
体1は、流体圧送ホースを接続するため互いに一直線上に設けた2つの主接続口
2と、この2つの主接続口2を結ぶ方向と直交方向に主接続口2と連通して設け
た1つの副接続口3を有している。接続具本体1の副接続口3には中心に貫通孔
を有するアダプター4が螺合してあり、アダプター4の外周には円筒状の耐圧性
外筒5の一端が螺合されている。この耐圧性外筒5内に、内面ゴム層6と、その
外周に設けた補強層7と、その外周の外面ゴム層8とからなる脈動吸収ホースが
収納され、その一端が接続具本体1の副接続口3に接続されている。
【0014】
上記の脈動吸収ホースは次のごとく製造した。まず、マンドレル外周に天然ゴ
ムの内側ゴム層6を施し、その外周に線径0.25mmのワイヤーを5本撚り合わせて
線径0.67mmに形成したワイヤーコードを巻付け角25°で1層毎に互いに反対方向
に巻き付け、合計6層のワイヤーコードからなる補強層7を形成した。更に、補
強層7の外周に天然ゴムの外側ゴム層8を施した後、150℃で60分加硫した。得
られたホースは内径25.4mmで外径51.0mm及び長さ10mであって、内面ゴム層及び
外面ゴム層の厚さはそれぞれ3.0mmと4.0mmであった。このホースを長さ1400mmに
切断し、その図示しない他端を盲栓により封止して脈動吸収ホースとした。
【0015】
次に、この脈動吸収ホースの一端にニップル状の接続金具9を挿入し、更に接
続金具9を挿入したホース一端外周に金属スリーブ10を被せ、絞りダイスを用
いて金属スリーブ10をカシメて接続金具9をホース一端に固定した。この接続
金具9の露出した一端外周部にはリング溝11が形成してあり、スカート状の係
止管12の他端突起部をカシメてリング溝11に予め係止してある。そこで、接
続金具9を接続具本体1の副接続口3に螺合したアダプター4と当接させ、係止
管12の一端をアダプター4の外周に螺合して脈動吸収ホースを接続具本体1に
取り付けた。最後に、脈動吸収ホースを覆うように内径53.0mmの耐圧性外筒5を
装着し、その一端をアダプター4に螺合して固定した。
【0016】
この様にして組み立てた本考案装置は、例えば生コン打設用ホース等の流体圧
送ホースの途中に組み込んで使用する。即ち、流体圧送ホースを途中で切断し、
切断端部にそれぞれ接続金具を固定し、各接続金具を本考案装置の接続具本体1
の主接続口2にそれぞれ螺合するか又は主接続口2に螺合したアダプターに螺合
する等して固定すればよい。
【0017】
実際に、使用圧が630〜730Kg/cm2の範囲で変動がある流体圧送ホースの途中
に上記の本考案装置を組み込んだところ、圧力変動は680〜720Kg/cm2の範囲と
なり、圧力変動幅が半分以下に低減された。又、その結果として流体圧送ホース
の脈動を殆どなくすことが出来た。
【0018】
尚、この実施例では使用圧が数百kg/cm2と高圧のため脈動吸収ホースの補強
層としてワイヤーを用いているが、使用圧が70kg/cm2程度の中圧或はそれ以下
の低圧の場合には、ポリエステルやナイロン等からなる補強糸をブレーダ編組し
又はスパイラル巻きした繊維補強層を用いても良い。
【0019】
本考案によれば、高圧ガスを封入する等の複雑な構造を要せず従って安価な装
置によつて、ポンプの加圧力の変動を吸収緩和し、流体圧送ホースの脈動を低減
し又はなくすことが出来る。
【図1】本考案による脈動吸収装置の一具体例を示す一
部切欠側面図である。
部切欠側面図である。
1 接続具本体
2 主接続口
3 副接続口
4 アダプター
5 耐圧性外筒
6 内面ゴム層
7 補強層
8 外面ゴム層
9 接続金具
10 金属スリーブ
11 リング溝
12 係止管
Claims (1)
- 【請求項1】 流体圧送ホースを接続するための2つの
主接続口及び該2つの主接続口と連通する別の位置に設
けた少なくとも1つの副接続口を有する接続具本体と、
接続具本体の副接続口に一端を接続し且つ他端を封止し
た脈動吸収ホースと、脈動吸収ホースの外周との間に隙
間を隔てて同心に且つ脈動吸収ホースの外周全体を覆っ
て設けた耐圧性外筒とを備え、前記脈動吸収ホースが内
面ゴム層と外面ゴム層との間に編組角又は巻付け角を45
°以下として施した繊維又は金属線の補強層を有するこ
とを特徴とするホース脈動吸収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2543091U JPH04113394U (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | ホース脈動吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2543091U JPH04113394U (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | ホース脈動吸収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113394U true JPH04113394U (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=31910168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2543091U Pending JPH04113394U (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | ホース脈動吸収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04113394U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60174726A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-09 | Nippon Shinyaku Co Ltd | 注射用医薬組成物 |
JPS63106493A (ja) * | 1986-06-07 | 1988-05-11 | 株式会社 三ツ葉電機製作所 | ポンプの脈動防止構造 |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP2543091U patent/JPH04113394U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60174726A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-09 | Nippon Shinyaku Co Ltd | 注射用医薬組成物 |
JPS63106493A (ja) * | 1986-06-07 | 1988-05-11 | 株式会社 三ツ葉電機製作所 | ポンプの脈動防止構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4585400A (en) | Apparatus for dampening pump pressure pulsations | |
US4467835A (en) | Shut-off devices | |
US3224794A (en) | High pressure hose fitting | |
US20040066035A1 (en) | End-fitting for flexible pipe | |
US20150345680A1 (en) | Connection end-piece of a flexible pipe for transporting fluid and associated method | |
US3318620A (en) | Hose end coupling | |
JPH02240493A (ja) | ニップルにホースを固着する方法およびこの方法で得られるホース継手 | |
US3844587A (en) | Releasable connection for coaxial tubes | |
JPH0245074B2 (ja) | ||
US5778940A (en) | Combination rubber/composite hose | |
EP0071406B1 (en) | Tube mooring line | |
JPH04113394U (ja) | ホース脈動吸収装置 | |
GB2261044A (en) | End fittings for reinforced elastomeric tubes | |
US4463974A (en) | Coupling with improved tube-gripping member | |
US2707972A (en) | Wire-reenforced flexible metal hose | |
US3115353A (en) | Sealing device between a flexible tube and its rigid connector | |
US3325104A (en) | Fuel injection nozzle | |
CN105508756A (zh) | 一种高压膨胀器总成及其制作方法 | |
US4208067A (en) | Flexible hoses | |
US1676036A (en) | Pipe coupling | |
US4565393A (en) | Pipe joint | |
KR200157905Y1 (ko) | 나선관 및 그 연결구조 | |
CN210890543U (zh) | 一种旋转式液压回油管 | |
JP3136041B2 (ja) | シリンダ装置 | |
JPH1163337A (ja) | 可とう伸縮継手及びその製造方法 |