JPH04110779A - 負荷異常監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、定電流調整器によって定電流制御される負荷
の異常を判定する負荷異常監視装置に関する。

（従来の技術） 例えば空港の航空標識灯などの灯火システムでは、その
航空標識灯の複数のライトを複数の定電流調整器によっ
て定電流制御するようにしてぃる。

ところで、この航空標識灯のライトが点灯不能となると
航空機の誘導に支障を来す危険があるので、そのライト
の過断芯や寿命末期のアーク発生などの異常を監視し、
異常が生じたライトについて交換などの対応を行う必要
がある。

この異常監視は、ライトに異常があるとこのライトを制
御する定電流調整器の位相波形に変化が現れるので、定
電流調整器から波形データを一取出し、その波形データ
を解析することによって異常判定を行うことができる。

そして、このような監視装置を各定電流調整器にそれぞ
れ設けている。

（発明が解決しようとする課題） 従来の監視装置では、負荷の異常を判定しても、負荷側
にどのような異常が生じているのかまでは判定していず
、負荷が設置された現場に行って異常原因を探す必要が
あり、早急に適切な異常解消処理を行うことができなか
った。

また、複数ある定電流調整器に対して監視装置をそれぞ
れ設けており、複数の監視装置が必要てシステム全体と
して高価になる。そこで、複数の定電流調整器から順次
選択的に波形データを取出して１台の監視装置で監視す
ることを考えてみたが、負荷回路や負荷容量の違いから
各定電流調整器から取出される波形データごとに異なっ
た歪みが生じているため、１台の監視装置では正確な異
常判定を行うのは困難であった。

本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、異常
種類を判定することができ、また、複数の定電流調整器
を１台の監視装置によって監視する場合でも正確な異常
判定を行うことができる負荷異常監視装置を提供するこ
とを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 請求項１の発明は、負荷を定電流制御する定電流調整器
の波形信号から波形データを収集する波形収集回路と、
複数の異常判定要素を有し、前記波形収集回路で収集し
た定電流調整器の波形データに各異常判定要素に該当す
る各種異常が発生しているか順次判定して負荷の異常種
類を判定する異常判定回路とを具備したものである。

請求項２の発明は、負荷を定電流制御する複数の定電流
調整器から波形信号を入力し特定の定電流調整器の波形
信号を選択出力する選択回路と、この選択回路から入力
される波形信号から波形データを収集する波形収集回路
と、前記各定電流調整器ごとに基準波形データを記憶す
る記憶部と、前記負荷の正常状態において各定電流調整
器ごとに波形収集回路で収集した波形データを前記記憶
部に基準波形データとして登録する波形登録回路と、前
記負荷の監視時において波形収集回路で収集した特定の
定電流調整器の波形データを前記記憶部から読出した該
当定電流調整器の基準波形データと比較して異常判定を
行う異常判定回路とを具備したものである。

（作用） 請求項１の発明では、波形収集回路で定電流調整器の波
形信号から波形データを収集し、異常判定回路で収集さ
れた波形データに複数の異常判定要素に該当する各種異
常が発生しているか順次判定して負荷の異常種類を特徴
する 請求項２の発明では、選択回路で選択される定電流調整
器の波形信号を取出し、波形収集回路で波形信号から波
形データを収集し、異常判定回路で波形データを解析し
て異常判定を行う。そして、この異常判定回路による異
常判定は、予め、負荷の正常状態において各定電流調整
器ごとに波形収集回路で収集した波形データを記憶部に
基準波形データとして登録しておき、負荷の監視時にお
いて波形収集回路で収集した特定の定電流調整器の波形
データを記憶部から読出した該当定電流調整器の基準波
形データと比較して異常判定を行う。

（実施例） 以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。

第１図は負荷異常監視装置の構成を示し、前述のように
例えば空港の航空標識灯などの灯火システムにおいて、
その航空標識灯の複数のライトを定電流制御する複数（
１，２・・・・・・ｎ）の定電流調整器１から負荷とし
てのライトの状態を監視するようにしている。

