JPH04109181A - 電力ケーブルの部分放電測定装置 - Google Patents

電力ケーブルの部分放電測定装置

Info

Publication number
JPH04109181A
JPH04109181A JP22758790A JP22758790A JPH04109181A JP H04109181 A JPH04109181 A JP H04109181A JP 22758790 A JP22758790 A JP 22758790A JP 22758790 A JP22758790 A JP 22758790A JP H04109181 A JPH04109181 A JP H04109181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partial discharge
noise
measuring device
signal
balancer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22758790A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamashita
山下 泰浩
Hideo Tanaka
秀郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP22758790A priority Critical patent/JPH04109181A/ja
Publication of JPH04109181A publication Critical patent/JPH04109181A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電力ケーブルの部分放電を測定する装置に関す
るものである。
[従来の技術] 電力ケーブルの部分放電測定において外部からノイズを
除去する従来の代表的な装置としては、第2図示のよう
に、高電圧発生装置Bから課電される被試験ケーブルA
の部分放電信号を結合コンデンサCにを介して環流させ
て部分放電検出インピーダンスZd1 、Zd2により
検出する際にノイズを除去している。
これは、試験ケーブルAの絶縁体に発生する部分放電の
信号を2つの部分放電検出インピーダンスZd1 、Z
d2において大地に対し各々極性の異なる信号として同
時に検出し、この同時に検出される信号に差があるとき
にバランサー1が部分放電測定器5に出力して部分放電
信号を検出し、もしくは異極性が判別された時のみ、バ
ランサー1から部分放電測定器5への出力を一瞬通すよ
うに構成されている。
ノイズがあると、同時、同極性で大きさが等しいノイズ
の場合は、ノイズ信号を2つの部分放電検出インピーダ
ンスZd1、Zd2が検出すると、バランサー1から部
分放電測定器5への出力がなくノイズが除去される。
ただしノイズ信号が同時、同極性であっても2つの部分
放電検出インピーダンスZd1 、Zd2における各検
出信号の大きさに差がある場合は、その差分が部分放電
測定器5へ出力されるのでノイズを完全に除去すること
ができないが、この場合は、2つの部分放電検出インピ
ーダンスZd1.1d2における各検出信号の極性を極
性判別装W2で監視し、同極性を判別した時には、バラ
ンサー1から部分放電測定器5への出力を一瞬遮断させ
ることにより、部分放電測定器5におけるノイズ信号が
除去されるようになっている。
また、ケーブルA、結合コンデンサCに、部分放電検出
インピーダンス7dl 、Zd2により形成される閉ル
ープ回路にノイズの電磁波が侵入する場合は、電磁誘導
により閉ループ内を流れる′@流により部分放電検出イ
ンピーダンスZd1 、 Zd2に同時に極性が異なる
ノイズ信号が検出されることがあり、このノイズ信号は
前記のバランサー1や極性判別装置2だけではクープル
絶縁体内で発生する部分放電信号と識別することができ
ないが、このような場合には、前記の閉ループの近傍に
適切な感度に設定したアンテナ3を股!し、このアンテ
ナ3がノイズ電磁波をキャッチした時に電磁カップリン
グノイズ判別装置4から出力する信号によってバランサ
ー1から部分放電測定器5への出力を一瞬遮断し、これ
により閉ループに侵入したノイズ電磁波が除去されるよ
うになっている。
[発明が解決しようとする課題] 前記のような従来の装置は、測定環境の悪い場合はすべ
