JPH0411062A - 高弾性不織布 - Google Patents
高弾性不織布Info
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- JPH0411062A JPH0411062A JP2114697A JP11469790A JPH0411062A JP H0411062 A JPH0411062 A JP H0411062A JP 2114697 A JP2114697 A JP 2114697A JP 11469790 A JP11469790 A JP 11469790A JP H0411062 A JPH0411062 A JP H0411062A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、主として、パンツ型使い捨てオムツの両側緊
締部や使い捨て衣服の袖口等の衣料類の緊締部に使用す
るのに適した高弾性不織布に関するものである。
締部や使い捨て衣服の袖口等の衣料類の緊締部に使用す
るのに適した高弾性不織布に関するものである。
従来より、パンツ型使い捨てオムツの両側緊締部には、
高弾性不織布が使用されている。これは、オムツの両側
に弾性部を設けることにより、オムツを確実に腰に着け
られるようにしたものである。 この高弾性不織布としては、実質的にポリウレタン系繊
維群で構成されたスパンポンド不織布或いはメルトブロ
ー不織布(以下、「ポリウレタン系不織布」という。)
が用いられている。しかしながら、ポリウレタン系繊維
は、耐光性が悪く、パンツ型使い捨てオムツを商品とし
て陳列している間に、ポリウレタン系不織布が黄変し、
即ちパンツ型使い捨てオムツの両側部が黄変し、商品価
値が著しく低下するということがあった。 また、ポリウレタン系繊維は、人間の肌、特に幼児の肌
に刺激を与え、人間に不快感を与えると共に肌荒れをも
生じさせるということがあった。 従って、ポリウレタン系繊維を素材とする不織布を、衣
料類の緊締部に使用することは好ましいことではない。 このようなことから、ポリウレタン系不織布と、ポリオ
レフィン系繊維からなる不織布(以下、「ポリオレフィ
ン系不織布」という。)とを点接着で貼合したものが、
パンツ型使い捨てオムツの両側緊締部に使用され始めて
いる。これは、ポリウレタン系不織布がポリオレフィン
系不織布で被覆されているため、ポリウレタン系不織布
が黄変するのを防止でき、またポリウレタン系繊維が直
接人間の肌に当たらないため、肌荒れ等を防止できるも
のである。 しかしながら、ポリウレタン系不織布とポリオレフィン
系不織布とは、点接着で貼合されているため、ポリウレ
タン系不織布の高弾性がポリオレフィン系不織布によっ
て阻害されるということがあった。また、無理矢理ポリ
ウレタン系不織布を伸長したりすると、ポリウレタン系
不織布とポリオレフィン系不織布とが剥離するというこ
とがあった。即ち、この点接着で貼合された積層不織布
は、衣料類の緊締部に用いるのに、十分な性能を有して
いないのである。
高弾性不織布が使用されている。これは、オムツの両側
に弾性部を設けることにより、オムツを確実に腰に着け
られるようにしたものである。 この高弾性不織布としては、実質的にポリウレタン系繊
維群で構成されたスパンポンド不織布或いはメルトブロ
ー不織布(以下、「ポリウレタン系不織布」という。)
が用いられている。しかしながら、ポリウレタン系繊維
は、耐光性が悪く、パンツ型使い捨てオムツを商品とし
て陳列している間に、ポリウレタン系不織布が黄変し、
即ちパンツ型使い捨てオムツの両側部が黄変し、商品価
値が著しく低下するということがあった。 また、ポリウレタン系繊維は、人間の肌、特に幼児の肌
に刺激を与え、人間に不快感を与えると共に肌荒れをも
生じさせるということがあった。 従って、ポリウレタン系繊維を素材とする不織布を、衣
料類の緊締部に使用することは好ましいことではない。 このようなことから、ポリウレタン系不織布と、ポリオ
レフィン系繊維からなる不織布(以下、「ポリオレフィ
ン系不織布」という。)とを点接着で貼合したものが、
パンツ型使い捨てオムツの両側緊締部に使用され始めて
いる。これは、ポリウレタン系不織布がポリオレフィン
系不織布で被覆されているため、ポリウレタン系不織布
が黄変するのを防止でき、またポリウレタン系繊維が直
接人間の肌に当たらないため、肌荒れ等を防止できるも
のである。 しかしながら、ポリウレタン系不織布とポリオレフィン
系不織布とは、点接着で貼合されているため、ポリウレ
タン系不織布の高弾性がポリオレフィン系不織布によっ
