JPH04112930U - 地盤硬化剤噴射注入装置 - Google Patents

地盤硬化剤噴射注入装置

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JPH04112930U
JPH04112930U JP8558290U JP8558290U JPH04112930U JP H04112930 U JPH04112930 U JP H04112930U JP 8558290 U JP8558290 U JP 8558290U JP 8558290 U JP8558290 U JP 8558290U JP H04112930 U JPH04112930 U JP H04112930U
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渉 中西
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株式会社エヌ アイ テイ
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、軟弱地盤の改良、建設構造物基礎
の造成等を目的として施工する地盤硬化剤注入
に用いられる噴射注入装置に関する。
[従来の技術] 従来、硬化剤噴流を用いた地盤硬化剤注入工
法ないし注入装置は数多く存在した。出願人の
発明にかかるいわゆる一重管(平成1年特許願
第139682号)、二重管(同第13968
3及び292078号)、三重管(同第307
7及び336105号)、及び四重管(同第1
23270号)がその代表例である。
具体的に第5図に示す三重管を設けた地盤硬
化剤注入装置に基づいて概説する。
即ち、重合構造の三つの流路を有する注入口
アスファルト、コールタール、ピッチ等の熱可
塑性材料を用いる。
図面において、1は道路舗装装置を構成して
いる走行車体であり、鉄枠ローラ2が前輪とさ
れ、左右2個のタイヤローラ3が後輪とされて
いる。車体の前方の所要高さ部位には、後記す
る目的のために使用されるマイクロ波の照射器
4を上下に移動可能に支持する支持部が位置づ
けられている。すなわち、5は車体側に支持さ
れた支持盤、6はその下側の可動盤であり、可
動盤6の四方部位にはネジ軸7がそれぞれ植設
され、各ネジ軸7は前記支持盤5に貫通支持さ
れ、その上端に歯車8がその内側ネジ部で螺合
され、対をなす歯車8、8は、支持盤上に軸支
されたウォーム歯車9に共通に噛合され、各ウ
ォーム歯車9はウォーム10に噛合され、このウ
ォーム10の軸11の一端に固着された傘歯車12
と別の軸13の一端に固着された傘歯車14とが
噛合され、前記軸13の他端に固着された歯車15
に、車体側からハンドル16で操作されるロッド
次には下部噴射ノズル54から噴射される超高
圧硬化剤が積極充填されることとなる。
上部噴射ノズル53から周囲を加圧気体で包
合され噴射される超高圧水は、その気体のリフ
ト効果と圧力で遠方まで到達距離を伸長せしめ、 夾雑物を撹乱、除去、洗浄行わしめる。これに
より生じた泥水スラッジ等は気体の高圧作用に
より、地上に排出される。
その後、更に、周囲を加圧気体で包合した超
高圧硬化剤を噴射することにより、空隙率の高
い人為的空間の細かい先端にまでも硬化剤が強
制充填され、上部噴流物の威力を無駄にするこ
となく、上下の一体的効果を担保しつつ、硬化
剤充填率の増大、施工の確実性を図るものであ
った。
即ち、こうした従来技術における創作の主眼
は、高圧水の噴射による夾雑物の除去洗浄、そ
のための噴射時の気体包合によるリフト効果の
向上並びに硬化剤と泥水スラッジとの置換率の
向上を図ることにあり、これらの点で画期的な
創作性を有している。
しかしながら、建設施工における究極の目的
は、より安定した均質な地盤改良体の造成にあ
り、従来技術にあってはあらゆる土質に即応で
きる装置の提供といった点でいまだ不十分であ
り、いわば質的な面からの改善が図られなけれ
ばならない。
[考案が解決しようとする課題] 本考案はかかる課題を解決するためになされ
たもので、複数のノズルから同時にあるいは時
差を設けて加圧気体に包合された地盤硬化剤の
みを噴射することにより、瞬時にして広範囲に
亘り一層の地盤強化を図ることを第一の目的と
する。
また、従来技術において生じていたロッド中
心部と外周部とで地盤の強度が相違するといっ
た点をなくすること、及び水分の多い地盤にお
いては、水を噴射することなく気体包合の硬化
剤のみを噴射することにより、あらゆる土質に
おいて均質な地盤を造成できることを第二の目
的とする。
さらにまた、噴射ノズルからの噴射量、噴射
時間等を調整することにより、地盤、地質に応
じた硬化剤の噴射を行うことを第三の目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するために、互い
に隔絶された少なくとも2通路を有する注入ロ
ッド、該注入ロッドを支持すると共に該注入ロ
ッドを上下動かつ回転させ得る操作機構、気体
と地盤硬化剤をそれぞれ該ノズルまで圧送する
グラウトポンプ、圧送ホース及び重合構造を有
するスイベルとを設けた地盤硬化剤注入装置に
おいて、注入管の先端部にモニター部を設置し、 該モニター部の側壁に加圧気体に包合された高
圧の地盤硬化剤を噴出する複数の噴射ノズルを
穿設した装置を提供するものである。
[作用] 本考案はかくの如く構成されているので、加
