JPH04113369U - 二重形のガスケツト - Google Patents

二重形のガスケツト

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Publication number
JPH04113369U
JPH04113369U JP2530691U JP2530691U JPH04113369U JP H04113369 U JPH04113369 U JP H04113369U JP 2530691 U JP2530691 U JP 2530691U JP 2530691 U JP2530691 U JP 2530691U JP H04113369 U JPH04113369 U JP H04113369U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
seal ring
small
spiral gasket
rigidity
Prior art date
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Pending
Application number
JP2530691U
Other languages
English (en)
Inventor
々 木 信 次 佐
Original Assignee
イーグル工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二部材を締め付け固定した際に、大径シール
リングと小径シールリングとに集中する圧縮応力をほぼ
均等にすることができる二重形のガスケットを提供す
る。 【構成】 所定位置をボルト13とナット14とで締め
付けられる上側部材1と下側部材2の端面7,8表面間
を密封するため、前記端面間に同心状に配置する大うず
巻き形ガスケット9と小うず巻き形ガスケット10とを
有する二重形のガスケットにおいて、締め付け位置に近
い大うず巻き形ガスケット9の剛性を、小うず巻き形ガ
スケット10の剛性よりも低く設定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば高圧ガスを取り扱う圧力容器等に用いられる二重形のガス ケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の二重形のガスケットを示している。二部材、即ち、円筒状の上側 部材100と下側部材101は、それぞれ外向きのフランジ102,103を備 えており、そのフランジ102,103の表面、即ち、端面104,105間に は同心状に同材質(同剛性)の大径シールリング106と小径シールリング10 7とを配置してある。また、フランジ102,103には軸方向に沿って軸孔1 08,109を設けてあり、この軸孔108,109に挿入したボルト110と ナット111とを締め付け、上側部材100と下側部材101とを固定している 。
【0003】 上記締め付けによりフランジ102,103から圧縮加重が加えられる大径シ ールリング106と小径シールリング107は、フランジ102,103に対し て所定の接面圧力で接触して内部密封室112と外部密封室113とを構成して いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記締め付け時には、フランジ102,103は、その締め付け位置、即ち、 外周側の方が内周側よりもその軸方向の撓み量が大きいために、大径シールリン グ106に集中する圧縮応力の方が、小径シールリング107のそれよりも大き く、大径シールリング106の耐久性低下,及び外部密封室113の密封性低下 を招く。そのため、通常は大径シールリング106の剛性に対応してボルト6の 締め付けトルクを正確に管理,設定する必要があり、作業能率が悪かった。
【0005】 この考案は上記課題を解決するためのもので、二部材を締め付け固定した際に 、大径シールリングと小径シールリングとに集中する圧縮応力をほぼ均等にする ことができる二重形のガスケットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの考案は、所定位置を締め付けられる二部材の表面 間を密封するため、前記表面間に同心状に配置する大径シールリングと小径シー ルリングとを有する二重形のガスケットにおいて、締め付け位置に近い一方のシ ールリングの剛性を、他方のシールリングの剛性よりも低く設定したものである 。
【0007】
【作 用】