て阻害されるということがあった。また、無理矢理ポリ
ウレタン系不織布を伸長したりすると、ポリウレタン系
不織布とポリオレフィン系不織布とが剥離するというこ
とがあった。即ち、この点接着で貼合された積層不織布
は、衣料類の緊締部に用いるのに、十分な性能を有して
いないのである。
そこで、本発明は、ポリウレタン系不織布とステープル
ファイバー群よりなる繊維ウェブを積層すると共に、あ
る特定の手段でこの繊維ウェブとポリウレタン系不織布
とを接合させることにより、ポリウレタン系繊維に起因
する欠点を悉く克服すると共に、ポリウレタン系繊維群
で構成されたポリウレタン系不織布の高弾性も十分に発
揮しうるようにしたものである。
ファイバー群よりなる繊維ウェブを積層すると共に、あ
る特定の手段でこの繊維ウェブとポリウレタン系不織布
とを接合させることにより、ポリウレタン系繊維に起因
する欠点を悉く克服すると共に、ポリウレタン系繊維群
で構成されたポリウレタン系不織布の高弾性も十分に発
揮しうるようにしたものである。
即ち、本発明は、実質的にポリウレタン系繊維群で構成
された不織布と、ステープルファイバー群が集積されて
なる繊維ウェブとが積層されると共に、高圧柱状流の作
用により、前記ステープルファイバー群の少なくとも一
部は、前記不織布中の前記ポリウレタン系繊維間の間隙
を貫通しており、且つ前記ステープルファイバー群同士
及び前記ステープルファイバー群と前記ポリウレタン系
繊維群とが相互に絡合していることを特徴とする高弾性
不織布に関するものである。 本発明において使用する不織布は、実質的にポリウレタ
ン系繊維群で構成されたものである。例えば、無端連続
ポリウレタン系フィラメント群で構成されたスパンボン
ド不織布、ポリウレタン系極細繊維群で構成されたメル
トブロー不織布が用いられる。更に、ポリウレタン系ス
テープルファイバー群で構成された乾式不織布を用いる
こともできる。なお、これらの不織布中には若干量の異
種繊維が混入されていてもよいことは勿論である。 ポリウレタン系繊維は、ゴム弾性を示し、従ってこのポ
リウレタン系繊維群で構成された不織布は、高弾性を示
す。 ポリウレタン系繊維のデニールは、0.5〜10デニ一
ル程度が好ましい。また、ポリウレタン系不織布の目付
は、10〜100g/n(程度が好ましい。 ポリウレタン系不織布には、ステープルファイバー群が
集積されてなる繊維ウェブが積層されている。繊維ウェ
ブは、ポリウレタン系不織布の片面に積層されていても
よいし、両面に積層されていてもよい。ステープルファ
イバーとしては、綿繊維、レーヨン繊維、ポリオレフィ
ン系繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリア
クリロニトリル繊維等が用いられる。特に、本発明に係
る高弾性不織布を衣料類の緊締部に採用する場合には、
綿繊維及び/又はレーヨン繊維を用いるのが好ましい。 これは、吸汗性に富むため、衣料類の緊締部に生じる汗
を速やかに吸収し、緊締部に不快感を与えないからであ
る。また、この繊維ウェブの重量は、各々5〜50g/
rrf程度が好ましい。 このポリウレタン系不織布に積層された繊維ウェブ中の
ステープルファイバー群は、高圧柱状流の作用により、
その少なくとも一部がポリウレタン系不織布中のポリウ
レタン系繊維間の間隙を貫通している。そして、ステー
プルファイバー群同士、及びステープルファイバー群と
ポリウレタン系不織布中のポリウレタン系繊維群とが相
互に絡合している。 例えば、ポリウレタン系不織布の片面に繊維ウェブが積
層されている場合には、繊維ウェブ中のステープルファ
イバー群の一部は、ポリウレタン系不織布中のポリウレ
タン系繊維間の間隙を貫通すると共にポリウレタン系繊
維群と絡合し、更にステープルファイバー群同士も相互
に絡合する。 また、ポリウレタン系不織布を貫通しないステープルフ
ァイバー群も相互に絡合する。この場合には、ステープ
ルファイバー群の一部がポリウレタン系不織布を貫通す
ることにより、実質的にポリウレタン系不織布の両面に
ステープルファイバー群が存在することになる。 また、ポリウレタン系不織布の両面に繊維ウェブが積層
されている場合には、ポリウレタン系不織布の表側に積
層された繊維ウェブ中のステープルファイバー群の一部
は、ポリウレタン系不織布中のポリウレタン系繊維間の
間隙を通って裏側に貫通しており、そして裏側に積層さ
れた繊維ウェブ中のステープルファイバー群と絡合して
いる。 一方、裏側に積層された繊維ウェブ中のステープルファ
