JPH04111412U - 部品一体成形品 - Google Patents

部品一体成形品

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JPH04111412U
JPH04111412U JP231691U JP231691U JPH04111412U JP H04111412 U JPH04111412 U JP H04111412U JP 231691 U JP231691 U JP 231691U JP 231691 U JP231691 U JP 231691U JP H04111412 U JPH04111412 U JP H04111412U
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JP
Japan
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molded product
insert
molded
exposed
bolt member
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Application number
JP231691U
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English (en)
Inventor
勝斎 尾世
Original Assignee
西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品本体とインサート成形される部品とが
異なる材質で構成されている場合において、上記成形品
本体の部品インサート箇所周りの構造を改良することに
より、成形品本体の部品インサート箇所を破砕すること
なくインサート部品を成形品本体から容易に離脱させて
両者の回収作業の容易化を図る。 【構成】ハンドル本体5と材質が異なるボルト部材9を
上記ハンドル本体5に一体的にインサート成形したドア
ハンドル2において、上記ボルト部材9をその一部が露
出するように上記ハンドル本体5にインサート成形し、
かつ該ハンドル本体5の反部品露出部側に、上記ボルト
部材9をその露出部側から反露出部側へ外力を加えるこ
とによりハンドル本体5から離脱させて取り出す取出通
路15を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、成形品本体と材質が異なる部品を上記成形品本体に一体的にモール ドした部品一体成形品の改良に関し、特にリサイクル対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の部品一体成形品として、例えば実開昭57―125641 号公報に開示されているように、金属製部品としてのボルトを樹脂成形品本体に インサート成形しているものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近、産業資材の有効利用が叫ばれている。例えば樹脂成形品もそ の対象となっており、製品としての使命を終えたものを回収してリサイクルに供 しているのが現状である。
【0004】 ところが、成形品をリサイクルに供する際、成形品全体が樹脂だけで構成され ている場合には特に問題はないが、上記の従来例の如く成形品本体が樹脂製で、 ボルト等のインサート部品が金属製である場合には、リサイクルし易いように成 形品本体の部品インサート箇所を破砕して両者を別々に回収しなければならず、 この回収作業が非常に煩わしいという問題があった。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上 述の如く樹脂成形品本体に金属製部品をインサート成形した場合等のように成形 品本体とインサートされる部品とが異なる材質で構成されている場合において、 上記成形品本体の部品インサート箇所周りの構造を改良することにより、成形品 本体の部品インサート箇所を破砕することなくインサート部品を成形品本体から 容易に離脱させて両者の回収作業の容易化を図らんとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、成形品本体と材質が異なる 部品を上記成形品本体に一体的にインサートした部品一体成形品において、上記 部品を、その一部が露出するように上記成形品本体にインサート成形し、かつ該 成形品本体の反部品露出部側に、上記部品をその露出部側から反露出部側へ外力 を加えることにより成形品本体から離脱させて取り出す取出通路を設けたことで ある。
【0007】
【作用】
上記の構成により、本考案では、成形品本体と材質が異なる部品は、その一部 が露出するように上記成形品本体に一体的にインサート成形され、リサイクルに 供される際、上記部品を露出部側から反露出部側へ打撃等の外力を加えて成形品 本体から離脱させ、該成形品本体の反部品露出部側に設けられた取出通路から取 り出す。
【0008】 このことから、成形品本体の部品インサート箇所を破砕することなくインサー ト部品が成形品本体から容易に離脱されて両者の回収作業の容易化が図られるこ ととなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は自動車等車両の内装品としてのドアトリム1に本考案の実施例に係る部 品一体成形品としてのドアハンドル2を取り付けた状態を示す。上記ドアトリム 1は、例えばポリ塩化ビニル等の表皮材3にポリウレタン等の硬質基材4が一体 的に成形された樹脂製のものである。一方、上記ドアハンドル2は成形品本体と してのハンドル本体5を備えてなり、該ハンドル本体5は、二重インジェクショ ン成形で、ポリプロピレン等の硬質基材7の外側をポリ塩化ビニル等の表皮材6 で一体的に覆って成形された樹脂製のものである。また、上記ハンドル本体5の 下端には部品インサート箇所としてのドアトリム1とドアハンドル2との締結ボ ス部8が突出形成され、該ボス部8には部品としてのボルト部材9がその一部が 露出するように一体的にインサートされている。
【0011】 該ボルト部材9は、図3および図4に拡大詳示するように、上記ハンドル本体 5と材質の異なる金属製ねじ杆10と、該ねじ杆10の略半分が一体的に埋設さ れた縦断面略偏平矩形の樹脂製取付基体11とでもって構成され、該取付基体1 1が上記ハンドル本体5のボス部8にインサート成形されるようになされている 。そして、このようにボルト部材9がハンドル本体5にインサート成形されてな るドアハンドル2は、上記ボルト部材9のねじ杆10をドアトリム1に形成され たねじ孔12に表面側から挿入して該ねじ杆10に裏側からワッシャ13を介し てナット部材14を螺合させることにより取り付けられるようになされている。