てのノイズを除去することは囲器であり、また、第3図
(b)の電源位相に同期してクープル絶縁体の部分放電
信号Cと混在するノイズn1や、第4図(ロ)の部分放
電信号Cと混在するノイズ02等は従来技術では除去す
ることができなかった。
本発明は、クープルの絶縁障害によって発生する部分放
電の測定において、ノイズを容易に除去することができ
る部分放電測定装置を提供することを目的とするもので
ある。
「課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するために本発明の電力クープルの部
分放電測定装置は、 被試験ケーブルAの課電回路に接続された第1および第
2の二つの部分放電検出インピーダンスZd1. Zd
2と、 前記二つの部分放電検出インピーダンスの各検出信号の
差分の信号を部分放電測定器5に出力するバランサー1
と、 前記各部分放電検出インピーダンス、7dl 、7d2
の検出信号の極性を監視し判別して前記部分放電測定器
5に出力する極性判別装置2と、ノイズ電磁波キャッチ
用アンテナ3に接続されて前記部分放電測定器5に出力
する電磁カップリングノイズ判別装置4と、 前記バランサー1の出力信号をノイズが発生する電源位
相に同期させて遮断するゲートパルス信号を前記部分放
電測定器5に出力する電源電圧位相同期ゲート信号発生
装置6と、 部分放電信号が発生する印加電圧位相を除くノイズ発生
印加電圧位相において前記バランサー1の出力信号を遮
断するゲート信号を前記部分放電測定器5に出力する印
加電圧位相同期ゲート信号発生装置7とにより構成した
ものである。
[作用] ケーブル絶縁体障害により発生する部分放電は二つの部
分放電検出インピーダンスZd1 、Zd2において極
性の異なる信号として同時に検出され、その検出信号は
バランサー1に出力する。
このバランサー1は画部分放電検出インピーダンス2d
l 、Zd2で同時に検出される各信号の差分の信号を
部分放電測定器5に出力する。
部分放電測定器5は前記バランサー1の差分の信号によ
りケーブル絶縁障害による部分放電信号を測定する。
ノイズに対しては、二つの部分放電検出インビ−ダンス
2dl + Zd2に検出されたノイズ信号が同時、同
極性で大きさが等しい場合は、バランサー1の出力がな
く、このため部分放電測定器5においてはノイズが現れ
ず除去されたことになる。
同時、同極性でも大きさに差があるノイズに対しては、
極性判別装置2により、部分放電検出インピーダンス2
dl 、ld2の各検出信号の極性を監視し、同極性の
時に出力信号を出して部分放電測定器5にノイズ信号が
現れるのを除去する。
被試験ケーブルA、結合コンデンサCに、部分放電検出
インピーダンスZd1、Zd2の閉ループに侵入するノ
イズ電磁波により部分放電検出インピーダンスZd1 
、 Zd2に検出される同時、異極性のノイズに対して
は、これをアンテナ3でキャッチし、電磁カップリング
ノイズ判別装置4から出力する信号によりバランサー1
から部分放電測定器5への出力を一瞬遮断して、閉ルー
プに侵入した電磁カップリングノイズが部分放電測定器
5に現れるのを除去する。
前記のバランサー1、極性判別装置2、アンテナ3と電
磁カップリングノイズ判別装置4によって除去できない
ような部分放電信号Cと混在する電源位相に同期してい
るノイズn1(第3図b)に対しては、電源電圧位相同
期ゲート信号発生装置6から電源電圧位相に同期するゲ
ートパルス信号P(第3図C)を部分放電測定器5に送
ってバランサー1の出力信号を遮断することによりノイ
ズを除去する。
前記の電源電圧位相同期ゲート信号発生装置6を用いて
も除去できないノイズパルスn2(第4図口)に対して
は、印加電圧位相同期ゲート信号発生装置7により、部
分放電信号が発生する印加電圧の高い位相範囲を除きそ
れ以外の位相のノイズパルスn2が存在する位相におい
て、部分放電測定器5にゲート信号q(第4図ハ)を送
りバランサー1から部分放電測定器5に入力する信号を
遮断することによりノイズパルスn2を除去する。
[実施例] 以下本発明の実施例を第1図により説明する。
図において、Aは被試験ケーブル、BはケーブルAの導
体に接続されて課電する高電圧発生装置1.7dlは被
試験ケーブルAの課電回路のケーブル絶縁体と大地間に
接続された第1の部分放電検出インピーダンス、Zd2
は課な回路のケーブル導体側と大地間に接続された第2