イバー群の一部も、ポリウレタン系不織布中のポリウレ
タン系繊維間の間隙を通って表側に貫通しており、そし
て表側に積層された繊維ウェブ中のステープルファイバ
ー群と絡合している。 更に、これらの貫通しているステープルファイバー群は
、ポリウレタン系不織布中のポリウレタン系繊維群とも
絡合しているのである。なお、ポリウレタン系不織布を
貫通していないステープルファイバー群は、例えば表側
のみに存在するステープルファイバー群は、表側におい
てステープルファイバー群同士が絡合している。 ポリウレタン系不織布に積層された繊維ウェブ中のステ
ープルファイバー群を、ポリウレタン系不織布を貫通さ
せながら絡合させるには、高圧柱状流が用いられる。高
圧柱状流とは、孔径0.01〜1、Omm程度の噴射ノ
ズルから、噴射圧力10〜80kg/d程度で液体(一
般的には水)を噴射させることにより得られるものであ
る。ポリウレタン系不織布に繊維ウェブを積層し、二層
構造又は三層構造の繊維フリースを得た後、この高圧柱
状流を繊維フリースに施すと、ステープルファイバー群
に高圧柱状流のエネルギーが与えられ、ステープルファ
イバー群の少なくとも一部はポリウレタン系不織布中の
ポリウレタン系繊維間の間隙を通って、他側に貫通しな
がらポリウレタン系繊維群と絡合するのである。また、
ポリウレタン系不織布を貫通しないステープルファイバ
ー群も、ステープルファイバー群同士で絡合するのであ
る。なお、ステープルファイバー群よりなる繊維ウェブ
をポリウレタン系不織布に積層する場合、ステープルフ
ァイバー群を一方向に配列させて集積した一方向性繊維
ウェブを用いるのが好ましい。これは、ステープルファ
イバー群の配列方向と直交する方向において、ポリウレ
タン系不織布の高弾性が殆ど阻害されないからである。 例えば、ステープルファイバー群が無作為に集積された
繊維ウェブの場合には、いずれの方向においても、ポリ
ウレタン系不織布の高弾性がある程度阻害されるのであ
る。 以上の如き本発明に係る高弾性不織布は、特にパンツ型
使い捨てオムツの両側緊締部や使い捨て衣服の袖口等に
好適に使用できるものである。
された不織布と、ステープルファイバー群が集積されて
なる繊維ウェブとが積層されると共に、高圧柱状流の作
用により、前記ステープルファイバー群の少なくとも一
部は、前記不織布中の前記ポリウレタン系繊維間の間隙
を貫通しており、且つ前記ステープルファイバー群同士
及び前記ステープルファイバー群と前記ポリウレタン系
繊維群とが相互に絡合していることを特徴とする高弾性
不織布に関するものである。 本発明において使用する不織布は、実質的にポリウレタ
ン系繊維群で構成されたものである。例えば、無端連続
ポリウレタン系フィラメント群で構成されたスパンボン
ド不織布、ポリウレタン系極細繊維群で構成されたメル
トブロー不織布が用いられる。更に、ポリウレタン系ス
テープルファイバー群で構成された乾式不織布を用いる
こともできる。なお、これらの不織布中には若干量の異
種繊維が混入されていてもよいことは勿論である。 ポリウレタン系繊維は、ゴム弾性を示し、従ってこのポ
リウレタン系繊維群で構成された不織布は、高弾性を示
す。 ポリウレタン系繊維のデニールは、0.5〜10デニ一
ル程度が好ましい。また、ポリウレタン系不織布の目付
は、10〜100g/n(程度が好ましい。 ポリウレタン系不織布には、ステープルファイバー群が
集積されてなる繊維ウェブが積層されている。繊維ウェ
ブは、ポリウレタン系不織布の片面に積層されていても
よいし、両面に積層されていてもよい。ステープルファ
イバーとしては、綿繊維、レーヨン繊維、ポリオレフィ
ン系繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリア
クリロニトリル繊維等が用いられる。特に、本発明に係
る高弾性不織布を衣料類の緊締部に採用する場合には、
綿繊維及び/又はレーヨン繊維を用いるのが好ましい。 これは、吸汗性に富むため、衣料類の緊締部に生じる汗
を速やかに吸収し、緊締部に不快感を与えないからであ
る。また、この繊維ウェブの重量は、各々5〜50g/
rrf程度が好ましい。 このポリウレタン系不織布に積層された繊維ウェブ中の
ステープルファイバー群は、高圧柱状流の作用により、
その少なくとも一部がポリウレタン系不織布中のポリウ
レタン系繊維間の間隙を貫通している。そして、ステー
プルファイバー群同士、及びステープルファイバー群と
ポリウレタン系不織布中のポリウレタン系繊維群とが相
互に絡合している。 例えば、ポリウレタン系不織布の片面に繊維ウェブが積
