JPH04109206U - 吸込み渦発生装置 - Google Patents

吸込み渦発生装置

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JPH04109206U
JPH04109206U JP2066791U JP2066791U JPH04109206U JP H04109206 U JPH04109206 U JP H04109206U JP 2066791 U JP2066791 U JP 2066791U JP 2066791 U JP2066791 U JP 2066791U JP H04109206 U JPH04109206 U JP H04109206U
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JP2066791U
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聖治 河口
善之 白水
俊 菅野
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新明和工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】貯水池等の水面部に、大きな吸込み音を伴う吸
込み渦を発生させることにより貯水池周辺の観賞性の向
上を図る。 【構成】貯水池P等の池底部Bに設置されたフレーム2
の上端部に、逆円錐形の漏斗体4が支持される一方、フ
レーム2の中間部に水中ミキサー3が支持され、この水
中ミキサー3は、上端部に前記漏斗体4の中央部が連結
されるとともに、下端部に吹出し管5が連結され、前記
フレーム2の設置高さSを設定することにより、漏斗体
4の上端縁を水面Lから水没させた吸込み深さHが形成
されるようになされたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、公園等の貯水池に用いられるもので、特に観賞用の渦をつくり出 すための吸込み渦発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
貯水池等に景観を添える手段としては、従来、水を噴き上げる噴水設備が主流 をなしている。しかし、この噴水該設備は、単調な噴き上げ形状や散水音が繰り 返されるために、物足りなさを感じるという欠点があった。
【0003】 そこで、たとえば、水面上に吸込み渦を発生させることにより、この吸込み音 と渦の動的光景とで、新鮮味あふれる観賞効果をつくり出すことが考えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、水面上に吸込み渦を発生させるためには、揚水ポンプ等で多量の水 を吸込む必要がある。そこで、この揚水ポンプをたとえば陸上に設けるときは、 揚水ポンプは高揚程で大形となるだけでなく、設置場所も容易に確保できないと いう問題があった。
【0005】 この考案は、このような従来の問題から見て、小形の水力機械を利用すること により、水面上の吸込み渦が簡単に発生するようになした吸込み渦発生装置を提 供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の吸込み渦発生装置は、貯水池等の池底部に設置されたフレームの上 端部に、逆円錐形の漏斗体が支持される一方、フレームの中間部に水中ミキサー が支持され、この水中ミキサーは、上端部に前記漏斗体の中央部が連結されると ともに、下端部に吹出し管が連結され、前記フレームの設置高さを設定すること により、漏斗体の上端縁を水面から水没させて吸込み深さが形成されるようにな されたものである。
【0007】 また、漏斗体に対する還流管の構成が漏斗体の外縁部の接線方向に、水中ミキ サー吐出水の一部を漏斗体の内部に戻すための還流管が接続され、この各還流管 の吐出口が漏斗体内で旋回流が生じる方向に設けられたものである。
【0008】
【作用】
水中ミキサーの起動によって水面部の貯留水が漏斗体に供給されるとき、漏斗 体が吸込み深さの位置に設置されていることから、漏斗体への供給水量が水中ミ キサーの吐出水量に対して不足する。したがって、漏斗体の内部には、水面上の 空気を誘引した吸込み渦が、大きな吸込み音を伴って発生する。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例につき図面を参照して説明する。
【0010】 図1に示す吸込み渦発生装置1Aは、貯水池P等の水面Lに観賞用の吸込み渦 を発生させるためのもので、フレーム2、水中ミキサー3、漏斗体4および吹出 し管5を主要部として構成されている。
【0011】 フレーム2は、たとえば額縁状の基盤6が土台部材7を介して池底部Bに設置 され、この基盤6上にたとえば四本の支柱8が立設されている。この支柱8は、 それぞれ上部柱体8aおよび下部柱体8bからなり、ボルト9で分解・組立てが 可能となされている。
【0012】 さらに、上部柱体8aの上端部に、それぞれ後述の支持枠体15を支持するた めの受板10が設けられ、中間部には、水中ミキサー3を支持するための架台1 1が設けられている。そして、この架台11の中央部に大径の通水孔12があけ られている。
【0013】 水中ミキサー3は、公知の軸流羽根車13を備えた小形水中ミキサー等が適用 され、この軸流羽根車13による水の流れを下向きに導くための導管14内部に 取付けられている。そして、この導管14の下端開口部が通水孔12に適合する ように架台11上に固定されている。
【0014】 漏斗体4は、外周部が支持枠体15を介して前記支柱8の各受板10に支持さ れる一方、中央部が水中ミキサー3の軸流羽根車13と対応するように導管14 に支持されている。なお、漏斗体4の外周部は、本例の支持枠体15に代えて各 受板10との間にそれぞれ介在させたブラケット等で支持するようにした構造で あってもよい。
