JPH04108735A - 皮膚外用薬 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 古くより丈葉は、その絞り汁または煮出し液が止血・創
傷の治療用に、また米ぬかの絞り汁及び黒砂糖は石鹸に
添加して、またヘチマの樹液が美容に、ももの東は風呂
の中に入れて皮膚の健康に広く用いられてきた。

最近は、上記各種植物より工業的にエキスを抽出してそ
の利用が広く検討されている。

一方、皮膚にみられる炎症としては、外部よりの刃物、
日光、熱湯等による物理的また薬剤等による化学的な作
用・刺激にもとづく直接的な損傷が一般的であるが、最
近は生体が上記の有害な作用・刺激による損傷に対し、
過度な防御反応を示し、これが直接的な損傷以上に一漕
激しい炎症を引き起こす事が広く見られ、皮膚疾患の治
療を一層困難なものにしている。

コレに対し我々は、上記植物の抽出エキスにつき種々検
討してきたが［Ａ］丈葉エキスと［Ｂ］米ぬかエキス、
黒砂糖エキス、ももエキス、ヘチマエキスからなる群か
ら選ばれた１種又は２種以上とを混合して得られた植物
油出′エキス配合物を含む皮膚外用薬がいがなる創傷、
がゆみ、がぶれ熱傷、肌あれ、化膿等の皮膚炎症にすぐ
れた効果を示す事を見出し発明を完成した。この場合文
集エキスを含有する事が必要であり、これを除外しては
十分な薬効を示さない、又、ｉ葉エキスのみでは効果は
十分でなく、上記［Ｂ］に示された各種植物抽出エキス
の群がら選ばれた１種又は２種以上を配合使用する事に
より卓越した効果を示した。

本発明による植物抽出エキス配合物の使用法としては、
クリーム、乳液、化粧水１石鹸等の化粧品として、また
軟膏剤、ゼリー剤、チンキ剤。

浴用剤の様な外用医薬品の剤形にする事ができ、また通
常の化粧品・外用医薬品に従来使用さ九ている水性成分
、粉末成分、油分、界面活性剤、保湿剤、増結剤、防腐
剤、酸化防止剤等は、必要に応じ配合しても差し支えな
い。

本発明の各種抽出エキスの製造については、抽出剤とし
てエーテル、ブタノール、プロピレングリコール、エチ
ルアルコール、水等が使用可能であるが、エチルアルコ
ール、水または水とエチルアルコールの混合液が特に好
ましい。

本発明を実施例により更に詳細に示す。

抽出エキス製造法二丈葉、米ぬか、黒砂糖、もも、ヘチ
マの乾燥物を水／アルコール系混合液で５０〜７０℃で
抽出し、後８０℃以下の温度で粉雪乾燥し作製した。か
くして得られた各植物抽出エキスを表１に示す如く配合
した。配合量は、重量％で示す。

実施例Ａ、Ｂ、Ｃ 配合例Ｉ、■、■の植物抽出エキス配合物を含むローシ
ョンを作成した＃　（表２）配合量は、重量％で示す。

を表３に示した。表中の数字は被検者５名の平均である
。

対照として、配合例■′に示した植物抽出エキスを、又
配合例■′に示した植物抽出エキス配合物を配合例Ｉ、
■、■に替え加えたヨモギロータ１ンを作成、配合例Ｉ
′の植物抽出エキスを加えたものを対照例り、配合例■
′の植物抽出エキス配合物を加えたものを対照例Ｅとし
た。

上記実施例Ａ、Ｂ、Ｃ対照例り対照表蚊にさされ痒みを
訴えている被検者５名に対し塗布し、その治療日数（痒
みが無くなる迄の日数）を調べ結果実施例Ｆ、　Ｇ 配合例■、■の植物抽出エキス配合物を含むクリームを
作成した。（表４）配合量は、重量％で示す。

表４　クリーム配合比 ミツロウ ワセリン 流動パラフィン 還元ラノリン リルビタンセスキオレエート １５゜ ２８゜ ２０゜ ５゜ ４゜ （６）パラアミノ安息香酸プロピル　　　２．０（７）
炭准カルシウム　　　　　　　　　２．Ｑ（８）！１化
防止剤　　　　　　　　　　　０．５（９）香料　　　
　　　　　　　　　　　１．０（ＩＱ）植物抽出エキス
配合物　　　　　　１．５（：［）精製水　　　　　　
　　　　　　２１．０表５ （１）（２）（３）（４）（５）（６）を加熱熔融し７
５℃に保ったもの（油相）を７５℃に加熱した（８）　
　（９）　　（１０）　　（１１）混合物（水相）にホ
モミキサーで攪拌しながら加え、急冷してクリームを得
た。

配合例■による抽出エキス配合物を加えて作成したもの
を実施例Ｆとし、同じく配合例■によるものを実施例Ｇ
、配合例Ｉ′によるものを対照例Ｈ１配合例■′による
ものを対照例工とする。

太陽光により熱傷をうけた患者１０人に対し、実施例Ｆ
、Ｇ対照例Ｈ１■を７日間施し、治療面で著効のあった
もの、効果のあったもの、効果の少なかったものに分け
この人数を表５に示した。

実施例Ｊ、に、Ｌ 実施例■、■、■の植物抽出エキス配合物を含む乳液を
作成した。（表６）配合量は１重量％で示す。

表６　乳液配合比 （１）ステアリン酸 （２）セチルアルコール （３）ミツロウ （４）ポリオキシエチレン（１０） モノオレイン酸エステル （５）グリセリンモノステアリン酸 エステル ２．０ ０．５ ２．０ １、０ １、０ （６）１．３ブチレングリコール　　　　５．０（７）
エタノール　　　　　　　　　　　　５．０（８）パラ
アミノ安息香腫エチル　　　　０．２（９）香料　　　
　　　　　　　　　　　０．１（１０）植物抽出エキス
配合物　　　　　　１．０（Ｘｌ）精製水　　　　　　
　　　　　　８２．２皮膚炎と診断された小児１０人に
対し約６ケ月間使用してこの結果を表７に示した。症状
が、大幅に改善されたもの、あまり改善されなかったも
のに分けこの人数で示した。

表７ （６）（７）（８）（９）に（１０）を加えて溶解し、
これを（１１）に加え７０℃に加熱する。

（水相’）（１）（２）（３）（４）（５）を混合７０
”Ｃに加熱熔融する８　（油相）７０℃で保たれた水相
に同じく７０℃に保たれた油相を加えホモジナイザーで
激しく攪拌後、攪拌下に徐々に冷却し乳液を得た。

配合例■による植物抽出エキスを加えて作成したものを
実施例Ｊ５同じく配合例■によるものを実施例Ｋ、配合
例■によるものを実施例り、配合例Ｉ′によるものを対
照例Ｍ、配合例■′によるものを対照例Ｎとする。これ
を数ケガ前より全身に紅斑湿疹が生じており、医師によ
りアトピー性特許出頴人　株式会社ケンコーエース 手続補正書 平成２ 年 ７２月 ７２日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ［Ａ］艾葉エキスと［Ｂ］米ぬかエキス、黒砂糖エキス
   、ももエキス、ヘチマエキスからなる群より選ばれる１
   種又は２種以上とを混合してなる植物抽出エキス配合物
   を含む皮膚外用薬。