【0012】 さらに、本考案の特徴として、上記ハンドル本体5の各ボス部8の反部品露出 部側(図1右側)には、図1および図2に示すように、下方に開口するボルト部 材取出口を有する取出通路15が形成されている。また、上記ボルト部材9の取 付基体11端部には凸部11a,11aが形成され、該凸部11a,11aをイ ンサート成形により硬質基材7に埋設することにより、ナット部材14をボルト 部材9のねじ杆10に螺合した際にボルト部材9の回動を防止して締結力を発揮 させるようになされている。そして、ドアハンドル2をリサイクルに供する際に は、ナット部材14をボルト部材9のねじ杆10から螺脱して上記ドアハンドル 2をドアトリム1から取り外し、その後、上記ボルト部材9のねじ杆10先端を その露出部側から反露出部側に金槌等の打撃具によって打撃してその衝撃によっ て上記ボルト部材9をハンドル本体5から離脱させ、取出通路15から自重によ って落下させて取り出すようになされている。
【0013】 また、ドアハンドル本体5の上端には、上記ボス部8の締結によって組み付け られたドアトリム1とドアハンドル2とを車体(ドア)のインナーパネル16に 締結するボス部17がドアトリム1を介して突出形成され、車体のインナーパネ ル16に溶接されたウェルドナット18に、ドアトリム1の外側よりボス部17 に挿入されたボルト19が螺合されている。
【0014】 このように、本実施例では、ボルト部材9を打撃によってハンドル本体5から 離脱させて取出通路15から取り出すことから、上記ハンドル本体5のボス部8 を破砕せずにボルト部材9をハンドル本体5から容易に離脱し得て両者の回収作 業を容易に行うことができる。また、取出通路15の開口が、ドアトリム1とド アハンドル2との組付状態で、表からかくれる位置にあるので、見栄えを損ねる ことがない。
【0015】 なお、上記実施例において、ボルト部材9をハンドル本体5にインサート成形 する際、上記ボルト部材9の取付基体11にワックス等の剥離剤を塗布しておけ ば、打撃によるボルト部材9の離脱の容易化を図ることができる。
【0016】 また、上記実施例では、ボルト部材9の取付基体11を縦断面略偏平矩形に形 成したので、ナット部材14の螺合時におけるボルト部材9の連れ回りを防止で きて十分なる締結力を得ることができるとともに、取出通路15のボルト部材挿 入口の開口を大きくせずに済みボス部8の剛性低下を防止できてドアハンドル2 の取付強度を確保することができる。
【0017】 さらに、上記実施例では、成形品本体が樹脂製のハンドル本体5で、部品が金 属製のねじ杆10を有するボルト部材9である場合を示したが、これに限らず、 例えばアルミニウム製の成形品本体と鉄製のインサート部品であってもよい。
【0018】 また、上記実施例では、樹脂成形品がインジェクション成形されたものを示し たが、これに限らず、ウレタン等の発泡成形されたものでも適用可能であり、ま た、部品一体成形品が自動車等車両に用いられるドアハンドル2である場合を示 したが、これに限らず、他の車両内装品や車両以外のものであってもかまわない 。
【0019】 さらにまた、インサート部品はボルト部品に限らず、ピン、プレート等であっ てもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、成形品本体と材質が異なる部品を、そ の一部が露出するように上記成形品本体にインサート成形し、かつ該成形品本体 の反部品露出部側に、上記部品をその露出部側から反露出部側へ外力を加えるこ とにより成形品本体から離脱させて取り出す取出通路を設けたので、上記成形品 本体の部品インサート箇所を破砕することなく上記部品を成形品本体から容易に 離脱させて両者の回収作業の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアトリムにドアハンドルを取り付けた状態を
示す一部破断側面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】ボルト部材の拡大正面図である。
【図4】ボルト部材をねじ杆側から見た拡大側面図であ
る。
【符号の説明】
2…ドアハンドル(部品一体成形品) 5…ハンドル本体(成形品本体) 9…ボルト部材(部品) 15…取出通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品本体と材質が異なる部品を上記成
    形品本体に一体的にインサート成形した部品一体成形品
    であって、上記部品は、その一部が露出するように上記
    成形品本体にインサート成形され、かつ該成形品本体の
    反部品露出部側には、上記部品をその露出部側から反露
    出部側へ外力を加えることにより成形品本体から離脱さ
    せて取り出す取出通路が設けられていることを特徴とす
    る部品一体成形品。
JP231691U 1991-01-29 1991-01-29 部品一体成形品 Pending JPH04111412U (ja)

Priority Applications (1)

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JP231691U JPH04111412U (ja) 1991-01-29 1991-01-29 部品一体成形品

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JP231691U JPH04111412U (ja) 1991-01-29 1991-01-29 部品一体成形品

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Publication Number Publication Date
JPH04111412U true JPH04111412U (ja) 1992-09-28

Family

ID=31898631

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JP231691U Pending JPH04111412U (ja) 1991-01-29 1991-01-29 部品一体成形品

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