の部分放電検出インピーダンス、CKはケーブル導体側
と前記第2の部分放電検出インピーダンス、?d2の間
に接続された結合コンデンサである。
また1は前記第1および第2の二つの部分放電検出イン
ピーダンスZd1 、Zd2の検出信号を受けて同時に
検出される各検出信号の差分の信号を部分放電測定器5
に出力するバランサー、2は前記二つの部分放電検出イ
ンピーダンスZd1 、Zd2の検出信号の極性を監視
し判別する極性判別装置、3は外部から被試験体回路に
侵入するノイズ電磁波をキャッチするアンテナ、4はア
ンテナ3に接続されて部分放電測定器5に出力する電磁
カップリングノイズ判別装置である。
また6は点線図示の電源電圧位相信号に対応して部分放
電測定器5に出力する電源電圧位相同期ゲート信号発生
装置であり、7は印加電圧の分圧器8を介して入力する
点線図示の印加電圧の位相信号に対応して部分放電測定
器5に出力する印加電圧位相同期ゲート信号発生装置で
ある。
前記の高電圧発生装fiBにより被試験ケーブルAに課
電するとケーブル絶縁体に障害があればその絶縁体欠陥
部に部分放電が発生するが、その部分放電は、前記の第
1、第2の二つの部分放電検出インピーダンス2dl 
、ld2により大地に対し各々極性の異なる信号として
同時に検出される。
この二つの部分放電検出インピーダンスZd1、Zd2
の検出出力信号はバランサー1に入力し、これを受けた
バランサーlは画部分放電検出インピーダンス7dl 
、 ld2で同時に検出される各信号の差があると部分
放電測定器5に出力信号を出す。
部分放電測定器5は前記バランサー1の出力信号を受け
てケーブル絶縁障害による部分数を信号の測定を行ない
、ケーブル絶縁体の欠陥部に発生した部分放電を検知測
定する。
前記の部分放電測定において、ノイズがあると、二つの
部分放電検出インピーダンスZdl + Zd2におけ
る同時、同極性で大きさが等しいノイズ信号の場合は、
バランサー1がら部分放電測定器5への出力がないので
部分放電測定器5にはノイズが現れない。このことは部
分放電測定器5においてノイズが除去されたことになる
なお、これだけでは、部分放電検出インピーダンスZd
1.2d2の各検出信号が同時、同極性でも大きさに差
があるノイズの場合はその差分がバランサー1から部分
放電測定器5へ出力されので、この場合はノイズは完全
に除去することができなくなるが、このようなノイズに
対してはっぎの極性判別装置2の機能によりノイズを除
去する。
極性判別装置2は、二つの部分放電検出インピーダンス
2dl 、Zd2の各検出信号の極性を監視判別し、同
極性の時は、極性判別装置F2の出力信号によってバラ
ンサー1から部分放電測定器5への出力を一瞬遮断し、
これにより部分放電測定器5にはノイズ信号が現れない
ようにし、その結果部分放電測定器5においてノイズが
除去される。
なお、前記のように極性判別装置2により検出信号に同
極性が判別された時にバランサー1から部分放電測定器
5へ出力する信号を遮断するかわりに、異極性が判別さ
れた時のみ、バランサー1から部分放電測定器5への出
力信号を一瞬通し、その他の場合は前記出力信号を遮断
しておくように構成してもよい。
また前記の測定回路において被試験ケーブルA、結合コ
ンデンサCに、部分放電検出インピーダンス2dl 、
Zd2により形成される閉ループ回路にノイズ電磁波が
侵入すると、電磁誘導により閉ループ内を流れる′r4
流により部分放電検出インピーダンスZd1、Zd2に
同時に極性が興なるノイズ信号が検出されることがあり
、このノイズ信号は前記のバランサー1や極性判別装置
2だけではケーブル絶縁体内で発生する部分放電信号と
判別することができないが、このようなノイズに対して
はつぎのノイズキャッチ用アンテナ3、電磁カップリン
グノイズ判別装置4によりノイズを除去する。
ゲーブルA、結合コンデンサCM、部分放電検出インピ
ーダンスZdl + Zd2により形成される閉ループ
回路の近傍にアンテナ3を適切な感度に設定して設置し
ておき、ノイズ電磁波の侵入による閉ループ内の電磁誘
導電流で部分放電検出インピーダンスZd1 、Zd2
に同時に極性が興なるノイズ信号が検出された場合、こ
れと同時にアンテナ3でノイズ電磁波をキャッチし電磁
カップリングノイズ判別装置4から出力する信号により
バランサー1から部分放電測定器5への出力を一瞬遮断
するようにし、これにより閉ループに侵入した電磁カッ