そして、負荷異常監視装置は、前記複数の定電流調整器
１から波形信号を入力し指定される定電流調整器１の波
形信号を選択出力する選択回路２と、この選択回路２か
ら入力される波形信号から波形データを収集する例えば
シンクロスコープなどの波形収集回路３と、この波形収
集回路３で収集された波形データを解析し、て異常判定
を行う異常判定回路４とを備えている。

また、各定電流調整器１ごとに基準波形データを記憶す
る記憶部５と、負荷の正常状態において各定電流調整器
１ごとに波形収集回路３で収集した波形データを記憶部
５に基準波形データとして登録する波形登録回路６とを
備えている。したがって、前記異常判定回路４は、波形
収集回路３で収集した特定の定電流調整器１の波形デー
タと記憶部に記憶された該当定電流調整器１の基準波形
データとを比較して異常判定を行う。

また、異常判定回路４は、複数の異常判定要素（１，２
・・・・・・ｎ）を有しており、第２図の波形データに
示すように、負荷の異常の種類に応じて位相制御波形に
サージａ１こぷｂ１高周波Ｃなどが発生し、これらを異
常判定要素として異常種類判定を行う。

また、前記各定電流調整器１は、負荷としてのランプの
過断芯や寿命末期のアーク発生などの異常を検出する異
常検出機能を備えている。ところで、前記のように異常
判定回路４によって定電流調整器１から取出した波形デ
ータを解析して異常監視を行う場合、負荷の異常状態を
正確に判定することができるが、波形データの解析に時
間がかかり、一方、定電流調整器１自体の異常検出機能
による異常監視では、負荷の異常を直ちに検出すること
ができるが、誤検出が発生することがある。そこで、前
記両異常監視方式の利点をいかし、各定電流調整器１か
らの異常検出信号をインターフェース７を通じて異常比
較回路８に入力するとともに、この異常比較回路８に異
常判定回路４からの異常判定信号を入力し、両信号を比
較して特定の定電流調整器１の異常を正確に判定するよ
うにしている。

次に、本実施例の作用を説明する。

まずは、全体的な監視動作を第３図のフローチャートを
参照して説明する。

なお、選択回路２は、通常時には複数の定電流調整器１
を順次循環選択して循環監視し、また、異常判定時には
異常と判定された定電流調整器１を集中的に選択して集
中監視するようになっている。

そして、各定電流調整器１からの検出信号がインターフ
ェース７を通じて異常比較回路８に入力され（ステップ
１）、異常検出があるかどうか判断する（ステップ２）
。

このとき、異常がなければ、前述のように循環監視によ
って選択される定電流調整器１の波形データを異常判定
回路４で解析しくステップ３）、１〜ｎ番までの全定電
流調整器１について順次行われる（ステップ４．５）。

なお、１つの定電流調整器１についての波形解析が終了
するごとに各定電流調整器１からの検出信号を監視する
。

また、異常判定回路４で異常が判定されれば、循環監視
から集中監視に切換え、異常の判定がなされた定電流調
整器１を集中的に監視する。

一方、ある定電流調整器１から異常検出があった場合に
は、異常検出のあった定電流調整器１を選択して波形デ
ータを異常判定回路４で解析する（ステップ６）。

そして、異常判定回路４で異常と判定されなければ（ス
テップ７）、異常検出機能の誤検出と判定し、該当定電
流調整器１の負荷の異常判定は行わない。

また、異常判定回路４でも異常と判定されれば、異常比
較回路８は、定電流調整器１からの異常検出と異常判定
回路４からの異常判定が同一であるため（ステップ８）
、該当定電流調整器１の負荷に異常があることを判定す
る（ステップ９）。

したがって、定電流調整器１からの異常検出と異常判定
回路４からの異常判定とが合致したときにのみ、定電流
調整器１の負荷に異常があることを判定し、異常検出の
誤判定を防止する。

次に、前記異常判定回路４による異常判定動作を説明す
る。

まずは、基準波形データの登録について第４図のフロー
チャートを参照して説明すると、選択回路２から選択出
力される定電流調整器１の波形信号から波形収集回路３
によって波形データを収集する（ステップ１１）。負荷
の正常な状態において収集した波形データを基準波形デ
ータとして波形登録回路５により記憶部６に記憶させる
（ステップ１２．１３）。そして、次の定電流調整器１
を順次指定して１番からｎ番までの全ての定電流調整器
１についての基準波形データを登録する（ステップ１４
．　１５）。

