JPH04113101A - ボイラ炉壁の熱応力緩衝装置 - Google Patents
ボイラ炉壁の熱応力緩衝装置Info
- Publication number
- JPH04113101A JPH04113101A JP23269290A JP23269290A JPH04113101A JP H04113101 A JPH04113101 A JP H04113101A JP 23269290 A JP23269290 A JP 23269290A JP 23269290 A JP23269290 A JP 23269290A JP H04113101 A JPH04113101 A JP H04113101A
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- furnace wall
- temperature side
- wall panel
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- Pending
Links
- 230000000116 mitigating effect Effects 0.000 title abstract 2
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 claims abstract description 15
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
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- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ボイラ炉壁の熱応力緩衝装置に関するもので
ある。
ある。
[従来の技術]
一般に、ボイラ炉壁は、並設された多数の炉壁管の間を
フィンでつないで形成した炉壁パネルを、さまざまに組
み合わせて構成されており、前記炉壁管に供給された水
等の流体が順次加熱されて蒸発し過熱蒸気となって外部
へ送り出されるようになっているが、ボイラの構造上、
入口部から供給されて間もない低温の流体が流れる低温
側炉壁パネルと、加熱され外部へ送り出される直前の高
温の流体が流れる高温側炉壁パネルとを互いに隣接させ
ざるを得ない場合がある。又ボイラの起動時、低負荷時
に隣接するパネル間に温度差が生じる場合がある。
フィンでつないで形成した炉壁パネルを、さまざまに組
み合わせて構成されており、前記炉壁管に供給された水
等の流体が順次加熱されて蒸発し過熱蒸気となって外部
へ送り出されるようになっているが、ボイラの構造上、
入口部から供給されて間もない低温の流体が流れる低温
側炉壁パネルと、加熱され外部へ送り出される直前の高
温の流体が流れる高温側炉壁パネルとを互いに隣接させ
ざるを得ない場合がある。又ボイラの起動時、低負荷時
に隣接するパネル間に温度差が生じる場合がある。
前述の如き低温側パネルと高温側炉壁パネルを単にフィ
ンでつないだ場合、両パネル間の温度差によってフィン
にクラックが生じてしまうため、従来は、第4図に示さ
れるように、高温側炉壁パネルlの低温側炉壁パネル2
との隣接する付近−帯のフィン3を、炉壁管7長手方向
並びに炉壁管7と直角な方向に広範囲に亘って切除し、
該フィン3を切除した部分全体並びにヘッダ4を非常に
大きなボックス5によって覆うと共に、前記切除された
フィン3の端部と前記ボックス5とを多数のチーバード
ベンドプレート6によって連結し、ボイラ内部の気密を
保持するようにしており、更に前記フィン3か切除され
た部分の炉壁管7の間には耐火材(図示せず)を介在さ
せるようにしていた。
ンでつないだ場合、両パネル間の温度差によってフィン
にクラックが生じてしまうため、従来は、第4図に示さ
れるように、高温側炉壁パネルlの低温側炉壁パネル2
との隣接する付近−帯のフィン3を、炉壁管7長手方向
並びに炉壁管7と直角な方向に広範囲に亘って切除し、
該フィン3を切除した部分全体並びにヘッダ4を非常に
大きなボックス5によって覆うと共に、前記切除された
フィン3の端部と前記ボックス5とを多数のチーバード
ベンドプレート6によって連結し、ボイラ内部の気密を
保持するようにしており、更に前記フィン3か切除され
た部分の炉壁管7の間には耐火材(図示せず)を介在さ
せるようにしていた。
【発明が解決しようとする課題]
しかしながら、前述の如き構造では、非常に大きなボッ
クス5によって、フィン3を切除した広範囲な部分全体
並びにヘッダ4を覆う必要があり、構造が非常に複雑化
すると共に製作にも手間がかかるという問題があった。
クス5によって、フィン3を切除した広範囲な部分全体
並びにヘッダ4を覆う必要があり、構造が非常に複雑化
すると共に製作にも手間がかかるという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、簡単な構造で、隣接する
高温側炉壁パネルと低温側炉壁パネル間に生ずる熱応力
を緩和し得クラックの発生を防止し得るボイラ炉壁の熱
応力緩衝装置を提供しようとするものである。
高温側炉壁パネルと低温側炉壁パネル間に生ずる熱応力
を緩和し得クラックの発生を防止し得るボイラ炉壁の熱
応力緩衝装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は、互いに隣接する高温側炉壁パネルと低温側炉
壁パネルとの間のフィンを炉壁管長手方向所要範囲に亘
って切除し、前記高温側炉壁パネルと低温側炉壁パネル
の隣接部に、前記炉壁管と略直角方向に延びる長さの異
