JPH04113179U - ロボツト溶接ガンにおけるストツパ―受け構造 - Google Patents

ロボツト溶接ガンにおけるストツパ―受け構造

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JPH04113179U
JPH04113179U JP2460491U JP2460491U JPH04113179U JP H04113179 U JPH04113179 U JP H04113179U JP 2460491 U JP2460491 U JP 2460491U JP 2460491 U JP2460491 U JP 2460491U JP H04113179 U JPH04113179 U JP H04113179U
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stopper
welding gun
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JP2460491U
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敏博 西脇
充 加瀬
Original Assignee
小原株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接ガンを開放状態にするときの衝撃による
ストッパ―の受け部材が受ける最初のエネルギ―を弱め
ることによって、ストッパ―の受け部材の破損を防止
し、且つ他の部材に前記衝撃力が及ばないようにしたロ
ボット溶接ガンにおけるストッパ―受け構造を提供しよ
うとするものである。 【構成】 ストッパ―の受け面が二重積層板15,16
で構成され、この積層板の間に空気室20が形成されて
おり、この積層板がストッパ―の受け部材14に固着さ
れたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、溶接ガンを開放状態に維持するストッパ―を備えたロボット溶接ガ ンにおけるストッパ―受け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、溶接ガンを開放状態に維持するストッパ―を備えたロボット溶接ガン装 置は、図5に示すようなものがある。 即ち、溶接機31は、加圧シリンダ32によって進退するピストンロッド33 ,ポイントホルダ34,シャンク35,電極36等を備え、また該加圧シリンダ 32に固定された固定ア―ム37の先端にも電極38を備え、前記両電極36, 38間にワ―クを配置して溶接を行なうようになっている。
【0003】 そして該溶接機31の前記加圧シリンダ32には保持部39が形成されていて 、該保持部39はイコライザ機構40のシャフト41を貫通する孔を有しており 、保持部39はイコライザ機構40に対して摺動自在に配置されている。また、 該イコライザ機構40の一端42はロボットア―ム(図示せず)に固着され、他 端には、ストッパ―47と加圧シリンダ32の前面の保持部材43との間に挟持 されるストッパ―の受け部材44が設けられている。
【0004】 また、前記ポイントホルダ34に設けられたブラケット46にはストッパ―4 7が螺着されている。なお、該ブラケット46にはピストンロッド33の回り止 め用のシャフト48も固定されている。
【0005】 そして、溶接作業を行なうために加圧シリンダ32内のピストン49の後面に 圧力流体を送ると、ピストンロッド33が前進して、両電極36,38間でワ― クを挟持する状態になる。更に前記圧力流体の供給を継続して所望の加圧力が両 電極36,38間に発生した時点で電極36,38間に溶接電流を供給するとワ ―クに対して溶接が行なわれる。
【0006】 溶接が終了すると、前記ピストン49の前面に圧力流体を送ることによって、 ピストンロッド33が後退して、両電極36,38間のワ―クを開放状態にする 。このピストンロッド33の後退に伴ってポイントホルダ34も後退するので、 遂にはストッパ―47がストッパ―の受け部材44に当接して、該ストッパ―4 7と保持部材43との間にストッパ―の受け部材44が挟持され、加圧シリンダ 32は固定状態となる。従って、ロボットア―ムによる溶接機31の移動時には 該溶接機31ががたつくことなく容易に移動できる。
【0007】 また、X型ロボット溶接ガン装置においても、溶接ガンの開放時に両ア―ムか ら延びたストッパ―をクレイデルに設けたストッパ―の受け部材に当接して溶接 ガンの開放状態を維持するようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述のポイントホルダ34の後退によってストッパ―47がストッ パ―の受け部材44に当接する際,ピストンロッド33の後退速度が急速である から、ストッパ―47はストッパ―の受け部材44に急激な衝撃力を与えて衝突 する。そして、そのストッパ―の受け部材44が受ける衝撃力はその最初のエネ ルギ―が極端に大きく、そのためストッパ―の受け部材44に亀裂を生じたり或 はストッパ―の受け部材44,コライザ機構40等が破損するおそれがある。 そして、前記X型ロボット溶接ガン装置においても、両ア―ムが急速に開放す ることからストッパ―はストッパ―の受け部材に急激な衝撃力を与えて衝突する ので同様の問題がある。
【0009】 この考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、前記衝撃によるストッパ―の受け部材が受ける最 初のエネルギ―を弱めることによって、ストッパ―の受け部材の破損を防止し、 且つ他の部材に前記衝撃力が及ばないようにしたロボット溶接ガンにおけるスト ッパ―受け構造を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案におけるロボット溶接ガンにおけるストッ パ―受け構造は、ストッパ―の受け面を二重積層板で構成し、該積層板間に空気 室を形成し、該積層板をストッパ―の受け部材に固着したことを特徴とする、も のである。