プリングノイズが部分放電測定器5に現れないようにし
て部分放電測定器5におけるノイズを除去する。
前記のバランサー1、極性判別装置2、アンテナ3と電
磁カップリングノイズ判別装置4を用いても除去できな
い第3図(b)のようなノイズn1がある。
第3図の(a)は電源電圧の位相を示し、同図(b)は
電源電圧位相に同期した前記の除去できないノイズn1
が部分放電信号Cと混在して部分放電測定器5から出力
されている状態のオシロスコープによるモニターを図示
したものであるが、このノイズn1は電源の位相に同期
している場合が多く、同図(a)の電源電圧位相の基準
点0°からφ十n×Δφ (nは0以上4以下の整数)
の時点で発生している。
このようなノイズに対しては、電源電圧位相同期ゲート
信号発生装置6を用い、電源電圧の位相に同期するゲー
トパルス信号p(第3図C)を部分放電測定器5に送っ
てこの部分放電測定器5に送られるバランサー1の出力
信号を前記ノイズn1の発生位相に同期させて遮断する
ことによりノイズを除去する。
この電源電圧位相同期ゲート信号発生装置6から部分放
電測定器5に送る電源電圧位相に同期する第3図(C)
のゲートパルス信号Pは、第3図<a)の電源位相の基
準点0°から時間の経過にともない順次 θ+1(xΔ
θ (kは0以上の整数) の位相でΔtのごく短い時
間幅を持つゲートパルス信号Pであり(Δtはあらかじ
め設定しておく)、θ、Δθは独立かつ任意に設定でき
るようにし、時間の経過とともに次の周期の基準点0°
になると再度初めから同じ動作を繰り返し、この電源電
圧位相同期ゲート信号発生装置6の一連の動作によるゲ
ートパルス信号pによって部分放電測定器5に送られて
くるバランサー1の出力信号をΔtの時間幅だけ順次−
瞬づつ遮断する。
第3図の(b)のように電源電圧位相の基準点0゛から
 φ+nxΔφ で発生しているノイズn1に対し、電
源電圧位相同期ゲート信号発生装置6において設定する
θ、Δθを、 θ=φ、Δθ=Δφ となるように設定
すれば、第3図(c)のようなゲートパルス信号Pが得
られる。
このゲートパルス信号Pを部分放電測定器5に送ってバ
ランサー1から部分放電測定器5に送られてくる信号を
遮断することにより、ノイズn1が除去された第3図(
d)のような部分放電信号Cのみを得ることができる。
なお、この実施例において(θ、Δθ)のベアがそれぞ
れ独立に最大6組まで設定できるようにしておけば最大
6種類の電源電圧同期ノイズを除去することができる。
この最大組数は部分放電測定設計の段階で任意に設定す
る。またこの実施例において、(θ、Δθ)の設定をす
る際に第1図に図示を省略したモニタを電源電圧位相同
期ゲートモニタに付属して設け、第3図(C)のような
ゲートパルス信号Pをモニタリングできるようにしてお
けば、ノイズの位相に合わせて(θ、Δθ)を設定する
作業が容易となる。
第3図(b)のノイズn1に代表される電源電圧位相同
期ノイズは、はとんどの場合ケーブルAに電圧を印加し
ない状態でも発生するので、電圧を印加する前にノイズ
が確認されている場合には、部分放電信号のない電圧印
加前に(θ、Δθ)の設定をすれば設定作業はより容易
になる。
また、電源電圧の位相基準点は、第3図(a)における
0°でなく180°であってもよく、部分放電測定器5
の電源電圧が商用周波電圧でない場合は、これにかわっ
て部分放電の測定場所近傍から得られる商用周波電源の
位相を用いてもよい。
前記のように電源電圧位相同期ゲート信号発生装置6を
用いても除去できないノイズがあり、これは第4図(ロ
)のようなノイズn2である。
第4図の(イ)は第1図の分圧器8により得られたゲー
ブルAに対する印加電圧の位相を示し、同図(ロ)は前
記の電源電圧位相同期ゲート信号発生装置6を用いても
除去できないノイズn2がケーブル絶縁障害による部分
放電信号Cと混在して部分放電測定器5から出力してい
る状態のオシロスコープによるモニターを図示したもの
であるが、同図(ロ)のようにケーブル絶縁障害による
部分放電信号Cは印加電圧の絶対値が高い位相で発生す
る場合が圧倒的に多い。
そこで印加電圧位相同期ゲート信号発生装置7を用い、
部分放電測定器5に第4図(ハ)のゲート信号qを送っ
てバランサー1から部分放電測定器5に入力する信号を
遮断するようにし、その遮断のゲート信号発生時期は、
部分放電信号Cが発生する印加電圧の高い位相範囲を除
