JPH0411170Y2 - - Google Patents

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JPH0411170Y2
JPH0411170Y2 JP14454984U JP14454984U JPH0411170Y2 JP H0411170 Y2 JPH0411170 Y2 JP H0411170Y2 JP 14454984 U JP14454984 U JP 14454984U JP 14454984 U JP14454984 U JP 14454984U JP H0411170 Y2 JPH0411170 Y2 JP H0411170Y2
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diaphragm
gas
electrode
container
working electrode
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  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ガス濃度に応じて作用電極と対電
極との間に生じる出力を検出することによりガス
濃度を測定するようにした電気化学式ガスセンサ
に関する。
従来の技術 従来の電気化学式ガスセンサとしては、例えば
実公昭57−26191号公報に記載されているものが
知られている。このものは、貫通孔が形成された
容器と、貫通孔の両端をそれぞれ閉止するガス透
過性の隔膜と、容器と両隔膜とに囲まれた密閉空
間に収納された電解液と、一方の隔膜の電解液に
接する内面に被着された作用電極と、他方の隔膜
の内面に被着された対電極(および参照電極)
と、を備えている。
しかしながら、このようなものは、微弱な出力
しか得ることができないため、大出力を得るに
は、例えば、作用、対電極の面積を大きくするこ
とが考えられる。しかしながら、このようにする
と、電極の製作が技術的に難しく、しかも制作費
が高額になり、また、このような電極において
は、ガスの置換に時間がかかり応答性が低下する
という問題点がある。このため、前述のようなガ
スセンサを2個設置し、これらを電気的に直列接
続して大出力を得ている。しかしながら、このよ
うにすると、2個のセンサが必要になり、しか
も、これらのセンサを接続する配線も必要にな
り、装置全体が大型でかつ高価となるという問題
点がある。さらに、一方のセンサが故障したと
き、いずれのセンサが故障したのか判別できない
ので、両方のセンサを交換しなければならず、故
障率が1個のセンサの場合の2倍になり、また、
メンテナンス等の費用、労力も2倍になるという
問題点がある。
考案が解決しようとする問題点 この考案は、大型でかつ高価であり、さらに、
故障率およびメンテナンス費用等が2倍になると
いう従来の問題点を解決するものである。
問題点を解決するための手段 このような問題点は、貫通孔が形成された容器
と、貫通孔の両端をそれぞれ閉止するガス透過性
の隔膜と、容器と両隔膜とに囲まれた密閉空間に
収納された電解液と、前記両隔膜の電解液に接す
る内面にそれぞれ被着された薄膜からなる作用電
極と、隔膜間の容器側壁に形成された窓を閉止し
外気に接するガス透過性の側隔膜と、側隔膜の内
面に被着された多孔性の対電極と、を備え、ガス
濃度に応じて作用電極と対電極との間に生じる出
力を検出してガス濃度を測定することにより解決
することができる。
作 用 まず、濃度が測定されるガスが隔膜に達する
と、このガスは両隔膜を透過し両方の作用電極の
表面において酸化あるいは還元反応する。一方、
側隔膜に接する大気は側隔膜を透過し対電極にお
いて還元あるいは酸化反応する。このように、貫
通孔の両端を閉止する隔膜にそれぞれ被着された
2つ作用電極によつてガスを酸化あるいは還元す
るようにしているので、従来の電気化学式ガスセ
ンサの作用電極に比較してその反応面積が2倍に
なり、小型、安価でありながら、作用電極と対電
極との間に生じる出力を従来の電気化学式ガスセ
ンサの2倍とすることができる。しかも、1個の
電気化学式ガスセンサで上述のような出力を得る
ことができるので、故障率およびメンテナンス等
の費用、労力も低下させることができる。このと
き、対電極のみかけの表面積が作用電極のみかけ
の表面積よりかなり小さくなつても、対電極は多
孔性であるので、実質的な対電極の表面積は大き
く、この結果、作用電極との間に面積的なアンバ
ランスが生じることはない。そして、作用電極と
対電極との間に生じた出力を検出することによ
り、ガス濃度が測定される。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
図面において、1は円筒状の容器であり、この
容器1の内部には貫通孔2が形成されている。こ
の貫通孔2の両端開口は第1隔膜3および第2隔
膜4によつてそれぞれ閉止され、これらの第1隔
膜3および第2隔膜4は測定を行なうガスに接す
るとともに前記容器1に取り付けられている。こ
のように、同一構造の第1隔膜3および第2隔膜
4によつて貫通孔2の両端を閉止するようにして
いるので、製作の際同一の加工を施せばよく、構
造が簡単になるとともに安価に製作できる。これ
らの第1隔膜3および第2隔膜4はテフロン(商