なる複数本のヒートバイブを順次階段状に低温側へ突出
するよう配設したケーシング板を、前記切除されたフィ
ン部分を覆うよう取り付け、前記切除されたフィンの炉
壁管長手方向両端部と前記ケーシング板とをチーバード
ベンドプレートにより気密に連結したことを特徴とする
ものである。
壁パネルとの間のフィンを炉壁管長手方向所要範囲に亘
って切除し、前記高温側炉壁パネルと低温側炉壁パネル
の隣接部に、前記炉壁管と略直角方向に延びる長さの異
なる複数本のヒートバイブを順次階段状に低温側へ突出
するよう配設したケーシング板を、前記切除されたフィ
ン部分を覆うよう取り付け、前記切除されたフィンの炉
壁管長手方向両端部と前記ケーシング板とをチーバード
ベンドプレートにより気密に連結したことを特徴とする
ものである。
[作 用]
従って、高温側炉壁パネルの熱がケーシング板へ伝わり
、長さの異なる複数本のヒートバイブによって低温側炉
壁パネルの前記高温側炉壁パネルに近い位置はどたくさ
んの熱が、遠ざかるに従って少ない熱が前記ケーシング
板を介して低温側炉壁パネルへ伝えられるため、両パネ
ル間の温度勾配は滑らかとなり、両パネルの隣接部にお
いて極端な温度差が発生せず熱応力が緩和されてクラッ
ク等も発生しなくなる。
、長さの異なる複数本のヒートバイブによって低温側炉
壁パネルの前記高温側炉壁パネルに近い位置はどたくさ
んの熱が、遠ざかるに従って少ない熱が前記ケーシング
板を介して低温側炉壁パネルへ伝えられるため、両パネ
ル間の温度勾配は滑らかとなり、両パネルの隣接部にお
いて極端な温度差が発生せず熱応力が緩和されてクラッ
ク等も発生しなくなる。
又、大型のボックスや大きな炉壁の切欠き部分を設けな
くて済む。
くて済む。
[実 施 例]
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例であり、互いに隣
接する高温側炉壁パネル1と低温側炉壁パネル2との間
のフィンを炉壁管7長手方向所要範囲L(温度差の最も
生じる範囲)に亘って切除し、前記高温側炉壁パネル1
と低温側炉壁パネル2の隣接部に、前記炉壁管7と略直
角方向に延びる長さの異なる複数本のヒートバイブ8を
順次階段状に低温側へ突出するよう配設したケーシング
板9を、前記切除されたフィン3部分を覆うよう取り付
け、前記切除されたフィン3の炉壁管7長手方向両端部
と前記ケーシング板9とをチーバードベントプレート1
0により気密に連結し、熱応力緩衝装置11を構成する
。
接する高温側炉壁パネル1と低温側炉壁パネル2との間
のフィンを炉壁管7長手方向所要範囲L(温度差の最も
生じる範囲)に亘って切除し、前記高温側炉壁パネル1
と低温側炉壁パネル2の隣接部に、前記炉壁管7と略直
角方向に延びる長さの異なる複数本のヒートバイブ8を
順次階段状に低温側へ突出するよう配設したケーシング
板9を、前記切除されたフィン3部分を覆うよう取り付
け、前記切除されたフィン3の炉壁管7長手方向両端部
と前記ケーシング板9とをチーバードベントプレート1
0により気密に連結し、熱応力緩衝装置11を構成する
。
前記ケーシング板9は、前記低温側へ順次階段状に突出
するよう配設されるヒートバイブ8に合わせて傾斜切欠
部12を形成してあり、又、前記両パネル1,2に対す
る熱伝導がより効率良く行われるよう、前記両パネル1
.2のフィン部分から突設した支持金具13を介して両
パネル1゜2と接続しである。
するよう配設されるヒートバイブ8に合わせて傾斜切欠
部12を形成してあり、又、前記両パネル1,2に対す
る熱伝導がより効率良く行われるよう、前記両パネル1
.2のフィン部分から突設した支持金具13を介して両
パネル1゜2と接続しである。
又、前記ヒートバイブ8は、完全に水平ではなく、高温
側に位置する端部が低温側の端部より僅かに低くなるよ
う傾斜をつけて配置してあり、ヒートバイブ8内に減圧
封入されている作動流体の高温側への戻りが、ウィック
の毛細管現象によるポンプ作用に加え重力により円滑に
行われるようにしである。
側に位置する端部が低温側の端部より僅かに低くなるよ
う傾斜をつけて配置してあり、ヒートバイブ8内に減圧
封入されている作動流体の高温側への戻りが、ウィック
の毛細管現象によるポンプ作用に加え重力により円滑に
行われるようにしである。
次に、上記実施例の作動を説明する。
前記熱応力緩衝装置11を用いずに高温側炉壁パネル1
と低温側炉壁パネル2を単にフィン3でつないだ場合、
第3図に示す如く両パネル1゜2の隣接部での温度差は
非常に大きくなりフィン3に大きな熱応力が加わってク
ラックが発生してしまうが、前記熱応力緩衝装置fll
を用いたので、高温側炉壁パネル1の熱が支持金具13
を介してケーシング板9へ伝わり、長さの異なる複数本
のヒートバイブ8によって低温側炉壁パネル2の前記高
温側炉壁パネル1に近い位置はどたくさんの熱が、遠ざ
かるに従って少ない熱が前記ケーシング板9及び支持金
具13を介して低温側炉壁パネル2へ伝えられる。
と低温側炉壁パネル2を単にフィン3でつないだ場合、
第3図に示す如く両パネル1゜2の隣接部での温度差は
非常に大きくなりフィン3に大きな熱応力が加わってク
ラックが発生してしまうが、前記熱応力緩衝装置fll
を用いたので、高温側炉壁パネル1の熱が支持金具13
を介してケーシング板9へ伝わり、長さの異なる複数本
のヒートバイブ8によって低温側炉壁パネル2の前記高
温側炉壁パネル1に近い位置はどたくさんの熱が、遠ざ
かるに従って少ない熱が前記ケーシング板9及び支持金
具13を介して低温側炉壁パネル2へ伝えられる。
このため、両パネル1.2間の温度勾配は第3図中実線
で示されるように滑らかな直線状となり、両パネル1.