層されている場合には、繊維ウェブ中のステープルファ
イバー群の一部は、ポリウレタン系不織布中のポリウレ
タン系繊維間の間隙を貫通すると共にポリウレタン系繊
維群と絡合し、更にステープルファイバー群同士も相互
に絡合する。 また、ポリウレタン系不織布を貫通しないステープルフ
ァイバー群も相互に絡合する。この場合には、ステープ
ルファイバー群の一部がポリウレタン系不織布を貫通す
ることにより、実質的にポリウレタン系不織布の両面に
ステープルファイバー群が存在することになる。 また、ポリウレタン系不織布の両面に繊維ウェブが積層
されている場合には、ポリウレタン系不織布の表側に積
層された繊維ウェブ中のステープルファイバー群の一部
は、ポリウレタン系不織布中のポリウレタン系繊維間の
間隙を通って裏側に貫通しており、そして裏側に積層さ
れた繊維ウェブ中のステープルファイバー群と絡合して
いる。 一方、裏側に積層された繊維ウェブ中のステープルファ
イバー群の一部も、ポリウレタン系不織布中のポリウレ
タン系繊維間の間隙を通って表側に貫通しており、そし
て表側に積層された繊維ウェブ中のステープルファイバ
ー群と絡合している。 更に、これらの貫通しているステープルファイバー群は
、ポリウレタン系不織布中のポリウレタン系繊維群とも
絡合しているのである。なお、ポリウレタン系不織布を
貫通していないステープルファイバー群は、例えば表側
のみに存在するステープルファイバー群は、表側におい
てステープルファイバー群同士が絡合している。 ポリウレタン系不織布に積層された繊維ウェブ中のステ
ープルファイバー群を、ポリウレタン系不織布を貫通さ
せながら絡合させるには、高圧柱状流が用いられる。高
圧柱状流とは、孔径0.01〜1、Omm程度の噴射ノ
ズルから、噴射圧力10〜80kg/d程度で液体(一
般的には水)を噴射させることにより得られるものであ
る。ポリウレタン系不織布に繊維ウェブを積層し、二層
構造又は三層構造の繊維フリースを得た後、この高圧柱
状流を繊維フリースに施すと、ステープルファイバー群
に高圧柱状流のエネルギーが与えられ、ステープルファ
イバー群の少なくとも一部はポリウレタン系不織布中の
ポリウレタン系繊維間の間隙を通って、他側に貫通しな
がらポリウレタン系繊維群と絡合するのである。また、
ポリウレタン系不織布を貫通しないステープルファイバ
ー群も、ステープルファイバー群同士で絡合するのであ
る。なお、ステープルファイバー群よりなる繊維ウェブ
をポリウレタン系不織布に積層する場合、ステープルフ
ァイバー群を一方向に配列させて集積した一方向性繊維
ウェブを用いるのが好ましい。これは、ステープルファ
イバー群の配列方向と直交する方向において、ポリウレ
タン系不織布の高弾性が殆ど阻害されないからである。 例えば、ステープルファイバー群が無作為に集積された
繊維ウェブの場合には、いずれの方向においても、ポリ
ウレタン系不織布の高弾性がある程度阻害されるのであ
る。 以上の如き本発明に係る高弾性不織布は、特にパンツ型
使い捨てオムツの両側緊締部や使い捨て衣服の袖口等に
好適に使用できるものである。
まず、繊度3デニールの無端連続ポリウレタン系フィラ
メントからなる目付25g/rrfのスパンボンド不織
布を準備した。 このポリウレタン系不織布の表裏面に、繊度2゜5デニ
ール、繊維長約38[IIDIの綿繊維をフラットカー
ドで開繊した一方向性繊維ウェブを積層した。 なお、この一方向性繊維ウェブの目付は28g/nfで
あった。 得られた三層構造の繊維フリースに、孔径0.25腿の
噴射ノズルから水を噴射圧力45kg/c+flで噴射
させた高圧水柱状流を施し、ポリウレタン系不織布の表
裏面に゛存在する綿繊維を、ポリウレタン系不織布中の
ポリウレタン系フィラメント間の間隙を貫通させて、綿
繊維相互間及び綿繊維とポリウレタン系フィラメント相
互間を絡合させた。 得られた不織布は、高弾性を示し、図面に示す如きパン
ツ型使い捨てオムツの両側緊締部(図中、斜線で示した
部分)に好適に使用することができた。
メントからなる目付25g/rrfのスパンボンド不織
布を準備した。 このポリウレタン系不織布の表裏面に、繊度2゜5デニ
ール、繊維長約38[IIDIの綿繊維をフラットカー
ドで開繊した一方向性繊維ウェブを積層した。 なお、この一方向性繊維ウェブの目付は28g/nfで
あった。 得られた三層構造の繊維フリースに、孔径0.25腿の
噴射ノズルから水を噴射圧力45kg/c+flで噴射
させた高圧水柱状流を施し、ポリウレタン系不織布の表
裏面に゛存在する綿繊維を、ポリウレタン系不織布中の