ついで、判定動作について第５図のフローチャートを参
照して説明すると、前記循環監視時または集中監視時に
おいて、選択回路２から選択出力される定電流調整器１
の波形信号から波形収集回路３によって波形データを収
集するとともに（ステップ２１）、記憶部６から選択さ
れた該当定電流調整器１の基準波形データを読出しくス
テップ２２）、そのデータを比較して異常があれば（ス
テップ２３．２４）　、該当定電流調整器１の負荷に異
常と判定する（ステップ２５）。

このように、各定電流調整器１ごとに登録された基準波
形データを基準として判定するため、複数の定電流調整
器１を１台の監視装置で監視する場合に、負荷回路や負
荷容量の違いから各定電流調整器１から取出される波形
データごとに異なった歪みが生じていても、正確な異常
判定を行うことができる。

次に、前記異常判定回路４による異常種類の判定動作を
第６図のフローチャートを参照して説明する。

前記循環監視時または集中監視時において、選択回路２
から選択出力される定電流調整器１の波形信号から波形
収集回路３によって波形データを収集しくステップ３１
）、この波形データから異常判定回路４は前記のように
基準波形データと比較して異常判定要素１による判定を
行う（ステップ３２）。ここで、異常があれば、該当定
電流調整器１の負荷に異常判定要素１の異常があると判
定する（ステップ３３．　３４）。

さらに、異常判定要素１の異常があってもなくても次の
異常判定要素による判定を行うようにし、ｎ番までの全
ての異常判定要素について判定を行う（ステップ３５．
３６．３７）。そのため、１つの定電流調整器１の負荷
に複数の異常が判定されることもある。

このように、負荷側にどのような異常が生じているのか
判定でき、負荷が設置された現場に行って異常原因を探
す必要がなく、早急に適切な異常解消処理を行うことが
できる。

〔発明の効果〕

請求項１の発明によれば、異常判定回路に複数の異常判
定要素を備えることにより、負荷側にどのような異常の
種類が生じているのか判定でき、負荷が設置された現場
に行って異常原因を探す必要がなく、早急に適切な異常
解消処理を行うことができる。

請求項２の発明によれば、各定電流調整器ごとに基準波
形データを登録し、この登録された各基準波形データを
基準として異常判定を行うため、複数の定電流調整器を
１台の監視装置で監視する場合、負荷回路や負荷容量の
違いから各定電流調整器から取出される波形データごと
に異なった歪みが生じていても、正確な異常判定を行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の負荷異常監視装置の一実施例を示す構
成図、第２図は基準波形データの波形図、第３図は全体
的な監視動作のフローチャート図、第４図は基準波形デ
ータ登録のフローチャート図、第５図は異常判定のフロ
ーチャート図、第６図は異常種類判定のフローチャート
図である。 １・・定電流調整器、２・・選択回路、３・・波形収集
回路、４・・異常判定回路、５・・波形登録回路、６・
・記憶部。 ト久 第６軒

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）負荷を定電流制御する定電流調整器の波形信号か
   ら波形データを収集する波形収集回路と、 複数の異常判定要素を有し、前記波形収集回路で収集し
   た定電流調整器の波形データに各異常判定要素の異常が
   発生しているか順次判定して負荷の異常種類を判定する
   異常判定回路と を具備したことを特徴とする負荷異常監視装置。
2. （２）負荷を定電流制御する複数の定電流調整器から波
   形信号を入力し特定の定電流調整器の波形信号を選択出
   力する選択回路と、 この選択回路から入力される波形信号から波形データを
   収集する波形収集回路と、 前記各定電流調整器ごとに基準波形データを記憶する記
   憶部と、 前記負荷の正常状態において各定電流調整器ごとに波形
   収集回路で収集した波形データを前記記憶部に基準波形
   データとして登録する波形登録回路と、 前記負荷の監視時において波形収集回路で収集した特定
   の定電流調整器の波形データを前記記憶部から読出した
   該当定電流調整器の基準波形データと比較して異常判定
   を行う異常判定回路とを具備したことを特徴とする負荷
   異常監視装置。