2の隣接部において極端な温度差が発生せず熱応力が緩
和されてクラック等も発生しなくなる。
で示されるように滑らかな直線状となり、両パネル1.
2の隣接部において極端な温度差が発生せず熱応力が緩
和されてクラック等も発生しなくなる。
こうして、第4図に示される従来例のように高温側炉壁
パネル1の低温側炉壁パネル2との隣接する付近−帯の
フィン3を応範囲に亘って切除し、該フィン3を切除し
た部分全体並びにヘッダ4を非常に大きなボックス5に
よって覆うと共に、前記切除されたフィン3の端部と前
記ボックス5とを多数のテーパードベンドプレート6に
よって連結する必要かなくなり、構造を簡略化でき、製
作面でも有利となる。
パネル1の低温側炉壁パネル2との隣接する付近−帯の
フィン3を応範囲に亘って切除し、該フィン3を切除し
た部分全体並びにヘッダ4を非常に大きなボックス5に
よって覆うと共に、前記切除されたフィン3の端部と前
記ボックス5とを多数のテーパードベンドプレート6に
よって連結する必要かなくなり、構造を簡略化でき、製
作面でも有利となる。
尚、本発明のボイラ炉壁の熱応力緩衝装置は、上述の実
施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明のボイラ炉壁の熱応力緩衝
装置によれば、炉壁の構造を複雑化させることなく、隣
接する高温側炉壁パネルと低温側炉壁パネル間に生ずる
熱応力を緩和することができ、クラックの発生を防止で
きるという優れた効果を奏し得る。
装置によれば、炉壁の構造を複雑化させることなく、隣
接する高温側炉壁パネルと低温側炉壁パネル間に生ずる
熱応力を緩和することができ、クラックの発生を防止で
きるという優れた効果を奏し得る。
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図は第1図の
■−■断面図、第3図は高温側炉壁パネルと低温側炉壁
パネル間における温度勾配を示す図、第4図は従来例の
斜視図である。 ■は高温側炉壁パネル、2は低温側炉壁パネル、3はフ
ィン、7は炉壁管、8はヒートパイプ、9はケーシング
板、lOはチーバードベンドプレート、11は熱応力緩
衝装置を示す。
■−■断面図、第3図は高温側炉壁パネルと低温側炉壁
パネル間における温度勾配を示す図、第4図は従来例の
斜視図である。 ■は高温側炉壁パネル、2は低温側炉壁パネル、3はフ
ィン、7は炉壁管、8はヒートパイプ、9はケーシング
板、lOはチーバードベンドプレート、11は熱応力緩
衝装置を示す。
Claims (1)
- 1)互いに隣接する高温側炉壁パネルと低温側炉壁パネ
ルとの間のフィンを炉壁管長手方向所要範囲に亘って切
除し、前記高温側炉壁パネルと低温側炉壁パネルの隣接
部に、前記炉壁管と略直角方向に延びる長さの異なる複
数本のヒートパイプを順次階段状に低温側へ突出するよ
う配設したケーシング板を、前記切除されたフィン部分
を覆うよう取り付け、前記切除されたフィンの炉壁管長
手方向両端部と前記ケーシング板とをテーパードベンド
プレートにより気密に連結したことを特徴とするボイラ
炉壁の熱応力緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23269290A JPH04113101A (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | ボイラ炉壁の熱応力緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23269290A JPH04113101A (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | ボイラ炉壁の熱応力緩衝装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113101A true JPH04113101A (ja) | 1992-04-14 |
Family
ID=16943287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23269290A Pending JPH04113101A (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | ボイラ炉壁の熱応力緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04113101A (ja) |
-
1990
- 1990-09-03 JP JP23269290A patent/JPH04113101A/ja active Pending
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