圧気体を包合することによる気体包合の役割と
相俟って、高圧の地盤硬化剤の土中への注入の
確実性が増し、瞬時にして硬化度の高い地盤形
成ができると同時に、安定した均質の地盤改良
体を造成できる。特に水分の多い地盤において、 強力に作用する。
また、加圧気体の圧送流路を複数設けること
により地盤、施工目的に応じた加圧調整が容易
となる。
さらにまた、硬化剤の注入口を複数設けるこ
とにより各ノズルから噴射される硬化剤の吐出
量あるいは噴射圧の調整が容易となり、土質に
応じた地盤改良を実現するものである。
[実施例] 以下、図面に従って本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案に係る第1実施例を操作機構
21等の周辺装置と共に示した側面図である。
図において12は上部噴射ノズルを、13は
下部噴射ノズルを示している。該噴射ノズル1
2、13は注入ロッド10の先端部に設置した
モニター部11の側壁に穿設されており、それ
ぞれの核ノズルからは地盤硬化剤15を、周囲
ノズルからは加圧気体16を噴射するよう構成
されている。
ここで地盤硬化剤とはいわゆるセメントミル
ク等であるが、一般には噴射圧300kgf/cm2
上の超高圧硬化剤が望ましい。また、気体は通
常空気が用いられるが、安全確保等の点から窒
素等他の気体が用いられる場合も考えられる。
上記硬化剤及び気体は注入ロッド10の挿入
に先立って、ボーリングされたガイドホール(
孔)に注入ロッド10が挿入され、操作機構2
1によって回転上昇される掘削過程において、 それぞれグラウトポンプ22、エアコンプレッ
サ23によって注入ロッド10内部の互いに隔
絶された2通路内を圧送され、注入ロッド10
下端部に設けられた重構造の噴射ノズル12、 13から高圧状態で噴射されることとなる。
第2図(a)(b)(c)は本考案の別の実
施例を示している。
第2図(a)は加圧気体の流路をバルブ23
a、23bにより2つに分岐した場合を、第2
図(b)は、エアコンプレッサを別にもう1台
用意し(23’)、各々を注入ロッド10に別
々にジョイントする。
これによりエアコンプレッサ23、23’に
おいてバルブ調整により送圧を土質に合わせ自
在に調整できることとなる。
第2図(c)は、第2図(a)で示した加圧
気体の流路を2つに分岐したことに加え、硬化
剤の流路をも2つ設けた他の実施例を示してい
る。
このように加圧気体のみならず硬化剤につい
ても複数の注入口を設けることにより、加圧力、 注入量、注入時間、注入速度等、種々の調整が
可能となる。
無論、噴射ノズル12、13の口径、形状並
びに個数の調整、あるいはノズルの位置を第3
図(a)のみならず第3図(b)の如く、慣性
力との均衡をはかるべく注入ロッドの同じ高さ
の位置に穿設することも可能である。
また、第4図に示すように、上下噴射ノズル
12、13の他に1又は2以上の補助ノズル1
4を穿設し、該補助ノズル14からは硬化剤の
みを噴射させることにより硬化剤の補充が可能
である。
尚、ここで該補助ノズル14は、更に強度を
高めるには第4図の如く上下ノズル12、13
の下部に設けるのが理想的であるが、上下ノズ
ル12、13の中間、あるいは上部ノズル12
のさらに上部に設けることも可能である。
[効果] 本考案の実施により、従来の施工に比べはる
かに安定的で均質な地盤の改良体の造成が実現
できる。特に、土質の相違、例えば、水分を多
く含有する地盤の改良に有効に機能する。従っ
て、水分の少ない硬質土壌にあっては、上述の
先に開発された三重管の地盤硬化剤注入装置(
第5図)を用いるとよい。
即ち、第一に、従来例と異なり複数設けた噴
射ノズルからそれぞれ加圧気体に包合された超
高圧硬化剤を強力に噴射させることにより、瞬
時にして広範囲に亘り硬化度の高い地盤改良体
が造成できる。
第二に、複数設けたノズルから同時に広範囲
に硬化剤が噴射されることにより、従来存在し
ていたロッドの中心部と外周部とで地盤の強度
が相違するといった問題点もなくなり、均一な
硬化度を有する地盤の改良が実現する。
さらに第三の効果として、加圧気体、硬化剤
の注入口を複数設けることにより、噴射ノズル
からの噴射圧、噴射量等を自在に調整できるこ
と、また補助ノズルから硬化剤の補充をするこ
とにより硬化剤の濃度をさらに高めることがで
き、地質、地盤に即応した、より上質で強固な
地盤改良体が造成できるため、関係者にとって
極めて有意義である。
【図面の簡単な説明】
第1図は操作機構等の周辺装置と共に、本考案
の第1実施例を示す側面図、第2図a、b、cは
それぞれ本考案の別の実施例を示す図、第3図
a、bはそれぞれ噴射ノズルを2個設けた場合の
モニター部の拡大側面図、第4図は補助ノズルを
1個設けた実施例の側面図、第5図は従来の三重
管を設けた地盤硬化剤注入装置を示す。 10、50……注入ロツド、11、52……モ
ニター部、12、53……上部噴射ノズル、1
3、54……下部噴射ノズル、14……補助ノズ
ル、15……地盤硬化剤、16……加圧気体、2
1……操作機構、22……グラウトポンプ、2
3、23′、55……エアコンプレツサ、23a、 23b……バルブ、24……圧送ホース、25…
…スイベル、51……三重管スイベル、56……
パイプ。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】注入ロツドの先端部に設置したモニター部