【0015】 吹出し管5は、下端部がベルマウス部5aに形成されたもので、上端部が通水 孔12に適合するように架台11の下面に固定されている。
【0016】 16は案内羽根で、漏斗体4の上端外周部の貯留水Wが、吸込み渦をおこし易 い方向に案内されるもので、複数枚(ととえば十二枚)が漏斗体4の外周部に等 間隔で設けられ(図3参照)ている。
【0017】 Hは吸込み深さで、水中ミキサー3の揚程および流量に基づいてフレーム2の 設置高さSを設定することにより漏斗体4の上端縁が水面Lから適宜の深さまで 水没される。この設置高さSは、支柱8の上部柱体8aと下部柱体8bとの連結 高さを選択するか、もしくは土台部材7の厚みを選択することによって設定され る。
【0018】 次に、上記実施例の作用について説明する。
【0019】 水中ミキサー3が起動されると、漏斗体4の上方の貯留水Wは、軸流羽根車1 3で吸込まれることによって漏斗体4から水中ミキサー3を経て吹出し管5に至 、この吹出し管5から池底部Bに吹出された貯留水Wは、再び水面L部に移動す ることにより、貯水池P内部に循環作用がおこる。
【0020】 このとき、漏斗体4から水中ミキサー3に供給される水面近傍の貯留水Wは、 漏斗体4が吸込み深さHの位置に設置されていることから、漏斗体4への供給水 量が水中ミキサー3の吐出水量に対して不足する。したがって、漏斗体4の内部 (すなわち、水面L部)には水面L上の大気を誘引した吸込み渦が、大きな吸込 み音を伴って発生する。
【0021】 図2および図3に示す吸込み渦発生装置1Bは、上記吸込み渦発生装置1Aに 還流管21が付設されたものである。
【0022】 還流管21は、水中ミキサー3の吐出水の一部を漏斗体4の内部に戻すために ととえば二本が設けられたもので、基端部が軸流羽根車13に近接した導管14 の外周部と連通させる一方、先端部吐出口21aが漏斗体4の内部で旋回流が生 じる方向(図3参照)に開口するように接続されている。この還流管21の基端 部の水圧が加圧状態であるのに対して、還流管21の先端部は吸込み渦の発生に よって負圧状態となっていることから、水中ミキサー3の吐出水の一部は、還流 管21を経て漏斗体4の内部に勢いよく吹出される。
【0023】 したがって、漏斗体4内部の吸込み渦は、還流管21からの吐出水で加速され るため、吹込み音も吸込み渦発生装置1Aの場合と比較して、一層強大なものに なる。
【0024】
【考案の効果】
本考案の吸込み渦発生装置は貯水池等の池底部に設置されたフレームの上端部 に、逆円錐形の漏斗体の外周部が支持される一方、フレームの中間部に水中ミキ サーが支持され、この水中ミキサーは、上端部に前記漏斗体の中央部が連結され るとともに、下端部に吹出し管が連結され、前記フレームの設置高さを設定する ことにより、漏斗体の上端縁を水面から水没させた吸込み深さが形成されるよう になされたものであるから、この吸込み渦発生装置を貯水池等に設置することに より、この貯水池の景観を著しく美化することができる。また、構造が小形であ ることから安価に製作できるとともに、据付けもきわめて容易である。しかも、 低場程、大流量の軸流羽根車を備えた水中ミキサーを用いているので、運転費を 大幅に節減できるなどの優れた利点がある。
【0025】 また、還流管で吐出水を漏斗体へ還流させ、渦や吹込み音を大きくさせること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸込み渦発生装置の設置状態を示す正面図であ
る。
【図2】還流管を備えた吸込み渦発生装置の設置状態を
示す正面図である。
【図3】図2における漏斗体の平面図である。
【符号の説明】
1A,1B 吸込み渦発生装置 2 フレーム 3 水中ミキサー 4 漏斗体 5 吹出し管 21 還流管 21a 吐出口 S 設置高さ H 吸込み深さ B 池底部 L 水面 P 貯水池

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水池等の池底部に設置されたフレーム
    の上端部に、逆円錐形の漏斗体が支持される一方、フレ
    ームの中間部に水中ミキサーが支持され、この水中ミキ
    サーは、上端部に前記漏斗体の中央部が連結されるとと
    もに、下端部に吹出し管が連結され、前記フレームの設
    置高さを設定することにより、漏斗体の上端縁を水面か
    ら水没させて吸込み深さが形成されるようになされたこ
    とを特徴とする吸込み渦発生装置。
  2. 【請求項2】 漏斗体の外縁部の接線方向に、水中ミキ
    サー吐出水の一部を漏斗体の内部に戻すための還流管が
    接続され、この各還流管の吐出口が漏斗体内で旋回流が
    生じる方向に設けられている請求項1の吸込み渦発生装
    置。
JP1991020667U 1991-03-08 1991-03-08 吸込み渦発生装置 Expired - Fee Related JP2532679Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6131054U (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 朝男 長野 養殖生簀飼料残滓回収装置
JPH0230506U (ja) * 1988-08-19 1990-02-27
JPH02501111A (ja) * 1986-12-17 1990-04-19 イクスヨテック・リミテッド 水槽用通気及び濾過装置

Patent Citations (3)

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