ポリウレタン系フィラメント間の間隙を貫通させて、綿
繊維相互間及び綿繊維とポリウレタン系フィラメント相
互間を絡合させた。 得られた不織布は、高弾性を示し、図面に示す如きパン
ツ型使い捨てオムツの両側緊締部(図中、斜線で示した
部分)に好適に使用することができた。
本発明に係る高弾性不織布は、ポリウレタン系繊維で構
成されたポリウレタン系不織布を具備しているので、非
常に弾性に冨むものである。従って、パンツ型使い捨て
オムツの両側緊締部や使い捨て衣服の袖口等の衣料類の
緊締部に好適に使用しうるものである。 また、ポリウレタン系不織布の両面に繊維ウェブが積層
された場合には、ポリウレタン系不織布の表裏両側にス
テープルファイバー群が配置されている。更に、ポリウ
レタン系不織布の片面に繊維ウェブが積層された場合も
、繊維ウェブ中のステープルファイバー群はポリウレタ
ン系不織布を貫通するので、実質的にポリウレタン系不
織布の表裏両側にステープルファイバー群が配置されて
いることになる。従って、いずれの場合も、ポリウレタ
ン系不織布の表裏両側には、ステープルファイバー群が
配置されているので、このステープルファイバー群はポ
リウレタン系不織布に対して遮光材としての役割を果た
すものである。従って、ポリウレタン系繊維に光が当り
、ポリウレタン系不織布が黄変するのを防止しうるとい
う効果を奏する。また、このステープルファイバー群は
、ポリウレタン系不織布が直接肌に当たるのを防止する
保護材としての役割も果たすものである。従って、本発
明に係る高弾性不織布を衣料類の緊締部に使用した場合
、ポリウレタン系繊維に起因する肌荒れを防止でき、ま
た肌ざわりも良好であるという効果を奏する。 そして、ステープルファイバー群は、ポリウレタン系不
織布を貫通して、即ちポリウレタン系不織布を構成する
ポリウレタン系繊維間の間隙を通って、ポリウレタン系
繊維群と相互に絡合しているので、ポリウレタン系不織
布の伸縮に応じて円滑に伸縮する。従って、ステープル
ファイバー群は、ポリウレタン系不織布の高弾性を阻害
せず、ポリウレタン系不織布が持つ高弾性をほぼそのま
ま具現しうるという効果を奏する。 また、ポリウレタン系不織布に積層されたステープルフ
ァイバー群は、ポリウレタン系繊維群と絡合しているの
で、ステープルファイバー群はポリウレタン系不織布か
ら剥離しにくいものである。 従って、本発明に係る高弾性不織布が使用されて伸縮が
繰り返される場合においても、ポリウレタン系不織布と
ステープルファイバー群とが剥離しにくく、長期に亙っ
て品質の低下が起こらないという効果を奏するものであ
る。
成されたポリウレタン系不織布を具備しているので、非
常に弾性に冨むものである。従って、パンツ型使い捨て
オムツの両側緊締部や使い捨て衣服の袖口等の衣料類の
緊締部に好適に使用しうるものである。 また、ポリウレタン系不織布の両面に繊維ウェブが積層
された場合には、ポリウレタン系不織布の表裏両側にス
テープルファイバー群が配置されている。更に、ポリウ
レタン系不織布の片面に繊維ウェブが積層された場合も
、繊維ウェブ中のステープルファイバー群はポリウレタ
ン系不織布を貫通するので、実質的にポリウレタン系不
織布の表裏両側にステープルファイバー群が配置されて
いることになる。従って、いずれの場合も、ポリウレタ
ン系不織布の表裏両側には、ステープルファイバー群が
配置されているので、このステープルファイバー群はポ
リウレタン系不織布に対して遮光材としての役割を果た
すものである。従って、ポリウレタン系繊維に光が当り
、ポリウレタン系不織布が黄変するのを防止しうるとい
う効果を奏する。また、このステープルファイバー群は
、ポリウレタン系不織布が直接肌に当たるのを防止する
保護材としての役割も果たすものである。従って、本発
明に係る高弾性不織布を衣料類の緊締部に使用した場合
、ポリウレタン系繊維に起因する肌荒れを防止でき、ま
た肌ざわりも良好であるという効果を奏する。 そして、ステープルファイバー群は、ポリウレタン系不
織布を貫通して、即ちポリウレタン系不織布を構成する
ポリウレタン系繊維間の間隙を通って、ポリウレタン系
繊維群と相互に絡合しているので、ポリウレタン系不織
布の伸縮に応じて円滑に伸縮する。従って、ステープル
ファイバー群は、ポリウレタン系不織布の高弾性を阻害
せず、ポリウレタン系不織布が持つ高弾性をほぼそのま
ま具現しうるという効果を奏する。 また、ポリウレタン系不織布に積層されたステープルフ
ァイバー群は、ポリウレタン系繊維群と絡合しているの
で、ステープルファイバー群はポリウレタン系不織布か