    側壁に重合構造の上部噴射ノズルと下部噴射ノ
    ズルを設けた場合において、上下噴射ノズルの
    核ノズルから地盤硬化剤、周囲ノズルから加圧
    気体をそれぞれ噴射するようにした地盤硬化剤
    噴射注入装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の上部噴射ノズル及び下部

    射ノズルの他に、更に1または2以上の補助噴
    射ノズルを設置したことを特徴とする地盤硬化
    剤噴射注入装置。
  3. 【請求項3】補助噴射ノズルからは、地盤硬化剤のみを

    射することとした請求項(2)記載の地盤硬化剤噴
    射注入装置。
  4. 【請求項4】注入ロツドの先端部に設置したモニター部

    側壁に重合構造の上部噴射ノズルと下部噴射ノ
    ズルを設けた場合において、該注入ロツドに地
    盤硬化剤及び加圧気体を注入すべく、互いに隔
    絶された複数の重合構造の流路を有する注入ロ
    ツドを設けたことを特徴とする地盤硬化剤噴射
    注入装置。
JP1990085582U 1990-08-13 1990-08-13 地盤硬化剤噴射注入装置 Expired - Lifetime JPH0756340Y2 (ja)

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JPH04112930U true JPH04112930U (ja) 1992-10-01
JPH0756340Y2 JPH0756340Y2 (ja) 1995-12-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047115A (ja) * 1983-08-25 1985-03-14 T S Gijutsu Kk 掘削と薬注を自由に行う地盤改良工法
JPH02183007A (ja) * 1989-01-10 1990-07-17 Nit Co Ltd 地盤硬化剤噴射注入装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047115A (ja) * 1983-08-25 1985-03-14 T S Gijutsu Kk 掘削と薬注を自由に行う地盤改良工法
JPH02183007A (ja) * 1989-01-10 1990-07-17 Nit Co Ltd 地盤硬化剤噴射注入装置

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JPH0756340Y2 (ja) 1995-12-25

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