きそれ以外の位相のノイズn2が存在する位相において
発生させることによりノイズn2を除去する。
前記ゲート信号の発生時期は、第4図(イ)の0’、1
80°を基準位相点とし同図(ロ)のφ1〜φ2.18
0°十φ1〜180°+φ2の位相範囲を除く 0°〜
φ1、φ2〜180°+φ1.180°+φ2〜360
° の位相において同図(ハ)の矩形波のゲート信号q
を発生させる。この矩形波のゲート信号qを部分放電測
定器5に送り0″〜φ1、φ2〜180@十φ1.18
0°+φ2〜360° の位相において、バランサー1
から部分放電測定器5に送られてくる出力信号を遮断す
る。これにより部分放電測定器5の出力は同図(ロ)の
ノイズn2が除去された状態の同図(ニ)のような部分
放電信号Cのみが検出されるものとなる。
前記のφ1、φ2は印加電圧位相同期ゲート信号発生装
置7により任意に設定できるが、はとんどの場合ケーブ
ルにおける部分放電は印加電圧の位相に対し30°〜1
20°、210°〜300°において発生するのでφ1
、φ2の設定は30°、120゜程度に設定することが
一つの目安となる。
なお前記の印加電圧が周期性を有する電圧でない場合は
印加電圧位相同期ゲート信号発生装置7の動作はない。
前記のようにして本発明はケーブルの絶縁障害によって
発生する部分放電の測定においてすべてのノイズを除去
することができるものであり、第5図の実測値のとおり
従来例を用いた測定ノイズレベル(横軸レベル)に比べ
て本発明装置を用いた測定ノイズレベル(W軸しベル)
は相当に低下するものとなる。
[発明の効果1 前記のように本発明は、二つの部分放電検出インピーダ
ンス、バランサー、部分放電測定器、極性判別装置、ノ
イズ電磁波キャッチ用アンテナおよび電磁カップリング
ノイズ判別装置、電源電圧位相同期ゲート信号発生装置
、印加電圧位相同期ゲート信号発生装置を設けて電力ケ
ーブルの部分放電を測定するようにしたので、二つの検
出信号に検出される同時、同極性で大きさに差がないノ
イズや差があるノイズ、および同時、異極性のノイズ、
および課電閉ルーズに侵入する同時、異極性の電磁カッ
プリングノイズを部分放電測定器出力から除去すること
ができるだけでなく、部分放電信号と混在して電源位相
に同期しているノイズや従来技術では除去できなかった
ノイズもすべて除去することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図、第2図は従来例を示
す図、第3図は電源電圧位相とノイズおよび部分放電信
号の関係を示す図、第4図は印加電圧位相とノイズおよ
び部分放電信号の関係を示す図、第5図は本発明と従来
例の測定ノイズレベルの比較図である。 A;試料電力ケーブル Zdl 、Zd2 、部分放電検出インピーダンス1;
バランサー 2;極性判別装置 3:アンテナ 4;電磁カップリングノイズ判別装置 5:部分放電測定器 6;電源電圧位相同期ゲート信号発生装!7:印加電圧
位相同期ゲート信号発生装置第1図 第2図 特許出願人  古河電気工業株式会社 代理人  弁理士 岡1)喜久治

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被試験ケーブルの課電回路に接続された二つの部分放電
    検出インピーダンスの各検出信号の差の信号を部分放電
    測定器5に出力するバランサー1と、前記部分放電検出
    インピーダンスの検出信号の極性を判別して前記部分放
    電測定器に出力する極性判別装置2と、前記部分放電測
    定器に接続された電磁カップリングノイズ判別装置4お
    よびノイズ電磁波をキヤッチするアンテナ3と、前記バ
    ランサーの出力信号をノイズ発生電源電圧位相に同期さ
    せて遮断するゲートパルス信号を前記部分放電測定器に
    出力する電源電圧位相同期ゲート信号発生装置6と、部
    分放電信号が発生する印加電圧位相を除くノイズ発生印
    加電圧位相において前記バランサーの出力信号を遮断す
    るゲート信号を前記部分放電測定器に出力する印加電圧
    位相同期ゲート信号発生装置7とを具備することを特徴
    とする電力ケーブルの部分放電測定装置。
