JPH04111904U - 油圧シリンダのストローク可変機構 - Google Patents

油圧シリンダのストローク可変機構

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JPH04111904U
JPH04111904U JP1565291U JP1565291U JPH04111904U JP H04111904 U JPH04111904 U JP H04111904U JP 1565291 U JP1565291 U JP 1565291U JP 1565291 U JP1565291 U JP 1565291U JP H04111904 U JPH04111904 U JP H04111904U
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JP
Japan
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port
stroke
rod
cylinder
oil chamber
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Pending
Application number
JP1565291U
Other languages
English (en)
Inventor
勉 金子
Original Assignee
古河機械金属株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】必要に応じて油圧シリンダのピストンのストロ
ークを変更可能とする。 【構成】シリンダ1内に、ロッド10付のピストン2を
摺動可能に嵌挿してヘッド側油室3とロッド側油室4と
を画成し、このヘッド側油室3とロッド側油室4とに作
動油を給排するヘッド側ポート5とロッド側ポート6と
を備えた油圧シリンダにおいて、シリンダ1のヘッド側
ポート5とロッド側ポート6からピストン1の摺動方向
へ所定距離離隔した位置にストローク変更ポート13を
設けると共に、前記ポート5に接続される油路を選択的
に開閉するストローク切換弁18を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧シリンダのストロークを変更する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧シリンダは、図2に示すように、シリンダ1にピストン2が嵌挿 され、ヘッド側油室3とロッド側油室4にはヘッド側ポート5とロッド側ポート 6とが設けられており、このポート5、6からヘッド側油室3とロッド側油室4 へそれぞれ作動油を供給排出することによりピストン2が所定のストロークだけ 移動する。もしピストン2をストロークの途中の任意の位置で固定したい場合は 、オペレータが制御弁7を切換えて油圧ポンプ8からの作動油の供給を中止し、 ダブルオペレート逆止弁9等でシリンダ1のヘッド側油室3とロッド側油室4の 作動油の出入りを封止しなければならない。
【0003】 しかし、例えばさく孔装置のガイドシェルスイング用の油圧シリンダ等では、 メンテナンス時には作動範囲を大きくするため全ストロークの伸縮が必要である が、さく孔作業中は安全上作動範囲を制限するためにストロークを所定距離以下 に小さくする必要がある。このようにストロークの変更が必要な油圧シリンダで は、オペレータは、作業中作動範囲が制限域を越えないよう注意し制御弁を操作 しなければならないが、このような操作を正確に行うのは非常に困難である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は油圧シリンダにおけるかかる問題点を解決するものであって、必要 に応じてピストンのストロークを変更可能とする油圧シリンダのストローク可変 機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の油圧シリンダのストローク可変機構は、上記課題を解決するため、シ リンダ内に、ロッド付のピストンを摺動可能に嵌挿してヘッド側油室とロッド側 油室とを画成し、このヘッド側油室とロッド側油室とに作動油を給排するヘッド 側ポートとロッド側ポートとを備えた片ロッド形の油圧シリンダにおいて、シリ ンダのヘッド側ポートとロッド側ポートからピストンの摺動方向へ所定距離離隔 した位置にストローク変更ポートを配設すると共に、前記各ポートに接続される 油路を選択的に開閉するストローク切換弁を設けている。
【0006】
【作用】
ヘッド側ポートとロッド側ポートを開とすれば、油圧シリンダのヘッド側油室 とロッド側油室とにはヘッド側ポートとロッド側ポートから作動油が給排される ため、ピストンは伸縮両方向へ全ストローク移動できる。
【0007】 ストロークを変更する場合、ストローク切換弁でヘッド側ポートを閉としスト ローク変更ポートを開とすれば、ヘッド側油室へ作動油を供給するときには、ピ ストンはロッド側へ押され、ロッド側油室の作動油はロッド側ポートから排出さ れ、ピストンは伸方向へストロークエンドまで移動する。しかし、ロッド側油室 へ作動油を供給するときには、ピストンはヘッド側へ押され、ヘッド側油室の作 動油はストローク変更ポートから排出されるようになる。ピストンが移動してス トローク変更ポートを閉じると、以後ヘッド側油室の作動油は封じ込められ排出 されないため、ピストンはそれ以上縮方向へは移動しない。
【0008】 ストロークを変更する場合、ストローク切換弁でロッド側ポートを閉じるよう にすれば、ピストンの伸方向への移動を制限することができる。
【0009】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例である油圧シリンダのストローク可変機構の構成 の説明図である。この実施例では、油圧シリンダは、シリンダ1内にロッド10 付のピストン2が摺動可能に嵌挿されヘッド側油室3とロッド側油室4とが画成 されており、ヘッド側油室3とロッド側油室4とに作動油を給排するヘッド側ポ ート5とロッド側ポート6とが設けられている。シリンダ1の中心にはヘッド側 からチューブ11が突設されており、ピストン2には、このチューブ11が嵌入 する中孔12が穿設されている。チューブ11には、ヘッド側ポート5とロッド 側ポート6からピストン2の摺動方向へ所定距離離隔した位置に、ピストン2の 移動によって開閉されるストローク変更ポート13が設けられている。