【0011】
【作用】
上記のように構成されたロボット溶接ガンにおけるストッパ―受け構造である ので、積層板の表面に衝撃を加えた際に積層板間に空気室が存在することから、 該積層板の表面板はあたかもばねのような作用を行う。従って、溶接ガンを開放 状態に維持するストッパ―を急速でストッパ―受け面に当接すると、その急激な 衝撃力の最初のエネルギ―は積層板の表面板によって十分に吸収され、前記初期 エネルギ―がストッパ―の受け部材に与える影響を著しく減少させ、ストッパ― の受け部材の破損は防止され、また他の部材に前記衝撃力は及ばない。
【0012】
【実施例】
図1及び図2を参照してこの考案の一実施例について説明をする。 図において、1は抵抗溶接機であって、加圧シリンダ2によって進退するピス トンロッド3,ポイントホルダ4,シャンク5,電極6等を備え、また該加圧シ リンダ2に固定された固定ア―ム7の先端にも電極8を備え、前記両電極6,8 間にワ―クを配置して溶接を行うようになっている。
【0013】 そして該溶接機1の前記加圧シリンダ2には保持部9が形成されていて、該保 持部9はイコライザ機構10のシャフト11を貫通する孔を有しており、保持部 9はイコライザ機構10に対して摺動自在に配置されている。また、該イコライ ザ機構10の一端12はロボットア―ム(図示せず)に固着され、他端には、後 述するストッパ18と加圧シリンダ2の前面の保持部材13との間に挟持される ストッパ―の受け部材14が設けられている。
【0014】 そして、前記ストッパ―の受け部材14のストッパ―側には2枚の板体15, 16を積層して構成したストッパ―の受け面が固着されている。
【0015】 また、前記ポイントホルダ4に設けられたブラケット17にはストッパ18が 螺着されている。なお、該ブラケット17にはピストンロッド3の回り止め用の シャフト19も固定されている。
【0016】 前記ストッパ―の受け面の一例を図2で説明する。ポイントホルダ4に設けら れたブラケット17にはストッパボルト18が螺着され、該ストッパボルト18 の先端に対向するイコライザ機構10のストッパ―の受け部材14には、鉄板或 は銅板等からなる板体15とベ―クライト板或は合成樹脂板等からなる板体16 とが積層され、両板間には空気室20が形成されたストッパ―の受け面がねじ2 1によって固着されている。
【0017】 図3はX型ロボット溶接ガン装置に適用した実施例であって、両ア―ム22, 23がクレイデル24の先端に枢支されており、各ア―ム22,23からはスト ッパボルト25が前記クレイデル24に設けたストッパ―の受け部材26に向け 調節自在に配置されている。そして、各ストッパボルト25の先端に対向するス トッパ―の受け部材26には、鉄板或は銅板等からなる板体27とベ―クライト 板或は合成樹脂板等からなる板体28とが積層され、両板間には空気室29が形 成されたストッパ―の受け面がねじ30によって固着されている。
【0018】 以上のように構成されたロボット溶接ガンにおけるストッパ―受け構造である ので、溶接ガンを開放状態に維持するストッパ―18,25を急速にストッパ― 受け面に当接すると、その急激な衝撃力の最初のエネルギ―は、積層板の表面板 15,27があたかもばねのような作用をすることによって十分に吸収され、前 記初期エネルギ―がストッパ―の受け部材14,26に与える影響は少なくなる ので、ストッパ―の受け部材の破損は防止され、また他の部材に前記衝撃力が及 ぶこともない。
【0019】 図4は、ストッパ―の急激な衝突によるストッパ―の受け部材が受ける衝撃力 の概略を示すものであり従来例(仮想線で示す)に比して、最初のエネルギ―は 約半分で済む。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、ストッパ―の受け面を二重積層板で構成し、該積層板間に空気室を 形成し、該積層体をストッパ―の受け部材に固着したので、溶接ガンを開放状態 に維持するストッパ―を急速にストッパ―受け面に当接しても、その急激な衝撃 力の最初のエネルギ―は、積層板の表面板があたかもばねのような作用をするこ とによって十分に吸収され、前記初期エネルギ―がストッパ―の受け部材に与え る影響は少なくなるので、ストッパ―の受け部材の破損は防止され、また他の部 材に前記衝撃力が及ぶこともなく、安全で長期の使用に耐え得る溶接ガンとなる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るストッパ―受け構造を備えたロボ
ット用溶接ガン装置の側面図である。
【図2】本考案に係るストッパ―受け構造の要部の断面
図である。
【図3】本考案に係る他の実施例のストッパ―受け構造
の要部の断面図である。
【図4】本考案におけるストッパ―の受け部材が受ける
衝撃力の概略図である。
【図5】他の従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 溶接ガン 14,26 ストッパ―の受け部材 15,27 板体 16,28 板体 18,25 ストッパ― 20,29 空気室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ガンを開放状態に維持するストッパ
    ―を備えたロボット溶接ガンにおいて、前記ストッパ―
    の受け面を二重積層板で構成し、該積層板間に空気室を
    形成し、該積層板をストッパ―の受け部材に固着したこ
    とを特徴とするロボット溶接ガンにおけるストッパ―受
    け構造。
JP2460491U 1991-03-22 1991-03-22 ロボツト溶接ガンにおけるストツパ―受け構造 Pending JPH04113179U (ja)

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