ら剥離しにくいものである。 従って、本発明に係る高弾性不織布が使用されて伸縮が
繰り返される場合においても、ポリウレタン系不織布と
ステープルファイバー群とが剥離しにくく、長期に亙っ
て品質の低下が起こらないという効果を奏するものであ
る。
図面は、本発明に係る高弾性不織布が適用されるパンツ
型使い捨てオムツの概略図であり、斜線部が両側緊締部
であって本発明に係る高弾性不織布が適用されるのであ
る。なお、点線で示した部分は、人間の胴及び足を示し
ている。 「 鬼
型使い捨てオムツの概略図であり、斜線部が両側緊締部
であって本発明に係る高弾性不織布が適用されるのであ
る。なお、点線で示した部分は、人間の胴及び足を示し
ている。 「 鬼
Claims (1)
- 実質的にポリウレタン系繊維群で構成された不織布と
、ステープルファイバー群が集積されてなる繊維ウェブ
とが積層されると共に、高圧柱状流の作用により、前記
ステープルファイバー群の少なくとも一部は、前記不織
布中の前記ポリウレタン系繊維間の間隙を貫通しており
、且つ前記ステープルファイバー群同士及び前記ステー
プルファイバー群と前記ポリウレタン系繊維群とが相互
に絡合していることを特徴とする高弾性不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2114697A JPH0411062A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 高弾性不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2114697A JPH0411062A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 高弾性不織布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0411062A true JPH0411062A (ja) | 1992-01-16 |
Family
ID=14644367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2114697A Pending JPH0411062A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 高弾性不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0411062A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05179545A (ja) * | 1990-12-21 | 1993-07-20 | Kimberly Clark Corp | パルプ含有率の高い不織複合布 |
JP2009121014A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-06-04 | Daiwabo Co Ltd | 積層不織布およびその製造方法 |
US11136699B2 (en) | 2018-05-14 | 2021-10-05 | Fitesa Simpsonville, Inc. | Composite sheet material, system, and method of preparing same |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP2114697A patent/JPH0411062A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05179545A (ja) * | 1990-12-21 | 1993-07-20 | Kimberly Clark Corp | パルプ含有率の高い不織複合布 |
JP2009121014A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-06-04 | Daiwabo Co Ltd | 積層不織布およびその製造方法 |
US11136699B2 (en) | 2018-05-14 | 2021-10-05 | Fitesa Simpsonville, Inc. | Composite sheet material, system, and method of preparing same |
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