上記構成に基づくこの考案は、二部材を所定位置で締め付けると、締め付け位 置寄りに位置する一方のシールリングに加わる圧縮荷重の方が他方のシールリン グに加わる圧縮荷重よりも大きいが、一方のシールリングの方が他方のシールリ ングよりも変形量が大きく、大径シールリングと小径シールリングとに集中する 圧縮応力はほぼ均等になる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の実施例に係る二重形のガスケットを示している。二部材、即ち 、上側部材1と下側部材2は、それぞれ同径の円筒部3,4と外向きのフランジ 5,6を備えている。このフランジ5,6の表面、即ち、端面7,8間には、大 径シールリングとしての断面略方形の大うず巻き形ガスケット9と、小径シール リングとしての断面略方形の小うず巻き形ガスケット10とを同心状に配置して ある。そして、後述するボルトに近い位置に配置した大うず巻き形ガスケット9 の剛性は、小うず巻き形ガスケット10の剛性よりも低く設定してある。うず巻 き形ガスケットは通常石綿,金属薄板等により構成されるが、大うず巻き形ガス ケット9は、ゴム状弾性体等のように圧縮荷重に対して弾性変形し易い材質のも のを部分的に使用して、その剛性を低下させてある。また、大うず巻き形ガスケ ット9の肉厚(軸方向寸法)を小うず巻き形ガスケット10の肉厚よりも若干薄 く設定して剛性を低下させてもよい。
【0009】 前記フランジ5,6の外周側には軸方向に沿って軸孔11,12を設けてあり 、この軸孔11,12に挿入したボルト13とナット14とを締め付け、上側部 材1と下側部材2とを固定している。上記締め付けによりフランジ5,6から圧 縮加重が加えられる大うず巻き形ガスケット9と小うず巻き形ガスケット10は 、フランジ5,6にそれぞれ所定の接面圧力で接触して内部密封室15と外部密 封室16とを構成している。
【0010】 次に、上記大うず巻き形ガスケット9と小うず巻き形ガスケット10とをフラ ンジ5とフランジ6との間に装着する際の動作を説明する。まず、下側部材4の 端面8上に大うず巻き形ガスケット9と小うず巻き形ガスケット10とを同心状 に配置するとともに、上側部材1を大うず巻き形ガスケット9と小うず巻き形ガ スケット10とに密着させる。その後、軸孔11,12にボルト13を挿入して ナット13を取り付けて締め付けていくことにより、前記内部密封室15と外部 密封室16とが構成される。その結果、内部密封室15内の高圧ガス等の流体は 二重に密封されることとなる。
【0011】 上記動作中、フランジ5,6が径方向に突出しているため、その締め付け位置 、即ち、ボルト13寄りの外周側の方が内周側よりもその軸方向の撓み量が大き く、大うず巻き形ガスケット9に加わる圧縮荷重の方が小うず巻き形ガスケット 10に加わる圧縮荷重よりも大きい。しかし、大うず巻き形ガスケット9の方が 小うず巻き形ガスケット10よりも剛性が低いため変形量が大きく、大うず巻き 形ガスケット9と小うず巻き形ガスケット10に集中する圧縮応力をほぼ均等に することができる。
【0012】 従って、大うず巻き形ガスケット9の耐久性が向上して外部密封室16の密封 性を確保できるとともに、ボルト13の締め付けトルクを従来ほど正確に管理, 設定する必要がなく、作業能率が向上する。
【0013】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成したものであるから、二部材の締め付け時に大径 シールリングと小径シールリングに集中する圧縮応力をほぼ均等にすることがで きる。従って、大径シールリングの耐久性が向上してその密封性を確保できると ともに、締め付けトルクを従来ほど正確に管理,設定する必要がなく、作業能率 が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す半断面図。
【図2】従来例を示す半断面図。
【符号の説明】
1 上側部材 2 下側部材 9 大うず巻き形ガスケット(大径シールリング) 10 小うず巻き形ガスケット(小径シールリング)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置を締め付けられる二部材の表面
    間を密封するため、前記表面間に同心状に配置する大径
    シールリングと小径シールリングとを有する二重形のガ
    スケットにおいて、締め付け位置に近い一方のシールリ
    ングの剛性を、他方のシールリングの剛性よりも低く設
    定した二重形のガスケット。
JP2530691U 1991-03-22 1991-03-22 二重形のガスケツト Pending JPH04113369U (ja)

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JP2530691U JPH04113369U (ja) 1991-03-22 1991-03-22 二重形のガスケツト

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JPH04113369U true JPH04113369U (ja) 1992-10-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231363B2 (ja) * 1979-07-13 1990-07-12 Canon Kk Renzukyotonoidokiko

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231363B2 (ja) * 1979-07-13 1990-07-12 Canon Kk Renzukyotonoidokiko

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971216