標名)等からなり、例えば、一酸化炭素ガス、硫
化水素ガス等のガスを透過することができる。前
記容器1、第1隔膜3、第2隔膜4によつて囲ま
れた密閉空間5には電解液6が収納され、この電
解液6は、例えば硫酸、リン酸等の水溶液からな
る。前記第1隔膜3および第2隔膜4の電解液6
に接する内面には第1作用電極7および第2作用
電極8がそれぞれ蒸着、イオンプレーテイング等
の方法により被着されている。これらの第1作用
電極7および第2作用電極8は金、銀、白金等の
薄膜からなり、前記ガスに電極反応する。第1隔
膜3および第2隔膜4間の容器1の側壁には貫通
孔2の断面積より断面積の小さい貫通した窓9が
形成され、この窓9は酸素を透過することができ
る側隔膜10によつて閉止されている。そして、
この側隔膜10はテフロン(商標名)等からな
り、外気に接している。この側隔膜10の電解液
6に接する内面には対電極11が厚膜印刷等の方
法により被着されている。この対電極11は白
金、パラジウム、ロジウム等の白金属のブラツク
等からなり、多孔性である。したがつて、この対
電極11の実質的な表面積はみかけの表面積より
かなり大きいことになる。また、容器1の側壁に
は窓12が形成され、この窓12は隔膜13によ
つて閉止されている。この隔膜13の内面には参
照電極14が被着されている。15,16,1
7,18は一端が第1作用電極7、第2作用電極
8、対電極11、参照電極14にそれぞれ接続さ
れたリード線であり、これらのリード線15,1
6,17,18の他端はそれぞれポテンシオスタ
ツト19に接続され、第1作用電極7および第2
作用電極8に一定の電位を与えている。
次に、この考案の一実施例の作用について説明
する。
まず、例えば、一酸化炭素ガスを含む測定ガス
を第1隔膜3および第2隔膜4に導びくと、一酸
化炭素ガスは第1隔膜3および第2隔膜4をそれ
ぞれ透過し第1作用電極7および第2作用電極8
と電解液6との界面において酸化反応を起こす。
一方、大気中の酸素ガスは側隔膜10を透過し、
対電極11と電解液6との界面で還元反応を起こ
す。これにより、第1作用電極7、第2作用電極
8と対電極11との間には一酸化炭素ガスの濃度
に対応した電解電流が流れる。この電解電流は加
算されて検出されガス濃度が測定されるが、この
ときの出力は従来のものの2倍となるので正確、
簡単にガス濃度を測定できる。このとき、参照電
極14の電位は対電極11の静止電位を正確に表
示し、測定するガスの影響を受けない。
なお、前述の実施例においては、この考案を定
電位電解方式のガスセンサに適用した場合につい
て説明したが、この考案はガルバニ電池方式、ポ
ーラログラフ方式、電量方式、溶液電導度方式の
ガスセンサにも適用できる。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、小型
でかつ安価となり、さらに、故障率およびメンテ
ナンス費用等を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示す側面断面図で
ある。 1……容器、2……貫通孔、3,4……隔膜、
5……密閉空間、6……電解液、7,8……作用
電極、9……窓、10……側隔膜、11……対電
極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔が形成された容器と、貫通孔の両端をそ
    れぞれ閉止するガス透過性の隔膜と、容器と両隔
    膜とに囲まれた密閉空間に収納された電解液と、
    前記両隔膜の電解液に接する内面にそれぞれ被着
    された薄膜からなる作用電極と、隔膜間の容器側
    壁に形成された窓を閉止し外気に接するガス透過
    性の側隔膜と、側隔膜の内面に被着された多孔性
    の対電極と、を備え、ガス濃度に応じて作用電極
    と対電極との間に生じる出力を検出することによ
    りガス濃度を測定するようにしたことを特徴とす
    る電気化学式ガスセンサ。
JP14454984U 1984-09-25 1984-09-25 Expired JPH0411170Y2 (ja)

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JP14454984U JPH0411170Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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JP14454984U JPH0411170Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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Publication Number Publication Date
JPS6160153U JPS6160153U (ja) 1986-04-23
JPH0411170Y2 true JPH0411170Y2 (ja) 1992-03-19

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ID=30702823

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