JP22758790A 1990-08-29 1990-08-29 電力ケーブルの部分放電測定装置 Pending JPH04109181A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22758790A JPH04109181A (ja) 1990-08-29 1990-08-29 電力ケーブルの部分放電測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22758790A JPH04109181A (ja) 1990-08-29 1990-08-29 電力ケーブルの部分放電測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04109181A true JPH04109181A (ja) 1992-04-10

Family

ID=16863258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22758790A Pending JPH04109181A (ja) 1990-08-29 1990-08-29 電力ケーブルの部分放電測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04109181A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104880652A (zh) * 2015-05-28 2015-09-02 深圳供电局有限公司 一种开关柜带电局放测试系统及其电压信号提取装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104880652A (zh) * 2015-05-28 2015-09-02 深圳供电局有限公司 一种开关柜带电局放测试系统及其电压信号提取装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1606638B1 (en) Method of precisely determining the location of a fault on an electrical transmision system
EP0457809B1 (en) Conductor tracing system
US5760591A (en) Method of and apparatus for determining an electric wiring state
JP2019507344A (ja) 地絡故障を判断するための装置および関連する方法
JPH04109181A (ja) 電力ケーブルの部分放電測定装置
CN108152783B (zh) 一种基于频率偏差的工频磁场抗扰度试验方法
JPH104623A (ja) 地絡検出回路および地絡検出方法
JP3172626B2 (ja) 高圧機器の部分放電検出方法
JP2654792B2 (ja) 部分放電検出装置
JP2691549B2 (ja) 部分放電検出装置
JPH04265890A (ja) 隠れた導体間の空間的関係を突きとめる方法及び装置
JP2654794B2 (ja) 部分放電検出装置
JP2654795B2 (ja) 部分放電検出装置
SU1718159A1 (ru) Способ экспресс-диагностики выпр мительных элементов блоков питани
JP3065815B2 (ja) 部分放電検出方法
JPS58127172A (ja) 浮遊容量を抑圧した電路の絶縁抵抗測定装置
JPH02161368A (ja) 部分放電測定方法
JP2896572B2 (ja) 簡易絶縁抵抗測定方法
JPH0572257A (ja) ケーブルの部分放電測定方法
JP3240185B2 (ja) 絶縁劣化判定方法及び装置
JPS63234173A (ja) 部分放電測定装置
JP2729822B2 (ja) 配線の絶縁抵抗測定方法
RU1798739C (ru) Устройство дл определени наличи аварийного режима в трехфазных электрических сет х с изолированной нейтралью
JP2750705B2 (ja) 絶縁抵抗測定方法
Robertson et al. Solid-state, high-speed phase-comparison relay based on zero crossings: I-theory