【0010】 シリンダ1のヘッド側ポート5とロッド側ポート6とは、油路14、15によ り、ダブルオペレート逆止弁9、制御弁7を介して油圧ポンプ8とタンク16と に接続されている。制御弁7は3位置の切換弁であり、油圧ポンプ8からの作動 油を油路14側と油路15側とへ切換える。ダブルオペレート逆止弁9は、制御 弁7が中立位置にあるとき、ヘッド側油室3とロッド側油室4への作動油を出入 りを封止する。ストローク変更ポート13は、油路17で前記ヘッド側ポート5 への油路14の途中に接続されている。而して、ヘッド側ポート5への油路14 の、ストローク変更ポート13への油路17との分岐点とヘッド側ポート5との 間には、ストローク切換弁18が設けられている。
【0011】 ストローク切換弁18は、2位置の切換弁で、常時は逆止弁としてヘッド側ポ ート5からの作動油の排出を封止しており、ストローク切換弁18を切換えるこ とによりに、油路14を開とする。
【0012】 この実施例では、ストローク切換弁18を切換えて油路14を開とすれば、制 御弁7の操作によりヘッド側油室3とロッド側油室4とにはヘッド側ポート5と ロッド側ポート6から作動油が給排されるため、ピストン2は伸縮両方向へ全ス トローク移動できる。
【0013】 ストローク切換弁18を逆止弁側へ戻すと、ヘッド側油室3へ作動油を供給す るときには、作動油はヘッド側ポート5とストローク変更ポート13から流入す る。そこでピストン2はロッド側へ押され、ロッド側油室4の作動油はロッド側 ポート6から流出するため、ピストン2は伸方向へストロークエンドまで移動す る。ロッド側油室4へ作動油を供給するときには、作動油はロッド側ポート6か ら流入する。このとき、ヘッド側油室3の作動油はストローク変更ポート13か ら流出するが、ヘッド側ポート5からは流出しない。従って、ピストン2が移動 してストローク変更ポート13を閉じると、以後ヘッド側油室3の作動油は封じ 込められて流出しないため、ピストン2はそれ以上縮方向へは移動しない。
【0014】 この実施例では、ストローク変更ポート13を1箇所だけ設けているが、所定 距離離隔して複数箇所に設ければ、ストロークを多段階に変更することもできる 。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の油圧シリンダのストローク可変機構は、必要 に応じてピストンのストロークを変更可することができるため、作業時の油圧シ リンダの制御操作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である油圧シリンダのスト
ローク可変機構の構成の説明図である。
【図2】従来の油圧シリンダの構成の説明図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストン 3 ヘッド側油室 4 ロッド側油室 5 ヘッド側ポート 6 ロッド側ポート 10 ロッド 13 ストローク変更ポート 14 油路 15 油路 17 油路 18 ストローク切換弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に、ロッド付のピストンを摺
    動可能に嵌挿してヘッド側油室とロッド側油室とを画成
    し、該ヘッド側油室とロッド側油室とに作動油を給排す
    るヘッド側ポートとロッド側ポートとを備えた片ロッド
    形の油圧シリンダにおいて、前記シリンダのヘッド側ポ
    ートとロッド側ポートからピストンの摺動方向へ所定距
    離離隔した位置にストローク変更ポートを配設すると共
    に、前記各ポートに接続される油路を選択的に開閉する
    ストローク切換弁を設けたことを特徴とする油圧シリン
    ダのストローク可変機構。
JP1565291U 1991-03-18 1991-03-18 油圧シリンダのストローク可変機構 Pending JPH04111904U (ja)

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JP1565291U JPH04111904U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 油圧シリンダのストローク可変機構

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JP1565291U JPH04111904U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 油圧シリンダのストローク可変機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04111904U true JPH04111904U (ja) 1992-09-29

Family

ID=31902804

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JP1565291U Pending JPH04111904U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 油圧シリンダのストローク可変機構

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JP (1) JPH04111904U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58172197A (ja) * 1982-04-02 1983-10-08 東急車輌製造株式会社 多重ストロ−クホイスト装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58172197A (ja) * 1982-04-02 1983-10-08 東急車輌製造株式会社 多重ストロ−クホイスト装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970401